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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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10/9 vsH ○

パ・リーグ最後の一日は、デーゲームのE-Mが雨天中止。この結果によって順位が決まっているかもしれなかったソフトバンクでしたが、勝てば2位、負ければ明日の結果待ちという状態に。試合開始の時点で2位確定していれば早めに降ろして1stに備える予定だった有原も、勝利のために長い回を投げざるを得なくなりました。
一方、CS争いの鍵を握っていたオリックス。最終戦の先発は山本か? 田嶋か? あれこれ推測されていましたが、蓋を開けてみれば曽谷。え、曽谷? この大事な一戦に曽谷!? 前回の悔し涙で終わりだとてっきり…。
そういえば、優勝争いをしていた過去2年はともかく、代行時代最終戦の先発もルーキー宮城でした。中嶋監督らしいといえばらしい選択です。
ドキドキしながら試合開始を迎えましたが、ルーキーイヤー最後のマウンドは、二者連続三振で始まりました。
そして天敵有原から相手エラーも絡んで先制点をもらった次の回、先頭に四球を出すもゲッツーで逃れ、3回も三者凡退。新人王の資格を残すためにここで降ろすのかなと予想しましたが、中嶋監督が下した判断は続投でした。宮城と同じく、最終戦で初勝利を手にすべく4回もマウンドに上がった曽谷。2アウトから柳田にヒットを打たれ、打席に迎えるは近藤。3打数3安打されると、頓宮の打率を抜いてしまいます。だからといって敬遠はしないと断言した中嶋監督。一打席目はさすがの選球眼で四球を選ばれてしまいましたが、この打席もボール先行。しかし5球目、レフトに上がった打球は一瞬ドキリとするも、福田のグラブの中へ! 曽谷の球威が勝ちました!
その後6回を投げ切った曽谷。直球で押し変化球で空振りを取る、理想的な投球で相手を無失点に封じました。初勝利のゆくえはブルペン陣に託されました。
と、その前に。6回裏、若月が逆方向へホームランを放ち待望の追加点!
7回表は宇田川が2四球でハラハラさせるものの無失点。その裏、100投球回を達成するためか和田が登板。しかし先頭宗が二塁打で出塁し、安達の進塁打で藤井に交代。森敬遠の後、杉本のゴロで宗が挟殺されるも、ゴンザレスが長打を放ち二者生還! 決定的な2点が入ります!
8回も阿部が満塁にされヒヤヒヤするもゲッツーで無失点。
2023年のオリックス、優勝の立役者である豪華投手陣の大トリで登場したのは、新たな守護神候補・山岡(近藤に意地の一発をくらったのは相手が凄いとして)、見事最終戦を勝利で飾りました! 曽谷の初勝利のおまけつき!
選手会長挨拶(小学生の朗読)も今季の名場面PVも、最高の気分で味わえました!
これでオリックスのペナントレースは終了。今季成績は86勝53敗4分、貯金33でした! え、33!? 貯金が!? 借金じゃなくて!!??
まだ現実についていけません!!

さて翌日は、CS最後の1枠をめぐる仙台決戦。楽天は勝てば3位、ロッテは勝てば2位、負ければ4位という運命の一戦です。序盤のチャンスを逃した楽天に対し、ものにしたロッテが試合を優位に進め、先発小島も7回を無失点で投げ抜き、快勝で2位を確定させました。ソフトバンクは今年もわずかな差に泣く結果となりました。
さあ、京セラに迎えるはロッテかソフトバンクか。気が休まる暇がありません。







