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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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6/21~23 vsL ○●○

リーグ再開は西武戦から。状態の良くないチーム相手に勝ち越しはマスト。…ですが、「勝つと思うな」の精神を忘れてはなりません。
初戦の先発はエスピノーザ。序盤を危なげなく乗り切ると、8回被安打4無失点と仕事を果たしました。唯一のピンチは5回表でした。一死一・三塁で源田のスクイズはファウル。そして6球目のゴロはサード正面、ゴロゴーのランナーは挟殺でアウト。我が家の西武ファンの愚痴が止まらない場面でしたが、こちらとしては西武の不調に救われました。
打線は難敵今井を相手に、先頭茶野がいきなりの三塁打。森は三振してしまったものの、太田がタイムリーであっさり先制。しかし直後のセンターフライでの飛び出しゲッツーはいただけません。ライナー気味だったとはいえ、立ち上がりの今井から複数点を取るチャンスが消えてしまいました。案の定、その後はランナーを出しても抑えられて追加点が取れず、1-0のまま8回まで進んでしまいます。1点差のマチャドは怖い…。
そんな窮地を救ったのは、西武戦の終盤の森! 8回裏、2アウトランナーなしからの打球は見事ライトスタンドへ! インコースの直球を読み切った完璧なスイングはさすが森!
これで少しは心穏やかに見守れる…はずが、いきなり先頭に四球を出すマチャド。2アウトを取るも、中村に死球を当てるマチャド。しかし最後の長谷川は空振り三振、なんとか初戦を取ることができました。
土曜の試合は観られませんでしたが、齋藤は立ち上がりから制球が不安定だったようです。初回に失点すると、3回には2四球から3ランをくらうという、巨人戦が嘘のような内容。隅田相手に4点ビハインドは分が悪すぎます。1回裏には連打が出てすぐ追いつくチャンスを作ったのですが、西川が三振。初見ですから仕方ありませんかね。右打者を並べたかったのかもしれませんが、安達・頓宮の下位打線も機能しませんでした。
齋藤のあとは髙島が3回を投げ、NPB復帰初登板のペルドモも無失点。中継ぎ陣はこのところなにげに頑張っています。
9回はアブレイユを攻めて長打が出れば同点という場面まで持ち込んだのですが、あとひと押し足りませんでした。
こうなると負け越しの恐怖が迫る3戦目。2回に杉本の犠飛で先制すると、3回にも紅林の犠飛で追加点。4回にはセデーニョにひさしぶりのホームランが飛び出し、5回も太田が犠飛を放ち、なんとこの試合タイムリーなしで4得点。今季不調の高橋光成からしっかり得点できたこと、苦手のボー・タカハシからも得点できたことは良かったです。
先発はカスティーヨ。7回にタイムリーを打たれるまではほぼ危なげない投球でした。8回は左が続く場面で山田が登板。2アウトを取り、代打山野辺が告げられると古田島に交代。ひとり抑えて連続無失点記録は22試合に伸び、日本記録に並びました! お立ち台もゲット! NHK放送に合わせてちゃんとよそゆきインタビューができる古田島、さすが社会人卒!
最後のマチャドは今日も先頭四球でヒヤヒヤしましたが…怖い岸は三振、怖い中村をゲッツーに抑えて勝ち越し成功!
それはそうと、カスティーヨのサードユニがめちゃめちゃ似合っていて、オリ姫デーにふさわしい男前でした。オリ悲鳴デーにならなくて良かった…。
この勢いで、次のソフトバンク戦も勝ち越しを! …というのはやはり高望みか…?






