9/5・6 vsL ●●
4回目の先発となった曽谷は5回1安打無失点。着実に成長しているように感じます。来季は先発左腕カルテットを形成してもらいましょう(つまりヤマサチも残留だ!)。 さて問題は打線。また貧打に逆戻り…。同じ5安打でもこちらは散発、向こうは終盤での2ランありですからこの結果は当然といえましょう。しかも3つもエラーしているし…。なんの見せ場もなく終わりました。 これまでカード全敗は一度だけのオリックス。しかし黒木と今井の顔合わせではさすがに厳しいか…と半ばあきらめてはいたものの、半分は期待していたものですから、ガッカリ感は相当なものでした。カード全敗もひさしぶりですし(いや、かつてを思えばそれ自体感動的なことなのですが)。おかわりに1本目のホームランを打たれたあたりでチャンネルを替えたので、今年最後の神戸の花火も見ていません。8回のチャンスで戻しましたが。 1点差に迫ったものの、勢いがあった頃なら一気に逆転するか、少なくともサヨナラ勝ちしていたでしょう。3点入ったとはいえノーヒットですし。相性の良かった神戸ですが最後の最後で2連敗。ロッテが敗れてマジックはひとつ減ったものの、なかなか上がり目が見えません。 試合がなかった木曜日もロッテが敗れてマジックは14に。さあ、次はいよいよ直接対決。満を持して山本・宮城を投入、マジックを一気に減らすチャンス…と言いたいところですが、このヒエヒエ打線で大丈夫なのか!? 9/8〜10 vsM ☂○○ 初戦は雨で流れたため、できれば土日負けなしの流れに乗って2連勝でマジックを一気に減らしたいこのカード。連敗ストッパーといえばエースです。山本は初回から調子が良さげに見えました。案の定味方がチャンスを潰している間にも、少ない球数で相手打線を打ち取っていきます。 ようやく4回、中川が相手エラーで二塁まで進むと森の内野安打で無死一・三塁の大チャンス。しかし頓宮のゴロでスタートを切った中川が挟殺アウトになってしまいます。が、しかし! 続く杉本の打球は、打った瞬間外野フライかと思いきや、なんと柵越え! いつになく力がこもっていた昇天ポーズにレフトスタンドも大盛り上がり! そして今日の山本にはこの3点で充分すぎるくらい充分でした。 風の影響もあってか変化球はキレキレ、ストレートも伸びがあり、解説をして「すべての球が勝負球」と言わしめる、どこにも隙のない完璧な制球でした。 試合は早くも5回裏。山本が飛んできた打球を弾いてしまいます。ここまでひとりもランナーを出さずに来ていましたが、ああついに出てしまうのか、とあきらめかけたその時! そこにいたのはショート安達! 昨年のポストシーズン以来のショートでしたが、ベテランはやはりここぞで頼りになります! 打球を拾って一塁へ、パーフェクトは途絶えさせません! 運も味方しています。いよいよ期待が高まってきて、副音声の田中アナも連呼し始めましたが、こういうことをすると裏目に出がち。6回表、先頭の安田に四球を出してしまいました。これは風が逆に影響したのかもしれません。まあ、完全試合だと野手が緊張してしまうのでこれで良かったのかも(佐々木朗希みたいに三振バンバン取れるわけでもないし)。 しかし後続は抑え、なおまだヒットは打たれていませんから、ノーノーの可能性は残っています。反省したのかあえてそれに触れない田中アナ。気持ちはわかる。 7回もなんなく抑えた山本。8回はさらにギアを上げ、三者三振で終えます。さあいよいよ9回。京セラなら『Frontier』が流れてスタンドが沸き立っていたことでしょう。去年も今年もビジターだったのが惜しまれる。 田村・藤原を抑えて2アウト。最後に荻野なんて、ラスボスにふさわしいではありませんか! と思いきや、デッドボール…。 が、藤岡をニゴロに抑えて、2年連続ノーヒットノーラン達成!! 天晴!! 2年連続ノーノーはなんと82年ぶりの快挙だそうです。気が遠くなりそう。 さて翌日の相手先発は、復帰登板の佐々木朗希。長い回は投げないそうなので、降板してからが勝負かなと思いきや、さすがに本調子でなかったのか、初回に森のタイムリーで先制します。 こちらは昨日のヒーローインタビューで先輩に煽られた宮城。そのおかげというわけではないでしょうが、こちらも初回から調子が良さげに見えました。3回に四球、4回は自身のエラーとランナーを背負うものの、ヒットは許さずに5回を迎えます。 まさか2試合連続の…と予感がよぎるも、四球とバントで二死二塁。続く岡の打球は三遊間! アチャー初ヒットどころか同点やん! と頭を抱えた次の瞬間、レフト池田のバックホームは大阪桐蔭の先輩である森のミットにストライク! 間一髪、タッチアウトで難を逃れました! …そう。佐々木朗希は3回45球で降板したにもかかわらず、オリ打線は4回以降カスティーヨ相手に追加点どころかひとりのランナーも出せていなかったのだ。昨日も美馬相手に打ったのは杉本のスリーランだけで7回まで投げられていますし、オリの貧打はなかなか改善の兆しが見えません。 それでも7回、ようやく四球をもぎとると、杉本のヒットで一・二塁。二死となったところで中嶋監督は代打西野のカードを切りました。これがズバリ! 見事に打ち返し(ようやく)1点追加! 宮城は115球に達し8回で降板となりました。二日連続ノーノーはさすがに達成できなかったものの、許したヒットはたったの1本。オリックスが誇る左右のエースが目論見どおり2位チームを叩くことができました。 …と、その前に。今日もスリル満点の平野劇場がありました。1アウトからヒットを打たれるいつもの平野。2アウトから四球を出してわざわざ山口に回す平野。 フォークをすくい上げた山口! 「ギャー!」と叫ぶオリファン! その打球はスタンドイン…はせず、レフトフェンスギリギリで構えた小田のグラブの中に…。 ○■= と…とにかくこれで宮城は佐々木に初勝利! 土日負けなし18連勝! マジック10! いよいよラストスパートです! PR |
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