10/4 7選手に戦力外通告
引退試合で盛大に送り出される選手もいれば、こうして記事のみでさよならをしなければならない選手もいる。 今年も非情な季節がやってきました。 佐藤世那は甲子園の準優勝投手という知名度の高さから大きく報道されました。もともとプロでは難しいと言われており、度重なるフォーム改造にも挑みましたが、ふたたびその名をニュースで聞くことはできませんでした。まだ21歳、次のステージで輝くことを祈ります。 縞田はルーキー年の3エラーでの涙と、イデホと何語だったのかニコニコ会話していた笑顔が印象に残っています。ポジションのかぶる選手が増えたうえに守備職人と呼べるほどの守備力もなく、居場所を失ってしまいました。ドラ2らしい活躍はできませんでしたが、今度は背広姿でそのコミュ力を発揮してくれるに違いありません。 園部は、環境が違っていたらもっと活躍できる選手になっていたかもしれません。もともと首脳陣の期待はファンと同じくらいあったと思うのですが、それを裏切るような報道しか聞こえてこず、もどかしいものがありました。吉田雄も今年一軍初ヒットを記録して、まだ余地は残されているのかなと思ったのですが、年下の若手が伸びてきていますから仕方ないでしょうか。 2013年に3~6位で指名された4人の高卒野手は、これで若月だけになってしまいました。ドラフト当時は、彼らが全員順調に成長すればきっとオリックスは強くなるだろうというあかるい未来を思い描いていたのですがね…。 育成の戸田・坂本も戦力外。このあたりは育成枠としてやむなしかな。 そして、近頃とんと名前を聞かなくなっていた塚原も戦力外から育成落ちに。怪我の連続で、どこまで復活できるのかは不安ですが、ぜひまた一軍のマウンドに戻り、あの強気なピッチングを見せてほしいと思います。 10/9には本田仁海も戦力外の報道が。右肘手術の回復に時間がかかるのか、育成契約になるようです。しかし「入団一年目の選手が戦力外」という煽りの入った報道には何やら違和感が…。ポスト山本のひとみちゃん、支配下登録になる日を待ってるよ! 10/22 中嶋&後藤がオリ復帰 西村新監督は報道されていたものの、正式に来季の新たな組閣が決定しました。 顔ぶれが大きく変わったのが二軍スタッフ。すっかり日ハムの人になったと思っていた最後の阪急戦士・中嶋が二軍監督、そしてついこの間まで楽天の解説者だったゴッツ(後藤光尊)が内野守備走塁コーチに! 藤井打撃コーチも加えて、なかなか充実したコーチ陣です。今季の二軍は(も?)酷かったからなあ…一軍のスタメンを脅かす若手の成長が、今いちばんチームに欠けている部分ですからね…。 底上げも大事とはいえ、やはり重要なのは一軍が成績を残すこと。不安はないとはいえない、いや本音を言えば拭いきれないほどありますが、結果がすべてですから。頼みますよ、新監督…。 10/25 運命の日 さて、新監督の初仕事といえばドラフト。既報どおり、1位では報徳学園の小園選手を指名しました。時を同じくして1位指名を公表したソフトバンクとくじで争うことになるのは想定済み。誤算だったのは、公表することで牽制できるかもと考えていた広島が指名したことに加えて、DeNAまで参戦してきたことです。 まさかの4球団( ; ゜Д゜) 最大7球団が根尾に行くと言われていたのに、蓋を開けてみたら同じ4球団。同じ大阪桐蔭の藤原も、ロッテが早々に公表していたにもかかわらず3球団が指名し、一本釣りは西武のみという一巡目になりました。 スマホをのぞきながら家路を急ぐ。 藤原、ロッテ。またパ・リーグか~。 根尾、中日。おお、セ・リーグか! 準地元だし、よかったよかった! さて、小園。 あわてて鍵を開けてテレビをつけたら、笑顔の緒方監督がインタビューを受けているところでした( ;∀;) まあ、4分の1なんてそうそう当たるもんではないしね…。 さてはずれ1位は誰に行くのかと見守っていたら、なんと天理の太田椋! 辰巳予想の報道もあったのですが、これまた4球団の競合となったため、安全策を取ったのかもしれません。どうしても内野手が欲しかったのもあるでしょう。奈良県予選で太田選手を見てきましたが、打撃技術だけでなく強いメンタルも備わっているように見えました。新コーチのゴッツにポスト安達を鍛えてもらおう! 2位は亜細亜大の頓宮捕手。長距離砲で、将来のクリーンアップ候補かも。トングウって読むの? トングとダンベルのグッズが並んでいる未来が見えた! 3・4位は社会人投手。高卒社会人のトヨタ富山は14人兄弟なのだとか。金子というよりサトタツの系譜(大家族)? 5位は沖縄の高校生内野手、6位は左投げの左沢、7位は夜の特番でも取り上げられていたPL出身の中川でした。放送が始まってすぐに指名があったので、片手のスマホとテレビを交互に見て「えー!」と声をあげてしまいましたよ。それにしても、あいかわらず泣かされる番組だわ…(しかしいちばん印象的だったのは横浜渡辺元監督のエピソードだった)。 育成で投手をひとり指名し、計8人で今年のドラフトは終了しました。 全員が活躍できますように! 10/29 第二次戦力外通告 ドラフトの結果を受けての戦力外通告が各球団続々報道される中、オリックスにもその時が。 大山は左の中継ぎとして活躍しそうな雰囲気もありながらなかなか安定せず、山田の台頭もあって定位置を獲得することができないまま、球団を去ることになってしまいました。他球団でチャンスをもらえることができたらなと思います。 そしてもうひとり、佐藤達也。 直球だけで相手をねじ伏せ、チームを優勝争いに導いた2014。オールスターでの全球ストレート勝負にサトタツをあまり知らない他球団ファンからも絶賛された姿は、オリックスファンとして誇らしくなりました。 だからこそ、それ以降のもがき苦しむ姿は、見ていて辛いものがありました。 あの頃の輝きを取り戻す時を、ずっと待っていました。もう戻らないだろうと思いつつ、それでもサトタツがマウンドに帰ってくる日を待っていました。 でも、その持ち球のようにまっすぐな心のサトタツは、現役への未練を残しつつ引退を決断しました。「やめる時はこの球団で終わりたいと思っていた」という言葉は、悲しいやらありがたいやらでなぜだか涙が出てきます。 ファンフェスはサトタツの引退セレモニーになるのかな。引退試合ではなく、身内だけでワイワイにぎやかに送り出されるのも何やらサトタツっぽい。たぶん泣いちゃいます。 PR |
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