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6/14~16 vsS ●○●

いよいよ交流戦も最後のカード。始まった頃は絶望的でしたが、気づけば1位の目も残すくらいに上昇気流に乗りました。さすがに優勝とは言いませんから、良い形で終わってほしい!
さて相手は交流戦上位につけているヤクルト。我が家の解説者曰く、「セ・リーグでもっとも怖い打線」。確かに長岡・村上・サンタナ・オスナの中軸はソフトバンクに匹敵するくらいの破壊力です。なぜリーグ最下位なのだろう…。
この日は太田が無事にファーストでスタメン復帰し胸をなでおろしました。しかしその太田とカスティーヨの連携がうまくいかずにいきなりランナーを出すと、村上にあっさりタイムリーを打たれて先制されてしまいます。
相手先発は実に2年ぶりの復帰登板となる奥川。長い回は投げられないだろうし、つけ入る隙はあるはず…と想像していたのですが、初回、相手と同じようにエラーでランナーを出すも、中軸が打ち取られて同点ならず。
3回にはライト来田が取れるであろうフライを取れず追加点を許してしまいます。打撃では結果の出てきた来田ですが、守備走塁でいささか擁護できないミスが続いています。福田・中川のいない今がチャンスなのですがね…。
カスティーヨは7回を投げ切り、やや危険な死球のあった富山の火消しを井口が担うという見せ場も作りながら、杉本のホームラン以外得点できず。8回にようやく代打森・太田のタイムリーで1点差に迫り、一死満塁という絶好のチャンスを作るも若月に代打が出せず、周りが打たないと打てない頓宮も案の定打てずにジ・エンド。奥川の復活勝利というメモリアルをプレゼント。オリックスは粋な球団です。ヒーローインタビューでの涙にはもらい泣きさせられましたが。
大阪代表バファローズ高校イベント2日目は、明石商のブラスバンドが試合前パフォーマンスを行ってくれました。…が、当の卒業生である来田が抹消。試合後に監督から名指しで苦言をもらっていましたから仕方ありませんね。
ちなみにその日の朝、『せやねん!』で藤原丈一郎くんが来場した11日の阪神戦の模様が特集されていました。その日は丈一郎くんがゲスト解説だった地上波で視聴していたのですが、スタメン発表も担っていたのですね! メッチャ緊張していたようですが、さすがアイドル、本番に強くてびっくりするほど上手でした。試合中も本気で喜んでいる様子が微笑ましくて、癒されました。
取材中になぜかなにわ男子のニューアルバムの告知をさせられていた安達ですが、これはふたりのお約束。その安達が、2番スタメンに入っていて仰天しました。え…いくらサイスニードと相性が良いといっても、今の安達は…。
案の定、初回に1番スタメンに入った本日昇格の茶野が粘って内野安打をもぎ取るも、力のないフライでランナーを進められない安達。やっぱりダメだよー…。
この日は疲労困憊の若月に代わって福永が先発マスク。東の球数はやや多めでしたが、相手打線が強力で慎重になっていたでしょうし、そこまで大きな影響は感じませんでした。運のない内野安打で先制を許した直後に先頭でヒットを放ち、すぐさま同点に追いつけたのも良かったです。福永の確かな成長を感じました。
その3回裏は劇的でした。福永を茶野がバントで送り、打席は安達。茶野にバントなんて…と懐疑的でしたが、安達らしい右打ちで一・三塁とチャンスを広げました。太田の打球はショート強襲。捕っていたらゲッツーでしたが長岡がはじいて同点、さらに安達は隙を逃さず三塁へ。そして西川が見逃せばボールであろう高めの球を打ち返しました! ここ二日の不振を払拭する、目の覚めるような3ランホームラン!
これで試合は一気にこちらの流れ…になるはずが、そうは許さないヤクルト打線。次の回、オスナの長打から1点を返されます。しかしその裏、二死から茶野がヒットを放つと2つ目の盗塁を決め、安達の打球はセンターオーバー! 本人もスタンドもベンチの中嶋監督もガッツポーズのタイムリー!
