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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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9/24 vsL ●

ついにこの日を迎えることになってしまいました。
平日ナイターにもかかわらず、実数発表後最多の3万6217人の観客が見守る中、今季京セラ最終戦にしてT・安達・小田の引退試合が始まりました。
しかし初回からエスピノーザが復調の兆しなく、2点を失ってしまいます。4回もエラーが絡んで3失点。そして打線は相手先発の今井に対し文字どおり手も足も出ず、ヒットどころか出塁すらできずという、この大事な一戦で相も変わらずしょっぱい展開。号泣する準備万端でしたが早くも「スンッ」状態になってしまいました。
目が覚めたのは5回裏。二死一・三塁となって、中嶋監督がベンチを出ます。コールされたのはT-岡田、流れ始めるカーニバル。超満員の客席でタオルが回されます。西武ベンチが間を取ってくれたおかげで長く堪能することができました。さらに今まででいちばん大きい「おっかーだー!」コール。今井が一度マウンドをはずしたのも応援席への配慮でしょうが、一球でセンターフライに終わるあたりTらしいというか…。
6回表、Tがファーストに入り、投手は川瀬に交代。引退試合で投げたいと言っていた川瀬ですが、連投の今日は今ひとつ制球定まらず、Tの声かけも実らず走者一掃のタイムリーを浴びて3失点、8-0とますます点差が開いてしまいます。
その裏。一死走者なし、ふたたび中嶋監督が代打を告げました。なにわ男子の曲とともに打席に向かったのは安達了一。センター前に落ちるかと思われた打球は西川の好プレーに阻まれ、安達は拍手を送りながらベンチに戻りました。続く打者は西野。今日は一打席目から気迫を感じていました。そして4球目、打球は外野を割っていき、今日のチーム初ヒットは三塁打となりました。塁上でほっとしたように微笑んだ西野のもとに、代走小田が駆け寄ります。抱き合った同期入団のふたりの姿に涙腺崩壊。そして少しでも長く小田の姿を見たいというファンの思いと裏腹に、一球でアウトになる太田よ…。
7回表、ショートに安達、ライトに小田が入ります。そしてマウンドは山岡。懐かしい布陣でした。
その裏、Tの前の打席で代打に出た杉本が2ランホームラン。小田と安達を両脇に最初で最後の昇天ポーズ。そしてその直後、Tに通算1193本目のヒットが生まれました。
8回表はセンターに代わった小田と安達で3アウトを取りました。これも古田島と西武打者のコントロールのなせるわざか?
8回裏は、先頭の安達がショートへの内野安打で沸かせます。さらに2番に入った小田、2球目をバックネット方向に打ち上げてしまいますが、相手捕手古賀がこれをスルーするというL金子の引退試合と同じ状況に。あえなくショートライナーで終わってしまいましたが、引退試合ならではの光景に胸が熱くなった一場面となりました。
いよいよ9回。一死から紅林が四球を選ぶと、杉本がわざと空振り三振で併殺を防ぎ、打席をTに回します。その3球目でした。放物線を描いた打球は右翼ポール際、惜しくもファウルに。しかし最後の最後まで大観衆を沸かせてくれました。
試合終了後は最終戦セレモニー。挨拶をしていた中嶋監督が、突如比嘉と小田を呼び寄せます。予想外の無茶ぶりでしたが、ふたりともしっかり応えてくれました。さすが中嶋監督です。
そして、Tと安達の引退セレモニーも涙、涙でした。ふたりより泣いているますだおかだ岡田と丈一郎くんにもますます泣かされました。
本当に終わりなのだなあ…。
ひとつの時代が終わってしまうのだなあ…。
試合がなかったので翌日もずっとしんみりしてしまいました。


9/26 vsM ○

さて、もうおしまいの気分ですがビジターゲームはまだ残っています。終わり良ければすべて良し、なんとか白星を増やしてシーズンを終えてもらいましょう。
苦手のカイケルを相手に、打線は3回、5回、6回と得点を重ねていきます。先発曽谷は勝ち星のないマリンでたびたびランナーを背負うも、ともに犠飛の2失点にとどめ同点を許しません。
7回からは鈴木に交代。一死満塁でソトという逃げ場のない大ピンチで併殺に仕留め、難を逃れます。するとその直後、昇格していた大城が本日2打点目となるタイムリーで追加点。守備の安定感は相変わらず抜群ですし、ずっといてくれないと困る選手なのですよね…。
マチャドが体調不良で抹消されていたため、2点差の9回はペルドモが登板。しかし二死から連打を浴びて、ソトに打順が回ってしまいます。3球目のスライダーはやや甘く、打った瞬間逆転サヨナラホームランを確信して「ウギャー!」と叫んでしまいましたが、センター渡部のグラブの中におさまりました。_:(´ω`」 ∠):_
ペルドモまで劇場型なの…?


9/28・29 vsE ○○

髙島は前回の楽天戦、同じ仙台で黒星を喫して以来の先発です。初回に先制されてしまいますがその後は無失点でしのいでいるうち、4回にようやく味方打線が援護に成功。今季初先発の田中将から三連打で満塁にすると、セデーニョの犠飛で同点に追いつき、渡部がスクイズを決め、若月がタイムリーを放ち計3得点という、オリックスとは思えない鮮やかな逆転劇でした。5回に太田がホームランを放ち3点差にしたその裏を髙島が投げ切り、勝ち投手の権利を手にします。
6回にはおととい昇格していた茶野が内野安打で追加点。ここにきて打線がつながり始める不思議。
6・7回は鈴木が回またぎで抑え、8回は吉田→山岡で無失点。9回はペルドモが〆て快勝! 観られなかったのが残念!
心配なのは肘の違和感で交代した吉田の状態です。ここに来てまた怪我人が出てしまうとは…。大事なければ良いのですが。
翌日はこの消化試合の中、唯一の見どころと言っていい宮城。規定まであと2試合、防御率タイトルも射程圏内です。力みもあってかやや球数を要する立ち上がりとなりましたが、無失点を続けていくうち、4回にようやく援護点が。5回にもオリらしくない繋がりで一挙5得点。相変わらず仙台には強い。なぜこれを他の試合でできない!
宮城は6回の満塁のピンチもしのぎ、7回までゼロで投げ抜きました。さあ、あと1試合。舞台が同じ仙台、同じ相手というのは良いのか悪いのかわかりませんが、気負わず気楽に投げられるような状況に持っていってほしいです。

25日にはゴンザレスの引退報道がありました。最終戦セレモニーにいないと思ったらそういうことだったの…。
ゴンザレスは昨年の優勝に貢献してくれた偉大なメジャーリーガーでした。どこを守っても一流で、これぞユーティリティープレーヤーというプレーをいくつも見せてくれました。華麗なフィールディングや素手キャッチ、ここぞの一発に確信歩きのフェン直…。日本シリーズで傷心の宇田川をハグして慰めていた優しさも忘れられません。お別れの場を設けてほしかったよー。・゚・(ノД`)・゚・。





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