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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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10/17 パ☆L-H☆ セ☆☆C-G

夕食の仕度中に我が家の西武ファン帰宅
  ↓
1-0のスコアを見て激怒しスーパーファミコンを始める
  ↓
できあがった夕食出すと「広島戦なら見る」
  ↓
食べ始めて1分後「やっぱり気になるから西武戦見る」
  ↓
西武逆転して機嫌直すもちょうど食べ終わる頃に打たれる
  ↓
カチッ(ファミコンのスイッチを入れる音)


というわけで、視聴時間約20分程(セ・リーグは1分)なのですが、そのわずかな間で判断すると、バンデンは源田への一球をのぞけばほぼ完璧な投球で菊池のコントロールはさんざんだったので、妥当な結果に感じました。
菊池は今シーズンようやくソフトバンクに勝利してふっきれたかと思いましたが、苦手意識が首をもたげてしまいましたかね。逆転直後の5失点とは、打者もリズムを崩してしまいます。
それにしても、スタメンを見た時「なんで川島が1番やねん」と思った自分はまだまだ甘い。こういうところで働く川島、そしてその川島の使いどころをわきまえている工藤監督が、今日は一枚上手でした。
自慢の打棒を封じられた西武打線。まだCSに入り込めていないでしょうか。初戦を落としたとはいえ、星勘定では五分の計算。明日は西武がやや苦手とするミランダですが、シーズン中に打ち崩したことを思い出して、早く実戦感覚を取り戻してほしいですね。打ちあってこその西武です。
そしてセ・リーグは広島が一発攻勢で先勝。巨人は初回の併殺打で出鼻をくじかれたでしょうか。阿部の負傷交代も尾を引いたかもしれません。エースと4番が活躍するという理想的な展開で、勢いをつけて乗り込んできた相手をいともたやすくあしらった感があります。2差をつけられ苦しくなった巨人ですが、113球投げた菅野を中何日で登板させるかが勝負どころに思います。


10/18 パ☆☆L-H☆ セ☆☆☆C-G

山賊どもの、お目覚め。
とばかりに、中4日のミランダを打ち崩した西武打線。敗戦から始まったCSですが、こういう時は経験値のあるベテランが頼りになります。元キャプテンの栗山が先制3ランを放つと、現キャプテンの浅村も負けじと3ラン。源田も猛打賞と気炎を吐き、無安打に抑えられていた秋山にもようやくヒットが出て、今日は西武が二桁得点。序盤は取ったら取られた多和田ですが、回を重ねるにつれてリズムを取り戻し、終わってみれば序盤の5失点のみ。いや全然良くはないのですが、乱打戦においては追いつかれないことが大事なのです。
前日は上位打線が機能したソフトバンクですが、右先発モードの1・2番である上林・明石が不発でした。中軸が好調なだけに、ここが出塁できないと大量得点にはつながりません。
我が家の西武ファンが「先発で来なくて助かった」と安堵していた大竹が失点したことも、マイナスに働きました。高橋礼が途中まで完璧だったのには新たな天敵出現と頭を痛めていましたが。
その乱打戦とは対照的に、白熱した投手戦となったセ・リーグ。6回表に巨人がようやく先制した頃、西武とソフトバンクはまだ2回裏で壮絶な殴り合いをくり広げていました。
今季は不調だった田口ですが、この日は広島打線を6回まで1安打に抑えます。ですから、打順が回ったわけでもないのに7回から畠に代えたことには驚きました。8回は誰だ、澤村か? と思いきや、畠続投。ウーンそう来たか、と思う間もなく2アウト。代打新井が登場し、球場の盛り上がりは最高潮となったことでしょう。その雰囲気に呑まれてしまったのか、同点打を浴び、とどめが菊池の3ラン。ウーン、継投失敗…。やはり田口をもう1イニング投げさせるべきだったのでは…。
これで広島が勝ち抜けに王手をかけました。あとがない巨人、広島が得意な今村に望みをかけます。
しかし広島は昨年のリベンジを果たすべく、浮つくことなくきっちりと普段着野球を心がけているように見えます。日本シリーズ出場に向け、視界は良好です。


