『竜の道 二つの顔の復讐者』
両親を殺されたために光と闇、二手に分かれた兄弟の復讐劇。『ウロボロス』のような導入で興味を惹かれたのですが、竜一と竜二のキャラクターが双子だけに似通っており、出演者が演技派ぞろいなのにステレオタイプばかりでもったいないと感じました。美佐と血がつながっていないという設定のようですが、今後兄妹の恋愛は発展するのでしょうか。雰囲気的にちょっと受け入れがたいので本当の兄妹で良かったような気もします。復讐への道のりも、どこか遠回りと空回りも感じますし…。これから盛り上がっていくのでしょうか。今のところ『ウロボロス』の方が圧倒的に面白いので、ちょっと残念。 ヒールなエンケンと笑わない奈緒はいい味を出しています。弱気な斉藤由貴も実に怪しげで、存在感たっぷりですね。 『未解決の女 警視庁文書捜査官』 スペシャルドラマあったんだ…? 見逃していた! おかげで国木田が誰かわかりません! 前作では少し無理矢理感を拭えなかった波瑠ですが、今回はしっかり「文書捜査官として着実に成長を遂げている矢代」に見えました。鳴海とのバディぶりも、6係と捜査一課の小気味良いやりとりも健在で、一話完結のストーリーも見ごたえありそうです。『竜の道』とまるで違うキャラのエンケンが見られるのも良いですね。 高田純次がいきなり退場したのは淋しかったです。最後に警官らしい活躍をした時は不覚にもカッコよく見えました。あのとぼけたキャラが濃い地下倉庫の面々の中で一服の清涼剤となっていたので、代わって係長となったイケメンの谷原章介がいったいどういう立ち位置になるのか、かなり謎です。 Season1のラスボスは捕り逃したままですが、最後にまた絡んでくるのでしょうか。鳴海と古賀のいわくありげな過去も気になりますね…。 PR
『BG~身辺警護人~』(最終回)
え、もう最終回? と、イマイチ盛り上がりに欠けたシーズン2でした。 それもやむなし、本来はオリンピックに絡めた警護の話を描くつもりだったのに、オリンピック中止により脚本変更を余儀なくされたそうです。そのため本編も全7回と短く、クライマックスである劉社長の思惑や加藤の正体など、描き切れていない部分が多いように感じました。 しかしその少ない尺で、瞬や笠松先生とのカラミといった島崎のオフの時間を丁寧に描いていたのは良かったと思います。キムタク演じる島崎は決してスーパーマンではなく、息子にやりこめられたり笠松先生に頭が上がらなかったりと不器用な一面も持っている中年男であり、いわゆる「キムタク」路線でないキムタクを引き出そうと作り手も演じる側も意識しているようなキャラ設定が実に効果的でした。 最後の最後で、4人の「誤差なし」が見られたのも良かったです。結局所属は別れたままですが、シーズン3も共闘する彼らを見られることでしょう。お蔵入りとなったオリンピック編もいずれ実現してほしいなと思います。オリンピックが開催されればの話でしょうが…。
『半沢直樹』
もともとこのドラマから始まった、日9の顔芸&勧善懲悪路線。さすが、本家本元は違います。初回からブッ飛ばしすぎ! ここまで来るともう野暮なツッコミはなしにして、笑って楽しむしかありません。 原作が面白いことはもちろんですが、(いろんな意味で)芸達者な俳優がそろっているのもあって、他の日9とは一線を画すクオリティの高さです。 いくら実のイトコ、設定上は信頼厚い上司と部下といっても、猿之助は中車に影響されすぎていやしませんか。「知らナ~イ知らないナア~(←RGのモノマネ似すぎ)」「(詫びろ)詫びろ詫びろ~」等々、伊佐山はナンボなんでもポスト大和田を狙いすぎです。…と思っていたら、やっぱり大和田取締役もやってくれました。「お・し・ま・い・でth!」団長大喜びの名場面が誕生しました。もはや『半沢直樹』ではなく『半沢直樹とゆかいな仲間たち』といった様相です。そんな中、ついこの間まではじけまくっていた三ちゃん…じゃなかった、賀来賢人がシリアスに徹しているのが何とも。 ともかくも、最後は伊佐山が半沢にやりこめられて顔芸土下座させれらることでしょうが、大和田はどうなるのでしょう。怪しさ満点の副頭取がいつ顔芸を披露するのかも気になります。 あれ、半沢ってこういう楽しみ方をするドラマでしたっけ…?
『私の家政夫ナギサさん』
web漫画を無料分だけ読んだ印象は、母子関係に問題を抱える主人公メイがはじめて母性を感じるナギサさん(男)と出会って人生や家族関係を見つめなおすハートフルドラマだと思っていたのですが、どうやらメイとナギサさんの関係はラブに発展していくようです。漫画のナギサさんは見た目もスマートですし、いろいろこじらせたメイを黙って静かに受け止めてくれる、いわゆる包容力系イケオジですが、ドラマのナギサさんはかわいげがあって、エプロンの似合う優しいお母さんのような印象です。2話のラストでメイを抱き止めるシーンも全然ドキドキしなかったのですが、今後大森南朋の持つ男の色気がどう発揮されていくのか気になります。 ストーリーには関係ありませんが、多部未華子のファッションが営業にしては個性的なのがちょっと気になりました。あれ流行り…なのか? 着こなせるあたりはさすがですが。『逃げ恥』といい、家事お仕事系ドラマのヒロインは変な服にしないといけないのか? 『今日から俺は!!スペシャル』 てっきり2時間ドラマと思っていたので、クイズ番組から始まるとは予想もしていませんでしたよ…。いつ終わるねんと待っていたら1時間も経過していました。結局連ドラと変わらないボリュームで、スペシャルと銘打つには少し物足りなさがありました。平日午前にやっている連ドラ再放送があと最終話を残すのみという佳境で、そのテンションの違いもあったかもしれませんが。 しかし、内容はさすが今日俺! あくどい三橋もかわいい理子もアホの今井も懐かしく、ゲスト含めて笑いをこらえきれないカットも健在。あー、軽井沢編を読み返したい。 映画も観に行きたいなー。
『犯罪症候群 Season2』
Season1は救いのない話が続いて、毎週玉鉄の苦悩に歪んだ表情を観るのがつらかったのですが、今回も最後まで救いのない展開でした。 全4回のため展開は駆け足気味でしたが、コンパクトにまとまっていたと思います。鏑木や響子の結末は結局それしかなかったのかな…という印象ですが、残された武藤はつらすぎますね。妹に続いて、信頼していた鏑木まで失って、それでもまだ環のもとで働き続けるのでしょうか。続編はもうないでしょうが、余韻すら残さない容赦ないラストが気になりました。 『BG~身辺警護人~』 今のところ少し物足りないのは、前回のチームが解体されて、島崎&高梨だけがメインで話が進んでいるところでしょう。KICSに残った菅沼・沢口も、のちのち絡んでくると思いたいです。ふたりだけだと、キムタクが目立ちすぎるのです。いいところはキムタクが持っていくにしても、普段は「若くて横柄な高梨にやりこめられる中年男島崎」という関係性のはずが、キムタクオーラが強すぎて敗北感がありません。その絵面に加えて、存在だけで華のある菜々緒、振り回されキャラの間宮祥太郎が加わることで、ようやくキムタクオーラが薄まり、群像劇を楽しめるのですから(『グランメゾン東京』も濃い面々のおかげで気になりませんでした)。 それにしても、前回のラストで入社していた伊藤健太郎はどこ行ったんだよ? あっという間に売れっ子になっちゃったから、スケジュール合わなかったのかな…。 |
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