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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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7/5~7 vsL ●●○

京セラに3位西武を迎えての3連戦。1戦目は杉本のホームランで幸先よく先制したはいいものの、得点は(やっぱり)それだけ。毎回のように先頭を出しながら堪えていた宮城もついに7回に力尽き、あっさり3点を献上。すぐさま同点に追いついたものの、「同点止まりじゃなあ…」という悪い予想を裏切らず、本田が8回の先頭・森に勝ち越しホームランを打たれてしまいます。「本田が8回の男になる!」とは何だったのか…。その裏にまたもすぐさま追いついたのですが、やっぱり同点止まり。9回から毎回のようにサヨナラのチャンスを作るも、あと1点が取れません。そして引き分けも見えてきた12回、ビドルが愛斗にホームランをくらって、しゅーーりょーーー。「ビドルが8回の男!」とは何だったのか、いやホンマに。
2戦目はワゲスパックだったので、「どうせ打たれるやろ」と達観していたら意外や意外、西武打線がなぜか高めを打ちあぐねてくれたおかげで接戦に。この日も杉本のホームランで先制しますが、4回には宗のエラーから追いつかれてしまいます。そして6回、交代したKが「やっぱりな」と言いたくなるくらいあっさり山川に勝ち越しホームランを献上。なぜかすぐさま追いつくものの、7回に黒木が暴投から失点。西武の勝ちパターンから逆転は難しいと見たか、8回は能見が登板。本塁クロスプレーの微妙な判定で2点差になってしまうのですが、後から思えばこの失点が悔やまれました。その裏、難攻不落と思われた平良から吉田正の同点2ランが飛び出します。どうした、七夕は明日だぞ!?
しかし同点止まりでは昨日の二の舞なわけですが、いつまでたっても同じ投手を打てない・同じ打者に打たれるという、舞い続けるのはオリックスの得意技。11回、先頭の源田に三塁打を打たれた時点で次は森・山川、もう無理です。近藤は悪くありません。無理して突っ込んだ中川とカバーの遅れた福田のせいです。
2試合連続延長負けはこたえるなあ…。「延長負けなし!」なんて喜んでいたのが遠い昔のことのよう、気づけば延長戦5連敗…。3戦目はドラ1・椋木の初登板だっただけに、できれば勝ち越し、せめて1勝1敗で迎えたかったのですが、連敗したあげく勝ちパターンが投げられないという最悪の展開となってしまいました。
椋木はランナーを出すも、(広めのストライクゾーンにも助けられ)無失点で凌いでいきます。一方打線は、福宗を降ろし野口・中川・安達の上位打線で挑むも、初回の二死満塁のチャンスを生かせず無得点。相手先発・今井の戦績的にはオリックスが有利だったようですが、苦手な印象しかありません。椋木は6回を投げ切るも、援護なし。この球団において初登板初勝利などという贅沢は許されないのか…。
あきらめかけていた6回裏、ようやく杉本のタイムリーで先制すると、外崎のエラーと紅林の犠飛で一挙3得点。さらに7回にも3点追加して、6-0。「こりゃ勝った!」と思ったのも束の間、8回に登板したビドルが死球から2ランをくらうと雰囲気は一転。6点差あっても逆転負けしたいつの日かの悪夢がよみがえります。さらには昨年の7月7日といえば…。
ビドルがこりずに四球を出すと、いいかげんベンチもあきらめたのか張に交代。祈りは通じ、なんとか抑えてくれました。こうなるとちょっと気は楽になります。8回裏に得点できなくても、本田が先頭を出しても、余裕を持って観られました。
ムックのほわんとしたお立ち台を楽しむことはできたものの、判定にも助けられやっとこサンタテ回避しただけで、とても喜べたものではありません。毎カード3戦目だけ勝っても意味がないのだぞ…。


