『ボイスⅡ 110緊急指令室』
まさか透ちゃんまで死ぬとは思わなかったよ…。 大樹が洗脳されてしまう展開は心痛みましたし、透が退場してからはなんだかショックでその後の展開があまり頭に入ってきませんでした。トラウマから解放されないまま死んでしまって、ぜんぜん良いことなかったじゃん、透…。 今回は真犯人が早々に登場していましたし、裏切り者が片桐だったのも当初から意味ありげだったので予想どおりでしたし(しかも自爆してしまうし)、重藤が久遠に協力する動機もちょっと弱いように感じましたし、緊迫した現場でも真木よう子の滑舌(とおっぱい)が気になるし、物語に入り込めない部分が多くありました。 最後に趣里がチラ見せされ、第3部への布石と言われていますが、うーん。やっぱり観てしまうかも…。透に代わる代役次第かな。 『おかえりモネ』(承前) モネが気仙沼に帰ってきました。とりあえずコミュニティFMのお天気コーナーという役割をもらいましたが、「地元のため」になっているかと言えば、まだまだ壁は多く、本人の目指すところからは程遠い。そんな模索中のモネに亮は「きれいごと」と言い放つ。黙って受け止めたモネですが、亮の真意はあきらかではありません。 義務のように地元で生活している亮からすれば、島を出たいと登米に行き、そして好きな仕事をしたいと東京に行き、テレビに出て人気者になって、そしてまた自分の思いのまま帰ってきたモネに対し、嫉妬心に似た反感を憶えてしまうのかもしれません。下世話なところで言えば、結婚を保留できるくらいの愛情しかない菅波より自分の存在は下なのかという怒りと、その時のことを忘れたかのように未知との仲を詮索しようとする態度も気に入らなかったのかもしれません。竜巻の後の片づけの場面でも新次がいなかったのが気になります(単に中の人のスケジュールの都合かもしれませんが…)。亮と新次は和解できたのか、次のステップへ歩みだせているのか…。姉や亮に対し複雑な思いを抱えている未知の真意もまだ読めません。 みんながみんないろんなことを抱えすぎていて、本当にすべて解決できるのか気になります。 いや、人生なんて未解決の事象の連続です。心はその時その場で起きること出逢う人に揺り動かされ、正しい答えなんか用意されていない。自分で考え、自分で導き出すしかない。それが誰かにとっての間違いだったとしても、自分が正しいと思う道を進むしかない。誰かのためでない、自分のため。モネも亮も未知も仲間たちも、みんな若者。悩みはこれからもつきません。大人だって、民宿再開と牡蠣棚復旧に悩む亜哉子も、昇進するも単身赴任で喜べない耕治も、皆悩みの中にいます。人生の終局に立っている龍己だけが、誰にも左右されず自分の答えを持っているように思います。 きっと物語が終わっても、その先モネたちは悩み、模索し続けるのだと思う。 けれどドラマとしては、何らかのあかるい道筋を見せてくれる最後であってほしいと思います。 PR |
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