10/19 パ☆☆L-H☆☆ セ☆☆☆☆C-G

我が家の西武ファンはシーズン中から「千賀なら打てる」と断言していたのですが…どうやらマウンド対策が功を奏したのか、西武打線が攻撃の糸口をつかむことができないうちに榎田が失点を重ね、この日はまたもやソフトバンクが二桁得点で星を五分に戻しました。
というわけで試合はほとんど見られず。
動くべきところは積極的に動き始める工藤監督。松田を外して内川をスタメンに入れるという大胆な作戦を取ってきました。野手起用には定評がある工藤監督ですが、ここも短期決戦仕様の采配が的中。西武打線も源田があいかわらず好調だったり、外崎がホームランを打ったりと光明はあるものの、投手陣があれだけ打ちこまれてはどうしようもありません。秋山はマークされているのかこの日もヒットがありませんでした。やはり互いにトップバッターの出塁が鍵を握っているようです。
セ・リーグは広島が序盤から得点を重ね、そのまま試合の流れを渡すことなくストレート勝ち。今年の強さを象徴するような、横綱相撲でした。ただ試合終了直後、球場の歓声を一身に受けたのは、緒方監督でも広島ナインでもなく、三塁側ベンチから挨拶に出た高橋監督でした。赤らんだ目元で去りゆく将に、ビジター席だけでなく、赤いユニフォームで埋め尽くされた客席全体から「ヨシノブ」コールが起きました。
「ジャイアンツキリング」こそ成らなかったものの、このCSで見せた高橋監督の戦いぶりは、憑きものが落ちたようなその面持ちと相まって、野球ファンの心を打ちました。高橋監督がなぜ巨人のユニフォームを着ることになったのか、なぜ突然選手から監督になったのか、そしてなぜ今そのユニフォームを脱ぐことになったのか、高橋監督の歩んできた道を知っている者ならなおさら、敗戦の将として潔く頭を下げるその姿を惜しみ、讃えぬわけにはいきません。これからもまだ巨人との関わりは続いていくのでしょうが、新たに始まる高橋監督の人生から、その穏やかな笑顔が失われないことを願います。
それにしても、安定した強さを見せた広島。身も心もしっかり準備をしてCSに入ったのでしょう。投打ともに隙がなく、360度ファンに囲まれる球場の雰囲気を味方につければ、その強さは何倍にも膨れあがります。日本シリーズは来週、その恐怖のマツダスタジアムで始まります。
広島行きのチケットを手にするのは、いったいどちらのチームでしょうか。この週末、埼玉のファイトクラブから目が離せません。


10/20 パ☆☆L-H☆☆☆

まずい展開になってまいりました(家内安全的に)。
西武ファンが不在だったため最後までテレビ観戦していたのですが…。
序盤の4失点は2アウトからの2被弾で、強心臓の若武者でも悪い流れを止められません。この日は審判のストライクゾーンがやたら広かったのですが、西武の打者はなかなか対応できていない印象でした。中盤の一死二・三塁のチャンスでも中村・岡田が見逃し三振。森の負傷交代が痛かったとはいえ、ここで追いつけていたら試合結果も変わっていたはずでした。
一方ソフトバンクはこの日も松田をはずし、エラーの目立つ高田ではなく右打者の西田を起用してきました。工藤采配の弱点である継投も、他球団なら先発ローテに入るような投手を次々中継ぎとしてつぎこみ、逃げ切りに成功。やることなすことうまくいって、監督は笑いが止まらないことでしょう。
西武は打線のキーマンである秋山・中村の調子がなかなか上がりません。投手層の薄さもここに来てダメージとなってしまいました。不利な状況ならばなりふりかまわず横綱相撲を捨てることも必要になってくるのが短期決戦。追い込まれた明日は、辻監督の決断が見られるでしょうか。


