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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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9/3・4 vsL ○○

負けて神戸に帰ってきたオリックス、次なる相手は前回埼玉で3タテをくらった西武。打線は低調期を抜けたとはいえ、よろしくないイメージが強すぎます。しかも西武には好相性のはずだった田嶋の調子が今ひとつ。初回から球数を要し2回に先制されると、西川の逆転2ランの直後に同点を許してしまうという不安定な内容でした。よく2失点で済んだものです。とはいえ、失点のランナーはほぼ福田のまずい守備によるものですから、センターが渡部だったら無失点だったかもしれませんね…。
一方、10連敗中の高橋光成は絶好調でした。西川のホームラン以外はつけ入る隙なく、ベンチ外となった森の不在も響いたとはいえ、今日こそはの気迫が伝わってきました。
5回で110球を投じた田嶋は6回から交代。まずは吉田、ピンチを背負うも連続三振で切り抜けました。するとその裏、現在打ち出の小槌状態の西川が先頭で二塁打を放つと、二死三塁となってから絶不調の紅林が叩きつけた打球が高く弾んでなんとかレフト前タイムリーに。
勝ち越した次の回は古田島が登板。今日もランナーを出しつつ優勝。8回のペルドモは若月アローで結果三人で終え、マチャドも無失点で凌いで連敗は回避しました。
今季神戸最終戦の先発を飾るのは山下。すっかり昨年の姿に戻っただけでなく、フォークはキレを増しており、チェンジアップで三振を取る場面もありました。やはり序盤の挫折と中継ぎ経験は無駄でなかったようです。来季は右のエースとして一年間、確固たる存在であり続けてほしいものです。
今日も先制したのはオリックス。試合前に西川を触ってご利益を得たという杉本のホームランでした。5回には廣岡の犠飛で追加点。ランナーなしとなってからも連打が生まれ、またもや杉本のタイムリーで3点差に。
6回で100球に達した山下は降板かと思いきや、7回も続投。きっちり3人で終えて、役割を果たしました。
8回は山田が登板。二死から連打を浴びると、右の外崎のところで火消しも担える吉田がしっかり三振を奪いました。9回はペルドモが三者凡退、神戸最終戦を白星で飾りました!
それにしても、夏の終わりの神戸の花火はどうしてこんなに抒情的なのでしょう。真夏のそれとは違って、火花が散ればひとつの季節が終わるような、もの淋しさが残ります。そして最後の花火といえば『若者のすべて』。いっそう切なさをかきたてられるのです。


9/6~8 vsF ●●○

CSは8割がたあきらめているものの、続けば続くほど良い連勝。とはいえ苦手のエスコン、ここで勝ち越せばまた希望が見えてくる! …はずでしたが。
負け方はともかく、10安打2点という「あと一本欠乏症」をまた発症してしまいました。猛打賞の廣岡は1番定着できそうで良かったです。太田の同点ホームランももちろんですが、先制チャンスの満塁で打ってほしかった…と言えるくらいの存在にもうなっていますから。宇田川が打たれたタイムリーは不運でしたし、マチャドもこういう時はあるでしょう。
2戦目は観られなかったのですが、スマホを開くたびに相手の得点がどんどん増えていきました。こちらの見どころはマルチ安打の廣岡のセンターゴロと鈴木の火消し・椋木無失点くらいでしょうか…。
3戦目、初回に無死満塁から西川が11球粘ってタイムリーを放った時は「よし! なおもまだ満塁、ここで4点くらい取れば勝てる!!」と期待感にあふれたものの、三振→ゲッツーという絵に描いたような拙攻で1点どまり。
先発宮城は1回裏、二死から満塁にしてしまいますがなんとか無失点でしのぎます。その後は立ち直り、三振の山を重ねていく宮城。エースの好投に応えるべく、野手陣も今日は奮闘。3回には西野の今季1号ホームラン、4回にはセデーニョにも一発が出て3-0。7回も廣岡のタイムリーでダメ押し。7回で100球に到達した宮城は8回も続投。しかし二死からレイエスにタイムリーを打たれ、続くマルティネスにも四球を選ばれると、中嶋監督がみずからマウンドへ向かい、交代となりました。投げ切れなかった悔しさがないはずがありません。それでもエースの矜持を感じる125球でした。
古田島がピンチを乗り切り、4-1で試合はいよいよ9回裏。抑えはもちろんマチャドです。
まあ、はっきり言って、余裕をかましていましたよ。
エースは好投、得点も先制中押しダメ押し、理想的なペースで抑えに繋げました。すんなり終わるとタカをくくっていたのです。
ところが、二塁打→四球→四球で無死満塁。あっさり水谷にタイムリーをくらって1点差…。

