今回は! 祝勝会から共同記者会見、ビールかけまで見届けました!!
これも本拠地優勝で試合後すぐに行われたからですね!! 3回目となればいろんな意味で手慣れたものです。 余韻に浸って寝不足のまま、今年も「優勝したらオリックス一面のスポーツ新聞全部買いするんだ!」という夢を実現させるべくコンビニへ。いつも出遅れるので、今回は起きてすぐ家を出たものだから半分寝惚けていました。並んでいるスポーツ新聞すべて持ってレジに向かったら、「これは2紙でいいんですか?」。同じ新聞を2段に分けて置いていたみたいで、5紙のはずが6部手に取ってしまっていました。店員さんすみません…。 いやー、今年も壮観です! 阪神と同日にならなくて良かったです…。 ニッカンは真柴さんがいなくなってもさすがの取材力でした。 我が家の解説者はオリックスが優勝した要因について、 「特例抹消という制度を最大限に活かして、一・二軍の入れ替えを去年より激しく行った。メンバーを固定して勝つのがいちばん楽だが、そんな簡単にうまくいくわけがない。それでも固定にこだわる監督は考えることを放棄しているだけ。中嶋は常に考え続けている」 「中嶋監督は二軍の試合も全部観ているに違いない。二軍コーチからの報告だけでは把握しきれない。自分の目で絶対に確かめているはずだ」 と、熱く語っていたのですが、それを裏付ける記事が書かれていました。割とさらっと触れられていましたけれども、これってすごいことだと思うのですが…。一軍の試合を采配するだけでも大変なのに、二軍選手の状態を映像でチェックして、明日はこの選手と選手を入れ替えよう、打順や守備位置をこう組み替えよう、中継ぎは誰々を外して…と、あれこれ考えだせば寝る暇もないはずです。勝った試合の後もベンチで頭を抱えている監督の姿を何度も目にしましたが、その脳裏には明日の一戦に向けてのいろんな選択肢をめぐりめぐらせていたのだろうと察します。 「入れ替えが多ければその時もっとも調子の良い選手を使うことができるし休みも取れる。さらに終盤を見据え適度に負け試合を作って中継ぎ陣の疲労を軽減し、波のない状態を維持し続けることができた。オリックスの優勝要因は、『好投手が次々出てくる』だの『森の補強と頓宮の活躍で吉田正尚の穴が埋まった』だのと言われるが、いちばんは『中嶋監督も成長していること』、これに尽きる!」…だそうです。 確かに!! 3年前の8月の自分に教えてあげたい…「来年から3連覇するよ」。 絶対信じないだろう!! 今でも信じられないんだから!! 【追伸:ヤスオーの野球坊主】 昔々、中嶋聡が初めて一軍監督になったシーズンの開幕前、NHKのプロ野球ニュースでパリーグ6球団の監督の座談会が行われていました。僕は強大な戦力を持つ楽天イーグルスが圧倒的に優勝するだろうと思っていたのですが、中嶋聡が、楽天の先発ローテをおっさんばかりだと鼻で笑っているような空気を感じ取りました。僕は、こいつは勝負に勝つより若手が生き生きとプレイする姿が観たいだけの、2軍監督マインドのつまらん監督だなと思いました(実際に前年の代行時代に若手をかなり抜擢していた)。しかし実際このシーズンは、僕が優勝候補だと思っていたおっさんローテの楽天は、序盤はずっと首位でしたが7月ぐらいから徐々に怪しくなり、結局3位でした(おっさんが1個ずつ年をとった翌年も、序盤はずっと首位で7月ぐらいから徐々に怪しくなり、結局4位)。ちなみにオリックスは逆で、打たないし守備も下手な太田を2塁で固定したりして最初はだらだらと5割弱の勝率でしたが、6月7月と調子を上げていき優勝しました(ちなみに翌年も同じように最初は低空飛行で、6月7月と調子を上げていき優勝しました)。 