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10/4 vsM ●

前日のソフトバンクvs楽天の直接対決はソフトバンクが勝利。ロッテも西武に敗れ、CSはソフトバンクが一歩リードといったところでしょうか。負けられなくなったロッテ相手に挑むのは、復帰登板の宮城。森ではなく若月がマスクでした。ここはいろいろなオプションの試行でしょう。
宮城はややストライクゾーンに苦しむところはあったものの、お試しとしては及第点の5回1失点。それもエラーによるものですから、問題はなさそうです。時折咳き込む様子があったのは気になります…後遺症が長引かなければいいのですが。
打つ方は美馬の前になかなかランナーを溜められず。ようやく5回、押し出しで同点に追いつきます。なお満塁で森が続けなかったのが残念です。まあ、「森でダメなら仕方ない」と思える場面ではありますが。
6回は小木田が抑え、その裏。我が家の解説者が「もう限界やろ」と予言したとおり、美馬からゴンザレスが値千金の2ランホームラン! 誰? マーゴにひき肉パフォーマンス教えたのは!
普段なら「よし、勝ったな!」と思えるのですが、なにせ消化試合中で人がいません。山岡以外なんとも頼りないブルペン陣の中で7回に選ばれたのは横山。前回の好投で多少注目を浴びた招き猫投法ですが、さすがにもう通用しませんでした。あっさり3失点で撃沈。荻野に代打角中を投入するというロッテの采配勝ちでした。代わった吉田凌も2四球で、追加点は許さなかったものの、これでCS生き残りの目はなくなったでしょう。8回にはワゲスパックまで炎上。おいおい…誰もいなくなってしまうぞ…。


10/6・7 vsM ●○

マリンに移動しての2連戦。先発澤村という苦しい台所事情の相手に、二軍で好投していた竹安ならあるいは…と期待したものの、4回途中11安打4失点。こちらもブルペンデーになってしまいました。
代わった漆原も流れを止められず、次の回も打たれて2失点。しかし今日はこの試合だけだったためチャンネルを替えることもできず、「ぐぬぬ」と耐えるしかありませんでした。
4人目の黒木に至っては、先頭四球に始まり連打を浴びて5失点。拙い守備も絡んだとはいえ、野手が集中力を欠くのも無理はないほどボッコボコ。ロッテ打線の爆発ぶりたるや、6人目の打者藤岡が(ボール球を)見逃し三振でようやくワンアウトになった場面をアナが「スリーアウト」と勘違い実況するくらいでした。最終テストだったと思うのですが、なんのためらいもなく不合格を出せる結果になったのは残念です。
最後の村西も1失点し、無失点だったのは横山だけ。なんと21被安打12失点の大敗でした。一方こちらの得点は、ロッテの8人の継投の前に犠飛の1点だけ。スタメンは本番を想定したものと思われますし、先発が打ち込まれたりコロコロ投手が代わったりとやり難さはあったかもしれませんが、それでももうちょっと意地を見せてほしかったというのが本音です。
打席での覇気のなさはまさに数年前までの消化試合といった雰囲気。この空気のままCSに入るのはとっても嫌な予感がします。
と、いうファンの思いをすぐさまどうにかしてくれるのが、今の中嶋オリックス! 試合後に行われたという緊急ミーティングで緩んだネジが締め直されたようです。翌日、初回にセデーニョのヒットに相手エラーも絡んで先制。先発山﨑福がその裏同点に追いつかれてしまうものの、その後はランナーを出しても粘りの投球で勝ち越しを許しません。すると4回、杉本が放った一打はレフト上段のホームラン! ヤマサチは6回1失点でお役御免。7回、小木田が三者凡退で終えると、次の回に森のタイムリーでようやく追加点が入ります。宇田川がこれまた三者凡退に抑えた直後には杉本に今日2本目のホームランが飛び出します。〆はもちろん山岡。あっさり三人で終え、マリン最終戦は快勝! すんごいひさびさに感じる白星! 打つべき人が打ち、抑えるべき人が抑えた、理想的な試合展開でした! 惜しむらくはまったく観られなかったこと…。今年で引退するウグイス嬢の谷保さんへの花束贈呈も含め、リアルタイムで観戦したかった一戦でした。
さて、CS争いはますます面白くなりました。オリックスファンとしてどこが勝ち上がってくるのか気になるのはもちろんですが、今年も最終戦まで目の離せないパ・リーグになったことがいち野球ファンとしてうれしく思います。
ナイターのソフトバンク-楽天は、楽天が先制した直後にソフトバンクが逆転、その後も追加点を重ねるという展開に。立ち直ったスチュワート・ジュニアの前にアウトを重ねる楽天打線に、盛り上がっていた観客席も次第に意気消沈していきました。
しかし6回、二死走者なしから四球・ヒットで一・二塁とすると、辰己に同点3ランが飛び出します! 満員の球場が一気に沸き返りました。しかし継投勝負となったその後は、互いにチャンスをものにできず、試合は12回へ。楽天は酒居以外のベンチ入り選手全員使い切る執念を見せるも得点できず、4時間50分の熱戦は引き分けに。これでソフトバンクのCS行きが決定しました。
最後の1枠はロッテと楽天、最終戦の直接対決で勝った方が手にします。結果如何で2・3位の順位も変動するだけに、昼から夜まで目の離せない10.9になりそうです。