10/21 パ☆☆L-H☆☆☆☆

かつてはポストシーズンでさんざん辛酸をなめてきたソフトバンクが下剋上。2位からの勝ち抜けが初なら広島行きも初めてという、初物づくしの結果となりました。
先発に高橋礼を起用してきたソフトバンク。王手をかけた一戦でこのルーキーが先発するなど、CS前に誰が予想できたでしょうか。第2戦の好投で西武ファンの頭をよぎったいやな予感が的中してしまいました。
短期決戦では相手の弱点をいかに攻めていくかが重要となります。そこを外さないのはもちろんのこと、今日は松田でも内川でもなく長谷川を使う柔軟性を見せた工藤監督に対し、この日も打順を固定し、9番にシリーズ不発のメヒアを入れてペナントどおり打ち勝つ野球を目指した辻監督。結果は明暗分かれました。
スタメンを目にした時にまず疑問を感じたのが、なぜ昨日活躍した木村を使わないのか、ということでした。秋山も中村もそのままですし、ある意味頑なとも言えますが、そのこだわりはペナントでは吉と出ても、短期決戦ではマイナス要素になることが多いのです。
試合を決めたのは、初回の3失点というよりは、やはりウルフをひっぱらざるを得なかった中継ぎ陣の層の薄さのように思います。1点差に追いついたあと続投のウルフが1失点。その直前、押せ押せの場面で、秋山の盗塁が長い検証のあとアウトになっていました。潮目が大きく変わりそうな局面において、セオリーなら投手交代だったと思います。
しかし代えられる投手がいない西武、どんどんつぎこんで相手の勢いを削げるソフトバンク、やはり勝負の分かれ目であったのかなと思います。
もちろん、2戦目のように投手をつぎこむ前に打ち込まれては元も子もありません。このCS、いくらなんで秋山が不調すぎやしないかと不思議に思ってはいたのですが、ソフトバンクはフェニックスリーグにスタッフを派遣し、徹底した秋山対策を講じたといいます。ペナントレースで敗れはしたが絶対にCSでやり返す、とでもいうような、元王者の意地を感じました。
試合後のセレモニーで、辻監督はファンの前ではばからず涙を流しました。こういう一面もあるのだな、勝負師に徹することのできない優しさを持った監督なのだなと印象が変わりました。人は見た目で判断してはいけませんね。

ともかくも、2018プロ野球最後の対戦カードが決まりました。
広島対ソフトバンク。広島~博多は新幹線で一時間。近っ! 移動が楽!
柳田にとっては念願の広島戦です。さぞ広島は盛り上がることでしょう。
しかし盛り上がるのは西日本だけではないか? 関東の視聴率は大丈夫か? 地上波放送してくれるのか?






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10/13 パ☆H-F セS-G☆

素足の冷たさに秋を感じる頃、野球もポストシーズンの始まりです。
第1戦は2位チームで明暗分かれました。
デーゲームだったパ・リーグは、シーズン終盤の勢いそのまま、ソフトバンクが逆転勝ち。先発のミランダは何やら不調でしたが、それ以上に上沢が立ち上がりに乱れ、初回の一気呵成の5得点に日ハムはなすすべなしでした。点差があっても勝ちパターンを惜しまずつぎこみ、工藤監督の執念を感じました。西武戦に相性の良いミランダが1st温存されなくてよかったと我が家の西武ファンは若干喜んでおりましたが、中4日で第2戦の先発という噂もありますし、連勝で勝ち抜けされた場合の起用法が気になりますね。ともかくポストシーズンに強いイメージのあった日ハムの元気のなさが気になります。レアードの怪我がネックだったかもしれませんね。起爆剤として清宮を起用しても良かったのではと思いましたが(ミランダは左が苦手でしたし)。
一方ナイトゲームのセ・リーグは3位の巨人が勝ち抜けに王手をかけました。どちらに転ぶかわからない接戦の中で、好投していた今村をすぱっと諦め上原回またぎ、抑え山口2イニング、陽のエンドランと、面白いくらいに采配がズバズバ当たり、点差以上にヤクルトを寄せつけない完勝でした。ヤクルトは1番坂口が2安打するも、次の山田がブレーキになってしまいました。バレと雄平もノーヒットですし、青木も怪我で、シーズンどおりの攻撃スタイルに持っていけなかったように見えました。巨人キラーの小川で第1戦を確実に取る算段だったと思いますが、明日の相手は菅野ですし、かなり痛い黒星です。それにしても、高橋監督ってこんなに動く監督だったかな…。退任が決まってからというもの憑きものが落ちたように爽やかな表情をしているので、ようやく動きたいように動けるようになったのかな…?