取られたら取り返す、落ち着かない試合となりました。相手の長打力を考えると3点差なんてないも同然。6回からは継投へ。まずは古田島、いきなり四球とヒットでランナーを溜めてしまいます。しかし先頭がサンタナのため外野フライでタッチアップできなかったり、赤羽のヒットでも還ってこられなかったりとツキがありました。二死満塁となるも西川を抑え、からくも21度目の#古田島優勝。日本記録まであと1登板となり、ニュースでも取り上げられ始めましたね…。
茶野・太田のタイムリーで2点追加した直後の7回は山田が登板。いきなり二塁打でピンチを招くと、左の村上を抑え二死になったところで井口にスイッチ。サンタナに四球を出すも、粘るオスナをなんとか抑えてピンチ脱出。役割分担ができつつあります。
8回からは捕手を若月に代えて逃げ切り態勢へ。本田はあっさりふたりを抑えるも、なぜかそこから打たれ始めて1点返されてしまいます。しかし取られたら取り返すのが今日のオリ打線。先頭茶野が四球を選ぶと安達がきっちりバントで送り、太田が本日3本目のタイムリー、西川がヒットでつないで紅林のタイムリーと2点追加。これで6点差となり、最後は茶野のファインプレーもあって才木が無失点で〆、連敗ストップ!
勝因はなんといっても、お立ち台に並んだ上位打線のつながりでした。そう、スタメンを見て「本気か!?」と目を疑う時はたいてい当たる…これぞナカジマジック…いや、地上波で解説(居酒屋?)していたK-岡田の言葉を借りるならナカジマイリュージョン…。
…が、試合の流れを決定づけたのは3回裏のリクエスト。ヤクルトが先制した直後、村上の一ゴロがアウトになった場面でした。ベースカバーに入った東の足がベースに触れていたか微妙で、村上の手もベースについていたか微妙、今回も微妙な判定が試合を左右することになりました。阪神戦でもありましたがこうも微妙続きだと、みずほpaypayドームや東京ドームみたいに高性能カメラ付けてよー…と言いたくもなります。
こうなったら勝って締めたい交流戦最終日。大阪桐蔭のブラスバンドが興を添える一戦の先発はなんと山下、かの福岡以来の登板です。ドキドキしながら見守るも、いきなり四球を出すと暴投で二塁どころか三塁へ進まれ、ゴロの間に先制される――という最悪の立ち上がり。
一方こちらの攻撃は、同じく四球で先頭の茶野が出塁するも、西野のライトフライで帰塁できずというボーンヘッド。しかし2回、西川のヒットからスタメン復帰の森のタイムリーで同点に追いつきます。
初回に失点した山下ですがその後は立ち直り、キレのあるフォークで三振を次々奪います。気づけば5回終了、ヒット一本も許していませんでした。
5回裏、ようやくオリックス打線が目覚めます。またも1番茶野を皮切りに、西野・太田、敬遠の西川を挟んで紅林まで繫がって2点を追加。山下に勝ち星の権利がつきます。しかし願わくばそこからもう1、2点欲しかった…というところ。なにせ相手はヤクルト打線、2点リードなどあってないようなもの。案の定、すぐさま反撃に出られます。
6回、登板したのは佐藤。おそらく山下が乱れた時の第二先発として肩を作っていたのでしょうが、先発と勝ちパターンの中継ぎではいささか勝手が違うのではないかと素人には感じます。連打でランナーをふたり出すと、2アウトから村上があっさりタイムリー。代わった吉田が火消し成功し同点は許しませんでしたが、最初から中継ぎ専門の吉田で良かったのでは? …というのは結果論でしょうか。
しかしその裏、すぐさま1点を取り返すオリ打線。しかしここも願わくば複数点が欲しかったです。
その後は本田→山田とつないで2点差のままいよいよ9回。最後はマチャド。
はっきり言って、勝利を確信していました。
先頭の村上を三振に取って、ますます余裕をぶっこいていました。
…が。