今年も買っちゃいました。





いい写真です!
余韻にどっぷり浸りたいところですが、ペナントはまだ続きます!


9/27 vsH ○

激しいCS争い渦中のソフトバンクを京セラに迎えての1戦は、今度こそ10勝を達成してほしい山﨑福が先発。初回からいつにない気合いが見られました。粘られても負けなかったり、さすがのフィールディングでアウトを取ったり、自分のテンポで相手を抑えていく良い時のヤマサチ。早い段階でいけるかも、という期待が持てました。
そのためにはもちろん援護が不可欠。相手は天敵スチュワート・ジュニアでしたが、今日の調子はイマイチに見えました。初回は満塁のチャンスで凡退してしまうも、2回に若月の一発で先制。…で、得点は最後までその1点だけ。確かにヤマサチは援護がある時に限って崩れがちですし、スタメンもフルメンバーでないとはいえ、イマイチの相手からも1点だけだなんて…先が思いやられるよ…。
ヤマサチは完封も狙える球数でしたが、柳田にも回る打順だったからか9回は平野に交代。ドキドキ(ヒヤヒヤ)しながら見守るも、今日も三者凡退で〆! 250Sまであと1となりました!


9/28 vsE ●

仙台→京セラでの楽天との変則3連戦。前回はまったく打てなかった藤平相手に、1番森が四球を選ぶも紅林ゲッツーで先制ならず。一方、東も初登板の仙台でヒット→ゲッツー→四球となんだかイマイチな立ち上がり。2回、(あいかわらずランナーがいないと打つ)Tがヒットで出ると杉本も続き、2アウトになるも野口の当たりはポールギリギリホームラ…ン? リクエストでなく審判団の協議でビデオ判定、しっかりはっきりポールの内側を通過する映像が流れたので、無事にホームラン認定! ほっともっとの一件がありましたからドキドキしちゃいましたよ…。
ともかくも大きな3点が入り、今までの東なら「勝ち星ゲット」と言いたいところですが、今日はやっぱりイマイチ。その裏鈴木大地にソロを浴びると、次の回、いきなり連打+悪送球+ゴロの間に1点返され、さらに連打を浴びて同点にされてしまいます。この3回の攻防は、楽天の執念を感じました。表では早々と藤平から内に交代。攻撃でも若手が相手の隙をつく走塁を見せれば、島内・浅村のベテラン勢がしっかり援護。ここに来てずいぶんベンチの雰囲気も、応援の勢いも変わったように思います。
なんとか同点でとどめたものの、内に3イニング抑えられるオリ打線。そして5回、東がついに勝ち越しを許してしまいます。連勝はいつかは止まるものですし…仕方ありません。
しかし6回。鈴木翔から前回ホームランを放った森がヒットで出塁。福田が四球を選び、紅林がバントを成功させると、(ランナーがいる時は打たない人は飛ばして)杉本も四球で満塁に。そしてゴンザレスが同点タイムリー! 福田は惜しくもホームでアウトになりますが、その裏代わった小木田が三者凡退で流れを作り、次の回は福田が勝ち越しタイムリー! ようやく福田らしさが戻ってきたかも。
小木田は7回も三者凡退。さすが世代の代表です。山﨑颯不在で厳しいブルペン事情ですが、ポストシーズンで頼もしい存在となってくれるかもしれません。
これは阿部→山岡で〆! と思いきや。今日も誤算がまたひとり。阿部が先頭から滅多打ちの満塁地獄。楽天の執念の前に、守備陣は完全に気圧されていました。2本目の犠飛あたりで洗いものを始めたのでその後は観ていないのですが、テレビから絶え間なく歓声が聞こえてきたのでエライことになっていることは薄々感じていました。まさか一気に5失点とは…(2日ぶり2回目)。あとから動画で観ましたが、大里の守備は残念でしたね…。



