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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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8/20~22 vsL ●●●

Aクラスへの道筋が少し見えてきたと浮かれポンチでいると、すぐさまバケツで氷水をぶっかけてくる、そう、それこそがオリックス・バファローズ。
この3試合は振り返りたくもない、酷いというには言葉が足りない内容でした。田嶋・曽谷・髙島の先発だけでなく、中継ぎもそろって踏ん張ったというのに、見殺し・見殺し・見殺し。3試合で1得点てなにごと? 1-0・1-0・2-1…これ、サッカーのスコア?
昨年も3試合で4得点しか取れなかったカードがありましたが、2勝1分でした。しかし首位と5位では白黒が逆になってしまうのですね。
3戦目はせめて引き分けで終わってほしかったのですが、本田ではなく川瀬が出できた時点でベンチが引き分け狙いでないことを悟りました。今季セーブシチュエーションで出てきて失敗して泣いていた才木も、先発として結果を出しました。川瀬もこれを糧にして大きく育ってほしいです。
それにしても、「5位と6位の試合やな…」と、我が家の西武ファンともどもため息をついてばかりの3試合でした(2試合目に至ってはSASUKEワールドカップを観ていた)。


8/23~25 vsM ○●○

互いに前のカード全敗している絶不調同士の顔合わせ。主力と期待されながらいっこうに調子の上がらない宗・中川が降格。大里も膝の打撲で抹消されましたが、疲労が顕著でしたしリフレッシュを兼ねてかもしれません。
さて、貧打に次ぐ貧打のオリ打線。長打が期待される頓宮・太田がスタメン復帰するも、なにも起きず。復帰登板のカスティーヨが5回無失点とまずまずの結果を残すも、今日もスコアボードはゼロ行進。左のカイケルですから打てるわけないと思っていましたが、たまには裏切ってほしいものです。
というわけで、途中から観るのをやめていました。チャンスになったら替えようと速報だけはチェックしていたのですが、9回裏も2アウト。杉本があっさり追い込まれて、スマホから目を離していたのです。次に確認すると1-0。あれ?
見逃した…。
決して良い勝ち方ではないのですが、勝ちは勝ち! と、またもや浮かれポンチ。つまり冷水ぶっかけのお時間です。土曜の先発は復活の宮城、今日も絶好調。ランナーを出しても後続を断ち、相手に隙を与えません。エースが8回110球を無失点で投げ抜けば、普通は白星がつくでしょう。
しかし普通ではない今のオリックス打線。勝ちを拾っていた西野相手に、初回無死一・二塁、3・4回も一死一・二塁、それ以外もほぼ毎回のようにランナーを出しながら本塁を踏めず。8回は一死満塁で宮城に勝ちをつけるにはここしかないという場面でゲッツー。1点勝ち越された9回も、益田から一死満塁。こりゃもう逆転サヨナラやろと誰もが確信した場面であわやゲッツー&内野フライ。
…得点ってどうやって取るんでしたっけ。
なんかもう、悔しいやら怒りやらを通り越して悲しくなってきました。
古田島が押し出しで失点し黒星がついてしまいましたが、相手が角中ですし、むしろよく1点で抑えてくれたと思います。投手はこれ以上できることなんてありません。
日曜の先発エスピノーザも、5回の二死満塁・6回の無死一・二塁のピンチでも失点を許さず粘りました。しかしもちろん、援護はありません。相手先発が苦手の種市ということを差し引いても今の打線はヒドイのひとこと。このカードはパワプロコラボでスタメンの名前の横に調子を表すアイコンが表示されていたのですが、なんで全員ピンクやねん…絶対青やろ! いや紫か?
しかしロッテ打線も不調とあって、0-0のまま試合は7回へ。吉田が三凡で抑えたその裏、若月が二塁打で出塁すると、代打森は進塁打で二死三塁。ここで今いちばん信頼できる太田の打球はセンターへ。突っ込んだ高部のグラブに一度はおさまったものの、転がった拍子にこぼれ出てタイムリー二塁打に! さらに西野もセンターへ打ち返して2点目が入りました!
こうなればあとは頼もしいブルペン陣が抑えるだけ。本日は山田→マチャドの継投で無失点リレー完成。これでカード勝ち越し、なんと球団83年ぶりとなる10戦連続2失点以下の記録も達成です。
それにしても、毎試合2点までしか取られていないのなら10連勝していてもおかしくないのに、実態は6勝4敗…。まだまだ猛暑なのですが、打線のヒエヒエ具合はなんとかならんのですかい…。









