11/16~19 アジアプロ野球チャンピオンシップ
U24(あるいは入団3年目以内)という若手主体の大会。紅林が辞退したため、オリックスから出場したのは野口ひとりという淋しい状況。宮城や宇田川などWBC組が除外されていたという理由もありますが。 かつてはシーズン終了直後の大会ではコンディションがあきらかに落ちていたり、寄せ集め感が少なからずあったりしましたが、侍ジャパンが常設された最近はノウハウも構築されてきたのか、事前キャンプからチーム全体でモチベーションを上げていたように思います。年齢の近い選手が多いこともあってか一体感もありましたし、いろいろなことを吸収しようとする意識の高さも感じました。 初戦の相手は台湾。先発赤星は相手を無失点に封じます…が、侍打線も台湾の先発に手も足も出ず、なんと5回パーフェクトに抑えられてしまいます。誰だ彼は!? 早く連れてきて!! 6回、ようやく門脇のヒットではじめてランナーを出すと、7回に森下の2ランで日本がようやく先制します。その間相手打線を抑えていたのは根本。5回2アウトからひとり抑えた及川に代わって6回から2回を3人ずつで終え、相手に反撃の芽を与えませんでした。解説の多くが陰のヒーローに根本の名を挙げていましたがさもありなむ。9回にはダメ押しの3点が入り、日本は白星発進となりました。 ベンチには紅林のユニフォームが…キャンプにも参加していないのに、これはうれしいはからいでした。 2戦目の相手は韓国。万波のホームランなどで2点リードするも、得点のチャンスを逃すもどかしい場面が多くありました。その中でも好投したのは隅田。7回無失点と最高の投球。8回は横山、9回は田口がソロを被弾するもリードを守って2連勝。 この時点で決勝進出を決めた日本、3戦目のオーストラリア戦はナイトゲーム翌日のデーゲームだったこともあってか、それまで控えだった選手をスタメン起用。ようやく野口の出番です。…が、四球をひとつ選んで得点も記録したもののチャンスで三振。守るほうでは見慣れないサードでしたが、無難にさばいていましたし、強肩も披露できたのでまあ良しかな…。そもそも内外野守れるユーティリティ要員としての選出だったのでしょうが、次があれば打席でもアピールしてほしいところです。 試合は初回から日本ペース。先発早川も5回パーフェクトピッチングで相手を圧倒。代わった吉村もランナー許さず、回またぎの2アウトで左打者を迎えたところで佐藤隼に交代。しかし判定厳しく四球で初出塁を許してしまいます。見逃し三振だと思ったのですがねえー。 ピンチを招くも凌いだその次の回、野村のタイムリーで10点目。紅林の代替での出場でしたがアピールできました。最後は清水が〆てコールド勝ち。 全勝で迎えた決勝の先発はOA枠の今井。しかし3回、牧のエラーから2点先制されてしまいます。今大会精彩を欠いていた牧ですが、WBCからCSまでフル回転で蓄積疲労は相当あったでしょうし、よく出場を承諾してくれたなというレベルの選手です。井端ジャパンの初陣ですからトップチーム経験者も必要だったのでしょう。 しかしその牧が、5回裏にソロホームラン。それまで手こずっていた韓国先発のカーブを捉えたことで、球場の雰囲気が一気に変わりました。 5回から登板した根本が6回表も抑えたその裏、代わった投手から万波が先頭二塁打。門脇が送って佐藤輝がしっかり犠飛を放ち、同点に追いつきます。その後は投手戦に。根本→桐敷→田口と無失点でつなぐも、得点することはできず、試合は延長へ。 10回からはタイブレーク。表に登板した吉村は、先頭をゲッツーに抑えるも次の打者にタイムリーを打たれてしまいます。さらにつながれて一・三塁とピンチを招くも最後は三振で1点にとどめました。タイブレークで1失点なら上々です。 その裏の先頭は3番森下でしたが、井端監督は古賀をバント代打に送りました。緊張感マックスだったであろうこの場面、しっかりと決めて二・三塁。坂倉の犠飛でまず同点!(一瞬抜けたかと思う当たりでしたが、相手守備に阻まれました) 万波は敬遠策で満塁に。そして打席は門脇、三遊間を抜ける当たりでサヨナラ勝ちー! どんな大会でも勝利は良いものです! WBCで優勝した日本がアジア大会で負けるわけにはいかない、というプレッシャーは相当なものだったでしょう。この4日間でめっきりやつれた井端監督。ほとんど寝ていなかったのかもしれません。 胴上げの場面では、いったん今井がベンチに引き返して紅林のユニフォームを持ってきてくれる一幕がありました。なんていい人なんや今井! 惚れてまうやろ! 紅林も来年のプレミアには堂々出場してほしいものですが、今大会の小園や門脇の活躍を見るとうかうかできませんね。