9/30・10/1 vsE ●●

田嶋vs岸のキラー対決は、中嶋監督もご立腹のエラー祭りで岸に軍配…。
初回の三塁打→犠飛による失点は野口に取ってほしい打球でしたし、2回は宗のエラーによるランナー(はじいていなくても内野安打かなという気はしますが)。4回は言わずもがなですね…ダブルエラーとはね…。宜保はCS当落線上にいる身ですから、いちばんやってはいけないことをしてしまいましたね。激狭ストライクゾーンにも苦しめられましたし、ということで自分の中では田嶋は6回1失点、負けはついていません!!
打線は今回も岸を攻略できず。岸が下りた瞬間打ち出したので、たびたびのチャンスで1点でも取れていればと惜しまれます。
見どころは初登板の横山の無失点とワゲスパックの三者三振、セデーニョの1点差に迫るホームランだけでした。…というか、途中からほぼ他の試合を観ていました。ソフトバンクは9回裏、1点差から2HRでサヨナラ勝ち。ロッテは同点の9回、一死満塁2ボールから益田→坂本に交代した吉井監督の執念の采配でこれまた10回にサヨナラ勝ち。2~4位の3チームがそろって勝利し、CS争いはいまだ大混戦。オリックスとしてはどこが出てきても勢いが怖いです。
というわけで翌日抹消された宜保。結局セカンドは安達(とゴンザレス?)になるのか…太田の不在が痛いです。
さて対楽天最終戦は先発黒木という時点で察していたものの、いちおうCS生き残りを賭けた試験なのですからもうちょっと気合いの程を見せてほしかったですね…。開始早々、趨勢が決まってしまいました。漆原も3点差に迫った直後の失点はいただけませんし、吉田凌もなんだか抑えるすべがないといった感じで(福永のエラーのせいもありましたが)見どころがひとつもない試合でした。
しかし打線は気がつけば14安打もしていたのですね。杉本・西野は猛打賞だし、安達・森・紅林もマルチ。それで2点って! どんだけ効率悪いん!
いくら今は相手とモチベーションが違うといっても、CSがものすごく心配になってきました…。


10/2 vsF ○

ようやくCS争いの渦中から解放されたオリックス。本日の先発は山本ですから、さすがにお試しだの調整だの言っている場合ではありません。タイトルもかかっていますし、スタメンは比較的本気モード。2回に紅林のタイムリーで先制すると、3回には押し出しで追加点。山本は序盤得点圏にランナーを背負うも三振で切り抜け、順調にイニングを重ね、7回で降板。最後はアウトすべて三振で終える圧巻のピッチングでした。もしかしたら今日がシーズン最後、いやオリックスでのシーズン最後の登板だったのかもしれない…。しかしそれにふさわしい7回112球11奪三振、その雄姿をオリファン誰もが瞼の裏に焼きつけたことでしょう。
8回は山岡が登板。これまた三者三振と圧巻の内容。
たびたびの追加点のピンチチャンスもホームは踏めず、点差は3点のまま、9回表を迎えました。後輩たちが整えた花道へ、250Sに向けて平野が歩みを進めます。
ファーストは途中からTに交代していましたが、この回から安達がセカンドに入ったのも心にくい演出でした。
いきなり中島にヒットを許すいつもの平野でしたが、続く田宮は安達がさばいて二ゴロに抑え加藤は三振。二死二塁、マルティネスの打球は一塁方向へ打ち上がりました! Tがしっかり捕球してスリーアウト!
平野の日米通算250S達成とともに試合終了!!
山本の3年連続投手4冠ほぼ確定、もはや反則レベルのセットアッパー山岡、そして平野の大記録という大満足の内容に、ここ数日のモヤモヤが一気に払拭されました。
今年の10.2も最高の一夜でした!