(゚Д゚)

そこからは悪夢を見ているようでした。
サンタナヒット→代走赤羽盗塁→オスナ内野安打→山田のタイムリーでまたたく間に1点差。ここで悪送球をかましランナーを進めてしまったのも痛かったです。青木のゴロであっさり同点。盗塁を決められて、武岡のタイムリーで逆転。すぐそこまで来ていた白星が、斜面を転がり落ちる石ころのように逃げていきました。
勝つと思うな…というやつですか?
マチャドが3つも盗塁を許してしまったのも痛かったです。42歳の青木にまで…。リーグ戦再開を前に弱点をさらしてしまったのは痛いですね…。
金曜日までゴキゲンでいられると思っていたのに…。
仕方ないので大阪桐蔭の演奏動画で敗戦のショックを癒していました。今年も西野の打席で境地が流れましたが、「マサ」縛りなのですかね。西川の応援歌は吹奏楽だと迫力満点。今年の甲子園では昨年の森に続いて西川の曲を聴けるよう、野球部には頑張ってほしいです。

と、いうわけで、交流戦は10勝8敗の6位、勝ち越しに成功し借金を減らすことができました。
が、楽天とソフトバンクが勝ちまくったせいで順位は5位のまま変わらず。優勝して4位のままの楽天よりはマシかもしれませんが…。Aクラスに近づいたということでヨシとしましょう。
太田&西川&紅林のクリーンアップは固まってきましたが、それ以外の野手陣の状態がなかなか上がらず得点を取り切れないことは不安材料です。頓宮&セデーニョ&杉本という大砲たちが復活してくれないと打線に厚みがつきません。
継投ミスが減り先発に勝ちがつき始めたことは好材料です。ペルドモも合流しましたし、ブルペン陣がいっそう頼もしくなりました。最後の最後でマチャドがやらかしたことは気がかりですが…。
ともかくもチームにとってはようやくのお休み。しばしリフレッシュしてもらって、いよいよ勝負の中盤戦が始まります。逆襲の夏になりますように!




6/11〜13 vsT ○○●

交流戦絶不調の阪神ですが、直前のカードで3連勝。我が家の西武ファン曰く、「参考記録」だそうですが、勢いがつくと怖いチームですから油断はなりません。
初戦の先発は曽谷。序盤のピンチを脱出してからノッていきました。三振の山を築き、気づけばその数は二桁に。前の回から五者連続三振を奪った直後の5回裏、先頭紅林がヒットで出塁すると、二死三塁から頓宮がタイムリーを放ち、それまで付け入る隙のなかった村上から待望の先制点をもぎ取ります。6回表も続投した曽谷は満塁のピンチを招くも、最後はミエセスから見逃し三振を奪って相手に得点を許しません。その直後には西川が技ありのタイムリーで追加点!
「出し切った」らしい曽谷は降板、継投へ。7回は山田がなんと三者三振という圧巻の投球。8回も古田島が三者凡退。継投に泣いていた頃が嘘のよう…(我が家の解説者曰く「阪神打線が弱いせい」だそうですが)。
8回裏には太田・西川の連続タイムリーで2点を入れ、結局完投した村上から4点を奪いました。最後はマチャドではなく本田が登板し3人で〆、なんとなんと6連勝!
がぜん強気になってくる2戦目。エスピノーザ-大竹のマッチアップは投手戦の様相で進んでいきましたが、4回裏、紅林のタイムリーで均衡破れると、宗にもタイムリーが飛び出して3点先取。
エスピノーザは絶好調。6回表、木浪にヒットを許すまではなんとノーヒットノーランどころか、四死球すらない完全投球でした(これも「阪神打線が弱いせい」だそうですが)。7回途中115球無失点でようやく5勝目ゲット!
降板した回は二死から不運な内野安打でランナーを出すと、ヒット・四球で満塁となる大ピンチ。そこを救ったのは富山でした。打席はサトテル、不調とはいえ一発出れば大逆転の場面です。いったんはファウルフライでチェンジかと思った打球が天井に当たっていてただのファウルとなるぬか喜びもありましたが、気持ちを切らさず変化球を振らせて三振を取りました。まさに全員で勝ち切って得た白星! まさかまさかの7連勝!!
…でもまだ5位なの…? ナンデ…?
連勝ですっかり余裕をかましきっていた木曜、中川がまた足を痛めて抹消され顔色を失うオリファン。前日には内野の貴重なバックアップ要員である宜保も抹消されています。代わって森が昇格してきたものの、二軍でも守備にはついておらず、完全に見切り発車。またまずいサイクルに入ってきたのでは…。
おまけにスタメンを見てさらに絶望するオリファン。太田が入っておらず、しかもベンチ外とな。「頼む太田! 今年はもう怪我するな!」とあれほど祈っていたのに…おそれていたことが…。
不安は的中。初回、相手エラーで出たランナーを代わって3番に入った廣岡がバントで進められなかったうえ、大きな飛球で二塁ランナー来田がタッチアップできない二重ミス。さらに西川のライナーで飛び出してダブルプレーとあっけなくチャンス消滅。
田嶋は今日もやや不安定。4回には微妙な四球と微妙なフィルダースチョイスで失点すると、そこからあっけなく崩れていきました。中嶋監督もお怒りの微妙な判定には我が家も耐えられずそれ以降は違う試合を観ていました。まさかそのまま西に完封されるとは思ってもいませんでしたが…。
後味の悪い黒星で連勝ストップ。太田の不在が響きましたかね。何事もなければいいのですが、金曜の公示まで気が気でいられません…。