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今年も熱い夏が終わりました。

センバツから導入された低反発バットに加え、この夏は初日から三日間試験的に朝夕二部制で試合が行われました。開幕日の第三試合に登場したのは智弁学園。18時52分から始まった岐阜城北との試合は2点を追う9回二死から追いつき延長タイブレークでの決着となりました。それも10回表、智弁が3点を勝ち越せば、その裏岐阜城北が3点を取り返すという熱い展開に。しかし11回、ふたたび智弁が3点を取ると、その裏岐阜城北は不運なライナーゲッツーに終わり、智弁が勝利をもぎ取りました。時計は21時36分。プロ野球も終わっていた時間です。観ていて気になったのは、終盤にエラーが増えていったことです。おそらく普段は試合どころか練習もしていない時間帯でしょう。ネット界隈では9回に智弁が追いつくきっかけとなった内野ゴロが物議を醸していましたが、審判の方も慣れないナイターであることが判定に影響していたのかもしれません。

優勝経験がある報徳学園・大阪桐蔭・花咲徳栄・智弁和歌山が2回戦までに姿を消すという話題もありました。しかもそれらに勝った高校でベスト8に勝ち上がったのは報徳を破った大社のみ。これも一発勝負のトーナメントならではの妙味です。
ベスト8の中で唯一の公立校である大社の快進撃は、今年の甲子園を象徴するムーブのひとつでもありました。
3回戦の早稲田実戦は途中からテレビ観戦していたのですが、球史に残るベストゲームでした。
初回に大社が先制。しかしエース馬庭投手が6回に追いつかれると、7回にはセンター藤原投手の後逸で2点差となってしまいます。しかし9回。相手エラーで先頭が出塁すると、内野安打で一・三塁。そして見事スクイズを成功させ、大社が同点に追いつきます。さらにバントで一死二・三塁とサヨナラのチャンスを作ると、球場は一気に大社ムード。そうはさせじと早稲田実・和泉監督。交代させたレフトを投手の横に配置し、内野5人シフトを敷きます。ますますどよめく甲子園。外野に抜ければ間違いなくサヨナラです。しかも内野に入ったレフトは1年生、甲子園初出場。しかしこの緊張する場面で、彼は冷静にゴロをさばき一塁へ投げてバッターアウト。間髪おかずファーストは本塁へ送球、スタートしていた三塁ランナーはタッチアウトでスリーアウトチェンジとなりました。
代わったところへ打球は行くとはいうものの、この状況でしっかりと内野ゴロを打たせる配球をしたバッテリー、そこへ投げ切った投手。慣れない守備位置であわてることなく打球処理した1年生。そして落ち着いて本塁へ送球したファースト、きっちりランナーをアウトに仕留めたキャッチャー。大社ムードの球場の雰囲気に吞まれることなく、おそらく実戦でははじめてであろう采配にすべての選手が応えて成し遂げた一連のプレーでした。そしてこの土壇場で大胆な采配を敢行し、相手を動揺させた和泉監督。その豪胆ぶりに唸らされました。
試合は延長タイブレークに。甲子園で強豪校相手にここまですべて完投してきた馬庭投手。おそらく体力的にも精神的にも限界に近いであろう中、気迫を前面に押し出す投球に、観ている者の心は揺さぶられずにはいられません。10回表、ランナーを進めさせることなく3つのアウトを取ってベンチへ帰るその表情は泣いているようにも見えました。しかし早稲田実も負けてはいません。8回から登板していた川上投手も得点を与えず、試合は11回へ。
大社の内野陣は10回表も相手バントを三塁封殺する好プレーを見せていましたが、この回も堅守で馬庭投手を助けます。ゼロで封じたその裏。先頭は代打安松選手。10回裏は成功できなかったバントを、彼は三塁線へ絶妙に転がしました。打球は切れることなくフェアゾーンにとどまり、無死満塁に。そして打席は馬庭選手。川上投手の4球目、打球はそのマウンドの横を抜けていきました。
球史に残る熱戦に幕が降ろされた瞬間でした。
馬庭投手に真っ先に抱き着いたのは藤原選手でした。この勝利でもっとも救われたのは藤原選手でしょう。センターの守備に着くたびスタンドから大きな拍手が起こっていたのも印象的でした。
試合後の和泉監督は晴れ晴れとした表情でした。退場する大社の選手ひとりひとりに声をかけていたのも、敗れたとはいえ素晴らしい試合を最後までやり遂げた充実感からでしょう。
一方、大社の石飛監督は涙ながらのインタビューでした。バント代打の安松選手が立候補だったことには驚愕でしたが、監督の期待に見事に応えたあのバントを目にしたら、そりゃ泣くよなあとこちらももらい泣きしそうになりました。
もちろんバントの上手さは安松選手の日頃の練習のたまものなのですが、神がかっているくらい素晴らしいものでした。もしかしたらあの時、八百万の神々が甲子園を訪れていたのかもしれません。
出雲の力で大社がこの先も勝ち続けることを期待しましたが、準々決勝で神村学園の前に8-2で敗れ、快進撃はここまでとなりました。馬庭投手が先発できなかった大社は、途中まではなんとか食い下がりましたが、終盤に馬庭投手が打ち込まれて突き放され、そのまま敗退となりました。それでもこの夏、鮮烈な印象を残した高校のひとつとなりました。