9/23 vsH ○

今年の残り13戦は初の消化試合となりました。いや、さきおととしまでも夏頃からずーっと消化試合だったのだけれども…。
控えメンバーの顔触れがガラッと変わりました。ポストシーズンへ向けてのふるい落としと主力の休養を兼ねての入れ替えなのでしょう。
初回に打った方を褒めるしかない今宮のホームランで先制された田嶋ですが、その後は得点を与えず8回1失点と最高の出来。打線は3回に若月のタイムリーで逆転、4回にはTの犠飛と紅林のタイムリーで中押しすると8回には森がダメ押しタイムリーと理想的な展開。優勝した次の試合というとなんとなく崩れがちなイメージがありましたが、文句なしの快勝でした。まったく観られなかったのが惜しまれる…。最後のワゲスはちょっとヒヤヒヤしましたが(一球速報で)。


9/24~26 vsL ○○●

京セラに帰り、最後の西武3連戦。前回は黒星を喫してしまった山本-森のバッテリーですが、いきなり先頭の源田にヒットをくらうも後続を抑えて危なげない立ち上がり。その後もスイスイとアウトを重ねていきます。しかし同じく隅田の前にスイスイ凡退していくオリ打線。ゼロ行進のまま試合はスイスイ6回に。
ようやく均衡を破ったのは技ありの一発でした。森友哉! またの名を天才! 逆方向に放った打球はそのままスタンドへ!
マウンドで悔しさをあらわにした隅田には少なからぬダメージが与えられたようでした。2アウトからセデーニョが四球を選ぶと続く杉本には死球。そしてゴンザレスの一打は、打った瞬間の3ランホームラーーーーン!! ニコリともせずベンチを一瞥するマーゴ。なんてクールなんだ…。
山本に4点あれば怖いものなしですが、8回から宇田川に交代。ところがいきなり四球を出す宇田川。さらに暴投+四球でみずからピンチを招く宇田川。1失点で済んだものの、ランナーを出さないと気が済まないのですかね…。逆に9回は平野が三者凡退であっけなく終え、これで山本もなんだかんだで15勝をマーク。今年もタイトル総ナメが見えてきました。
2戦目は一塁セデーニョ・左翼Tというファイヤーなスタメンに。しかも先発はまだ白星のない曽谷。初回のピンチを凌ぎ、2回も三者凡退で終えると、その裏Tのヒットを皮切りに宗が先制タイムリー。3回も紅林のタイムリーで2点の援護をもらいます。
あと6アウトで初勝利…だったのですが、そううまくはいきませんでした。4回表、三連続四球で無死満塁にすると、山野辺の内野安打で1点返され、ゲッツーの間に2点目を失ってしまいます。せめて同点で終えてほしかったのですが、西川のタイムリーであっけなく逆転。
交代するかなと思いきや、曽谷は5回もマウンドに上がりました。消化試合だったからにせよ、続投の判断は首脳陣の曽谷への期待のあらわれだと思います。それに応えゼロで終えた曽谷は、ベンチに戻ると悔し涙にくれていました。宮城だの山下だの、一軍に上がってすぐ結果を出す若手ばかりで勘違いしそうになりますが、まだ一年目ですから…。もともと素材型という評判でしたし、勝負は来年からでしょう。今日の涙を糧にして、このオフはいろんな宿題をこなしてくれることを願います。
6回からは小木田・山田が得点圏に走者を背負うもゼロに抑えます。こういう試合展開で、簡単にあきらめたりしないのが今年のしぶといオリックス。心の片隅に、「これ逆転あるのでは…」という予感が湧き始めていました。
ポジティブな予感もたまには的中するもの。7回裏、2アウトから代走の宜保が盗塁を決めると、宗の当たりは今日何度も好守でチャンスを潰されていた西川のグラブの中には収まらず、タイムリー三塁打に! 同点に追いついた直後の8回表、阿部が三者凡退に抑えると、予感はますます確信に変わります。
そして8回裏! 今日も出た、ここぞの一発! 森友哉! 天才すぎる!!
今日の日替わり抑え、山岡が三者凡退で〆て連勝!!
これで3戦目は気楽に観られます。なにせ先発は齋藤響介。ドラフト3位の高卒ルーキー、誕生日前でまだ18歳です。顔つきもインタビューも初々しさ全開ですが、出番こそなかったものの8月に一度一軍昇格させていたことからわかるように、有望株一番手の逸材です。ワクワクしながら見守った初回はストレートで押して無失点(三塁打は杉本の守備のせい…)。2回はすっぽ抜けの死球もありましたがプロ初三振もあり無失点。3回も死球から始まるも、今日スタメン捕手の石川が盗塁を刺して結果三凡。4回も2アウトからピンチを招きますが得点は許さず、4回73球無失点で一軍初登板を終えました。いやー、来年が楽しみな投手がまた現れました! 直球で押していく球の強さも魅力ですが、何よりムエンゴに負けない、ストライクをズバズバ入れていくメンタルの強さが良いです! 変化球の精度を上げれば来季のローテも夢ではありません。
試合は5回から登板した黒木が暴投で先に失点してしまいます。若月や森なら…と思わないでもない一球でしたが、実戦経験が少ない石川でしたから仕方ない部分はあったかもしれません。
しかしその裏。それまで松本の前に抑えられてきたオリ打線でしたが、宜保が四球を選ぶと、前の打席で移籍後初安打を放っていた石川が進塁打。福田三振で2アウトになると、西武ベンチは森敬遠を選択。しかしここでやってくれるのが無敵の中川! センター前に打ち返しすぐさま同点!
ここから試合は膠着状態に。回またぎの黒木・ワゲスが抑えるも、オリ打線はなぜかダブルスチールを敢行するというお試しに出てもちろん失敗。8回は宇田川がまたも先頭を出し佐藤龍の胸に死球をぶつけるというよろしくない事態を招くもなんとか無失点で凌ぎます。ですが、今日は良い予感があまり湧いてきませんでした。いつもベンチを盛り上げている石川がスタメンのため普段と違う雰囲気だったこともあるかもしれませんが、8回裏、4番からの攻撃にもかかわらず田村にあっさり三者凡退に抑えられたあたりで、むしろネガティブな空気を感じていました。
そしてそういう予感はいつも当たるのです。
9回表、登板したのは山﨑颯。うーん、消化試合の同点で出さなくても良かったのではないのか…? 優勝決定試合以来のマウンドでしたが、今までと違い画面から威圧感が伝わってきませんでした。簡単に打ち返されていたところから、球にも力感がなかったのでしょう。
3点取られたあたりで洗いものを始めたのでその後は観ていないのですが、テレビから絶え間なく歓声が聞こえてきたのでエライことになっていることは薄々感じていました。まさか一気に6失点とは…。
翌日、山﨑颯の怪我が判明しました。乱調はそのせいだったのかもしれません。
それにしても、ここに来て離脱者が増えてしまっているのはCSに向けて不安材料です。幸いまだ時間がありますし、それまでに戻ってこられることを祈りますが…。
優勝しても気が休まることがありませんね…。