切磋琢磨してほしいです。 11/16 ようこそオリックスへ 戦力外組から元G香月・元C木下を獲得。香月は大阪桐蔭、木下は敦賀気比出身とあってオリックスファンとしてはゆかりを感じます。活躍に期待! 11/22 ようこそオリックスへ! 相思相愛と見られていたC西川龍馬がオリックスへ! 西川のような一流選手がオリックスに来てくれるなんて…。ソフトバンクも出馬していたのに、オリックスを選んでくれるなんて…。昨年の森の時にも感じましたが、時代は変わったものだ…。 翌日のファンフェスタでは同僚が『SKY』を歌ったり新井監督が挨拶の場を設けてくれたり、あたたかく送られたようで何よりです。 オリックスでもシブイ打棒を期待します! 11/23 優勝パレード 午前は御堂筋、午後は神戸と、阪神と入れ替えの二部制という豪華なパレード! お天気にも恵まれました。もちろんYouTubeで待機です。 昨年のナイトパレードも幻想的で素敵でしたが、互いの顔がよく見える日中のほうがやっぱりパレード! という感じがします。 圧倒されたのは人の多さ! もちろん午前は阪神の待機組もいたのでしょうが、多くの人がタオルやボードを掲げていましたし、黄色い声援(主に3号車)もよく聞こえてきました。 午後の部でも、青空と神戸の美しい街並みをバックに手を振る選手たちはまるで映画の一場面のようで、モザイク広場はエンディングにふさわしいステージでした。途中、バスが待機していた道沿いの家から大声で呼びかけるファンに対し、中嶋監督が苦笑いでつぶやいた「どこが上品やねん」のひとことはしっかりマイクに拾われていて笑ってしまいました。 勝敗の分かれたチーム同士の合同パレードって…と、開催前は若干悲しい気持ちがありましたが、交代制にしたことでどちらにとってもしあわせなパレードになったのではないかと思います。現地ではいろいろ問題が起きていたり、「動員数でこんなに差が!」なんて外野の雑音もあったりしましたが、家で観ているぶんにはめちゃめちゃ満足でした。 11/24 トレード成立 え、え!? F吉田輝星と黒木の交換トレード成立!? 確かに黒木は今季結果を残せませんでしたから、正直なんらかのかたちで放出はあるのかな…と予想してはいましたが、現実になってしまうと悲しいです。 黒木も近藤と同じく、暗黒時代に奮闘してくれたリリーフですから思い入れは強いです。ふたりとも手術後は全盛期の力を取り戻すことはできませんでした。起用法が違っていたなら…と思わずにはいられません。 そして相手がF吉田輝星とはこれまた驚きです。鳴り物入りのドラ1をトレードとは…。なかなか見合う結果を出せてこなかった印象ですが、石川や厚澤コーチなど旧知の多いオリックスなら心機一転、成長できるだろうという温情なのでしょうか…? …と、動揺を隠せないオリックスファン。 しかしさらなる衝撃は、この深夜に待っていたのだった…。 PR
10/5 戦力外通告①
チームが優勝を決める一方で、石岡・渡邉・佐野如・園部・西濱・中川颯が来季構想外に。 石岡はおととしのほっともっとの一戦が忘れられません。トレード直後の活躍でオリファンの心をつかみました。しかし若手の多い外野手争いには勝てませんでしたね…。後輩に慕われる人柄の良さは随所から伝わってきました。 昨年導入された現役ドラフトで入団した渡邉ですが、結果を残すことができず。佐野如もルーキーイヤーのオープン戦で打ちまくり、支配下どころか一軍スタメンを勝ち取った時は「育成の星誕生!」と期待していたのですが…宇田川とここまで立場が逆転してしまうとは…。 西濱と中川颯の戦力外通告には少し驚きました。とくに中川颯は支配下もあると思っていたのですが…。まあ、組織の中にはいろいろあるのでしょう…。 園部も今期中に支配下と予想していましたが、いろいろタイミングが合いませんでしたね。残念です。 10/26 ドラフト会議 大卒投手に注目が集まっていた今年のドラフト。オリックスはおそらく高卒だろうなあ…という予想たがわず、1位指名は上田西高の横山投手!(速報を目にして「…誰?」と首をかしげてしまってすみません。無知でした) 12球団でもっとも遅い2位指名は聖カタリナ高校の河内投手! 折り返し3巡目も高卒投手、享栄の東松投手! なんと4巡目も高校生! 報徳学園の堀捕手! だ、大丈夫か!? と不安にはなるものの、ここは「育成のオリックス」の腕の見せどころです。 5巡目から3人連続で怒濤の社会人投手指名が続きました。阿部や小木田のような頼もしい存在になってくれることを願います。 育成も高卒から独立リーグまで5人を指名。未来のオリックスを担う存在になってくれますように。 