昨年から総合力の高かった神村学園ですから、ここが優勝かなと予想しましたが、準決勝を勝ち上がったのは関東一でした。1点差で迎えた最終回、二死一・二塁。代打の選手がセンター前ヒットを放ち、同点かと思ったその瞬間、完璧な送球がランナーより先にホームへ還ってきました。「令和のバックホーム」誕生の瞬間でした。

そして決勝は関東一と京都国際という、どちらが勝っても初優勝の新旧都の顔合わせとなりました。
京都国際は札幌日大、新潟産大付、西日本短大付に勝ち上がり、準々決勝で智弁学園を倒すと、準決勝では青森山田に逆転勝ち。好投手の二枚看板で初の決勝進出となりました。
試合は、決勝ではめずらしい投手戦に。0-0のまま、延長タイブレークにもつれこみました。
決勝くらいはタイブレークなしでも良いのではないかなあ…と素人は考えてしまうわけですが、タイブレーク導入の経緯を考えると仕方ないことなのかもしれません。10回表、押し出しと犠飛で京都国際に2点が入ります。
追い込まれた関東一。その裏、先頭の送りバントが成功し、さらに送球も乱れて無死満塁に。ゴロで1点返すと、四球でふたたび満塁に。しかし延長から登板した2年生の西村投手。ゴロでまずホームアウトに仕留めると、最後の打者は空振り三振。
どちらに転がるかわからない白熱した決勝戦、決めたのは京都国際でした。
結局どちらにもタイムリーが生まれなかったというめずらしい展開になりましたが、これは両校の優れた投手力と守備力があってこそ。決勝戦にふさわしい、緊張感あふれる一戦だったと思います。
優勝校の校歌が流れると、一塁側アルプスの関東一応援団から手拍子が起きました。これは準決勝で敗れた神村学園も関東一の校歌斉唱時に行っていて、さらには神村学園に敗れた大社応援団がはじめたことでした。甲子園に新たに生まれた、甲子園らしいいい光景でした。

ホームランなしの優勝校は常総学院以来21年ぶりだとか(え!? 常総の優勝って21年前なの…!?)。長打力の印象が強い大阪桐蔭が散発5安打で敗れてしまったのも、低反発バットの影響のような気がします。これからの甲子園で勝ち上がっていくのは、京都国際や関東一のように守備力の優れた高校なのかもしれません。

今年も猛暑に苦しめられた夏でした。日差しはないとはいえ暑さは残り、夜でも足をつってしまう選手が出ていましたし、慣れないナイターでやりにくそうな部分もありました。しかしどんどん新しい取り組みを試していくことは大事だと思います。ここまで甲子園が注目されるコンテンツになってしまった以上、甲子園球場以外で全国大会を行うことはなかなか難しいでしょうし、時期もずらせませんから、なんとか継続していく道を模索していってほしいです。