9/20 vsM ○

大事な大事な先発を任されたのは山﨑福。本拠地優勝&10勝という目標を前に、気負いも多少あったでしょうか。毎回ランナーを背負う苦しい内容。3回には荻野の長打に始まり、ゴロの間の先制を許してしまいます。
相手先発はカスティーヨ。前回サッパリ打てなかったのでイヤな予感はしていましたが、1番中川のまったく合っていない三振を見て予感は実感に変わりました。3回までの出塁は紅林の内野安打のみ。4回にようやくセデーニョが長打を放つも得点にはつながらず。あわやホームランの当たりでしたが、これが入らなかった時点で今日はツキがないようにも感じました。
直後の5回。2アウトから岡に長打を打たれ、ブロッソーはレフト前ヒット。杉本の懸命のバックホームもわずか届かず岡は生還、点差は2点と開いてしまいます。
次の山口に四球を出したところでヤマサチは降板。10勝チャレンジはまたもお預けとなりました。
マウンドに上がったのは小木田。暴投で進塁を許すも、中村を抑えてピンチ脱出。
その裏、昇格即スタメンで大歓声を浴びたT-岡田がヒットを放ち、さらにスタンドを沸き上がらせるも紅林がゲッツーと何も起こらず…。

この日、スタンドの応援は凄かったです。外野フライが上がっただけで歓声が起きる京セラははじめて見たかもしれません。この期待に応えられないのか…まさかカスティーヨをここまで打てないとは…。