西武ライオンズという昔からファンだった球団の監督に、今年、満を持して元楽天イーグルスの星野チルドレン松井嫁頭夫が就任しました。ある日の試合中、ベンチのこの人が映りました。目を見開いて穏やかな顔で試合を観ていました。その横に平石という松井と同じ新興宗教を母体とした高校出身のヘッドコーチがやってきて、松井にニヤニヤして話しかけました。松井も一緒にニコニコし、セラミックのキラキラ光る白い歯が見えました。また違う日に交流戦を観ていると、松井平石と同じ新興宗教を母体とした高校の出身の立浪の横に、これまた同じ高校出身の西山バッテリーコーチがニヤニヤして話しかけ、立浪も一緒にニコニコしていました。オリックスの中嶋監督は、まあもちろん味方がホームランを打ったりしたらコーチ達と一緒にニコニコしていますが、コーチがニヤニヤしながら中嶋監督に話しかけ、中嶋が一緒にニコニコするという姿を3年間一度も見たことがありません。我が家はオリックスの観戦率が圧倒的に多いのにです。中嶋監督は選手達には気さくでハートウォーミングな人だという報道をよく見ますが、コーチ達の中嶋監督への接し方を見るに、コーチ会議での中嶋は間違いなく気さくではないでしょう。選手に気さくに接するのはチームにとってプラスで、マスコミやコーチにおもねるのはマイナスだということだけでしょう。ちなみに、新興宗教を母体とした高校の出身者が監督をしているチームは、今年2チーム共Bクラスです。 九州のある球団は、松井とはまた違う新興宗教を母体とした高校出身の藤本という監督が率いているのですが、この藤本が、昔の黄金時代西武のようにレギュラーが固定化されるのが理想と個人的な思想をマスコミにペラペラと語っていました。この語りだけでも、藤本がどのような人かはわかります。「黄金時代西武が強かったのはレギュラーが固定化されていたからだ、ソフトバンクもレギュラーが固定化されたら強いチームになるだろうという、ある一面だけにしか注意が向かない考え方」「たまたま自分が現役時代に強かった西武がレギュラーが固定化されていただけで、すべての強いチームはレギュラーが固定化されていると考える、一つの事象を過度に一般化する考え方」「レギュラーたるものは休んではいけない、毎試合出場すべきという、~であるべきという考え方」「レギュラーである選手、レギュラーでない選手、というわかりやすいラベルをつけてその選手のイメージを固定化するレッテル貼り」といった、とても認知の歪んだ監督でしょう。この監督のチームは総年俸は1位ですが、勝率は5割くらいです。上でさや氏も言っているように、オリックスは1軍2軍の入れ替えが非常に激しく、スタメンなんぞは毎日変わっているレベルです。おそらく藤本が中嶋のかわりにオリックスを率いていたとしたら、捕手は変わらないとしても、内野がT岡田、安達、大城、西野あたりで、外野は杉本や中川は出てこなでしょうから死滅していたでしょう。宮城や山下シュンペーターは、今よりスケールが小さくなっているでしょうし、宇田川や山﨑颯一郎いたっては育っていないでしょう。百歩譲って藤本が今年から中嶋オリックスを引き継いだとしても、1番福田、2番宗、3番シュウインデル、4番森、5番杉本、6番ゴンザレス、7番中川、8番紅林、9番安達か西野、みたいなしょうもない打順を組み、シュウインデルが5月ぐらいにいなくなり、3番が中川、7番が西野、9番が安達か大城になるぐらいで、ずっと夏までこの打順でいくでしょう。森が怪我をした時だけ若月を使います。頓宮は2軍で4番を打っています。代打要員はT岡田がいますし。宇田川、山﨑颯一郎、ワゲスパック、阿部、平野を1年間酷使し、山岡はずっと先発ローテーションでしょう。東は存在していません。こんなマネジメントでパリーグの貯金をひとりじめできたでしょうか。 PR
三連覇あああーーーーーーー!
