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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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9/23 vsH ○

今年の残り13戦は初の消化試合となりました。いや、さきおととしまでも夏頃からずーっと消化試合だったのだけれども…。
控えメンバーの顔触れがガラッと変わりました。ポストシーズンへ向けてのふるい落としと主力の休養を兼ねての入れ替えなのでしょう。
初回に打った方を褒めるしかない今宮のホームランで先制された田嶋ですが、その後は得点を与えず8回1失点と最高の出来。打線は3回に若月のタイムリーで逆転、4回にはTの犠飛と紅林のタイムリーで中押しすると8回には森がダメ押しタイムリーと理想的な展開。優勝した次の試合というとなんとなく崩れがちなイメージがありましたが、文句なしの快勝でした。まったく観られなかったのが惜しまれる…。最後のワゲスはちょっとヒヤヒヤしましたが(一球速報で)。


9/24~26 vsL ○○●

京セラに帰り、最後の西武3連戦。前回は黒星を喫してしまった山本-森のバッテリーですが、いきなり先頭の源田にヒットをくらうも後続を抑えて危なげない立ち上がり。その後もスイスイとアウトを重ねていきます。しかし同じく隅田の前にスイスイ凡退していくオリ打線。ゼロ行進のまま試合はスイスイ6回に。
ようやく均衡を破ったのは技ありの一発でした。森友哉! またの名を天才! 逆方向に放った打球はそのままスタンドへ!
マウンドで悔しさをあらわにした隅田には少なからぬダメージが与えられたようでした。2アウトからセデーニョが四球を選ぶと続く杉本には死球。そしてゴンザレスの一打は、打った瞬間の3ランホームラーーーーン!! ニコリともせずベンチを一瞥するマーゴ。なんてクールなんだ…。
山本に4点あれば怖いものなしですが、8回から宇田川に交代。ところがいきなり四球を出す宇田川。さらに暴投+四球でみずからピンチを招く宇田川。1失点で済んだものの、ランナーを出さないと気が済まないのですかね…。逆に9回は平野が三者凡退であっけなく終え、これで山本もなんだかんだで15勝をマーク。今年もタイトル総ナメが見えてきました。
2戦目は一塁セデーニョ・左翼Tというファイヤーなスタメンに。しかも先発はまだ白星のない曽谷。初回のピンチを凌ぎ、2回も三者凡退で終えると、その裏Tのヒットを皮切りに宗が先制タイムリー。3回も紅林のタイムリーで2点の援護をもらいます。
あと6アウトで初勝利…だったのですが、そううまくはいきませんでした。4回表、三連続四球で無死満塁にすると、山野辺の内野安打で1点返され、ゲッツーの間に2点目を失ってしまいます。せめて同点で終えてほしかったのですが、西川のタイムリーであっけなく逆転。
交代するかなと思いきや、曽谷は5回もマウンドに上がりました。消化試合だったからにせよ、続投の判断は首脳陣の曽谷への期待のあらわれだと思います。それに応えゼロで終えた曽谷は、ベンチに戻ると悔し涙にくれていました。宮城だの山下だの、一軍に上がってすぐ結果を出す若手ばかりで勘違いしそうになりますが、まだ一年目ですから…。もともと素材型という評判でしたし、勝負は来年からでしょう。今日の涙を糧にして、このオフはいろんな宿題をこなしてくれることを願います。
6回からは小木田・山田が得点圏に走者を背負うもゼロに抑えます。こういう試合展開で、簡単にあきらめたりしないのが今年のしぶといオリックス。心の片隅に、「これ逆転あるのでは…」という予感が湧き始めていました。
ポジティブな予感もたまには的中するもの。7回裏、2アウトから代走の宜保が盗塁を決めると、宗の当たりは今日何度も好守でチャンスを潰されていた西川のグラブの中には収まらず、タイムリー三塁打に! 同点に追いついた直後の8回表、阿部が三者凡退に抑えると、予感はますます確信に変わります。
そして8回裏! 今日も出た、ここぞの一発! 森友哉! 天才すぎる!!
今日の日替わり抑え、山岡が三者凡退で〆て連勝!!
これで3戦目は気楽に観られます。なにせ先発は齋藤響介。ドラフト3位の高卒ルーキー、誕生日前でまだ18歳です。顔つきもインタビューも初々しさ全開ですが、出番こそなかったものの8月に一度一軍昇格させていたことからわかるように、有望株一番手の逸材です。ワクワクしながら見守った初回はストレートで押して無失点(三塁打は杉本の守備のせい…)。2回はすっぽ抜けの死球もありましたがプロ初三振もあり無失点。3回も死球から始まるも、今日スタメン捕手の石川が盗塁を刺して結果三凡。4回も2アウトからピンチを招きますが得点は許さず、4回73球無失点で一軍初登板を終えました。いやー、来年が楽しみな投手がまた現れました! 直球で押していく球の強さも魅力ですが、何よりムエンゴに負けない、ストライクをズバズバ入れていくメンタルの強さが良いです! 変化球の精度を上げれば来季のローテも夢ではありません。
試合は5回から登板した黒木が暴投で先に失点してしまいます。若月や森なら…と思わないでもない一球でしたが、実戦経験が少ない石川でしたから仕方ない部分はあったかもしれません。
しかしその裏。それまで松本の前に抑えられてきたオリ打線でしたが、宜保が四球を選ぶと、前の打席で移籍後初安打を放っていた石川が進塁打。福田三振で2アウトになると、西武ベンチは森敬遠を選択。しかしここでやってくれるのが無敵の中川! センター前に打ち返しすぐさま同点!
ここから試合は膠着状態に。回またぎの黒木・ワゲスが抑えるも、オリ打線はなぜかダブルスチールを敢行するというお試しに出てもちろん失敗。8回は宇田川がまたも先頭を出し佐藤龍の胸に死球をぶつけるというよろしくない事態を招くもなんとか無失点で凌ぎます。ですが、今日は良い予感があまり湧いてきませんでした。いつもベンチを盛り上げている石川がスタメンのため普段と違う雰囲気だったこともあるかもしれませんが、8回裏、4番からの攻撃にもかかわらず田村にあっさり三者凡退に抑えられたあたりで、むしろネガティブな空気を感じていました。
そしてそういう予感はいつも当たるのです。
9回表、登板したのは山﨑颯。うーん、消化試合の同点で出さなくても良かったのではないのか…? 優勝決定試合以来のマウンドでしたが、今までと違い画面から威圧感が伝わってきませんでした。簡単に打ち返されていたところから、球にも力感がなかったのでしょう。
3点取られたあたりで洗いものを始めたのでその後は観ていないのですが、テレビから絶え間なく歓声が聞こえてきたのでエライことになっていることは薄々感じていました。まさか一気に6失点とは…。
翌日、山﨑颯の怪我が判明しました。乱調はそのせいだったのかもしれません。
それにしても、ここに来て離脱者が増えてしまっているのはCSに向けて不安材料です。幸いまだ時間がありますし、それまでに戻ってこられることを祈りますが…。
優勝しても気が休まることがありませんね…。









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