【ヤスオーの野球坊主】
 貧打阪神が相手なら、今のオリックスなら2勝1敗もしくは3タテだろう、負けるとしたら1戦目かな、と思っていたが阪神はやはり貧打だったので快勝した。マチャドも温存できた。完璧である。何も語ることはない。それより今日は西武である。9回裏のチャンスで、今日まったくいいところがなかった源田が、やる必要のないヘッドスライディングをしてアウトになりそのまま突っ伏し、今井が歩み寄り肩を抱かれて立ち上がるという高校野球のようなパフォーマンスをしていた。心の底から不愉快であった。年俸3億でアイドルの嫁をもらった奴がこんなことをして感動すると思っているのか。むしろ「俺は打たなかろうが守備も衰えようがチームがいくら負けようが、複数年契約を結んでいるので毎年3億もらえるしぜいたくな暮らしができる。嫁はアイドルだ。お前らファンは冴えない女(男)と結婚をし貧しい暮らしをし、こんな弱いチームを応援して、本当にしょうもない人生だな。」と言ってくれた方がマシである。こう言って炎上して叩かれて誹謗中傷に苦しんでくれたら、ちょっとはチームの不甲斐なさに責任を感じているんだなと理解できる。もちろんチームの勝利に貢献することがプロ野球選手として理想の姿であるが、フロント、監督、コーチ、選手すべてが腐っており、落ちぶれていく日本のようだと開幕前に6位予想した西武ライオンズが、源田が多少頑張ったところで勝つわけないのはわかっている。まあこいつが頑張っていたのは骨折しても強行出場したWBC(シーズンはその怪我で長い間休んだ)だけだが。その結果としてアイドルの嫁もアメリカの決勝の歓喜の輪に入ることができ、嫁の承認欲求丸出しの手記もスポーツ新聞に載ったのだから本当によく頑張った。今はもう頑張らなくていいので、見えすいたパフォーマンスなんかせず大人しくしておいてほしい。3億ももらっているのだから、いくら負けても大人しくしていることぐらいはしてくれてもいいだろう。もう野球を見たくなくなるぐらいクソみたいなパフォーマンスであった。





6/7~9 vsG ○○○

交流戦好調の巨人相手に、しかも東京ドームでまさかのスイープとは…信じられません!!
これは、チームの状態が上向きになったということでしょうか。
原因はひとつしかありません。4番西川の活躍!!
初戦は東-戸郷。「戸郷に東はもったいないよ…また勝てないやん…」と試合前からあきらめモード。ところが! 初回、西野が相手センターの拙守もあって一死三塁のチャンスを得ると、今日も! 4番! 西川! 先制タイムリー! 「交流戦から打つ」という半ば願望の見込みは間違いではなかったのです!
前回、危険球で降板するまで絶好調だった東は今日も好投。怖い巨人打線にチャンスを作らせません。4回に紅林の(まさかの)ホームランで追加点をもらった後もほぼ、危なげない内容で8回を投げ抜きます。しかし戸郷もさすが巨人のエース。5回以降はひとりのランナーも出せず、東より少ない球数で8回を投げ切らせてしまいました。
9回も得点できず、2点差のままいよいよ試合は9回裏。東はすでに111球を投じていましたが、解説は東の完投を期待していました。3連投になるマチャドはないとして、2番から始まる巨人打線を他の誰が抑えられるというでしょう。やはりここは東に投げてもらうしかないと思っていました。
ところが! 登板したのはマチャド! 連投を感じさせない圧巻の三者凡退!!
あとから志願だったという報道を目にしましたが、チームとしても本人としても、3連投を避けて逆転負けした前回の反省もあったのでしょう。怖い打順を完璧に封じた、見事な〆でした。
ブルペンを休ませてくれた東の復活も好材料。連勝中の雰囲気が戻ってきました。
3連勝ですっかり気を良くしたオリファン。土曜の試合は観られませんでしたが、Xで「天賦の才」「古田島優勝」がトレンド入りしていたのを目にして察しがつきました。
そう、今日も! 初回から! 4番が先制打に盗塁と大活躍!! 4回の頓宮のポテンヒットで二塁から迷わずホームインできたのも、相手守備をよく知っているからこそ。パ・リーグに帰ってからもこの働きをしてくれると信じているぞ…。
先発は齋藤響ちゃん。怖い巨人打線にも臆することなく、無死一・二塁でも強気の投球で2三振を奪いピンチ脱出。5回1安打6三振と敵地で堂々たるピッチングを披露しました。
6回は井口が無死一塁から抑え、7回には富山が作った二死満塁のピンチで古田島が登板。火消し成功し吠えて、「古田島優勝」トレンドゲット。試合終了後のハイライトでは、抑えてベンチに帰る古田島が7・8回両方とも抜かれていて、すっかり注目選手のひとりになっていました。無失点記録がいつまで続くかはわかりませんが、プレッシャーに感じず古田島らしい投球を続けてほしいですね。
9回表に追加点を取れていれば前や才木をお試しできたようにも思いますが、一死満塁から凡退したのがまだまだ課題だと感じます。結局また山田に負担をかけてしまいました。
プレッシャーといえば、誰かが打つと打てるようになる頓宮が2安打4打点と大活躍。昨年は森と連動していたと考えれば、つまり今年は西川の存在が頓宮の復活のカギだったわけです。太田・西川・紅林・頓宮が主軸としてつながれば、これほど頼もしいことはありません。
勝ち越したので気楽に見られる3戦目。先発は佐藤一磨、みやくれ世代の育成投手で支配下に上がったばかりです。打たれても仕方ないと割り切って堂々と投げてほしいなあ…とおおらかに構えていたら! 今日も! 初回から! 4番が! 鮮やかな先制タイムリー二塁打!! 紅林の犠飛でなんといきなり2点の援護!!
その裏、初登板の佐藤はヘルナンデスに二塁打を打たれるも吉川・岡本を抑えてゼロ発進。3回にはまたも西川のタイムリーで追加点が入ります。佐藤は先頭を出しても慌てることなく後続を断ち、5回無失点。初登板、しかもビジターの地で最高の投球を見せてくれました!
6回からは継投へ。まず登板したのは鈴木…でしたが、東京ドームとの相性の悪さゆえか、ヒットからの連続四球で満塁に。ここで吉田にスイッチ。押し出しの恐怖にかられるも、犠飛の1点にとどめて火消し成功! 今までなら泥沼だったはずの継投が、なぜか最近うまくハマっています。これも好循環ゆえか…。
7回にも1点追加し、佐藤の初勝利に向けて視界は良好。山田→本田とつないで最後はマチャドで〆! まさかの5連勝、パ・リーグひとり勝ちのおまけつきでセ・リーグ球場遠征を終えました!
二日連続で初々しいヒーローインタビューが聞けたのもうれしい限り。巨人戦中継は意外と相手チームの知識が豊富で敬意もあって、非常に快適でした。
さあ、ホームに戻って巻き返しです!

