10/16 パ★☆H-F セ★G-DB☆
パ・リーグは想像以上に、ソフトバンクの圧勝でした…。 1stで温存し、満を持してソフトバンクにぶつけたはずの伊藤ですが、序盤から小刻みに点を重ねられ、6回途中4失点とKO。タイムリーにホームラン、中軸にしっかり仕事をされてしまいました。ソフトバンクの怖さは、リードを奪った後は沈黙…という淡白さをいっさい見せないところ。最後まで攻撃の手をゆるめず、相手の精神力を削り取っていくのです。日ハムも、先制された直後にスタメン抜擢の矢澤がタイムリー内野安打を放って同点にするという勢いのつきそうな攻撃を見せますが、その裏にすぐさま勝ち越されてしまうと、観ている側もシュンとなってしまいます。 と、いうわけで、途中からセ・リーグにチャンネルを替えていました。 戸郷-ケイの顔合わせ、巨人有利かと思いきや、主軸を怪我で欠いているのもあってかなかなかチャンスを作れません。すると4回、佐野のホームランでなんとDeNAが先制。7回には代打筒香がタイムリーを放って2点差にすると、その裏は山﨑が作ったピンチを坂本が火消し。しかし怪我人続出のDeNA、今日はなんと抑えの森原がベンチ外。9回は伊勢が担うとして、8回は誰が投げるんだ…? と思いきや、堀岡! 堀岡? …誰!? なんと昨年オフに巨人を戦力外になり、DeNAに育成契約され今季は6登板しかしていないというではありませんか! たった2点差で相手は中軸、なんという博打采配!! 先頭にヒットを打たれ、イヤな予感がします。しかし2番増田はセンターフライ、3番オコエを三振に取ると、ラスボス岡本もライトフライ! 堀岡は大きなガッツポーズ! こうなれば流れはもうDeNAにありました。9回も伊勢が三者凡退に抑え、初戦を取り星を五分に戻しました! 10/17 パ★☆☆H-F セ★G-DB☆☆ 初戦で力差を見せつけられたパ・リーグですが、今日は日ハムを比較的苦手としているモイネロとあって、ささやかな希望を抱いて観戦。期待どおり、万波・清宮の連続二塁打で先制します。しかし1点どまりで攻撃終了、中4日の加藤がその裏のマウンドへ。…あっさり(「あっさり」しか言葉が見つからない)同点にされるどころか、近藤にも2ランを打たれてあっという間に3失点…。 その直後、1点を返した日ハムですが、取られたら取り返す悪鬼羅刹のソフトバンク打線、すぐさま周東の犠飛で2点差に戻します。 というわけで、今日もチャンネルはセ・リーグに。なんと伊藤光が肉離れで抹消。これでDeNAの捕手は実質戸柱しかいなくなりました…。 しかしDeNAバッテリーは今日も奮闘。巨人打線をゼロに抑えて中盤を迎えます。菅野の前にここまで1安打に抑えられていた打線ですが、5回表、先頭宮崎が二塁打で出塁すると、森のタイムリーで今日も先制。しかし6回裏、ここまで好投していた大貫がついに岡本にタイムリーを許して同点に。 空気感の変わった東京ドーム。何かが動く予感がしました。 予感的中! 先頭オースティンが、4球目の高めを逆方向スタンドへ勝ち越しホームラン! その裏、大貫が二死から四球を出すと、代打秋広のところでスパッと変えた三浦監督。今日も坂本が火消し成功、8回を伊勢が抑えると、9回は復帰した森原が岡本からの打順を三者凡退に抑えて今日も白星! 戸郷→菅野という強力な先発相手に2連勝! がぜん面白くなってきました。 10/18 パ★☆☆☆H-F セ★G-DB☆☆☆ パ・リーグはスチュワート・ジュニアとヤマサチの顔合わせ。今日も初回から山川・近藤の連続タイムリーで2得点。しかしあとのない日ハムは、3回に伏見のホームランで1点を返すと、万波のタイムリーも飛び出し同点に。Final前の練習中に鼻骨骨折し、目のまわりが黒ずんだ状態で出場している伏見ですが、痛みを感じさせない奮闘でチームを鼓舞しています。応援せずにはいられない。