10/14 パ☆H-F☆ セS-G☆☆
前日とは一転、接戦となったパ・リーグ。
第1戦と同様に日ハムがホームランで先制すると、さらにはショート高田のエラーがらみで追加点。前日はすぐさま反撃に出たソフトバンクですが、相手先発マルティネスの前になかなか得点できません。
エラーから追加点を献上した高田ですが、その後は好プレーを連発。さらには7回、値千金の同点タイムリーを放ちます。汚名返上どころかおつりが来るくらいの活躍ですが、ベース上でニコリともしない高田、まさに漢(おとこ)。選手層の厚いソフトバンクで、牧原や今宮の離脱によりようやく巡ってきたチャンスを絶対に手放すまいという意地を感じました。こういう選手、いいわあー。ウチにはいないタイプだわあー。こういう漢(おとこ)らしいところを見てみたいわあー。
しかしその直後、加治屋が日ハムの上位打線につかまって勝ち越しを許し、宮西・石川の継投で日ハムが勝利をおさめました。
工藤監督は、打たれた加治屋を責めることはありませんでした。継投もスタメンもシーズンどおりで、どっしり構える王者の余裕も感じますが、心配なのは静かな打線。松田がここまでノーヒットですが、お祭り男が打たないと打線に勢いが戻らないような気もします。一方、全員野球で立ち向かった日ハムに失うものはありません。明日はどのような布陣を組むのか、もしかしたら清宮がジョーカーになるかもしれません。
ともかくも、西武ファンは「どっちが勝っても疲弊する!」、他ファンは「月曜日も野球がある!」と歓喜する結果になりました。
一方、セ・リーグは今年も下剋上。菅野だから2連勝は固いだろうなとは思っていましたが、ノーヒットノーランのおまけが付くとは思いませんでした。ニュース速報が『西郷どん』の号泣場面と被ったとか…。
前日に上原・山口を回またぎさせた巨人側としては、僅差であればできるだけ長いイニングを菅野に投げてほしかったはずですが、その思惑にヤクルト打線が見事にハメられてしまいました。
ヤクルトも勝ちパターンをつぎこんであきらめない姿勢を示しましたが、菅野の省エネピッチングにはコントロールピッチャーの神髄を見たような気がします。最後の坂口にはかつて9回2アウトから古谷のノーノーを阻止したあの一本を期待したのですが(懐かしい…)、やっぱり菅野が相手では無理のひとことでした。
巨人は辞任する高橋監督のためにと、選手たちが一丸となっているようにも見えました。この勢いを広島へ持っていけるでしょうか。今季7勝しかしていない相手に6戦で4勝するのは至難の業ではありますが、現役時のような爽やか笑顔の高橋監督をもう少しの間見ていたいなと思うのです。もちろん、昨年悔しい思いをした広島にリベンジしてほしい思いもあるのですが。


10/15 パ☆☆H-F☆

お目覚めソフトバンクがホームラン攻勢で1st勝ち抜け。
日ハムは短期決戦に強いイメージがあったので、シーズン終盤の不調は雌伏の時なのかと思っていたのですが、どうやら本当に元気がなかったのか、その雰囲気から抜け出せないままCSを戦ってしまっていたように映りました。とくにポストシーズンではいつも活躍していた中田が攻守に精彩を欠いてしまいました。機動力も甲斐が相手では分が悪かったですね。
ソフトバンクはデスパイネが好調、おまけにキーマンに挙げた松田にも一発が飛び出し、良い雰囲気で埼玉に向かえます。点差以上に流れが来ていたとはいえ加治屋にもリベンジの機会を与えてきちんと成功、短期決戦慣れした工藤監督の采配ぶりは肝が据わっています。
さて、西武ファンの恐れていたソフトバンクがFinalへ駒を進めました。打線に活気が戻りつつあるソフトバンクですが、メットライフドームで待ち受けるのは恐怖の西武打線。1stでやや消費した感のある投手陣がいかにしてあの山賊どもに立ち向かうか。西武ファンの機嫌の上げ下げが今から怖い、パ・リーグ最後の戦いは水曜日から開幕です。