まだ信じられないよーーー!! うわあああーーーーーん!!! 。・゚・ヽ(゚`Д´゚)ノ゚・゚・。
9/19 vsM ○
さあ、来ました! 三連覇に王手です!! 最近の東の安定感といったら、山本・宮城に匹敵するのではないかと思うくらいです。ロッテ打線にも臆することなく、大事な一戦と感じさせることもなく、いつもどおりにの飄々としたピッチング。中盤では満塁のピンチで山口を打ち取り踏ん張ります。そして最後の7回でも154キロを計測するストレートを投げ込み、最多投球の110球で立派に仕事を果たしました。 打線も初回から絶好調の杉本がタイムリー。6回には宗が自打球で離脱する緊急事態にも、打席の途中から交代したセデーニョが貴重な追加点となるタイムリーを叩き出しました。8回は阿部が三者凡退に抑えると、最後は復帰した平野が(ヒヤヒヤしつつ)〆! まさに「全員で」勝ち取った白星でした! おととしは無観客、去年は仙台でしたから、ファンとしては満員の京セラドームでの胴上げを期待します! 今日も全員で勝ってくれー!!
9/12・13 vsF ○●
初戦の東は日ハムキラーですから心配はしていませんでしたが、まさか6回途中までパーフェクトとは…。初安打から失点してしまうあたりはやむなしですが、それでも追加点は許さず7回まで投げ抜きました。やたらニコニコだったヒーローインタビューは、相当手ごたえがあった証拠でしょう。来年は開幕からローテの軸で投げるはず。今から楽しみです! 打線はポンセを打ちあぐねていましたが、3回に先頭の宗が死球で出塁すると、暴投で進塁後、中川のタイムリーで先制。さらに森も死球(やめてええ)で一・二塁になったところで、続く頓宮がバント(!)。監督の表情を見るに自己判断だったのですかね…。この努力を無駄にするわけにはいきません。杉本がフルスイングのボテボテ内野安打を放ちまず1点、安達のセーフティースクイズでさらに1点。5回は中川、6回は安達のタイムリーで中押し、9回も森の3ランでダメ押しと、理想的な8得点で3連勝! エスコン最終戦の先発となったのは山﨑福。山本0安打→宮城1安打→東2安打という好投続きの流れに乗ってほしかったのですが、明治大の後輩である上原との投げ合いは完敗でした。初回からいきなり3連打で2失点。その後も乱調は続き3回8安打3失点、10勝はお預けとなりました。 攻撃は上原をまたも打ち崩せず。まんべんなく全球団に苦手投手がいるのは厄介ですね…しかも複数。 ロッテが敗れてマジックはひとつ減ったものの、機嫌の悪い夜となりました。 9/14 vsE ○ 変則日程の楽天4連戦。初戦の仙台は田嶋が先発でしたが、鷲キラーの本領発揮。躍動感に加え感情表現豊かに7回を無失点で投げ抜きました。実は眼鏡より半袖がキーアイテムだったのか? 仙台ではおなじみの田嶋のヒーローインタビューが観られるはずだったのに…援護できないオリ打線。藤平相手にランナー出すも得点できず、これまた7回を投げ切らせてしまいます。 その後は中継ぎ勝負となり延長戦へ。宇田川や山﨑颯がピンチを招くも無失点で凌ぎ、こちらもなかなかチャンスを作れぬまま、互いにゼロ行進が続きます。引き分けでもマジックは減るんだっけ…と考えるようになってきた11回。先頭茶野が10球粘って凡退するも、次の西野がこれまた粘り11球で四球をもぎ取ります。これでクリーンアップが奮起せぬわけがない。中川の打球はショート前に転がるもボテボテが幸いしてゲッツーはまぬがれます。そして! ここぞで頼りになる4番森友哉、またの名を天才!! 代わった鈴木翔からの一発は打った瞬間の先制2ラン!!! 12日に特例抹消されていた平野に代わって抑えを務めたのは山岡。2アウトからランナーを出すも、安定感抜群の投球でプロ初セーブ! 連敗はまぬがれ、マジックは7となりました。しかし監督はエラー4の野手におかんむり。疲労や重圧もあるのでしょうが、確かに最近多い守備の乱れは気がかりですね…。 9/14 阪神優勝 楽天戦と同時並行でチェックしていた甲子園。阪神が球団史上最速で18年ぶりの優勝を決めました。