10/11 ようこそオリックスへ
ドラフト会議前夜、ろくに眠れぬほど案じていた紅林が「骨折していない」の一報を(目覚ましが鳴る前に覚醒して)確認し、とりあえずはホッとしました。もちろん明日からすぐスタメン復帰は難しいでしょうが、今シーズンはもちろん今後のことを考えても、良かったとしか言葉が出てきません。なにせ死球を当てた本人が「折れてる」と診断していましたからね…。 試合後はドラフトどころではありませんでしたが、これで少しは心穏やかに迎えることができました。 オリックスの1位好捕は森木・小園などの高卒投手と報じられていましたが、蓋を開けてみれば東北福祉大・椋木投手の単独指名でした。即戦力投手ということは、おそらく抑え候補なのでしょう。一年かけても見つけられなかった平野の後継者育成は急務ですし。どうかハマることを祈ります…。 注目の隅田投手は4球団競合の末、西武が当たりクジを引き当てました(おかげでゴキゲンな【元】西武ファン)。オリックスにとっては厄介な相手になりそうです。 そして2位は、なんと待ちも待ったり12番目! こんな順番はじめてだぞ! うれしいやら心配やら、ようやく読み上げられたのは関西大・野口内野手、奈良出身のオリックスジュニア。内野の競争が激しくなりそうです。3位は國學院大・福永捕手。きっと中嶋監督の推薦なのでしょうね。年齢の近い頓宮・若月あたりは危機感が増しそうです。4位は慶応大・渡部外野手。こちらも層が薄いですから、来季いきなりスタメンもありそうですね。5位は唯一の高卒、大阪桐蔭・池田外野手。来田や元と切磋琢磨してほしいです。6・7位は社会人の投手、育成でも野手を3人を指名しました。 全員未来のオリックスを担う選手です。楽しみです! 10/12~14 vsM △●● いよいよ、シーズンも大詰め。最後の首位攻防戦です。 前回はロッテが上位で、ひとつでも勝てばマジック点灯するという局面で、こちらがサンタテをくらわせました。今回は立場が逆。はてさて、両者のプレッシャーはいかほどか…。 痛いのは紅林の不在。さすがに火曜日はベンチ外で、3番山足というこれまた斬新なオーダーに。先輩たちの奮起を期待しましたが、相手は今やロッテのエース格である小島。序盤から2併殺、バント失敗となかなか攻撃の糸口をつかめません。田嶋はレアードの一発、荻野の三塁打からの失点と、それでも痛手を最小限にとどめて粘りますが、小島はスイスイアウトを重ねて打つ手なし。完封負けも見えてきた8回。バント失敗した太田がエチェバリアの横を抜けるヒットで出るも、福田斃れてツーアウト。万事休す、と思われたその時でした! 宗が初球をフルスイング! 濱野さんの「ライトへー!」の声がいっそうドラマチック! 2併殺でチャンスを潰していた宗。期するところはあったでしょう。ベンチに帰って感極まる姿がありました。引き分けに終わった試合後、小島も悔し涙を流していました。宗と小島は、田嶋も含め同級生。それぞれ強い思いを抱いていたに違いありません。どちらにも賛辞を送りたい、首位攻防第1戦にふさわしいナイスゲームでした。 勝ちたかったといえばもちろんですが、エース相手に負けなかったのは収穫。そして2戦目は最近連勝中の山﨑福、相手は前回打ち崩した石川ですから、ここで勝ち星をつかまねばならぬ! …と意気込んでいたものの、試合早々力が抜けました。ないわー。こんな大事なところで滅多打ちはないわー……………。 あのレフト狙い初球連打は相手の戦略だったのでしょうか。ツーアウトからというのも替え時が難しかったですし、Tの弱肩もつかれてしまいましたし。Kもあの場面で抑えろというのは無理な話。そして打つ方も、田村のリードにやられてしまいました。毎度のことですが、なぜTはすぐ田村の術中にハマるのか。首位攻防2戦目は、見事な完敗でした。 ますますプレッシャーのかかる3戦目は、このためにローテをずらしてきた宮城。…ですが、ロッテは徹底的に宮城の癖か配球を研究してきたのか、初回から狙い球を定めて打ってきました。あっという間の先制劇。大量援護をもらって佐々木朗も気楽になったことでしょう。初の中6ですから攻め手はあるはずと考えていましたが、点差がついてしまえば攻撃も淡白になってしまいます。 しかし当然ながら宮城は責められません。ここまで来られたのは宮城の奮闘あってこそ。先週の投球は見違えていましたし、相手がロッテでなければここまで打たれることはなかったでしょう。もっと言えば、初回のマーティンのインコースでストライクを取ってもらえていれば、ようやく投げた左打者への内角だったのですから、その後自信を持って抑えられていたかもしれません。もちろん、いつまでも審判に左右されるようではいけないのでしょうが。 審判といえば、7回の判定もおかしなものでした。唐川の低めをまったく取らずに伏見が四球で出塁した後、まったく同じコースでTが見逃し三振。あそこで満塁になっていれば多少なりとも追い上げられる可能性が生まれていたかもしれないだけに、判定には大いに不満が残りました。Tも手が出ないというよりは見切っていたように感じましたし。もちろん、「こんな大事な試合でスタメンを外されるくらい不振に陥っている」「自分で決めず消極的につなごうとする」Tがいちばん悪いというのは大前提として…。9回に打ち直しの一発を放ちましたが、「やっぱりあれはノンプレッシャーだったから打てたんだ」と言われないように、次の日ハム戦では立ち直ってほしいですね。千賀のストレートをまともにくらってあんなに痛がっていた紅林が元気に3番復帰して、ヒットも放って守備もこなしているのです。取りに行くはずの忘れ物をいつまで置きっぱなしにするというのですか。 ともかくも、ロッテにマジック9が点灯しました。が、しかし! 2位でマジック点灯して優勝できなかった球団があったではないか! つまり、オリックスが勝てばいいのです。というか、ずっとそれしかありません。 にもかかわらず、ここに来て不調に陥っている打線…。相手投手が良かったのは事実ですが、そんな逆境も幾度となくはね返してきたはず。今こそ最後の踏ん張り時です。ファンも胃を痛めながら最後まで見届けます。 PR |
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