今年くらいは、振り返ってみましょうか…。


3・4月 4/15 vsF 春の神戸のデーゲーム

…には、やっぱり勝利が似合います!
山岡の粘投、マレーロの神走塁、大量得点、理想的な勝ち方で、これで今シーズン乗っていけるハズ!
と、思っていましたよこの時は…。ハハハ。
開幕から「何も成長していない…」をくり返したバッテンだらけのカレンダー。4月だけで3タテされること2回。ああ今年も最下位争いをくり広げるのかと暗澹たる思いでゴールデンウィークを迎えたのでした。


5月 5/2 vsL 山賊相手に大逆転

相手のお株を奪う逆転劇で復刻試合に勝利!
ディクソンが5回5失点の炎上でもはやチャンネルすら合わせていなかった試合。同点に追いつくと吉田一が回またぎで相手打線を抑え、ロメムランで逆転したあとは、山本・増井と勝利の方程式がバッチリハマっての1点差勝ち。この頃は吉田一が7回の男として定着してくれるものと信じて疑いませんでした(遠い目)。しかし山本が注目されだして、増井も目力が違っていて、ブルペンに支えられた今年のオリックスならではの理想的な勝ち試合だったと思います。
鬼門のゴールデンウィークを勝ち越したことで乗ってきたオリックス。借金を1まで減らして交流戦に入ることができました。


6月 6/14 vsC 神られなかった3連勝

今季初3タテの相手がまさかのカープ! 相手が不調期に入っていたことにも救われましたが。
ヤクルト・阪神以外に勝ち越して交流戦2位となり、借金返済にも成功、貯金1の3位でリーグ戦に戻りました。さらに乗っていけるー!
…と浮かれていたファンはすぐに現実を知ることになる。
吉田正が交流戦の最終戦で負傷し、スタメンを外れた影響も大きかったですが、パ・リーグに戻って最初の試合で誤審騒動が起きました。結局うやむやになってしまったのは残念ですが…(オリックスが弱かったのも一因!)。普通あんなことがあったら、もっと奮起しやしませんかね…。
そしてその試合を最後に田嶋がいなくなってしまうというダブルパンチ。もしかしたらこれが分岐点だったのかもしれません。


7月 7/25 vsL どうしてこうなった

オールスターをはさんでもなかなか調子を戻せないオリックス、ついに地獄の連敗街道を歩むことに…。
連敗を止められない金子、増井に回またぎさせての連投、見殺しアルバース、結果につながっていないのに再三のバント、意味不明の代走…と、Bクラスの要因をすべて詰め込んだようなこのメットライフドームの3連敗。中でもこの2戦目。ロメマサ砲で先制するも追加点が取れないうちに取り返される、こっちは失敗続きのバントを決められてサヨナラされる、もう心が折れましたわ。
この大事な時期の8連敗で、今年の結果は決まったようなものでした。
伊藤のトレードもありましたね。チームの調子が下降していたこともあって熱が冷めてしまい、あまり試合を見なくなってしまいました。


8月 8/14 vsL 逆に笑えてきた

スミ6で負け、と。
ただ単に打ち負けただけなら理解できるのですが、負けこみすぎてパニック状態なのか、もはやどこからツッコんでいいのかわからないくらいツッコミどころ満載の試合で、最後には笑いが止まらなくなりました。ファンまで頭おかしくなりそうだったぞ。
疲労が蓄積してきた山本を起用し続けるだけでなく負け試合のどこで出すつもりなのか肩を作らせ、結局新人王の芽も摘み取ってしまいました。代わりにようやく芽を出してきた山田を月間登板記録を打ち立てるくらいに毎日起用(最後はもはや記録のために出していたような…)、新加入の白崎は幾度もお立ち台を消され、岩本も毎日のように登場しては報われず…。
山岡の復活やディクソンが調子を上げるも、金子とアルバースがそろって抹消。それなのに代役の先発は上げては下げる場当たり的な起用で台所事情は火の車。一進一退では借金は減らないわけで、Aクラスはもはや山のあなたの空遠く。ミッションオクトーバーの文字がただただ虚しい夏の終わり。


9・10月 10/4 vsH 未来を担え、若者よ!