8/13~15 vsE ●●○

先発はここ最近好投するも勝ち星もつかない曽谷。今日もあえなく援護ナシ。なにせ相手は京セラ無双の早川、援護点どころか2安打完封されました。もう、オリックスに移籍してきたらどうですか(涙)
曽谷は今日も6回1失点と文句のつけようがない内容でした。しかし野手が2安打では勝てません。これもオリックスのエースの系譜として達観するしかないのか…。
翌日も、エスピノーザが初回にいきなり先制されてしまいます。それでもその裏、四球から満塁機を作り、紅林の犠飛で追いつくと、なおも来田がつないで満塁に。しかし杉本が初球凡ゴロで逆転チャンス消滅。ここで察するものがありました。杉本は次の打席でヒットを放ちましたが、「さっきィィ」と思ってしまうわけですよ。来田や池田を監督がめずらしく名指しで褒めるほど頑張っているのに、ベテランがその努力を一瞬で無にしては…。思い切りの良さは杉本の長所でもあるのですが、なかなか以前のような豪快な打撃が戻ってきませんね…。
2回から立ち直った内に対し、エスピノーザは5回以降糸が切れたかのように打ち込まれ、完敗。すぐ上の順位にいる楽天相手に痛い連敗。どうやら自力CSも消滅したらしいです。
ひとつ勝って良い空気になったかと思えば、またすぐ元に戻るのは何とかなりませんかね…。
重い気分の木曜日。しかも相手は苦手の岸なものだから、スイープされる予感しかしません。先発は先週好投した髙島ですが、我が家の西武ファン曰く「相手が西武だから参考記録」らしいです。
初回を無失点に抑えたその裏、ランナーを置いて打席は森。打球は右中間を割る先制打、なんと63イニングぶりのタイムリー!
髙島は参考記録で何かつかんだのでしょうか。ランナーを置いても落ち着いて後続を抑え、今回も5回を無失点で投げ切ります。しかし続投した6回。二死から四球を出すとヒットでつながれ、鈴木大地に逆転三塁打をくらってしまいました。ふたり還ってくるのはともかく、なんで三塁まで行かれるねんとは思いましたが、なにせこちらの外野は来田・西川・池田というファイヤーフォーメーション。外野の間に落ちるヒットはすべて長打になります。相手と較べるとその力量差は一目瞭然。中でも辰己の守備力は12球団の中でも群を抜いています。その裏、森のフェンス直撃という打球をジャンプしてキャッチしたそのプレーはさすがでした。…そう、ダイレクトキャッチですよ?
なぜかフェン直、つまりヒット扱いで、三塁塁審のフェア判定を見た森はもちろん二塁へ向かい、アウトと自己判断した池田は一塁へ戻り、森が追い越してしまいここでアウト、フェアと気づいた池田は塁間で右往左往、ダイレクトキャッチをもちろん確信していた辰己は一塁へ返球し、一塁塁審はアウトとジャッジし、結局二塁に送球されてアウトコールされ…。いったいこのプレーでアウト何個あったん?
正しくフライアウト判定されていたとしても、池田の帰塁は間に合いそうもありませんでしたから、どのみちダブルプレーだったでしょう。もちろん打球を判定する三塁塁審の確認を怠った池田がいちばん悪いのですが、審判も含め誰もが混乱していたように見えました。
ヒットをアウトに変更するようなリクエストはオリックス側からできないし、併殺で終わっていますから楽天もリクエストしない。仮に審判団独自のリプレイ検証をしたとしても、塁間で止まっていた池田の扱いに困るからするわけがない。…で、辰己はファインプレーをひとつ損して、岸の被打率も悪化、結果本日猛打賞の森だけが得する結果となったわけであります。
それにしても、二軍から上がってきた選手は来田といい大里といい、走塁ミスが目立ちます。しっかり教えているのかはなはだ疑問です。
というわけで、もう負けの道筋しか見えませんでしたが、直後の7回表は山田が10球で片づけ、8回も吉田が10球でそれぞれ三者凡退。流れをなんとかつなぎました。
すると8回裏。若月が四球を選ぶと、代走廣岡が盗塁を決め…と思いきや、ボークで進塁。しかし大里が打ち上げて2アウト。万事休すかと思いきや、来田がセンターオーバーの三塁打で同点に!!
9回表はマチャドが登板。すると二死から出塁した浅村が盗塁敢行! これを若月に代わってマスクを被っていた石川が補殺! このプレーで球場が一気に盛り上がります。
その裏、先頭は森。「あっさり」と言いたくなるくらい、あっさり二塁打を放ち、ますますサヨナラの機運が高まってきました。続くセデーニョには代打バント山足。…が、なぜか申告敬遠! 打席は西川。ベンチ前で中嶋監督に何やら耳打ちされていました。サヨナラヒット打ってこい、とでも言われたのかもしれませんが、制球定まらない渡辺翔に対ししっかりみきわめて四球を選び、なんとなんと無死満塁!
これはごっつぁんです。サヨナラ男紅林、2球ファウルで追い込まれるも、3球目を一塁前に打ち返し、一瞬ホームゲッツーかと思いきや、ベースに当たって? なんかよくわからないサヨナラー。
ということで、このカードもなんとかスイープ回避! 今はこれがせいいっぱい(涙)