しかし相手は王者ソフトバンク。4回に清宮のエラーにつけこみ、1点を勝ち越します。その後は継投で得点を許さなかったものの、ソフトバンクの投手陣を攻略できなかった日ハム打線。昨日は点差があってもヘルナンデス・オスナを出し惜しまなかったソフトバンクベンチ。気の緩みなど微塵もありません。ましてや今日は1点差。三連投の勝ち継投で盤石の勝利、スイープで日本シリーズ進出を決めました。 …まあ、ほとんど観ていなかったわけですが。 セ・リーグの先発はグリフィン-吉野。さすがに今日は巨人が勝つであろう…という予想にたがわず、岡本のホームランで巨人先制。しかし3回、一死満塁の大ピンチを牧のファインプレーでゲッツーに取り、追加点を許しません。この流れで直後の先頭はまたもオースティン。今日も6球目の高めをホームラン! 打たせてはいけないバッターに打たせてしまいました。 さらにチャンスを作って投手の吉野に回ったところでいきなり代打フォードのカードを切った三浦監督。追加点はならなかったものの、攻めの姿勢がうかがえます。 5回には赤星の痛い暴投でDeNAに2点目が入ります。 吉野→佐々木と来て、5回から中川颯に継投。まさか中川颯がCSで登板するとは…昨年の今頃は想像すらしていませんでした。中川は2イニングを無失点、六凡に抑えます。 2点差のまま終盤へ。7回はヤマヤスが投げましたが、今日は連投中の伊勢がベンチ外。8回はどうするんだ…また堀岡か…? ラッキーパンチは二度はないぞ…? →なんとヤマヤス回またぎ! 三浦監督の腹の括り方はあっぱれです。このFinal、やることなすことズバズバ当たっているそのさまは、ナカジマジックを思い出します。三浦マジックと呼ばれてもおかしくないことない…? 9回は大勢がピンチをしのぎ、1点差のまま9回。抑え森原が今日もピシャリと〆て、なんとなんとDeNAが3連勝! 3位チームがPS5連勝で日本シリーズに王手をかけました! 10/19 セ★☆G-DB☆☆☆ あとのなくなった巨人。手負いの吉川と、日本シリーズに向けて調整していたヘルナンデスを昇格させました。なりふり構っていられません。 先発は井上-ジャクソン。互いに得意としている相手とあって、序盤は投手戦に。 4回、巨人が無死一・三塁とチャンスを作ると、打席は岡本。このシリーズ全打点を挙げている4番でしたが、ここはゲッツーという結果に。1点は入ったものの、一発出れば大量点だっただけにもったいない打席となってしまいました。 すると6回。ここまでパーフェクトだった井上が、戸柱にチーム初ヒットとなる同点ホームランを被弾。すると動きの早い阿部監督。その裏の先頭、井上の打席にすわ代打を送ります。 阿部監督は直後の守りでも迷いませんでした。船迫が先頭にヒットを許し、一死を取ってオースティンを迎えたところでスパッとケラーにスイッチします。3連投になるケラーでしたが、オースティン・宮崎という怖い打者を期待どおりに連続三振。これが流れを引き寄せました。 直後、一・三塁のチャンスから岸田のスクイズで巨人が勝ち越し成功。代わった中川颯からダブルスチールを決めると、代打長野の一ゴロをオースティンがホームへ悪送球する間に走者ふたりが一気に生還。リードを3点に広げます。 こうなると試合は巨人ペースの展開に。DeNAは8回、9回とランナーを出すものの得点はできず、巨人がようやく1勝を挙げ、星の差1つに戻しました。 今日は終始あとのない巨人の必死さが伝わる試合でした。それに気圧された感もあるDeNA。これで一気に巨人へ趨勢が傾く可能性もあります。なおも王手はDeNA。野球ファンとしては、少しでも野球を楽しむ時間が長ければ長いほど楽しい…のですけれどもね。 PR |
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