いやー、破竹の勢いとはまさにこのこと。9月負けなしのぶっちぎりでした。 横田のユニフォームも胴上げに参加していた場面は目頭が熱くなりました。才能あふれる若手のひとりとして注目していましたし、引退試合の奇跡のバックホームも、その後の再現ドラマも観ましたし、第二の人生を陰ながら応援していただけに、訃報に接した時は悲しみと悔しさの涙を禁じえませんでした。阪神の勢いは、7/25の追悼試合からより強まったようにも思います。 岡田監督はオリックス時代も用兵には一日の長があると感じていましたが、年月を経てもその才は健在でした。飛びぬけた選手は不在でも適材適所で能力を最大限発揮できるよう配置し、堅い野球で確実に勝利をものにするプランが、今の阪神というチームにバッチリハマったのでしょう。オリックス時代もフロントと監督と選手の意思疎通がもう少しまともにできていたなら、きっとあんなことにはならなかったのだろうなあ…とつくづく残念に思われます。 それにしても、メディアの過熱っぷりでつくづく思い知らされましたが、もし阪神とオリックスの日本シリーズなんてことになったら…8-2、いや9-1で阪神寄りの報道になっちゃうでしょうね…。 いや、その前にCSのことを考えなければね。 この貧打&守乱では先が思いやられます。 9/16~18 vsE ●○○ 試合前に大激震。若月・頓宮が特例抹消。最近体調不良による抹消が増えていましたが、ここに来て正捕手のひとりが! 打線の要が! しかも今日の先発は山本。公式戦で森と一度も組んでいません。まあ、山本のことですから問題はないでしょう。 と、思いきや、相手のエラー絡みで先制した直後、連打をくらってあっさり逆転される山本。試合は観られなかったのですが、全体的に球が高かったり制球が悪かったり粘られたりと、ここ最近でいちばん調子が悪かったようです。こういう時は野手がエースを助けなければいけないのに、エラーはするわ岸に6回無失点と抑えられるわ、家にいなくて良かったと思うくらいヒドイ内容でした。確かに試合前オーダーを目にした瞬間、どうやって点を取るのだろうと不安でいっぱいになるような打線でしたが…。 頓宮と仲の良い森はもちろん、石川も含めた4人でよく行動を共にしていると聞きますし、全員抹消なんてことになったら目も当てられません。ソフトバンクもCS争いの大事な時期なのに次々離脱していますし、これ以上体調不良者が出ないことを祈ります。 土曜負けなしのジンクスが破れ、翌日の先発は宮城。しかし初回から浅村に2ランを献上するという非常によろしくない展開。3回に森の同点タイムリーで追いつくも、次の回、またしても浅村の二塁打から勝ち越しされる宮城。それでも相手のバント失敗からのゲッツーで1点どまりでとどめ、完全に相手へ流れを渡さないあたりはさすがでした。 ピンチの後にはチャンスあり。その直後、ゴンザレスの一発は打った瞬間の同点ホームラン! 打っても表情ひとつ変えない実にクールなマーゴ! 5回は互いに先頭を出すも、両先発が無得点で踏ん張ります。そして6回、一死一塁から紅林にヒットを打たれた場面で荘司は先に降板。代わった安楽からゴンザレスが四球を選び満塁になったところで、杉本の当たりは犠牲フライ。ようやく勝ち越しに成功します! しかしさらなる満塁機で追加点を取れなかったのは残念でした…。 7回は宮城が二死三塁のピンチで伊藤を見逃し三振に取り、渾身のガッツポーズ。球数も100球を数え、ここで交代かなと思っていたので、8回も続投したのは驚きました。当たっている浅村にも回るのに…。 やはり意識してしまったのか、3番島内に四球を出し、浅村を迎えたところで交代となりました。マウンドに上がったのは宇田川。最近ランナーを溜めてから抑える傾向があるので不安があったのですが、案の定いきなり浅村に当てて一・二塁にすると、岡島に初球を打ち返され、あっけなく同点にされてしまいます。 ようやくエンジンがあったまったのか後続は抑えるも、ベンチでは放心状態で平井コーチの話もまったく耳に入っていない様子の宇田川。