あべのハルカスで行われていた広重展に行ってきました。 7月から始まっていたにもかかわらず、開催終盤での滑り込み。 やはり混雑していました。 『広重ぶるう』で予習したとおり、くすぶっていた時代の役者絵から彼の名を一躍有名にした名所絵まで、もりだくさんです。 中には写真撮影OKの部分もありました。 雨の描写も印象的な広重。 橋の上のシルエットが秀逸。 家族の解釈が面白いですね。 見事な構図に唸らされます。 夕刻の柔らかな海風に乗せて、人びとの喧騒と鳥の鳴き声が聞こえてきます。 「摺の極」と謳うだけあって、摺によって表現された海や空のスケール感を堪能できます。『広重ぶるう』にも彼の意図を具現化する摺師が登場しますが、摺によって図柄を変えられるのが浮世絵の面白いところ。教科書には絵師の名前しか載りませんが、名作が生まれるのは彫師・摺師の仕事ぶりあってこそです。来年の大河ドラマは蔦谷重三郎が主人公ですが、彼らにもスポットを当ててほしいなと思います。 じっくり見て回っていると、いつの間にか2時間以上経過していました。足が棒のよう…。 お土産はもしも猫展でも見かけた「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」。やっぱりこの猫のフォルムが好き~。 PR |
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