10/17 パ☆L-H☆ セ☆☆C-G
夕食の仕度中に我が家の西武ファン帰宅 ↓ 1-0のスコアを見て激怒しスーパーファミコンを始める ↓ できあがった夕食出すと「広島戦なら見る」 ↓ 食べ始めて1分後「やっぱり気になるから西武戦見る」 ↓ 西武逆転して機嫌直すもちょうど食べ終わる頃に打たれる ↓ カチッ(ファミコンのスイッチを入れる音) というわけで、視聴時間約20分程(セ・リーグは1分)なのですが、そのわずかな間で判断すると、バンデンは源田への一球をのぞけばほぼ完璧な投球で菊池のコントロールはさんざんだったので、妥当な結果に感じました。 菊池は今シーズンようやくソフトバンクに勝利してふっきれたかと思いましたが、苦手意識が首をもたげてしまいましたかね。逆転直後の5失点とは、打者もリズムを崩してしまいます。 それにしても、スタメンを見た時「なんで川島が1番やねん」と思った自分はまだまだ甘い。こういうところで働く川島、そしてその川島の使いどころをわきまえている工藤監督が、今日は一枚上手でした。 自慢の打棒を封じられた西武打線。まだCSに入り込めていないでしょうか。初戦を落としたとはいえ、星勘定では五分の計算。明日は西武がやや苦手とするミランダですが、シーズン中に打ち崩したことを思い出して、早く実戦感覚を取り戻してほしいですね。打ちあってこその西武です。 そしてセ・リーグは広島が一発攻勢で先勝。巨人は初回の併殺打で出鼻をくじかれたでしょうか。阿部の負傷交代も尾を引いたかもしれません。エースと4番が活躍するという理想的な展開で、勢いをつけて乗り込んできた相手をいともたやすくあしらった感があります。2差をつけられ苦しくなった巨人ですが、113球投げた菅野を中何日で登板させるかが勝負どころに思います。 10/18 パ☆☆L-H☆ セ☆☆☆C-G 山賊どもの、お目覚め。 とばかりに、中4日のミランダを打ち崩した西武打線。敗戦から始まったCSですが、こういう時は経験値のあるベテランが頼りになります。元キャプテンの栗山が先制3ランを放つと、現キャプテンの浅村も負けじと3ラン。源田も猛打賞と気炎を吐き、無安打に抑えられていた秋山にもようやくヒットが出て、今日は西武が二桁得点。序盤は取ったら取られた多和田ですが、回を重ねるにつれてリズムを取り戻し、終わってみれば序盤の5失点のみ。いや全然良くはないのですが、乱打戦においては追いつかれないことが大事なのです。 前日は上位打線が機能したソフトバンクですが、右先発モードの1・2番である上林・明石が不発でした。中軸が好調なだけに、ここが出塁できないと大量得点にはつながりません。 我が家の西武ファンが「先発で来なくて助かった」と安堵していた大竹が失点したことも、マイナスに働きました。高橋礼が途中まで完璧だったのには新たな天敵出現と頭を痛めていましたが。 その乱打戦とは対照的に、白熱した投手戦となったセ・リーグ。6回表に巨人がようやく先制した頃、西武とソフトバンクはまだ2回裏で壮絶な殴り合いをくり広げていました。 今季は不調だった田口ですが、この日は広島打線を6回まで1安打に抑えます。ですから、打順が回ったわけでもないのに7回から畠に代えたことには驚きました。8回は誰だ、澤村か? と思いきや、畠続投。ウーンそう来たか、と思う間もなく2アウト。代打新井が登場し、球場の盛り上がりは最高潮となったことでしょう。その雰囲気に呑まれてしまったのか、同点打を浴び、とどめが菊池の3ラン。ウーン、継投失敗…。やはり田口をもう1イニング投げさせるべきだったのでは…。 これで広島が勝ち抜けに王手をかけました。あとがない巨人、広島が得意な今村に望みをかけます。 しかし広島は昨年のリベンジを果たすべく、浮つくことなくきっちりと普段着野球を心がけているように見えます。日本シリーズ出場に向け、視界は良好です。 10/19 パ☆☆L-H☆☆ セ☆☆☆☆C-G 我が家の西武ファンはシーズン中から「千賀なら打てる」と断言していたのですが…どうやらマウンド対策が功を奏したのか、西武打線が攻撃の糸口をつかむことができないうちに榎田が失点を重ね、この日はまたもやソフトバンクが二桁得点で星を五分に戻しました。 というわけで試合はほとんど見られず。 動くべきところは積極的に動き始める工藤監督。松田を外して内川をスタメンに入れるという大胆な作戦を取ってきました。野手起用には定評がある工藤監督ですが、ここも短期決戦仕様の采配が的中。西武打線も源田があいかわらず好調だったり、外崎がホームランを打ったりと光明はあるものの、投手陣があれだけ打ちこまれてはどうしようもありません。秋山はマークされているのかこの日もヒットがありませんでした。やはり互いにトップバッターの出塁が鍵を握っているようです。 セ・リーグは広島が序盤から得点を重ね、そのまま試合の流れを渡すことなくストレート勝ち。今年の強さを象徴するような、横綱相撲でした。ただ試合終了直後、球場の歓声を一身に受けたのは、緒方監督でも広島ナインでもなく、三塁側ベンチから挨拶に出た高橋監督でした。