8/16~18 vsF ○○○

先発に離脱者が続出しているオリックス。9連戦ともなればどこかでブルペンデーを作らなければいけません。日ハム戦最初の予告先発は才木。正直なところ、また不安定な投球でランナーを溜めて痛打される姿しか想像していませんでした。
ところが、中継ぎよりも力をセーブして投げる先発のほうがスタイルに合っていたのでしょうか。ランナーを出しても慌てることなく、バットに当たっても力で押せていましたし、3回に先制タイムリーを許しましたがそれ以外はほぼ危なげなく、5回1失点と上々の内容でした。
打線は相手のミスで同点に追いつくものの、あとは北山の前になかなか好機を作れません。それでも球数を稼いでいたおかげなのか、6回二死走者なしの場面でなぜか降板。代わった生田目は回をまたぐことなく、7回裏は河野が登板。すると相性の良い紅林が二塁打で出塁。西野も粘ってヒットでつなぎ、一死二・三塁の大チャンスが訪れます。すると勝ち越しスクイズを恐れてか? まさかの若月敬遠で満塁に。打席は左の大里。しかしセンター前に打ち返して勝ち越し! 来田は打ち取られるものの、右の廣岡のところで相手投手が山本に交代。オリックスでもよく見た光景ですが、マシンガン継投とはうまくいかない時はとことんいかないものです。廣岡は見事! 初球を叩いて2点タイムリー! オリ初のお立ち台ゲット!
直後の8回は頼もしい山田が5球で片づけ、その裏頼もしい西野がダメ押しタイムリーを放ち、4点差となった9回はペルドモが〆て、なんと6月21日以来の金曜白星! 
土曜日の先発は、これまた6月27日以来勝利のない宮城。初回、先頭にヒットを打たれるものの2番を初球ゲッツーに取ってからは波に乗りました。二軍から復帰以降なかなか見られなかった宮城らしさが、ようやく戻ってきたような気がします。スローカーブもそのひとつ。急速差で相手を手玉に取り、的を絞らせないようにしていたように見えました。
相手先発はかつての天敵バーヘイゲン。前回打ち崩して克服したと思いきや、序盤から抑え込まれてエースの帰還に応えられません。しかし4回! 一死から森! またの名を天才! 初球を先制ホームラン!
これでバーヘイゲンの調子が狂ったでしょうか。5回、先頭の紅林が出塁するとひさびさのスタメン中川がクールにタイムリー。さらに西野のタイムリーで3-0に。
援護をもらった宮城は最後のピンチも抑えて7回無失点。あとはペルドモ→マチャドがしっかり抑えて3連勝! カード勝ち越し! お立ち台はもちろん宮城-森のバッテリー。ちなみに去年の8月17日のお立ち台もこのバッテリーでした。「よしわか」に続き、「みやもり(ちいかわ?)」の黄金コンビ誕生です。
勝ち越しを決めたことで気楽に観られる日曜日。甲子園もありませんでしたからじっくりと先発山下を見守りました。初回、いきなりストレートで連続三振。「復活?」と胸が躍ったのも束の間。カーブで制球を乱すと、ストレートも入らなくなり連続四球。「復活して…ない」とうなだれるも、レイエスはゴロに仕留めなんとかチェンジとなりました。不気味だったのは、このレイエスがなんと日ハムの初スイングだったのです。
2回も相手はのきなみ見てまえ打線。制球の戻らない山下はまたもや連続四球。田宮のバントが絶妙なセーフティとなり無死満塁と大ピンチ。しかし山下は開き直ったのか? 見てまえ作戦もここで終了? 水野は空振り三振に。淺間にど真ん中のストレートを犠飛にされるも、五十幡は抑えて最少失点でしのぎました。するとその裏。相手先発伊藤から相性の良い杉本がバックスクリーンへ同点ホームラン!
3回からの山下は、何かきっかけをつかんだのか、見違えるように制球が良くなり三者三振。捕手の森もなんとか山下をひっぱりあげようと苦心しているように見えました。
そして、4回。ふたりランナーを置いてふたたび杉本! 今度はレフトスタンドへスリーランホームラーーーン!! 昇天ポーズはwithセデーニョ!
山下は5回1失点で復帰登板を終えました。6回からは継投へ。鈴木が不運なヒット×3で失点してしまいますが、続くピンチを代わった吉田が1球で併殺に打ち取り火消し成功。森ムランで3点差にした後は、安心安定の山田→古田島→マチャドの継投で〆!
連続カード負け越しの後はスイープ、なんかわからんけど4連勝!
Aクラス相手に若手が好投し、がぜん勇気が湧いてきました。いざMission September!