今後の短期決戦のことを考えても火消し役は絶対に必要ですから、初球から全開でないと困るのですが…。 しかし左右のエースを立てて連敗は絶対に避けなければならない。その裏、先頭紅林が全力疾走で内野安打をもぎ取ると、続くゴンザレスはなんと送りバント。きれいに決まると、紅林に代え渡部を出した中嶋監督。手薄な内野手に代走を出したということは、この試合を取りに来たというサインです。まさに「全員で勝つ」! これに応えたのは杉本!! 選手会長の打球は左中間真っ二つ! 杉本も快足飛ばして三塁へ! 続く野口の二ゴロで浅村はホームへ投げられず、代走小田が還って2点差に! 最後を〆たのは山﨑颯一郎。平野の系譜を継ぐ者が2安打を許しつつ、リードを守って8セーブ目! これで貯金は29、ロッテも敗れたことでマジックは5となりました(そしてCS進出も決定)。 3戦目の先発は曽谷。五度目の正直で初勝利なるかという初回は、いきなり先頭を出すも三振ゲッツーで逃れます。するとその裏、キャッチャー森が先制点をプレゼント。2回も無死一・二塁のピンチを招くも阿部のゲッツーで無失点。杉本のタイムリーとエラーで3点差となった3回は先頭にヒットを打たれるもまたゲッツーで無失点。田中を降板させて5点差とした4回は、またも無死一・二塁。ナンボほど先頭出すねん! とイライラしつつも4回連続ゲッツーに助けられる曽谷。かと思えばタイムリー内野安打で失点する曽谷。そこから連打をくらい5点差を2点差にする曽谷。あとアウトひとつが取れない曽谷…。 これでは初勝利はあげられません。中嶋監督みずからマウンドに向かい、ベンチに戻ってもらいました。もったいなさすぎる…そんなところはヤマサチ先輩を真似なくていいのに…。 その回は山田がなんとか抑え、小木田→阿部→山岡→宇田川→山﨑颯のリレーで追い上げは許さず連勝! 大きな追加点となる森のホームランもお見事でした! ここに来て主砲の復調は朗報です! マジック4としていざ、ロッテ2連戦!! できれば連勝で、満員の京セラで胴上げを願います!!
9/5・6 vsL ●●
4回目の先発となった曽谷は5回1安打無失点。着実に成長しているように感じます。来季は先発左腕カルテットを形成してもらいましょう(つまりヤマサチも残留だ!)。 さて問題は打線。また貧打に逆戻り…。同じ5安打でもこちらは散発、向こうは終盤での2ランありですからこの結果は当然といえましょう。しかも3つもエラーしているし…。なんの見せ場もなく終わりました。 これまでカード全敗は一度だけのオリックス。しかし黒木と今井の顔合わせではさすがに厳しいか…と半ばあきらめてはいたものの、半分は期待していたものですから、ガッカリ感は相当なものでした。カード全敗もひさしぶりですし(いや、かつてを思えばそれ自体感動的なことなのですが)。おかわりに1本目のホームランを打たれたあたりでチャンネルを替えたので、今年最後の神戸の花火も見ていません。8回のチャンスで戻しましたが。 1点差に迫ったものの、勢いがあった頃なら一気に逆転するか、少なくともサヨナラ勝ちしていたでしょう。3点入ったとはいえノーヒットですし。相性の良かった神戸ですが最後の最後で2連敗。ロッテが敗れてマジックはひとつ減ったものの、なかなか上がり目が見えません。 試合がなかった木曜日もロッテが敗れてマジックは14に。さあ、次はいよいよ直接対決。満を持して山本・宮城を投入、マジックを一気に減らすチャンス…と言いたいところですが、このヒエヒエ打線で大丈夫なのか!? 9/8〜10 vsM ☂○○ 初戦は雨で流れたため、できれば土日負けなしの流れに乗って2連勝でマジックを一気に減らしたいこのカード。連敗ストッパーといえばエースです。山本は初回から調子が良さげに見えました。案の定味方がチャンスを潰している間にも、少ない球数で相手打線を打ち取っていきます。 ようやく4回、中川が相手エラーで二塁まで進むと森の内野安打で無死一・三塁の大チャンス。しかし頓宮のゴロでスタートを切った中川が挟殺アウトになってしまいます。が、しかし! 