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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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戦力外通告では、投手が吉田一・荒西・飯田・榊原・鈴木優・神戸・金田・近藤・東、野手が稲富・古長・フェリペ・田城・佐藤優・岡崎・勝俣・廣澤。そのうち榊原・近藤・東・廣澤は育成で再契約となりましたが、ほぼ予想されたメンバーでした。
吉田一はドラ1にしてはちょっと…いや、かなり物足りない成績でした。荒西も入団決定時は背番号に見合う活躍を期待していたのですがね…。鈴木優は少し意外でしたが、巨人の育成で再契約できて良かったです。勝俣も同じく巨人の育成選手に。ふたりとも環境を変えて頑張ってほしいですね。

助っ人は、モヤ・ジョーンズ・ヒギンス・スパークマンとさよならすることに。日本シリーズが終了してすぐにこういったニュースが流れるのは、淋しいです。悲しいです。優勝に貢献してくれた選手ばかりですから…(スパークマンはほぼ印象なしだが)。
モヤは日本シリーズ第1戦で貴重な同点ホームランを打ってくれました。杉本との陽気なヒーローインタビューもありましたし、ファーストでの長い手足を生かした捕球も印象に残ります。本当にありがとう、モヤ。
ジョーンズは、去年の開幕時は「…」でしたが、今年は本当に神様に見えました。代打で出た時の頼もしさといったら。終盤にはお母さんが亡くなるという悲しみの中、帰国したままシーズン終了を迎えても何らおかしくない状況で、ふたたび球場に戻ってきてくれました。ジョーンズがいなければ、日本シリーズの神戸開催は二度となかったでしょう。若手に惜しみなくアドバイスを送ったり、ボールボーイとキャッチボールしたり、セルフハーフスイングチェックしたり、実績あるメジャーリーガーながら偉ぶることなく、純粋に野球を楽しんでいる姿は観ていて本当に感心しましたし、感謝しかありません。来年も残ってほしいな…と願っていましたが、年俸との釣り合いを考えると難しかったですかね…。
ジョーンズは家族ともども日本の生活を楽しんでいる様子が伝わってきましたが、ヒギンスの奥さんがシーズン終了を待たず帰国し、そこからヒギンスの成績が落ちたことを考えると、外国人にとって家族の存在は大きいんだなとつくづく実感しました。奥さんが日本に来てからのヒギンスは本当に頼もしかったです。8回を投げてくれたヒギンス(の奥さん)がいなければ優勝はなかったと思います。アメリカでの活躍を祈ります!

今年のオフは短い! 3人の外国人選手の獲得や、新人入団会見、厚澤投手コーチ・高橋打撃コーチの就任発表が次々行われました。ファンフェスタも面白かったです。吹田の主婦ふたたび! 霜降り明星がちゃんとオリックスの試合を観てくれていたこともうれしかったですし。日本のエース山本も、チームメイトの手にかかればかたなしです。暴露話にタジタジになっている山本を見られるのはオリックスファンフェスタだけ!

そんな中、「今年は誰かしら取るやろ!」と期待したゴールデングラブ。山本・宗が見事に受賞! 山本は防御率的に順当として、宗はパ・リーグTVに何度も登場していたものの、指標は茂木が上回っていましたし、GGは知名度票なところもあるので松田に負けたらどうしようと心配していましたが、いやー良かった良かった! コメントは謙虚でしたが、日本シリーズのエラーがあったからでしょうか。来年は満票受賞するくらい文句なしの活躍を期待します!
そしてベストナインにはなんと4人もの名前が! これもタイトルホルダーの山本と吉田正は順当として、宗・杉本まで入るとは驚きでした。優勝の力ってスゴイ…。
今年の山本はいったい何冠なのか数えるのも面倒になるくらいですが、最後に獲得したMVPももはや順当と思えるくらいの活躍でした。シーズン前は、まさかこんなことになるとは思ってもいませんでした。それは宮城も同じ。まさかオリックスから新人王が誕生するとは、なんと感慨深い…! 受賞式でメッチャ緊張している宮城と、社会人出身らしく冷静にコメントする大人な栗林の対比もまた面白かったです。

まさかまさかの連続だった丑年は、早くも終わりを迎えようとしています。
再来月にはもう宮崎キャンプが始まります。優勝の余韻にいつまでも浸ってはいられません。
2022年は、今年叶えられなかった日本一を達成する年になりますように!