8/6〜8 vsL ○○○

目下武内の日にしか勝てていない西武と、連敗止めてまた連敗しそうなオリックスとの、パ・リーグCクラス天保山。結果は順位どおりでした。
初戦の相手は前回ベルーナドームで抑え込まれた渡邉でしたが、2回に西川が先制2ラン! 先発エスピノーザは6回、中川のエラーからランナーを溜めて交代。代わった山田が同点に追いつかれてしまうものの、その直後、中川がエラーを取り返す勝ち越し2ラン!! 7回にも大里のプロ初ホームランと森のタイムリーで2点を追加して快勝! それにしても貧打のオリックスが一日三本とは…やっと飛ぶボールが提供されましたかね?
2戦目の先発は佐藤。出だしは順調だったものの、4回に来田がライト前ヒットを後逸し三塁打にしてしまうと、続く蛭間には死球。宮城もかつてそうだったように、若手投手は死球から動揺してしまいがち(佐藤と宮城は同い年だが)。そこからタイムリーを浴びて2失点。5回から交代となりました。
隅田の前になかなか得点できなかったオリックスですが、6回表、吉田輝星が三者三振と完璧に抑え(金足農の甲子園観戦ノルマ達成)たその裏、ランナーを置いて打席は森! またの名を天才! 同点2ランホームラーーーン!!(そしてチャンネルを替えられる我が家)
7回も山田が三人で終えると、その裏には宗の勝ち越しホームラン!(よって観ていない)
山田は二日連続で勝ち投手に。ずっとどんな時でも頑張っていましたから、ようやく報われましたね。あとは知らない間に本田が8回、マチャドが〆てカード勝ち越し!
なんだかいけそうな気がする3戦目。前回は完封された青山相手に3回、来田の長打でチャンスを作ると、紅林がきっちり犠飛を放って先制。先発髙島は危なげなく序盤を乗り切りましたが、勝ち投手の権利がかかった5回、四球でランナーを溜めてしまいます。しかし後続をゲッツーに打ち取りピンチ脱出!
6回からは継投に。わずか1点という点差でしたが、鈴木が回またぎで7回までリードを守ります。するとその裏! 打席は森、またの名を天才! 平良から放った一打は自身の誕生日を祝う2ランホームラーーーーン!(そしてチャンネルを替えられる我が家)
そして古田島、連投のマチャドに代わってペルドモが〆てなんとなんと3連勝! スイープ達成!! 
…なのですが、まあ、5位と6位の試合やな、という感じでした。