10/28 戦力外通告② なにも日本シリーズ開幕日にやらんでも…。 竹安は幾度も谷間の先発や緊急登板をこなしてくれました。とくに思い出深いのはおととし終盤のソフトバンク戦。優勝争いが佳境に入る中、吉田正尚離脱という苦しい状況で好投した竹安の雄姿は忘れられません。阪神時代もオリックスに来てからも、度重なる怪我でなかなかフル稼働できなかった印象です。真面目そうな人柄は随所から伝わってきましたし、何かしら裏方で球団に残ってくれないかなあ。 小野はフォーム変更したばかりと聞いていたので驚きました。すぐに育成再契約の報道が出て納得。 吉田凌のお別れは淋しいです。おととしの優勝は吉田凌の存在なくしては成しえませんでした。今季は何度かの登板機会で結果を残せず、イヤな予感はしていましたが…。どこかでもう一度チャンスをつかんでほしいです。 10/30 戦力外通告③ まだ日本シリーズ中なのに(泣) 中川拓・釣・平野大・辻垣の4選手が戦力外に。 中川拓は結局一軍出場なし。平野大も支配下登録されたばかりですが、一軍でチャンスをつかめませんでした。非情な気もしますが、若い選手ばかりですしトライアウトの兼ね合いでしょうかね。 11/8 トレード成立 「近藤が金銭トレードで巨人へ」という報を目にし、ショックで午後からの仕事が手につかなくなるワタクシでした。 前日には手術を控えた杉本のお見舞いに行き、ふたり抱き合う様子をSNSで目にしたばかりでした。あれは互いにわかっていたのかなあ…。 気迫の投球にはいつも魅了されていました。昨年の日本シリーズ2戦目も、追いつかれての延長12回、全球ストレートで引き分けに持ち込み、結果日本一をつかみ取ることができました。 今年のファンフェスでは京都の和菓子職人を見られないのですね…淋しい…。 11/10 ゴールデングラブ受賞 山本・若月・宗が受賞! 山本・宗は圧倒的得票数。若月は甲斐を上回っての初受賞でした! 紅林はなんと源田に1票差! これは来年アリかも! …でも、紅林が114票で村林が7票っておかしくない? どう見ても村林が1位だよね? あいかわらず印象票ですね…。 来年は文句なしに1位を取ってもらいましょう!
11/5 ☆☆☆B-T☆☆☆☆
関西に住む者にとってはつらい一週間でした…。 泣き明かした翌朝、テレビを観られないのでスマホを開ければトップ画面に表示される阪神阪神阪神の文字。 出勤するとあちこちで聞こえる「(阪神ファンの人に向けた)おめでとう~」や「優勝セールが…」という会話。 「3点入ったところで観るのやめました~笑」という同僚(←職場でオリファンとカミングアウトはしているがガッチガチとまでは気づかれていない)には「でしょうね~(*థ౪థ)」と笑って誤魔化すしかないメンタルはもうボロボロ…。 メディアのトラトラ狂騒曲も終わり、ようやく落ち着いてきました。 初回から、宮城は2戦目の状態と同じようには見えませんでした。昨年は王手をかけた状況で好投し日本一に導いたとはいえ、勝ち星ひとつリードした試合でしたし、いくら場数を踏んできたといっても負ければ終わり、しかも前日の山本の好投のあとで平常心のままでいろというのも無茶な要求です。阪神側からすれば一度やられている相手ですから対策もしてくるでしょう。 よってこの最終戦は、早めに先制し、それを守り切れるかどうかが鍵だと思っていました。 左の野口・福田を起用したのは相手先発の青柳対策でしたが、もし青柳が打ち込まれたならすぐに第二先発の伊藤に交代させるであろうことは目に見えていました。ですから、上位に並べることはできませんでした。結果的にそのふたりが活躍したけれども上位の右打者が封じられてしまい、得点に結びつけることはできませんでした。 …タラレバは言い出したらきりがありませんのでやめます。 それでも全員が全力を尽くした。結果、勝敗は分かれたけれども、相手が一枚上手だった。それだけのことです。 2023年、シーズンが始まる頃は、まさか3連覇するなんて思ってもいませんでした。 日本シリーズを阪神と戦うなんて、7戦まで見せてくれるなんて思ってもいませんでした。 満身創痍の中、最後まで全員で戦う姿を見せてくれました。 オリックスファンにとって、これほどしあわせなことがあるでしょうか。 一週間が過ぎ、もうプロ野球界は2024年に向けて始動しています。 オリックスも秋キャンプが始まっています。 ファンも気持ちを切り替えなければいけません。 山本がポスティングでメジャーだの(知ってたけど)、ヤマサチがFAだの(知っ…てないわ!)穏やかでない報道もありますが…。 いざ! 4連覇へ!! もちろん決して楽な道ではありませんが、来年もワクワクさせてくれるシーズンでありますように!!