6回も続投した小木田。先頭を出すも後続を抑えます。
その裏もあっさり2アウト。すると西野の打席で、ロッテベンチが動きました。カスティーヨはまだ75球。余裕で8回まで行くであろう内容でしたが、球数制限でもあったのでしょうか。まったく手も足も出なかった先発が交代、これが転機となりました。
小木田は7回もマウンドに立ちました。この回も先頭荻野に打たれ、結果的に追加点は許さなかったものの、後で冷静に思い返すとどうして中嶋監督は小木田を2.1回も投げさせたのかがわかりません。延長もあると考えていたのでしょうか。つまり追いつく算段があったのか…。
ファンとしても、カスティーヨが降板すればチャンスはあるかもと一縷の期待を抱いていました。

いよいよ試合も終盤。この回から代わった横山に森・セデーニョが打ち取られ、あっさり2アウト。しかしゴンザレスが死球を受け出塁すると、沈みかけていたスタンドが大きく沸きました。杉本は追い込まれてからもファウルで粘ります。一球ごとに大きくなっていく拍手と歓声。それが横山の動揺を誘ったのでしょうか。暴投でゴンザレスが進塁すると、客席のボルテージはさらに上昇しました。きわどいボールも見極められ、敬遠という選択肢もあったと思いますが、バッテリーは勝負を選びました。
そしてついに9球目、杉本が打ち返した打球はセンターへ抜けていきました! まず1点!
カーニバルが流れますます盛り上がる京セラドーム、打席に迎えるはT-岡田。大前さんの実況もかき消されるくらい響き渡る応援歌。それはマウンドにも大きな圧をかけていたに違いありません。暴投で進塁後、敬遠ぎみの四球となります。
そして紅林。いつもと違い、引き締まった表情をしていました。必ず決めてくれる。そんな確信に近いものを感じました。
逆方向の打球は一・二塁間! ライト荻野が返球するも間一髪セーフ! 吉井監督がリクエストするも、二塁ランナー杉本の足が一瞬早く入っており判定はそのまま。
同点!!
こうなれば一気呵成。打席は今日誕生日の野口。フルスイングで運んだ打球は一塁手の頭の上、ライト線ぎりぎりに落ちました。二塁ランナー代走の山足が還ってぎゃくてーーーん!!!
歓喜するベンチ、そして観客席。
こうなるともう止まりません。代わった岩下から中川が2点タイムリー三塁打、さらに西野がタイムリーでこの回一挙6得点!!
滲む涙は叩きすぎて手が痛いせいだけではありません。
この7回裏は永久保存版となりました!!

8回表、登板したのは宇田川。2三振を含む三凡で弾みをつけます。
その裏には安達が代打で登場。9回、そのままセカンドの守備につきました。
この日、平野はベンチ外。最後を任されたのは山﨑颯一郎でした。
1アウトごとに沸き上がるスタンド。いよいよ、その時を迎えます。
最後は狙いに行ったという三振で〆!!

3連覇達成ーーー!!!

 *☆**☆*
  *☆*★★★*☆*
`*☆*★※※※★*☆*
*☆★※☆☆☆※★☆*
*☆キタ━(゚∀゚)━!!☆*
*☆★※☆☆☆※★☆*
`*☆*★※※※★*☆*
  *☆*★★★*☆*
   *☆**☆*


颯一郎が高く放り上げたグラブは安達が見事にキャッチ。名場面の裏で起きていた「28個目のアウト」でした。そして歓喜の輪が解けた後、そのグラブがマウンド近くに放置されていたことにも笑わされました。

今までと違い、マジック点灯、そして本拠地で勝って決めた優勝は格別です。
春先から貯金を重ね、上位を追い上げ、首位に立ったあとも追撃を許さず、マジックを順調に消化し、そして2位以下に圧倒的なゲーム差をつけてつかみ取った優勝。
普通に強くなったのだとしみじみ感じます。

CSまでまだ一ヶ月もあり、慣れない調整となりますが、オリックスは決して気を抜かないはず。
日本一連覇へ、まだまだ戦いは続きます!!
* SNOW FLAKES *
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