10/13 パ☆H-F セS-G☆
素足の冷たさに秋を感じる頃、野球もポストシーズンの始まりです。 第1戦は2位チームで明暗分かれました。 デーゲームだったパ・リーグは、シーズン終盤の勢いそのまま、ソフトバンクが逆転勝ち。先発のミランダは何やら不調でしたが、それ以上に上沢が立ち上がりに乱れ、初回の一気呵成の5得点に日ハムはなすすべなしでした。点差があっても勝ちパターンを惜しまずつぎこみ、工藤監督の執念を感じました。西武戦に相性の良いミランダが1st温存されなくてよかったと我が家の西武ファンは若干喜んでおりましたが、中4日で第2戦の先発という噂もありますし、連勝で勝ち抜けされた場合の起用法が気になりますね。ともかくポストシーズンに強いイメージのあった日ハムの元気のなさが気になります。レアードの怪我がネックだったかもしれませんね。起爆剤として清宮を起用しても良かったのではと思いましたが(ミランダは左が苦手でしたし)。 一方ナイトゲームのセ・リーグは3位の巨人が勝ち抜けに王手をかけました。どちらに転ぶかわからない接戦の中で、好投していた今村をすぱっと諦め上原回またぎ、抑え山口2イニング、陽のエンドランと、面白いくらいに采配がズバズバ当たり、点差以上にヤクルトを寄せつけない完勝でした。ヤクルトは1番坂口が2安打するも、次の山田がブレーキになってしまいました。バレと雄平もノーヒットですし、青木も怪我で、シーズンどおりの攻撃スタイルに持っていけなかったように見えました。巨人キラーの小川で第1戦を確実に取る算段だったと思いますが、明日の相手は菅野ですし、かなり痛い黒星です。それにしても、高橋監督ってこんなに動く監督だったかな…。退任が決まってからというもの憑きものが落ちたように爽やかな表情をしているので、ようやく動きたいように動けるようになったのかな…? 10/14 パ☆H-F☆ セS-G☆☆ 前日とは一転、接戦となったパ・リーグ。 第1戦と同様に日ハムがホームランで先制すると、さらにはショート高田のエラーがらみで追加点。前日はすぐさま反撃に出たソフトバンクですが、相手先発マルティネスの前になかなか得点できません。 エラーから追加点を献上した高田ですが、その後は好プレーを連発。さらには7回、値千金の同点タイムリーを放ちます。汚名返上どころかおつりが来るくらいの活躍ですが、ベース上でニコリともしない高田、まさに漢(おとこ)。選手層の厚いソフトバンクで、牧原や今宮の離脱によりようやく巡ってきたチャンスを絶対に手放すまいという意地を感じました。こういう選手、いいわあー。ウチにはいないタイプだわあー。こういう漢(おとこ)らしいところを見てみたいわあー。 しかしその直後、加治屋が日ハムの上位打線につかまって勝ち越しを許し、宮西・石川の継投で日ハムが勝利をおさめました。 工藤監督は、打たれた加治屋を責めることはありませんでした。継投もスタメンもシーズンどおりで、どっしり構える王者の余裕も感じますが、心配なのは静かな打線。松田がここまでノーヒットですが、お祭り男が打たないと打線に勢いが戻らないような気もします。一方、全員野球で立ち向かった日ハムに失うものはありません。明日はどのような布陣を組むのか、もしかしたら清宮がジョーカーになるかもしれません。 ともかくも、西武ファンは「どっちが勝っても疲弊する!」、他ファンは「月曜日も野球がある!」と歓喜する結果になりました。 一方、セ・リーグは今年も下剋上。菅野だから2連勝は固いだろうなとは思っていましたが、ノーヒットノーランのおまけが付くとは思いませんでした。ニュース速報が『西郷どん』の号泣場面と被ったとか…。 前日に上原・山口を回またぎさせた巨人側としては、僅差であればできるだけ長いイニングを菅野に投げてほしかったはずですが、その思惑にヤクルト打線が見事にハメられてしまいました。 ヤクルトも勝ちパターンをつぎこんであきらめない姿勢を示しましたが、菅野の省エネピッチングにはコントロールピッチャーの神髄を見たような気がします。最後の坂口にはかつて9回2アウトから古谷のノーノーを阻止したあの一本を期待したのですが(懐かしい…)、やっぱり菅野が相手では無理のひとことでした。 巨人は辞任する高橋監督のためにと、選手たちが一丸となっているようにも見えました。この勢いを広島へ持っていけるでしょうか。今季7勝しかしていない相手に6戦で4勝するのは至難の業ではありますが、現役時のような爽やか笑顔の高橋監督をもう少しの間見ていたいなと思うのです。もちろん、昨年悔しい思いをした広島にリベンジしてほしい思いもあるのですが。 10/15 パ☆☆H-F☆ お目覚めソフトバンクがホームラン攻勢で1st勝ち抜け。 日ハムは短期決戦に強いイメージがあったので、シーズン終盤の不調は雌伏の時なのかと思っていたのですが、どうやら本当に元気がなかったのか、その雰囲気から抜け出せないままCSを戦ってしまっていたように映りました。とくにポストシーズンではいつも活躍していた中田が攻守に精彩を欠いてしまいました。機動力も甲斐が相手では分が悪かったですね。 ソフトバンクはデスパイネが好調、おまけにキーマンに挙げた松田にも一発が飛び出し、良い雰囲気で埼玉に向かえます。点差以上に流れが来ていたとはいえ加治屋にもリベンジの機会を与えてきちんと成功、短期決戦慣れした工藤監督の采配ぶりは肝が据わっています。 さて、西武ファンの恐れていたソフトバンクがFinalへ駒を進めました。打線に活気が戻りつつあるソフトバンクですが、メットライフドームで待ち受けるのは恐怖の西武打線。1stでやや消費した感のある投手陣がいかにしてあの山賊どもに立ち向かうか。西武ファンの機嫌の上げ下げが今から怖い、パ・リーグ最後の戦いは水曜日から開幕です。 PR |
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