☆なぜ去年伏見はバカだアホだと言われながら、宮城に内角を投げさせなかったのか?
→4回表、捕手が森下、大山に執拗に内角を要求。森下には打たれ、大山についにぶつけてしまう。その後ノイジーに3ランホームラン。 ☆その時、なぜノイジーは、あんな難しい内角低めのチェンジアップをホームランにできたのか? →宮城が前回先発した(捕手も同じ)第2戦の4回表、2死1、2塁のピンチで、宮城はノイジーをフォークで三振にとり、派手なガッツポーズをした。これはメジャーでは掟破りの行為。 →この試合の4回表も同じくランナーが2人のピンチ。ノイジーは前回はストレートも手を出していたが、今回は何でもないストライクコースのストレートを2球見逃していた。なのに同じ配球。 宮城は大山に死球を出してしまって、そこまでしなくていいのにというぐらい謝罪をしていました。 なんでそこまでしたのでしょう。 第2戦で同じような場面で変化球で三振し、ガッツポーズをされたノイジー。 ランナーのいない第1打席でストレートをブンスカ振っていたノイジー。 なぜ彼はランナーの溜まったこの打席ではストレートを振らなかったのでしょう。 ちょっと不調だと早くホームランを打ちたい打ちたいしか考えず、いつも早いカウントで打ちに行き、四球などの出塁意識もない人間は、自分にしか興味がないのでしょうから、他人の苦しみや悔しさは思いつきもしないでしょう。そんな人間が捕手をやっているようなチームは、ここぞという時に絶対につまづきます。それが今日なのでしょう。
11/4 ☆☆☆B-T☆☆☆
阪神に王手をかけられ帰ってきた京セラドーム。 絶対に負けられない先発を任されたエース山本。先週はまさかの7失点を喫した相手に二度やられるわけにはいきません。 試合開始直後、近本を初球で打ち取ったストレートに気合いの程を感じました。難なく三者凡退で終えます。 そしてその裏。前回は2安打に抑え込まれた村上相手に、中川がいきなりヒットで出塁。宗が一球でバントを決め、良い流れで中軸に回します。今日の3番は紅林。村上もさすがに緊張していたのでしょうか。ストレートが決まらず四球でランナーが溜まります。 しかし4番森はセンターフライ。いつもならホームランにしているようなコースでしたが…やはり空回りしています。気楽に打てる1番で良かったのでは…。 二死一・三塁となって頓宮。打った瞬間は「抜けたー!」と思いました。しかし木浪が横っ飛び! 大ファインプレーで先制ならず…。 2回表の山本。1アウトからノイジーへの初球でした。高めストレートを打ち返された打球は逆方向。ファールかライトフライかと思った打球はポール際ギリギリ、スタンドイン! 「え? え?」とテレビの前で茫然。山本も信じられないといった表情でした。その動揺を阪神打線が見逃してくれるはずがありません。佐藤にも打たれたどころか好走塁で二塁を陥れられ、糸原にもヒットでつながれ、一死一・三塁に! 木浪からは三振を奪うも坂本に死球を当ててしまい、二死満塁で迎えるは怖い近本。祈るしかありません。追い込んでからの4球目、フォークを振らせて三振! ピンチ脱出! 先制点をもらった村上。やはり調子は先週ほどではないようでした。その裏先頭のゴンザレスがヒットで出塁。そして杉本の当たりは特大の当たりー!? かと思いきや、またも天井のリングに入って二塁打に! ファウルかホームランかは微妙なところでしたが(トラックマンによるとホームランだったようですが)、二週連続でこんなことってあったっけ!? ともかくも無死二・三塁と絶好のチャンス。今日の打線は打撃全振り、8番になんとDHセデーニョ。しかしインローを見逃し三振、絶妙なコントロールを見せつけられます。 9番若月は初球の甘いフォークを空振り。これまずいかも…と不安になった2球目、外角ストレートを流し打ち! 前進守備の間を割って同点タイムリー!! 打順は初回にヒットを放った中川に戻ります。高まる期待を裏切らず、放った飛球はレフトフェンスギリギリ、もう少しで3ランという当たり。