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11/27 ☆☆B-S☆☆☆☆

終わってしまいました…。

終了直後は、悔しいやら悲しいやらいろんな思いが交錯して、消化しきれないものがあったのですが…。
ひと晩経って、今は「また来年だな!」の気持ちです。

やっぱり、シリーズ通してヤクルトにあってこちらにないものがたくさん見つかりました。それが全部出ちゃった6戦目だったのかなとも思います。
山本にはもう捧げる言葉が見つかりません。まさか9回まで投げ切るとは思いませんでした。あの寒空の下、先頭に長打を打たれても、味方が連続エラーしても、山本は最後まで山本でした。9回3アウトを取ってベンチに戻る時、観客は総立ちで拍手を送りました。テレビの前でもファンの誰もが同じ気持ちだったと思います。
だからこそ、打線は応えてほしかった…。
ヤクルトは奥川や高橋の間隔を詰めることはせず、予想どおり高梨を先発に出しました。「今日は落としても良し」の余裕があったと思います。いっぽう、オリックスは負ければ終わりのうえに「山本では絶対落とせない」の緊張感がより増していたように感じます。宗や紅林のエラーや、チャンスでのクリーンアップの凡退はそのあらわれだったのかもしれません。
それでも、山本降板後も投手は踏ん張りました。平野・能見・比嘉の無失点リレーには痺れましたし、最後の吉田凌も紙一重でした。最後まで川端を残し、清水やマクガフを回またぎさせた高津監督と、敬遠される場面でジョーンズを出し、細かい継投をした中嶋監督、それぞれ大きな賭けでしたが前者は勝って後者は負けた。
ただ、やはり勝敗を分けたものは点差以上に大きかったように思います。ヤクルトは日本シリーズを経験した選手がいましたが、こちらは全員がはじめてで、ベテラン含め全員浮足立っていたことは否めません。また、MVPの中村は打撃もさることながら、最後までオリックス打線を封じ込めたリードが素晴らしかったです。5戦目で少し復調したかと思われた打線が、6戦目にまたも沈黙したのは、おそらく何かしらの対策を立ててきたからなのでしょう。やられました。天晴れです。

勝利の瞬間、涙する村上や山田や石川の姿に、オリックスファンでなければ「良かったねえ」と拍手を送ったのでしょうが…悔しくてこちらも泣いていました…。
落ち着いた今は「良かったねえ」と讃えられます。
ヤクルトは日本一にふさわしい素晴らしいチームでした。
世間でも、「近年にない面白い日本シリーズ」という賛辞をもらえているようで、本当に良かったです。オリックスが本来の力は出しきれなかったのは残念ですが、まだまだ伸びしろがあるということ。来年こそリベンジです! ヤクルトを破って日本一です!!

…と、こんな時期まで野球を堪能することになるとは思いもしませんでした。いつもなら、フィギュアに夢中になっている時期です。おかげでまったく観られていません。
本当にしあわせな2021年だったと思います。ポンタと一緒に「ありがほー!」です。

…ただやっぱり、この時期に屋外球場のナイターはあんまりでした。おまけに5時間ゲームですから、最後は全員に疲労が見られました。もし7戦目もあったらもっと悲惨なことになっていたかもしれません。お互い、選手に影響が残っていなければ良いのですが…。





11/25 ☆☆B-S☆☆☆

テンションの乱高下が激しすぎて、寿命が10年くらい縮んだような気がします…。

予告先発は「ヤマ」にとどめた中嶋監督。「予定どおり山﨑福か」「ここはあえて山岡か」「もう負けられないから中4で山本!」と、例によって憶測が飛び交っていましたが、やはり山﨑福でした。このシリーズで先発が打ちこまれた試合はありません。ですからヤマサチも最低限の仕事は果たしてくれるだろうと、心配はしていませんでした。
スタメンは、精彩を欠いている安達をはずして太田を入れてきました。守備が心配でしたが、いきなり怪しげな送球が飛び出すも失点には結びつきませんでした。が、2回に四球からヒットでつながれ、併殺の間に1点を先制されます。
相手先発の原樹里はCSで指に打球を受けており登板は不透明でしたが、練習の様子から予想はされていました。石川などと較べると与しやすい方だとうは思うのですが、崖っぷちの焦りからか併殺やらエンドラン失敗やら、なかなか打線がつながりません。その停滞した雰囲気を破ったのは、やはり優勝の立役者。4回、2アウトランナーなしから吉田正の長打、杉本のタイムリーで同点に追いつきます。ところがその裏、ヤマサチの悪癖が出てあっさり村上に勝ち越し弾を打たれてしまいました。
それでも今日はこのまま終わらないような気はしていました。6回、エラーで吉田正が出塁すると杉本がこの日3安打目のヒットでつなぐと、ヤクルトベンチは原から田口にスイッチします。左の苦手なTでしたが、ここは意地を見せてくれました。ライトへ打ち返す同点打! しかしよくわからない走塁でこの回も同点どまりでした。このシリーズ中、チャンスで1点ずつしか取れないところが、負け越している要因のような気がします。
同点ならホーム側が有利です。その裏、2アウトから村上に三塁打を打たれサンタナも歩かせて山﨑福は交代。前々日は負け投手となった吉田凌ですが、このピンチはしっかりと抑えてくれました。
7回表、相手投手は石山。前日までは隙のない投球にやられていましたが、3連投の疲労があったのかやや気迫を欠いていたように見えました。先頭の紅林がヒットを放つと、伏見が送り、バッターは太田。一瞬代打がよぎりましたが、次が投手ですから代打はまだ使えません。しかしいい当たりはなくても解説に打撃を絶賛されていた太田が、ここでやってくれました! 太田らしい打球は右中間方向へ! 中嶋監督の言うとおり勇気を与えてくれた、紅林と太田の貴重な貴重な勝ち越し点! さらに代打モヤのフライをサンタナが取りきれず、欲しかった複数点が入りました!
その裏、富山がヒットを打たれるも代打内川を併殺に抑えたことで、流れは一気にオリックスへ傾きました。8回には伏見がシリーズ初ヒットのタイムリーを放ち、点差は3点に! 