6回無失点の先発・榊原。
あとをつないだ澤田と山田。
上位で計3出塁の宗と福田。
初のサヨナラ打を放った吉田正。
オリックスの未来は、彼ら若手に委ねられている!
来年こそは、若い力でさらなる高みを!!
もちろん、中堅もベテランも若手をひっぱる活躍を!!!

我が家の西武ファンを見ていると、贔屓チームが優勝争いをすることによる精神的疲弊はかなりのものであるようです。そういや2014年はそんな感じだったかな…もう記憶が遠くなってしまったな…。
それでも、来年の今頃はどっと疲れていたいよ!
来年の今頃は新年号初の優勝チームと呼ばれて…いてくれないだろうか…。
淡い夢です。







さて、全日程終了したことですし、今年の春の順位予想を振り返ってみましょう。

《パ・リーグ》
   ヤスオ―     さや
1 ソフトバンク   ソフトバンク
2 オリックス    西武
3 楽天       楽天
4 西武       オリックス
5 日ハム      ロッテ
6 ロッテ      日ハム

いやー、ひどいですね!
優勝予想はどちらもハズレ。岩崎・サファテが両方抜けるなんて事態にならなければ優勝だったと思うのですけれど(負け惜しみ)。しかし前半戦のあわやBクラスの状態から、よく首位を脅かす位置まで上り詰めたものです。次々現れる牧原、高田、大竹らの若手戦力…さすが層の厚さを誇るソフトバンクです。
ヤスオ―の2位予想は当時私が思いきり馬鹿にしたのですが、本当に反省してほしいですね。こちらはいいところつきました。まさか首位を一度も明け渡すことなく優勝するとは思いもしませんでしたが。
3位も大ハズレ。やはり層の薄いチームで優勝争いすると翌年は疲弊してしまうのだ…(しみじみ)。
4位は互いに贔屓チームにはネガティブになってしまうという性が出たのでしょう。しかし4位といいながら、本音としてはもっと上に行ってほしかったんだよ…。
5・6位のロッテはともかく、日ハムは「だーーーいごさーーーん!」でした。エースと4番と抑え(大谷&増井)が抜けて、誰がAクラスを予想するよ…? こういうところが日ハムの読めないところなんだなあ…。


《セ・リーグ》
1 広島
2 巨人
3 阪神
4 DeNA
5 ヤクルト
6 中日
ふたりともまったく同じ予想だったわけですが、5位のヤクルト→2位が誤算でした。…が、これは昨年の成績から考えればもっとも困難な回答だったと思います。実際交流戦までは最下位だったわけですし…。小川監督といえば前の就任時もあと先考えない継投が印象的でしたが、監督が代わって攻撃型から継投のチームになりました。
DeNAは予想どおり昨年のツケが出てしまいましたが、もっとゆうゆうAクラスに入ると思っていた巨人がギリギリ滑り込みなのは意外でした。阪神が最下位になったことはますます意外でしたが、金本監督の辞任(解任)も衝撃的でしたね。人気球団はシビアです。




9/29 vsM ○

大雨の中、中断をはさみながらなんとか成立した試合だったようで。
外出していたので試合後にスコアを見たのですが、石川相手に初回から4得点、若月が5の5と大爆発していたのには電車の中にもかかわらず「うえっ」と声が出てしまいました。
いくらロッテキラーといえど、打ちすぎでしょう。こちらも田村にしこたま打たれているので、よそのことは言えませんが…。
山岡も8回1失点と、今季最後を白星で締めくくりました。来年こそはシーズン初めから今の状態を維持して、貯金で終わらせてほしいですね。


