10/21 vsL ○
昨年の京セラドーム最終戦。先発のルーキー宮城に初白星をもたらしたのは、同じく高卒ルーキーの紅林の殊勲打でした。 そして今年も、ラストを飾ったのは宮城、そして紅林でした! しかし彼らはもう昨年と同じ場所には立っていません。宮城はローテを守り勝ち星を重ねチームに大きな貯金をもたらし、ショートをまかせられた紅林はシーズン中に守備も打撃もぐんぐん向上しました。今チームがこの位置にいるのは、このシーズン大きな飛躍を遂げたふたりの存在なしには語れません。 大事な大事な試合をもぎとった。この意味は大きいです。 もちろん、彼らだけではありません。2出塁した福田、貴重な追加点となるホームランを放った宗の1・2番コンビは今シーズンの象徴です。昨日の試合終了後はベンチで悔しさいっぱいだった伏見も、素晴らしい牽制や中継ぎ陣を無失点に導くリードでリベンジしました。初打席初ヒットのラベロも今後に期待が持てますし、代打であっさりヒットを放ったジョーンズにはさすがのひとこと。早めの継投となりましたが、宮城の降板後に投げた比嘉、7回をまかされた吉田凌もしっかり無失点であとにつなぎました。 ただ最後はちょっと胃がもたなかったですがね…平野も人の子だったのだな…。代打で森や栗山や中村が出てきたらどうなっていたかわからないです…。 それでも、とにもかくにも1点差を守り切れたのは平野のおかげです。 「全員で勝つ」、このスローガンをしっかりと体現してくれました。選手会長も試合後の挨拶で口にしていたように、ナイスゲームでした。吉田正尚が笑顔で登場した時は観客と一緒に拍手してしまいました。 さあ、これで残すはあと1試合です。 星勘定は考えません。こちらとしては、勝つのみです。 山本にすべてを託します。 もちろん、打線も援護を頼みます。 勝って、あとは待つだけ。これぞ人事を尽くして天命を待つ! 悔いを残すことのないよう、全員が全力でラストゲームに挑んでほしいです。 ・・・・ この日は、H長谷川の引退試合でもありました。 こちらもヒリヒリする展開ではありましたが、その打席だけはペイペイドームにチャンネルを合わせました。 何度もヒドイ目に遭わされた選手でしたが、なぜだか嫌いになれませんでした。昨年獲得報道が出た時は、「絶対来てほしい!」と胸を熱くさせたものです。すぐフラレちゃいましたが…。それでも他球団(たぶん…いや確実にオリ)に最大限気を遣っていた残留会見には「そんなアナタが必要だったのよ…」と涙にくれました。 一死二塁、代打で迎えた最終打席。相手のF伊藤も、引退試合にありがちな打たせる球は一球も投げませんでした。二桁勝利がかかっているということをのぞいても、長谷川を一流の打者として相対していたからだと思います。長谷川の最後は内野ゴロ、昨年の日本シリーズを思い出す、いや長谷川という選手の野球人生そのものを表すようなヘッスラも及びませんでした。 その後、甲斐がホームランを放ち、長谷川もベンチもファンも、また打った甲斐自身も涙していたことはあとで知りました。勝利で飾ることはできなくても、誰もに惜しまれ愛された長谷川の引退試合は最高の一戦だったと思います。 PR |
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