8/10~12 vsM ●●○

3連勝したといっても、次は苦手のロッテ戦。おそらく勢いは続かないだろう…と冷めた目で観ていたのですが、本当にマリンはダメですね。
ホームランで先制された直後、ホームランで取り返したまでは良かったのですが、復帰してからの宮城はこれまでの感覚を取り戻せていないのか、どこか不安げに見えます。はじめての離脱にはじめて背負う責任感、今までのようには行かないのでしょう。開幕後の好調期に勝ちがついていれば多少余裕を持てたようにも思いますが。おまけに森が自打球で途中交代と踏んだり蹴ったり。腑に落ちないのは、8回裏の継投でした。宮城に最後まで任せるつもりだったものの、四球とヒットでランナーを出してしまい、吉田に交代。計算どおりソトからゲッツーを奪って二死三塁。左が続くところではありますが、そのまま吉田で行くと思い込んでいましたが。
なぜ、山田?
序盤に頻発していた謎のマシンガン継投、しかも失敗するやつがここで飛び出しました。で、最終回を前に1点差が2点差になり、ただでさえ蜘蛛の糸だった逆転までの道筋は断たれてジ・エンド。
翌日、森はベンチには入っていたものの、出場はありませんでした。ただでさえ貧弱な打線に森を欠いては攻め手ナシ。齋藤は悪くありません。高卒2年目をローテで回さざるを得ない自転車操業っぷりが悲しい。9連戦の2試合目で中継ぎを温存したいところでしたから、5回を投げ切ってくれただけでじゅうぶんです。そのあとは川瀬が3回1失点自責ゼロとまずまずの一軍デビューを飾りました。兄弟対決が実現するまで一軍でガンバレ。
本当に何をやってもうまくいきませんね。三連覇の揺り戻しって、ここまでキツイの?
絶望感いっぱいで迎えた日曜日。わずかな希望は前回も田嶋-西野と同じ顔合わせで勝利したこと。期待どおり田嶋は今日も好調キープ、頼りにならない打線も4回、ようやく西川の2ランホームランで先制。直後のピンチを田嶋が踏ん張ると、その後は互いにゼロ行進。すると8回でした。先頭の森が代わったばかりの坂本に死球をくらいます。これに森が激昂! 坂本は帽子を取らないどころかマウンドを降りて近づいてきます。ベンチから両軍飛び出し一触即発! なんとか吉井監督が森をなだめて場は落ち着くも、警告試合に。これには布石がありました。坂本は先週もH近藤にぶつけて謝罪をしなかった(ように見えた)のです。この時めずらしく近藤がキレていましたし、そして今日の森ですから、意図的かどうかはともかく、何かしら坂本の態度に問題があったのでしょう。夏休みで子どもたちもたくさん来ていたであろうに、好ましくない一幕でした。
さて試合は、田嶋から古田島→ペルドモと無失点でつなぎ、いよいよ9回。2点差では怖いのでなんとか追加点を、と願っていた9回! 内野安打の宗を一塁に置いて、大里の打球はレフトポール直撃の2ラントッポ弾!! 一年分かと思いきや今年から1000個!!
と、いうわけで4点差のその裏はマチャドがあっさり〆て試合終了。無事サンタテ回避。それだけで何より…。