9/30・10/1 vsE ○○

松葉はやっぱり松葉だな…QSといえば聞こえはいいですが、初回から被弾やら先頭四球から失点やら、中堅がする投球ではありません。
打線は初モノ相手に手も足も出ず。完封されるかと思いましたよ…。最近になってちょいちょい見るようになった終盤での逆転勝ち。宗の同点2ランは値千金でした。若手が躍動するとシーズンも終わりだなって感じですね(棒読み)。
2018ビジター最終戦は、宗の前日から続く3打席連続ホームランとルーキー西浦の初ヒットと吉田正2打席連発25号で有終の美を飾りました。風が強かったのか序盤で5発が飛び出す荒れた試合になりましたが、西はその2失点にとどまり、なんとか二桁勝利で今シーズンを終えることができたのは良かったと思います。もっと援護があれば貯金できたはずでしたが…って、援護のあるチームに行くなんて言わないでーーーーー!
あのヒーローインタビュー、「また来年も応援して」と言いかけて「大阪にも来て」って言い直したよね? ね!? こりゃFA行使するってことでしょ? でしょでしょ!?
そりゃ本人の権利ですし…「優勝できるチームでやりたい」と言われたら返す言葉もございませんし…。
でも、デビュー当初からその成長を追ってきただけに、出ていかれたら淋しいなあ…。
30日は、ついに西武がパ・リーグの優勝を決めました。とはいえ、ソフトバンクが負けて試合中に優勝が決まるというなんとも締まらない感じに…(ビミョーな反応の我が家の西武ファン)。それでもやっぱり胴上げはいいもんです。うらやましいです。いいなあ。ウチはいつになるんだろうなあ(遠い目)。
あ! そうそう! あの神戸での誤審騒ぎで「順位に影響したらどうするんだ」と息巻いていたのも今となっては恥ずかしいオリックスの成績であり、西武と2位以下のG差も影響しようがないほど離れてしまいましたが、もしあれがホームランでなかったら、西武は本拠地で胴上げできていたのですよ! どうしてくれるのさ! どうでもいいけどさ!!


10/4 vsH ○

最後の最後でバンデン&千賀って鬼か…。
ホーム最後の2連戦、連敗も覚悟していましたが、吉田正の初めてのサヨナラタイムリーが飛び出しました。ホント、今季はまささまさま。初めてというのが意外でしたが…そういやサヨナラのチャンスで力んで押し出しのボール球をファールして結局凡退したこともありましたね…。
しかし、この期に及んでも榊原に援護してあげられない野手陣の面々。今季の縮図のようです。球数を稼げば勝機のあるバンデンに7回も投げさせるとは。来季こそしっかりした対策を頼みますよ。
増井は、まあ…。


10/5(今季最終戦) vsH ●

「終わりよければ、すべてヨシ」
小谷野の花道を勝利で飾ることはできませんでしたが、まあ、この言葉でしめくくってもいいかな、と思えるラストゲームでした。
前日まで4連勝、吉田正が猛打賞で打率3割2分キープ、Tの稀なる追い上げホームラン。福良監督は試合中ずっとニコニコ、登板後の東明や山岡に言葉をかける姿はまるで孫を見守るおじいちゃん。今季その代名詞となったリクエストも使い切りました。最後の最後で登場した小谷野はすでに涙。福良監督も涙。ボードで真っ白に染まった観客席からは大歓声、オリックスと日ハム時代の応援歌が交互に鳴り響く中、小谷野のフルスイングに森も応えて直球勝負。三球目、いい当たりもショートゴロで試合終了、同時に小谷野の現役生活も終幕を迎えました。
試合後の監督あいさつでは昨年までのようにヤジがとぶこともなく、退任する福良監督には拍手が送られました。花束を渡したTの目には涙が…自分がもう少ししっかりしていれば辞めずに済んだのになんて思っていたかどうかは知りませんが、Tの涙と福良監督の穏やかな表情で、今年の(いや、この三年間の)憤懣はさらさらと消えていきました。
続いての小谷野の引退セレモニー。誰の引退式でも泣けてきますが、贔屓チームの選手ならなおのこと、感謝と淋しさで胸がいっぱいになります。
小谷野は笑顔であいさつを終えるも、花束を持って歩いてきた福良監督の姿を目にしてはこらえきれないようでした。その光景に感じ入ったのか、もらい泣きする選手たちの多いこと。Tはまだ泣いているし(そういや北川の引退時も大泣きしていたな)。どれだけチームメートに慕われていたかが伝わってきました。あいさつの最後で翌日のH本田の引退試合に触れたことからも、その人柄がうかがえます。Tもこんなふうに送り出される選手になってくださいよ…。