( ゜д゜)

三振でやっと1アウトを取るも、次は絶好調の清宮。打球はもちろんライト前へ…。

((((;゚Д゚))))

…しかし、なぜか清宮が飛び出していて2アウト。これまた絶好調のレイエスは歩かせるしかありませんが、次も怖いマルティネス。
鋭い打球が飛んでいった瞬間、「日ハム劇的逆転サヨナラ勝ち!」の見出しが脳裏を駆け巡っていきましたが、奇跡的にライトのグラブにおさまりました。
宮城の勝ちが消え、まさかの延長戦…。
先頭は守備固めで入っていた渡辺ですが、全力疾走で内野安打をもぎ取ります。すると向こうの抑え・柳川が乱れ始め、連続四球でこちらも満塁に。この大チャンスで、代わった池田から若月は三振。そして廣岡の打球はセカンドライナー。二塁ランナー紅林があわてて戻り、ゲッツーはまぬがれます。
無死満塁が二死満塁。この危機を救ったのは今日ホームランを放っていた西野でした! 3球目をレフトへ打ち返しようやく勝ち越し!
その裏マウンドはペルドモ。二死からヒットを許し、江越にも粘られましたが最後は三振を奪い、やっとやっと勝利の瞬間を迎えました。
_( _´ω`)_

そしてこの日、T-岡田の引退が発表されました。
いつかは来ることと思ってはいましたが、いざその時を迎えると、淋しくてたまりません。
私のオリックス応援人生が始まったのは、2010年。T-岡田がホームラン王のタイトルを獲得した年でした。オリックスを応援する毎日にTがいました。有り余る才能を活かしきれない打席に歯がゆくなったり、それでも美しい弾道を見ると目が離せなくなったりしながら、いつの間にか14年が経っていました。オリックスは長い暗黒時代を経て日本一にもなり、吉田正尚や山本由伸というスター選手も輩出しました。しかし、自分の中でのオリックスの象徴はやっぱりTなのです。
忘れられない思い出はいくつもあります。
2010年9月16日。故障中のTが「打っても走らんでええ」と岡田監督に言われて立った打席は、まさかの勝ち越し満塁ホームラン。泣いてしまいました。岡田監督の感極まった表情でさらに涙が出ました。
2014年10月11日。負ければ敗退のCS2戦目、1点ビハインドの8回裏2アウト。ランナー2人を置いてT-岡田。カウント3-1から迷いなく振り抜いた打球はライトスタンドへ。一斉に立ち上がる観客席、ベンチに向かって笑顔でバットを掲げるT。今でも見返すたびあの時の興奮がよみがえります。
2021年9月30日。1敗でもすれば相手にマジックが点灯するロッテ3連戦。2勝して迎えた3戦目、1点を追う9回表。雨夜を切り裂いたTの逆転3ランは、優勝を大きく引き寄せる一打となりました。オリックスの夢のような三連覇はこのTのホームランから始まったのです。
Tへの歓声は年々大きくなっていました。成績が落ちても拍手が鳴りやむことはありませんでした。2019年9月30日、去就が注目されていたTが最終戦で一軍昇格し、代打で登場した時の歓声の大きさは忘れられません。2023年9月20日、優勝を決めた一戦でも、Tがコールされカーニバルが鳴ると地響きのような応援が始まり、テレビの前でもその圧を肌で感じてゾクゾクしました。
現役最後の打席は、どんなTを見せてくれるのでしょう。願わくば、あの放物線をもう一度。それが無理でも、悔いのないスイングを。そして、この時だけはファンが思う存分タオルを振り回せるくらいの時間でカーニバルが流れることを願います。






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