7/30~8/1 vsF ▲●●

福岡→北海道と、またもや夏の長旅に出たオリックス。カスティーヨがアクシデントで先発回避、エスコンの苦手な(オールスターでも案の定打たれていた)エスピノーザがローテに入るという緊急事態。とはいえ、怪我人の報にも「またか」という感想しか生まれてきませんが…。
このカードから大きくメンバーを入れ替えてきました。山下・福田・元・トーマスが降格、本田・西野・野口・来田が昇格。野口は二軍ではサッパリですし、西野に至っては見切り発車感が否めませんが、そうこうも言っていられません。
エスピノーザがピンチを脱した2回表。森の打球はライトポール際、ファウルゾーンに着弾。実況解説もファウルと確信していた次の瞬間、塁審の手が回りました。嘘やん!? 新庄監督はもちろんリクエスト。森もベンチ前でバットを持っており、打席に戻る気満々に見えました。…が、判定はやっぱりホームラン。嘘やん!!??
ボールがビジョンと重なっていてポールを巻いたかどうかわかりづらかったのかもしれませんが、あれをホームランにするってどうなん? ほっともっとの一件よりタチが悪いぞ!
新庄監督は執拗な抗議を良しとしないのか試合後のコメントのみにとどめましたけれども、審判室に乗り込んでも良い案件だと思いますがね…。
というわけで、結局引き分けましたけれども、「あれがホームランでなければ9回で終わって、お互い中継ぎを使うこともなかったのに!」と怒りすら湧いてきます。
そもそも無死満塁で0点のチームが勝てるわけありません。古田島がマルティネスに逆転2ランをくらった直後に、不調だった中川に同点タイムリーが出たのは光明ですが。9回から吉田・マチャド・山田・本田が毎回のようにサヨナラのピンチを背負いながら踏ん張れたのも良かったです。
2戦目は酷かったですね。途中から観る気も失せました。ヤマサチを打てなかったことだけが問題ではありません。とにかく覇気がない。連敗に次ぐ連敗で疲弊しているのかもしれませんが、勝ち試合を引き分けにされて燃えていた(かもしれない)躍動する日ハムの選手とは対照的でした。というわけで途中からオリンピックを観ていました。
試合を観ないことで精神の安定を保っているここ数日。3戦目は平日のデーゲームですから一球速報でイライラせずに済みますし、仕事が終わる頃には趨勢が決まっているでしょう。
先発髙島、スタメンには頓宮杉本どころか西川までいなくなり、あげくキャッチャー石川という暴挙に出た中嶋監督。負けすぎてヤケッパチになってしまったのか。
ところが、試合を観ていた我が家の解説者によると、「今日のオリックスは昨日までと違い、チームからやる気を感じた」そうです。途中経過を見ると(←結局見る)3回表に「5」の文字が。後半戦複数得点を入れたことのないオリックスが一挙に5点だと!? どういうこっちゃ? そういえば中嶋監督がヤケクソになった時は案外勝つのだった。
髙島は打ち込まれてしまい、吉田も2失点してしまいましたが、大里は4安打5出塁と大暴れ。四球を取ったことにも気づかないくらい打席に集中していました。来田は値千金の同点ホームラン。森は今度こそ正真正銘のホームラン、セデーニョも特大ホームラン。石川まで長打を放っていました。これで勝てれば言うことなかったのですが、結局山田が郡司にサヨナラホームランを浴びて試合には敗れてしまいました。さらに試合途中、紅林が交代していたので、昨日の自打球の影響かと心配していたのですが、どうやらベースカバーに入らなかったことへの懲罰だったようです。試合後には二軍降格が決まるほど、中嶋監督の逆鱗に触れたようでした。成績も落ちていましたし、体調不良が治りきらない中オールスターに遠征と移動続きで集中を欠いてしまったのでしょう。これを良い休養ととらえてリフレッシュしてきてほしいですね。
…と、いうわけで、いつの間にやら9連敗。
切り替え切り替え! と、いったい何回心に念じてきたことやら。切り替えすぎてもうスイッチがバカになってるんよ…。

8/2~4 vsM ●○●

紅林の降格はありませんでした。どうやら紅林自身の早合点だった模様…?
さて、今季初の京セラ開催のロッテ戦(どういう日程…?)。連敗ストップを託された宮城ですが、2回に連打を許し3失点。しかも死球からでした。かつてよく見た姿ですが、もう克服したと思っていたのに…。
打線は例によって石川を攻略できず。それでも森が粘りを見せたり、西野が猛打賞だったりと、意地は見せました。セーフティバントを試みた若月の一塁へのヘッスラには気迫がありました。1点差で迎えた9回裏には一打同点、サヨナラまで追いすがったものの、あと一本足りませんでした。
…どうすりゃいいんだ…。
というわけで、15時開始の土曜日は、用事をしたりオリンピックを観たりで観戦を回避。しかし速報はチェック。初回に先制するも追加点を取れない間に追いつかれてしまいましたが、中盤に二死から連打が出て勝ち越し、しかも4点差をつけるという展開でした。田嶋は8回を投げ切り、9回(ここから観た)はペルドモが〆てようやく連敗脱出! 守備でも魅せた来田が殊勲打を放ち、セルフ降格した紅林もスタメン復帰で汚名返上のタイムリーと、夏の陣を飾るにふさわしい勝ち試合となりました! 試合後のBs-1グランプリもこれで心おきなく楽しめます。今年の優勝は滝音。アンビシャスは勝てませんねぇ…。
大連敗を止めたあとは大連勝! …と行きたいところでしたが、そううまくはいきませんでした。初回、曽谷が先頭の岡にホームラン。しかしその後は粘りました。援護がなくても、エラーされても無失点でしのぎ、7回を1失点で投げ抜きます。ところが打線がうってかわって種市の前に沈黙し、ブルペン陣からも無抵抗で完封負け。どうなってるんですかね…。まあ、試合はほとんど観ていなかったのですけれども。
今日も中嶋監督はエラーした杉澤に代打を出すという鬼の采配に出ましたが、笛吹けど踊らずの野手陣。せっかくの夏の陣イベントなのにまったく出陣できそうにありません…やはり夏の陣で東のチームを相手にしてはダメなのではないか? 黒ユニがいけないのではないか?(と、現実から目をそらしゲン担ぎに走り始める)







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