【ヤスオーの野球坊主】
 このカードの相手は巨人である。巨人は確かにセリーグでも上位にいるチームだし、交流戦の成績も良い。しかしこれはおそらくだが途中加入したヘルナンデスが今かなり打っているからであろう。大城や秋広が潰れてしまっているし、特に下位打線は立岡、岸田、小林、泉口、門脇、中山あたりが何人も並び明らかに貧相である。もちろん野球界を代表する強打者の岡本はいるし、坂本や丸もそれなりには打つだろうが、後者2人は年齢的にもうピークは過ぎているだろう。そもそもクリーンアップに守備型の選手の吉川が入っている。むしろヤクルトやDeNAの方がスタメンを見るに強さを感じる。上に気に入られることしか能のない2名のコーチを2軍に追い出し、4番に置けばよいという西川の使い方をやっと見つけ、前カードのDeNA戦で勝ち越した勢いのあるオリックスなら、巨人相手なら2勝1敗もいけると思っていた。
 初戦の先発戸郷は確かに難敵である。しかしこちらも東を立てている。勝負は五分五分だと思っていた。結果的にこの試合を取れたのは非常に大きい。3戦目はおそらく負けるだろうが、2勝1敗が現実味を帯びてきた。戸郷は自分の目で見てもやっぱりすごい投手だった。こんな投手からは連打するのは不可能であるし四球もほとんどくれないので、エラー絡みかソロホームランぐらいしか点を取れないのだが、何とその両方が起きて2点も取れた(初回の西野の3塁打は実質はヘルナンデスのエラー)。やはり今のオリックスは運というか、勢いがある。1点ではなく、2点というのが大きい。東も良い投手なので、巨人もエラー絡みかソロホームランぐらいしか点を取れない。オリックスのようにその両方が起きて2点を取るというのはよほど運がないと無理なので、巨人は2点取られた時点で監督も選手も半分あきらめているように見えたからである。ただ、今日の勝ちは東や西川や紅林が頑張っただけである。中嶋はマチャドに3連投させるという軸ブレブレの采配をしていた。3連投もありという運用なら中日戦で才木を抑えに出して負けた試合もマチャドを出せば取れていたし、今日だけマチャドに3連投させるのは意味不明である。対広島3戦目で6点差で勝っているのにマチャドを出すのも、今日いきなり3連投でマチャドを出すのも、結局は今目の前の試合をとにかく勝ちたいからである。3連覇をした中嶋でも、今シーズンは負けすぎて疲れたのであろう。まさに「貧すれば鈍する」である。明日の試合は両先発の顔ぶれを見て勝てる可能性が大いにあるのに、マチャドは100%使えない。今日は東に完投させ、明日のためにマチャドを温存すればよかったのではないか。東を大事にしたいなら、腹を括って他の投手を出すしかないのだ。
 2戦目は5対0というまごうことなき完勝である。昨日マチャドを使ったことを責めたが、5対0では使う必要がない。点の取り方も、先制、中押し、ダメ押しと素晴らしかった。1点打線だった頃が懐かしいぐらいである。頓宮が活躍したことも喜ばしい。以前メンタルの弱いことを責めたが、能力に関してはまったく否定していないし、太田椋と同じく絶対に活躍してもらわないといけない生え抜きの強打者である。中川は素晴らしい選手だがドラフト下位なこともあり線が細いし、杉本はオッサンだし、紅林は守備負担の大きい遊撃手だし、この生え抜き3人にクリーンアップはしんどい。太田と頓宮が3、5番あたりにどっかり座れば本当に強いチームになる。しかしカードが始まる前に言ったが、巨人は強打者が岡本しかいないので、岡本が打たないと本当にどうしようもない打線である。僕はチームの強さは打線でしか見ないので、巨人が今セリーグ首位なのが不思議で仕方ない。何回も言うがヤクルトやDeNAの方が打線に強さを感じる。西武を1位予想していた人気ユーチューバーの高木豊を筆頭に、チームの強さは投手力であると今でも言っている昭和脳の人はまだたくさんいるが、メジャーも日本も投高打低が当たり前の時代である。DeNA戦で先発の石田にアクシデントがあり、DeNAでは先発ローテでも勝ちパでもない緊急登板の京山すら150キロを連発し、オリックスは打てなかったのである。投手のレベルが年々上がっている中、いかに打てる野手、特にホームランを打てる野手を確保するかがチーム作りの最も重要なポイントなので、打線が強いチームが強いのである。なので僕は高木豊とは真逆に西武を最下位予想したのである。
 3戦目もオリックスが勝った。僕はこのカードをオリックスの2勝1敗と予想したが、まさか3タテするとは思わなかった。そして西川も4番が最適解とは言ったがここまで活躍するとは思わなかった。菅野と相性が良いとか東京ドームではよく打つとか色々言われているが、オリックスの試合を開幕から見てきた人なら、ここまでの活躍は誰も予想していなかっただろう。僕も、いつまでこんな奴レギュラーで使っているんだ、守備が良い分渡部や茶野をレギュラーで使った方がマシだろうと言っていた。今は申し訳ない気持ちで一杯である。打者というものは、打順が何番であろうが、チャンスだろうがなかろうが、いつも一生懸命打とうとしているのだろうが、オリックスはなぜか4番になると打たない選手がたくさんいた。森やセデーニョはあまり変わらなかったが、この2人は今一軍にいない。しかし西川は4番に入れるとチャンスに強く、とにかく打点を稼ぐのである。以前も言ったが、この選手は開幕から打たないし守備も下手だし本当にダメダメで、本人はおそらく不調で落ち込んだり悩んだりしているのだろうけど、それを表に出さなかった。他の選手を鼓舞したりはしないが、チームが勝ったら自分のプレイがダメでもニコニコしていたし、精神力は相当強いんだろうなと感心していた。あのレジェンド選手であり、レジェンド監督でもある落合博満は「心技体」という言葉を順番が違うと正面から否定し、体力がある選手が技術を身に付ければ心は動じることはない、体力がないから練習できないし技術が身につかない、技術がないからピンチで狼狽してしまうということから「体技心」と言っていたが、西川はどんなに不調でも心が動じなかったからこそ今の活躍があるような気がする。まあセリーグで活躍していたから「体技」はあるだろうし順番はよくわからないが。建仁寺は偉大である。




