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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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9/7~9 vsM ○●△

ロッテを迎え神戸で首位攻防戦…とは、何と稀なる響き。
しかしその名目にふさわしい、五分の結果となりました。
初戦はこのためにローテをずらした宮城。絶対に落とすわけにはいかない一戦なのですが、宮城はロッテに苦手意識があるのか(おまけに球審との相性も悪く)、序盤からペースに乗れません。打線も上位でチャンスを作ってはモヤがことごとく凡退で反撃できず。先週からの悪い流れは宮城でも取り返せず、ついにパ・リーグ相手に初黒星を喫してしまうのか…とあきらめかけていた8回。
流れを変えたのは、この男!
去年も停滞していたチームの雰囲気をたった一振りで払拭した、大下誠一郎!
ジョーンズがワクチン副反応で特例抹消され、二軍の試合中に広島から帰ってきて1回裏からベンチに入った大下(どうりで大下がいるのに1回表は静かだと思った)。昨年の初昇格即ホームランのリプレイかと思うほど、今年もこの神戸で代打ホームランを放ちました! 「これで流れが変わった」という我が家の解説者の予言は大当たり。勝ちパターンの佐々木千隼からさらにチャンスを作ると、エチェバリアのエラーで同点! 佐野皓の盗塁失敗でチェンジとなりましたが、9回が宗から始まることを考えるとこれも策略ではないかと邪推してしまいます。
9回表は同点の平野。…でしたが、今日はひと味違いました。クリーンアップをあっさり料理する姿にはただならぬ気迫を感じました。そしてその裏の相手は、益田でなく田中。宗が先頭出塁しても「安達がバントで杉本は敬遠だから、モヤにかかっているな…。ゲッツーで終わるやん…」と不安が胸をよぎりますが、その打球は、モヤの意地か流れのなせるわざなのか、三遊間を抜けて満塁に。そして! 打席は! 大下! お祭り男がやってくれないはずがない! 打った瞬間でした!!
吉田正尚がいなくてもジョーンズがいなくても、代役が頑張ってチーム一丸になれば勝てることを証明した一戦でした! そしてなんという宮城の負けない運!
雨中の2戦目は山崎颯一郎が好投し来田が凱旋ホームランを放つという歓喜の展開…ながら、前日の逆を行くかのように8回に暗転。不運にも雨が激しくなったタイミングで来田がフライを落球し、吉田凌は広がるピンチを抑えきれずマーティンに3ランを被弾してしまいました…。あたりまえですが、ふたりとも責められません。来田は高卒ルーキーですから雨のナイターなんて経験ないでしょうし、吉田凌も同点の8回を任せるべき投手が皆役割を果たせずやむなしに順番が回ってきただけです。しかし9回裏、益田に三振をくらいバットを叩きつけて悔しがった来田のその気合いや良し、です。
首位奪還を賭けた3戦目。得意としているロッテ相手とはいえ、田嶋は見違えるような投球でした。ズバズバ決まるストレートは圧巻で三振の山を築き、笑顔も出しながらなんと8回まで投げきりました。1点差の9回、今季セーブ機会で失敗なしの平野ですから、勝ち越しは見えた!
…その油断が落とし穴。荻野のフェンスギリギリの一発は、ロッテの執念を見た気がします。しかしこちらもしぶとさでは負けてはいません。その裏、代打ジョーンズが全力疾走で二塁打を放つとベンチは大盛り上がり。誰ひとりあきらめてはいませんでした。ツーアウトに追い込まれても野手全員を使い切っており代打はなく、そのまま打席に立った紅林。益田の変化球にいきなり空振りしやはり無理かと思わされたものの、追い込まれた後はなんとか当ててファウルに。その次の同じ球、うまく合わせたように見えました。
本当に紙一重でした。打球は一瞬でサードのグラブに。三木でなければ抜けていたと思います。敵ながらナイスプレーでしたし、紅林もアウトとはいえ2年目とは思えない成長ぶりには目を瞠りました。

なんだかいろいろ胸が熱くなる場面の多い首位攻防戦でした。
初戦、苦しむ宮城に三振を奪われながら笑顔でサムズアップしたマーティンは好きになっちゃいましたし、最後ベンチに戻った紅林の頭をぽんぽんして労った中嶋監督の懐深さも感動しました。
そして舞台が神戸というのも良かったです。今年最後の花火のバックで流れていた『若者のすべて』、あれからエンドレスで聴いています(マッキーのカバーがまたいいんだな〜)。
そしてこのみっつを動画にしたパ・リーグTVよ! わかってるぅ!


9/10〜12 vsL ○●●

首位は譲ったものの、直接対決は終わりましたから勝ちを重ねるに越したことはない。そして山本で負けるはずがない。…という期待を裏切らない山本。中継は観られませんでしたが、序盤から球数が嵩んでいたので心配でした。ところが終わってみれば6回2安打無失点とな。心配な中継ぎも6点あれば大丈夫。やはりTの復帰は大きかったです。杉本が気楽になったのか、25本目を放ちホームラントップに並びました。来田や紅林も神戸の悔しさを晴らしましたし、いつも僅差で奮闘していた山本を今日は打線が救ったかたちになりました。しかし、ロッテがレアードの特大寿司でサヨナラ勝ちし首位奪還はならず。
それにしてもロッテ、好調です。相性の良い楽天戦とはいえ、藤原を欠いても勢いは衰えていません。
一方、オリックス…。ここにきて負の連鎖が止まりません。先発に回ったバルガスは福田の目測誤りから一気に崩れてしまったうえ、打球に飛び込んだ時に痛めたのか脇腹の違和感で降板。宗も体調不良? で途中交代。翌日もスタメン落ちで代役太田といよいよ暗雲たれこめてきました。しかしその太田が2安打しても、杉本のリーグトップの26号だけでは勝てず。山﨑福も8回途中まで頑張って投げたのですがね…今の打撃力で序盤の3ラン被弾は分が悪いですね。

うすうす気がついてはいましたが、このところ山本と宮城の試合でしか勝っていません。つまりこのままでは週に貯金を2減らしてしまいます。吉田正を欠いてからというもの、打線がすっかり貧相になりました。たぶん福田は無理して出ているでしょうし、宗の今後も不透明。まわりが元気ないとTもちゃっかり昨年のTに戻っていますし。杉本ひとりで勝てるわけないことは、去年までの吉田正個人軍で証明されています。今週は田嶋・山﨑颯の好投があったものの、ローテがここに来ても固まらないのはいったいどういうわけなのか…。
残り31試合。まだヤマ場はあると信じます。




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