続く杉本の打球は、打った瞬間外野フライかと思いきや、なんと柵越え! いつになく力がこもっていた昇天ポーズにレフトスタンドも大盛り上がり! そして今日の山本にはこの3点で充分すぎるくらい充分でした。 風の影響もあってか変化球はキレキレ、ストレートも伸びがあり、解説をして「すべての球が勝負球」と言わしめる、どこにも隙のない完璧な制球でした。 試合は早くも5回裏。山本が飛んできた打球を弾いてしまいます。ここまでひとりもランナーを出さずに来ていましたが、ああついに出てしまうのか、とあきらめかけたその時! そこにいたのはショート安達! 昨年のポストシーズン以来のショートでしたが、ベテランはやはりここぞで頼りになります! 打球を拾って一塁へ、パーフェクトは途絶えさせません! 運も味方しています。いよいよ期待が高まってきて、副音声の田中アナも連呼し始めましたが、こういうことをすると裏目に出がち。6回表、先頭の安田に四球を出してしまいました。これは風が逆に影響したのかもしれません。まあ、完全試合だと野手が緊張してしまうのでこれで良かったのかも(佐々木朗希みたいに三振バンバン取れるわけでもないし)。 しかし後続は抑え、なおまだヒットは打たれていませんから、ノーノーの可能性は残っています。反省したのかあえてそれに触れない田中アナ。気持ちはわかる。 7回もなんなく抑えた山本。8回はさらにギアを上げ、三者三振で終えます。さあいよいよ9回。京セラなら『Frontier』が流れてスタンドが沸き立っていたことでしょう。去年も今年もビジターだったのが惜しまれる。 田村・藤原を抑えて2アウト。最後に荻野なんて、ラスボスにふさわしいではありませんか! と思いきや、デッドボール…。 が、藤岡をニゴロに抑えて、2年連続ノーヒットノーラン達成!! 天晴!! 2年連続ノーノーはなんと82年ぶりの快挙だそうです。気が遠くなりそう。 さて翌日の相手先発は、復帰登板の佐々木朗希。長い回は投げないそうなので、降板してからが勝負かなと思いきや、さすがに本調子でなかったのか、初回に森のタイムリーで先制します。 こちらは昨日のヒーローインタビューで先輩に煽られた宮城。そのおかげというわけではないでしょうが、こちらも初回から調子が良さげに見えました。3回に四球、4回は自身のエラーとランナーを背負うものの、ヒットは許さずに5回を迎えます。 まさか2試合連続の…と予感がよぎるも、四球とバントで二死二塁。続く岡の打球は三遊間! アチャー初ヒットどころか同点やん! と頭を抱えた次の瞬間、レフト池田のバックホームは大阪桐蔭の先輩である森のミットにストライク! 間一髪、タッチアウトで難を逃れました! …そう。佐々木朗希は3回45球で降板したにもかかわらず、オリ打線は4回以降カスティーヨ相手に追加点どころかひとりのランナーも出せていなかったのだ。昨日も美馬相手に打ったのは杉本のスリーランだけで7回まで投げられていますし、オリの貧打はなかなか改善の兆しが見えません。 それでも7回、ようやく四球をもぎとると、杉本のヒットで一・二塁。二死となったところで中嶋監督は代打西野のカードを切りました。これがズバリ! 見事に打ち返し(ようやく)1点追加! 宮城は115球に達し8回で降板となりました。二日連続ノーノーはさすがに達成できなかったものの、許したヒットはたったの1本。オリックスが誇る左右のエースが目論見どおり2位チームを叩くことができました。 …と、その前に。今日もスリル満点の平野劇場がありました。1アウトからヒットを打たれるいつもの平野。2アウトから四球を出してわざわざ山口に回す平野。 フォークをすくい上げた山口! 「ギャー!」と叫ぶオリファン! その打球はスタンドイン…はせず、レフトフェンスギリギリで構えた小田のグラブの中に…。 ○■= と…とにかくこれで宮城は佐々木に初勝利! 土日負けなし18連勝! マジック10! いよいよラストスパートです! |
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