赤らんだ目元で去りゆく将に、ビジター席だけでなく、赤いユニフォームで埋め尽くされた客席全体から「ヨシノブ」コールが起きました。 「ジャイアンツキリング」こそ成らなかったものの、このCSで見せた高橋監督の戦いぶりは、憑きものが落ちたようなその面持ちと相まって、野球ファンの心を打ちました。高橋監督がなぜ巨人のユニフォームを着ることになったのか、なぜ突然選手から監督になったのか、そしてなぜ今そのユニフォームを脱ぐことになったのか、高橋監督の歩んできた道を知っている者ならなおさら、敗戦の将として潔く頭を下げるその姿を惜しみ、讃えぬわけにはいきません。これからもまだ巨人との関わりは続いていくのでしょうが、新たに始まる高橋監督の人生から、その穏やかな笑顔が失われないことを願います。 それにしても、安定した強さを見せた広島。身も心もしっかり準備をしてCSに入ったのでしょう。投打ともに隙がなく、360度ファンに囲まれる球場の雰囲気を味方につければ、その強さは何倍にも膨れあがります。日本シリーズは来週、その恐怖のマツダスタジアムで始まります。 広島行きのチケットを手にするのは、いったいどちらのチームでしょうか。この週末、埼玉のファイトクラブから目が離せません。 10/20 パ☆☆L-H☆☆☆ まずい展開になってまいりました(家内安全的に)。 西武ファンが不在だったため最後までテレビ観戦していたのですが…。 序盤の4失点は2アウトからの2被弾で、強心臓の若武者でも悪い流れを止められません。この日は審判のストライクゾーンがやたら広かったのですが、西武の打者はなかなか対応できていない印象でした。中盤の一死二・三塁のチャンスでも中村・岡田が見逃し三振。森の負傷交代が痛かったとはいえ、ここで追いつけていたら試合結果も変わっていたはずでした。 一方ソフトバンクはこの日も松田をはずし、エラーの目立つ高田ではなく右打者の西田を起用してきました。工藤采配の弱点である継投も、他球団なら先発ローテに入るような投手を次々中継ぎとしてつぎこみ、逃げ切りに成功。やることなすことうまくいって、監督は笑いが止まらないことでしょう。 西武は打線のキーマンである秋山・中村の調子がなかなか上がりません。投手層の薄さもここに来てダメージとなってしまいました。不利な状況ならばなりふりかまわず横綱相撲を捨てることも必要になってくるのが短期決戦。追い込まれた明日は、辻監督の決断が見られるでしょうか。 10/21 パ☆☆L-H☆☆☆☆ かつてはポストシーズンでさんざん辛酸をなめてきたソフトバンクが下剋上。2位からの勝ち抜けが初なら広島行きも初めてという、初物づくしの結果となりました。 先発に高橋礼を起用してきたソフトバンク。王手をかけた一戦でこのルーキーが先発するなど、CS前に誰が予想できたでしょうか。第2戦の好投で西武ファンの頭をよぎったいやな予感が的中してしまいました。 短期決戦では相手の弱点をいかに攻めていくかが重要となります。そこを外さないのはもちろんのこと、今日は松田でも内川でもなく長谷川を使う柔軟性を見せた工藤監督に対し、この日も打順を固定し、9番にシリーズ不発のメヒアを入れてペナントどおり打ち勝つ野球を目指した辻監督。結果は明暗分かれました。 スタメンを目にした時にまず疑問を感じたのが、なぜ昨日活躍した木村を使わないのか、ということでした。秋山も中村もそのままですし、ある意味頑なとも言えますが、そのこだわりはペナントでは吉と出ても、短期決戦ではマイナス要素になることが多いのです。 試合を決めたのは、初回の3失点というよりは、やはりウルフをひっぱらざるを得なかった中継ぎ陣の層の薄さのように思います。1点差に追いついたあと続投のウルフが1失点。その直前、押せ押せの場面で、秋山の盗塁が長い検証のあとアウトになっていました。潮目が大きく変わりそうな局面において、セオリーなら投手交代だったと思います。 しかし代えられる投手がいない西武、どんどんつぎこんで相手の勢いを削げるソフトバンク、やはり勝負の分かれ目であったのかなと思います。 もちろん、2戦目のように投手をつぎこむ前に打ち込まれては元も子もありません。このCS、いくらなんで秋山が不調すぎやしないかと不思議に思ってはいたのですが、ソフトバンクはフェニックスリーグにスタッフを派遣し、徹底した秋山対策を講じたといいます。ペナントレースで敗れはしたが絶対にCSでやり返す、とでもいうような、元王者の意地を感じました。 試合後のセレモニーで、辻監督はファンの前ではばからず涙を流しました。こういう一面もあるのだな、勝負師に徹することのできない優しさを持った監督なのだなと印象が変わりました。人は見た目で判断してはいけませんね。 ともかくも、2018プロ野球最後の対戦カードが決まりました。 広島対ソフトバンク。広島~博多は新幹線で一時間。近っ! 移動が楽! 柳田にとっては念願の広島戦です。さぞ広島は盛り上がることでしょう。 しかし盛り上がるのは西日本だけではないか? 関東の視聴率は大丈夫か? 地上波放送してくれるのか? PR |
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