6/4~6 vsDB ●○○

交流戦のハマスタといえば、3年前のノーガードの殴り合いという覚醒イベントを思い出しますが、もちろん今のオリックスにそんな力はありません。
一方的にボコボコにされるだろう、と悪い想像しか浮かんできませんでしたが、先発エスピノーザは前回のように立ち上がりの四球で乱れることもなく、スイスイでした。
もちろんこちらの打線もおつきあいでスイスイです。
オーダーを見た瞬間に「4番頓宮はアカンて」とつぶやいてしまいました。以前も調子が上がりかけた頃に4番に入り、そこからおかしくなりました。下位に置かれるようなバッターにはなってほしくないのですが…。で、結果といえば初回の二死三塁で凡退。8回の相手にもらった無死一・二塁の大チャンスも三振。案の定と言わざるを得ない。
もちろん頓宮だけではありません。左相手に抜擢された廣岡は存在感皆無。ランナーなしで二塁打を打つ西川はランナーありでは打たず。杉本も9回最後の打者で無気力に映る三振。得点は太田のゴロの間の1点だけ。1-0で勝てないのは今までの試合が証明済。そりゃ、エスピノーザもこらえられませんって。
同点の7回で井口、1点ビハインドで才木という起用も意図がよくわかりませんでした。いったい今の序列はどうなっているのでしょうかね。立ち位置があいまいだと、勝っていても負けていても同点でも回またぎでもロングでもありとあらゆる場面で登板しなければいけませんし、その結果怪我して消えていったあまたの投手を目にしているだけに、ちょっと看過できませんね。
このままでは最下位に落ちる日も遠くない…と、暗い気持ちで迎えた2戦目。オーダーを見て目を疑いました。1番杉本!? 4番西川!!??
なるほど、そうきたか…。
ところが初回、エラーでランナーを出したところで4番西川、ヒットで繋ぎます。しかし続く紅林が還せず先制はなりませんでした。「単打じゃなくて長打が欲しかったんだよなあー4番なんだから!」とこれまでのこともあり、ヒットくらいでは認めないオリファン。
するとその裏、先頭蝦名にホームランを打たれる田嶋。ますます暗い気持ちになるオリファン。
その後田嶋は追加点こそ取られなかったものの、毎回のようにピンチを作る苦しい投球。そして打線も、ランナーは出しながらホームが遠い。また接戦負けか…とあきらめかけた、5回表でした。
二死からラッキーな内野安打で宗が出塁すると、3番太田の打球はライトポール際。ファウル…? いや、フェン直?
ホームラン!?
太田の今季1号はまさかの逆転の一発!
太田は昇格してから好調をキープし、3番に入ってからもいい活躍をしています。このまま怪我さえしなければ…と祈らずにはいられません。
さて田嶋はその裏も踏ん張り、勝ち投手の権利を手にします。しかしすでに100球を超えていたため6回からは継投へ。そう、懸案の継投…。
6回は吉田。まあ妥当でしょう。しかし先頭にヒットを許し二塁に送られいきなりピンチ。二死となり、今日スタメンからはずれていた牧が代打に。「終わった」と思いましたが、なんとかフライに抑えました。
7回は古田島が3人でピシャリ、0.00継続中。8回の本田も三者凡退。
そしてその間、ひとりのランナーも出せないオリックス、1点差のまま9回裏へ。もちろん最後はマチャド。あっさりふたりを抑えて9番牧。深い位置からのショートゴロ…かと思いきや、牧の全力疾走が生きてリクエストの結果内野安打に! そして今日ホームランを放っている蝦名!
いったんはゲームセットだったはずのマウンドで、しかしマチャドの気持ちは切れていませんでした。三振を取って今度こそ試合終了!
やっと勝ったー(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)
なにせ次の日は今年何度目かもわからないブルペンデー。ハマスタでも治らないこの貧打で乗り切れるとは思えません。
先発は髙島。初回、いきなり筒香のタイムリー三塁打で今日も先制されてしまいますが、2回からは二度のゲッツーなどで無失点で乗り切ります。
相手先発は石田…のはずでしたが、なぜか2回から京山に。どうやらアクシデントのようで、相手もブルペンデーとなりました。初回で石田に「打てないな」と感じましたが、京山はもっと打てませんでした。
髙島は4回1失点で鈴木に交代。鈴木は2三振含む三者凡退という、1回なのがもったいないくらいの好投でした。
相手は京山→ウィックとつなぎ、6回表は佐々木が登板。牧のエラーで代打西野が出塁すると、太田が四球を選び、打席は今日も4番の西川。そこで相手ベンチが動き、左の坂本に交代を告げます。セ・リーグ時代は苦手としており、初戦でも同点のチャンスで坂本の前に撃沈していました。
ところが! 二度目の正直、打球はライトへ抜けていく同点タイムリーヒット! 「でも同点じゃダメなんだよなあ」とまだ全面的には認めないオリファン。
その裏は3連投の吉田が登板するも、いきなり無死二塁のピンチ。そして左が並ぶところで山田に交代。怖い筒香には四球を出すものの残りふたりを抑え、次の回も三者凡退で乗り切ります。このところ左相手にフル回転の山田に頭が上がりません。
そして8回表。山崎から先頭福田が四球を選ぶと西野が送り、代打来田は打ち取られるも太田がヒットでつなぎます。そして西川! あわやホームランのフェン直勝ち越しタイムリー! 「これは4番! まるで正尚!」と手のひら返しのオリファン。やっと知っている西川になってくれました。今までのは誰だったんだ、そっくりさんか? 
しかしその裏。本田が一死から怖いオースティンに三塁打をくらってしまいます。しかも福田が負傷交代。また怪我人が…((((;゚Д゚))))
おまけに次は怖い牧。ところが! 打球はショートライナー、ギャンブルスタートを仕掛けた三塁ランナーも刺してまさかのゲッツー! 運も味方しています!
9回表は暴投の間に1点を追加。2点差でマチャドなら安心感があります。あっさり抑えて〆!
やっと…やっと、カード勝ち越し! ああなんてひさびさの響き!! 白星の喜び倍増です!!

試合前、平井&小谷野コーチと、岸田&高橋コーチの入れ替えがありました。コーチ陣にはもともと一軍・二軍の肩書がありませんから、「深い意味はない」と報道陣をいなした福良GM。しかしカード途中の入れ替えですから、何らかの意図があるのでしょう。敗戦した1戦目の試合後、首脳陣だけが残ってミーティングを行っていましたが、そこで決断が下されたのだと思います。借金と怪我人だけが増えていく負の連鎖を断ち切るきっかけになればいいのですが。