(結果)65勝73敗5分  2年連続の4位
「すべてヨシ」とはいっても、すべて水に流せるという意味ではないわけで…。
監督が責任を負って辞任を決めたため、采配の面では今とは変わるであろうという多少(いや、少々?)の期待値はあるものの、根本的な問題点は解消できていませんから。
しかし去る者に石を投げるのも何なので、良かった探しから始めますと、まずは吉田正の全試合出場。
シーズン前は四大砲(ロメマサマレT)などと騒がれていたにもかかわらず、吉田正以外は全員機能せず、マークが吉田正ひとりに集中していた中での3割超えは立派です。あとひとりふたり周りに打てるバッターが並んでいれば、気楽に打てて30号到達もできていたでしょう。オリックスからは誰も呼ばれなさそうだったNPB AWARDSですが、吉田正のベストナインの芽も出てきました。来年も怪我せず、ホームラン王争いに名前が載るくらいの活躍を期待します。
あと、なんだかんだ言っても増井の加入は大きかったと思います。増井がいなかったら最下位だった可能性もあります。後半戦は打たれる場面が増えましたが(負けこんで出番自体も減ったし…)、前半戦は平野の退団を補って余りある成績でした。もし増井がいなかったらと思うとぞっとします。
新加入ながら増井が中心に引っ張ってくれたブルペン陣の活躍も、今季を語るうえでは欠かせないものでした。高卒二年目ながら中継ぎとして新人王候補に名乗り出た山本は、前半戦の話題の中心でした。その山本に代わって後半に飛躍を遂げたのは、昨年よく戦力外にならなかったなと思っていた山田。待望の左腕のうえ、月間登板記録まで打ち立てる活躍は目を瞠るものでした。
ただその運営については疑問符がついてまわるシーズンでした。黒木、吉田一、近藤、澤田、岩本、比嘉と幾人の中継ぎが出ては消え出ては消え…。結果に繋がらないどころか投手を潰していくマシンガン継投がいったい誰の方針なのかは知りませんが、シーズンを戦うための有効な戦略とはとうてい思えませんでした。
もちろん中継ぎの酷使の原因には先発の頼りなさがいちばんに挙げられます。7/17にディクソンが達成するまで12球団唯一の完投ゼロ。前半戦のローテーション投手で最後までローテを守りきったのは西ひとり、二桁勝利も西ひとり。貯金はかろうじてアルバース(と田嶋も?)があるだけで、あとはのきなみ借金と怪我を抱えて一軍を去っていきました。しかし毎年毎年1位で即戦力投手を指名しておいてこれかと。動向がまったくわからない田嶋も来年は復活してくれるのでしょうかねえ…。しかし打線の援護があれば、先発や中継ぎが打たれても勝てるということは、皮肉にも今年の優勝チームが証明してくれています。Tの出遅れとロメロやマレーロの不調が誤算とはいっても、若手が出てくれば補えたことです。西野や小田が打ちはじめたところで怪我したり、大城が守備位置のたらい回しで打撃に集中できていなさそうだったり、固定選手以外は打とうが打つまいがバントだったり、打撃のビジョンが四大砲と小谷野・中島のベテラン頼みで、あとを育てる気がないのかと終始感じたシーズンでした。
ただ、昨年の反省を唯一活かしてくれたのが、飛躍的に伸びた盗塁数。パフォーマンスのめっきり落ちた中での安達の20盗塁はさすがです。新戦力の福田がそれに続いたのも来季に希望を見いだせます。が、こんまい選手を集めるのが好きな割には少ないような気も…。西武の驚異的な成績も、打って走れる選手が多いからこそなんですよね(「打って」が重要なのだが)。

うーん、問題点ばかりになってきたぞ…。

とりあえず、来季の監督は西村ヘッドコーチの内部昇格で間違いないようです。田口が一軍の総合コーチ(監督見習いか)? か、風岡ヘッドコーチ!? あとは!? そ、そのまま!!??

どうなることやら・・・(´・ω・`)

まあ…とりあえず、ドラフトの結果を楽しみに待ちますか…。




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