足を痛めている杉本でも還ってこられる犠牲フライで勝ち越しに成功しました!! 逆転直後の山本は、中野に変化球をうまく拾われ先頭を出すもクリーンアップを抑えてリードを守ります。しかしその裏、紅林がまたも四球を選ぶも森が初球ゲッツーと最悪の結果に。うーむ…良くない流れ…。 不安的中。4回表、一塁線を抜けそうな佐藤の当たりを頓宮のファインプレーで一死を取るも、糸原には内野安打を許してしまいます。ピリッとしない山本、木浪にエンドランを決められ一・三塁とまたもピンチに! 打席は坂本。スクイズもあるかなと予想したとおり、初球セーフティスクイズを試みましたがこれがファウルに。最後はフォークで三振、バッテリーの勝ち! しかし次の近本に初球を打ち返され、打球はフェンス一直線! 「いやー!!」と思わず叫びました。 しかしライト森がフェンス際でジャンプ一番、そのグラブに打球が吸い込まれていきました! 岡田監督はすわリクエスト。テレビ画面でもはっきり見えていたので心配はしていませんでしたが、判定変わらずスリーアウトチェンジ、大大ピンチ脱出!! このワンプレーから、山本の投球が変わったと思います。 5回表、中野を三球三振に抑えると、森下も空振り三振。大山も邪飛で抑えて三者凡退。コースも球速も完璧で、どの球も勝負球と言われるシーズン中の山本らしさが戻ったように見えました。 エースの好投は試合の流れを一気に引き寄せました。 その裏、中川がヒットを放ち宗がバントと、初回と同じ展開でランナー二塁。紅林は2球目の甘く入ったフォークを見逃しませんでした! 打球は左中間スタンドへ! 大きな大きな2点が入りました!! 6回表は打者三人をすべてカーブで打ち取った山本。この時点では、せめて8回まで投げて直接平野につないでほしいと願っていました。 その裏、相手は村上から西勇輝にスイッチ。杉本に代わって出場していたひさびさの福田が二塁打で出塁するも得点はできず。 7回表、二死から近本がヒット。続く中野も内野安打。しかし抜けていれば失点していたかもしれないような当たりでしたから、これを止めた宗の隠れたファインプレーでした。守備にも支えられた山本は続く森下を内野フライに打ち取り、追い上げを許しません。 8回も続投した山本。大山に粘られるも最後は三振、ノイジーショートゴロ、佐藤も三振に斬って取ります。その裏には3イニング目の西から頓宮がホームラン! ダメ押しの1点で点差を広げました! 山本は8回を終えて120球を超えていました。明日のことを考えれば平野は温存したいところ…しかし他の投手では不安なのは事実。テレビではベンチの様子がほとんど映らないため、山本の動向がわかりませんでした。 しかし2アウトになって、グラブを持ってベンチを出た山本。球場に歓声が起きます。同時に代打でT-岡田がコールされたためどちらに向けられたものかはわかりませんでしたが、Tはあっちゅう間にアウトになっていました。 試合前、もうこれで最後なのだと感慨深い思いで聴いた『Frontier』でしたが、9回表も同じように神戸さんのコールと『Frontier』が流れた時には泣きそうでした。 糸原は空振り三振で1アウト。木浪にヒットを打たれるも、代打渡邉諒はインコースを見逃し三振で2アウト! そして近本の初球、一瞬センター前に抜けたかという当たりでしたが、守備固めに入っていた大城が拾ってグラブトス、紅林が受けて二塁を踏み、ゲームセット!! 膝をついて右手を突き上げた山本。歩み寄った若月と握手を交わすと、静かに抱擁。もうこれは泣く。泣くしかないやん…。 絶対に負けられない試合での、9回138球14奪三振。この日の山本は、日本シリーズ史に残る熱投でした。 首の皮一枚、残りました。 やっぱりオリックスはこうでなくっちゃ! 関西シリーズは3勝3敗、23得点23失点とまったくの五分で運命の7戦目を迎えます。 泣いても笑ってもあとひとつ。 勝っても負けても悔いの残らない、全員野球を見せてほしいと思います!! |
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