【ヤスオーの野球坊主】
 このカードの相手はDeNAである。中日にホームで負け越すぐらいの力しかないのだから、狭いハマスタで牧やオースティンも戻ってきたDeNA相手なら、良くて1勝2敗だと思っていた。
 1戦目。相手先発のケイとかいう投手が、防御率は3点台なのに、常時150キロ以上を投げるサウスポーで、明らかに打てなさそうであった。3回に相手のエラーを絡めて運良く1点を取ったが、むしろオリックスがこの投手から良く1点を取れたなと思う。もちろん1点打線らしく1点で終わったが。しかし5回裏、2死からエスピノーザがなぜか投手ケイに四球を出してしまい、その後レフトへのポテンヒット2本で1点を取られた。西川の守備力では2本とも防ぎようがないポテンヒットである。ただ、足が遅いとか肩が弱いとかはどうしようもないが、2本目のポテンヒットを捕り損なってお手玉をしたのはいただけない。西川は去年まで広島にいたのでオリックスの選手の中でハマスタは最も守り慣れた球場のはずなのに…。いや、ここは後続を抑えたしどうでも良い。7回の同点の場面でDeNAの割と骨っぽい打順に井口を登板させたのも、中日最終戦で無駄に井口を使いやがったのが…とは思ったが、じゃあ誰を出したらいいのだと聞かれたら言葉に詰まるのでここもどうでもよい。何よりも8回表の無死1、2塁で、なぜオリックスは0点だったんだということである。ここが間違いなく勝負の分かれ目である。この場面で4番頓宮に打順が回ったが、4番頓宮なんかはいいかげんやめてはどうだろうか。吉田正尚という元オリックス4番のメジャーリーガーは、打てないからといって、味方ベンチ前の後輩も見ている前でイライラしながらバットを粉々に折ったりはしなかった。別に頓宮が悪い人間とは思わないが、心の弱い人間だなとは思う。案の定ランナーも進まない三振である。相手投手のヤマヤスは、僕が知っている全盛期より明らかにヘボい球を投げていたが、メンタルだけは頓宮の何倍も強いのか、いくらランナーを出しても、表情をまったく変えていなかった。紅林も凡退し、西川である。西川は今日二塁打を打っていた。しかしここで打つとはオリックスファンは誰も思っていなかったであろう。今までファンを手のひら返しさせる場面はいくらでもあった。しかし1度たりともこのような試合の勝敗を分ける場面では打ったことがない。案の定ボール球を振って三振だった。9回は、ニコニコしながら投げる森原に軽く抑えられた。この選手は楽天にいた時はもっと緊張感のある顔で投げていた。オリックスにボコボコにされ死んだような顔をしてベンチに引き上げていたのが最後に僕が見た森原の姿で、2軍に落とされ、そのままセリーグにトレードに出されたので、こんなに楽しそうに投げている森原を一度も見たことがなかった。それもチームの抑えをやっている。あまりにも僕のイメージと違いすぎるので気になって色々調べたが、チームの後輩3人を率いて自分の知り合いの施設で自主トレをし、その後輩3人が成長し全員一軍にいるのでマスコミに「森原組」と呼ばれていた。匿名掲示板では伊藤ゆでこんないい選手が取れたと崇め奉られ、塾長と呼ばれていた。頓宮もこんな風に成長したらいいなと思った。
 2戦目は、オリックスの西川がスタメン4番であった。規定打席到達の野手の中でOPS最下位の選手である。この選手を4番に置くのは中嶋が負けてばかりで正常な判断力を失ったと思うファンが大多数だろうが、僕はこれは現状の最適解だと思う。西川はいくら打てなくても、不安や焦りなどの感情を表に出さない。メンタルだけは強いのが見てとれるので、何番に入れてもそんなに変わらないだろう。杉本や頓宮は4番に入れると打たない。それどころかそこからスランプになったりする。そこがやはり5年、6年と安定した成績を毎年残してきた選手(セリーグで)と、一時的に好調な年があっただけの選手(頓宮は1年)との違いであろう。昨日のように頓宮を4番にするぐらいなら、西川を4番に置き、他の選手を気楽な打順でのびのび打たせる方がいいと思ったからである。まあ、結果的に、杉本や頓宮などは気楽な打順に置かれてもてんでダメで、得点は3番に入っている太田の値千金の2ランのみであったが。まあしかし、今日は継投が比較的まともだった。6回の吉田輝星は「おいこいつが勝ちパなのか。」と思ったが、球はしょぼいくせに牧相手に真っ向勝負する強気なマインドが結果論として良かった。1点打線が2点取っただけの相変わらずの貧打とはいえ勝ちは勝ちだし、僕は冒頭で述べた通りこのカードは今の貧打にあえぐオリックスなら1勝2敗で上々と思っており、そのノルマは2戦目で達成できたので良かったと思う。
 3戦目も勝った。これは意外である。オースティン、牧、筒香、宮崎、佐野などのパリーグファンでも皆が知る強打者に加え、蛯名、山本、梶原なのど活きの良い若手野手もいるDeNAに、貧打道を極めているオリックスが勝ち越すとは思わなかった。捕手がすべてど真ん中に構えて、ほぼストレートしか投げない京山にも球威負けして3イニング1安打0点のオリックスである。勝ったとはいえ、昨日と同じく1点打線が2点取っただけの相変わらずの貧打である。しかしDeNAは、昨日も今日もオリックスより安打数が多いのに1点しか取っていない。オリックスの方が貧打っぷりは上回るが、腐っても去年までリーグ3連覇しているチームなので、監督も選手もDeNAより試合運びはうまいチームなのだろう。DeNAは昔パリーグにいた森原、伊藤光あたりの選手以外は興味はないので具体的には語らないが、三浦監督の采配や選手起用は4年目の監督にしてはイマイチだなと思った。その点オリックスは、昨日僕が「おいこいつが勝ちパなのか。」と言った吉田輝星を打者2人でスパッと代えたり、同じく現状の最適解と言った西川4番を今日も続けてくれたり(望外の大活躍)など、采配や選手起用の面ではまったく不満を感じなかった。今日コーチの平井と小谷野の2軍行きが決まったが、現オリックスGMの福良がハムの2軍監督時代にパニック障害の小谷野を気遣っていた話や、オリックス大物OBの山田久志が中日監督時代にわざわざ平井をトレードで中日に呼び寄せた話など、選手時代に自分自身が可愛がられていた話は知っているが、コーチとして誰かを可愛がって育てて一人前にした話はまったく聞いたことがないので、チームにとっては朗報だと思う。





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