7/8~10 vsM ●○○

「山岡だから大丈夫」と信じていたのに…。もちろん打たねば勝てないわけですが、それ以前に打てないなら守りくらいはちゃんとしてほしい…。中村の二塁打はただのレフトフライでしょ…。山口に打たれた時怒りをあらわにしていましたが、山岡が負の感情を表に出すのはめずらしい気がします。先週の今日ですからそりゃ悔しいでしょうが。
京セラでは無類の強さを発揮し、現時点で防御率トップの山岡でしたが、6回にも打たれなんとこの日は6失点。これはもちろん山岡だけのせいではありません。守備もそうですが、やっぱり援護です。何年二木を苦手にしているのか…杉本のように相手はすぐ攻略してくるのに…。9回に吉田正のタイムリーで1点取りましたが、遅すぎました。
週末は神戸の花火大会。スタジアムも観衆で埋まりました。土曜のナイターは初回2アウトから中川がヒットで出ると、吉田正のあわやホームランの二塁打で先制。3回も中川の三塁打から正ムリーと、3番中川の打順が機能しました。
先発は山本。日本のエースが2試合連続でノックアウトされるわけがありません。4回には失点してしまいますが同点は許しませんでした。8回も2アウトからランナーを溜めるものの、120球11奪三振の力投で先週の悪夢を払拭しました。さすがです。足の速い高部をとりわけ意識しているようなそぶりはやや気になりましたが。
とはいえ1点差では、いくら安定感のある平野でも何が起きるかわからないので気が気でない。1点でも追加点が欲しいところで8回裏、先頭の福田が四球で出ると、中川が送りバント。吉田正はもちろん申告敬遠でしたが、ベンチは初回もヒットを打っていた杉本を状態上向きと確信していたのでしょう。ラオウはその信頼を裏切りませんでした! 見事な右打ちで追加点!
なにげに正尚の代走でトレード即昇格の石岡が出場していたのですが、打球が飛んできてスタートが遅れたにもかかわらずきっちり三塁へ進んでおり、前評判どおり走塁がうまいなと感じました。
その後二死となってから、ゲレーロの163キロストレートが紅林の頭部方向に。避けた拍子に浮いたヘルメットに当たり直撃はまぬがれたようで、紅林は大丈夫と言いながら一塁へ進もうとしましたが、激高した中嶋監督が捕手佐藤に詰め寄り一触即発(byスポナビ速報)の事態に。その前も杉本が当てられていましたから我慢ならなかったのでしょうか。しかし紅林は丈夫な子だなあ…。そのまま出場を続け最後も守備についていました。試合後はベンチで頭を冷やしていましたが(そして患部を殴る鬼のような正尚先輩)、きちんと病院で検査を受けてほしかったです。頭は怖いし…。
日曜の花火は試合終了後。16時という中途半端な時間に始まった初回、2アウトランナーなしから連続四球、そしてタイムリーを打たれる田嶋…。どういうこっちゃ…。
が、その裏、いきなり1番スタメン(中嶋監督の傾向からなんとなく予想はしていたが)の石岡がエラーで出塁。2番宗のバント失敗で良からぬ雰囲気がしましたが、3番中川が長打でつなぐと、吉田正のゴロで同点。なんか今日もいい感じ?
しかし同点のままではどっちに転ぶかわかりません。2回表、先頭山口のレフトに飛んだ打球を石岡がダイビングキャッチ! この大きなプレーが流れを引き寄せました。その裏に若月のタイムリーで勝ち越し。その後立ち直った田嶋はロッテ打線を寄せつけず、5回には石岡の二塁打(プロ初長打だって!?)から宗、吉田正のタイムリーで2点追加。その後も得点を重ね、気づけば5点差に! しかしそのほとんどは夕方の家事で観られなかったという…。しかも8回裏の中川・小田によるプレ花火大会も観られなかった…(チャンネルは佳境の仙台だった)。
最後の黒木はちょっとアレでしたが、なんにせよ快勝には違いありません。今季初の二桁得点のおまけつき。田嶋にもようやく援護運が回ってきました。お立ち台は田嶋と中川のふたりかと思いきや、まだユニフォームのできない石岡まで! エヴァって何でだろうと調べてみたら中日のコーチにつけられたあだ名だったのですね。エヴァを見たことのなかった石岡は映画を全シリーズチェックし、登場曲やガードをエヴァ仕様にするという念の入れよう。中日公式YouTubeの移籍挨拶の様子からも真面目な人柄がうかがわれ、好感が持てました。
快勝の後の花火も壮観でした! 生で見られたらもっと良かったのにな。

さて。
新たなピースが活躍したのはうれしいですが、それと同時に失った存在もあるわけで。
後藤駿太。オリックスの試合を観始めて、ファンになって、最初のドラフト1位でした。前代未聞の外れ外れ外れ1位指名にも関わらず、満面の笑顔で喜んでいた姿は今でも忘れられません。そしてスタメンに大抜擢された開幕戦、レーザービームでパ・リーグを代表する韋駄天を刺した時にはきっと彼は球団を代表するスターになるだろうと信じて疑いませんでした。
しかしそこからが駿太の闘いでした。
上向かない打撃にスタメン落ちすることが増えました。そして2014年の10.2。松田のサヨナラ打のボールを最後に手にしたのは駿太でした。優勝に沸くソフトバンク陣に巻き込まれながら放心状態でベンチに帰っていくその背中。きっとこの悔しさを、彼は晴らしてくれるだろうと信じていました。
しかし駿太の闘いはなおも続きました。焦れば焦るほど自慢の守備でも凡ミスや悪送球が増え、出場機会はますます減っていきました。もがき苦しむ日々の中で、ベンチで涙を流すこともありました。
昨年、オリックスはようやくあの日の思いを上書きすることができたけれど、駿太の悔しさは晴れたのかどうか。
結果がすべての過酷な世界。それはわかっています。
誰にしもいつかはこういう日が来ることもわかっていました。
それでも、今までの誰よりも淋しさがあります。オリックスが石岡を望み、中日が後藤駿太を望んだわけではなさそうな内情も、よりそれを大きくさせました。
ずっと駿太がいつかチームの中心で輝く恒星となることを願っていました。ドラフトの日、どのドラ1よりも喜んでくれたあの瞬間から。クジをまさかの三度はずし傷ついたファンの心を彼が救ってくれたあの日から。
だから、忘れません。 レーザービームも、ライトスタンドに突き刺さったホームランも、去年の迷いなきツーランスクイズも、笑顔も涙も。後藤駿太がオリックスに残していってくれた数々の輝きは、心に刻まれずっと残り続けます。彼はグラウンドではなく、思い出の中で輝く恒星となるのです。
そして願わくば、新しい地で、彼の才能が花開くことを期待します。奇しくも同じドラフトの2位だった三ツ俣が今活躍しているように。ふたりが中日打線を牽引するような、そんな夢を思い描いています。







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