もう勝ったと思うやん…?

8回裏、マウンドに上がったのはヒギンス。シーズンどおりですし、前日は良い投球をしていましたから妥当な選択だと思ったのですが、我が家の解説者が「ヒギンスはダメ」と予言していました。先頭塩見に四球で「おいおい…」とイヤな予感が首をもたげ、青木にも四球で「やめてー!」と頭を抱え、そして山田に――。
…ま、山田が打席に立った時点で想定していましたがね。
それ以降はテレビ前で_(:0」∠)_状態だったので、あまり記憶にないのですが、ブルペンの準備が間に合わなかったのかヒギンスのまま村上にあわやの大飛球を打たれ、ようやく出てきたのは山岡。まだ思考がついていかなかったので、淡々とアウトを取るのを眺めるだけでしたが、よくよく考えればすごい場面でのぶっつけ登板でしたね。チームを思う気持ちはおそらくいちばん強い投手ですから、絶対に日本シリーズで仕事を果たすという思いで間に合わせてきたのでしょう。もちろん球威も変化球も良い時には及びませんでしたが、ここまで来ればあとは気持ちです。横でずっと我が家の解説者が「ヒギンスは抑えができなかったことでわかるように、メンタルが弱いんや! こんな大一番で投げる投手ではないんや! いくら怪我明けでも山岡の方がメンタル強いんやから、ここは最初から山岡で良かったんや!」と声高に主張していたことは何となく記憶の片隅にあります。
ともかくも同点のまま、試合は9回へ。「これで裏は平野がシリーズ初登板か…平野が打たれて終わっても、それはそれで納得がいくよ…」となかばあきらめの境地で見守りました。
ただ、先頭が代打ジョーンズからだったので、出塁はしてくれるだろうと思ってはいました。
…が、まさかまさか、勝ち越しホームランとはぁぁぁ!!!
打った瞬間、打球はオリックスファンの待つレフトスタンドへ! 今年は見られなかった、軽く振ってのホームラン! 本人いわく感触の残らないくらいの完璧ホームラン!! 泣かせてくれます!!
そしてその裏は、いよいよ平野の登板です。しかもセーブ機会です。もう祈るしかありません。先頭四球でも、きっと平野なら大丈夫…のはず…と思いつつ…川端の打球には心臓が止まりかけましたが…塩見の見逃し三振にはいやこれまでこっちもきわどいとこ取られてたからねと手を合わせましたが…。

ともかくも、これでなんとか崖っぷちを踏みとどまりました!
たくさんのファンの#神戸に帰ろうの思いを、ジョーンズの一振りが救ってくれました!
いや、全員でつかみとった勝利です。山田の3ランは確かに痛かったですが、同点だったことが救いとなりました。それまでつかみ取った5点があったからです。上位でも下位でも得点できましたし、ダメ押し点も取れました。これまで弱かったチームをエースとしてずっと支えてきた山岡が窮地を救い、平野にセーブもつきました。
全員で勝つ――今年のオリックスを象徴するような試合だったと思います。観たかったのはこれです。こういう試合、こういう盛り上がるベンチの姿です。

残り2試合。
舞台は神戸に移ります。
先発は山本。オリンピック含めてフル回転だった2021年の集大成となる投球を期待します。
正直、コンディションは気がかりです。寒さも疲労も心配です。
それでも、両チームこんなに心を震わせる5試合を見せてくれたのです。きっと最後まで熱くさせてくれると思います。
どうか最後まで全力で、互いに悔いを残さないような素晴らしい日本シリーズになりますように。




11/24 ☆B-S☆☆☆

山﨑颯は終わってみれば5回1失点。やはり球数は多くなりましたが、よく耐えたと思います。サンタナへの一球は悔やまれるところかもしれませんが、仕留めた相手が上だったということにしましょう。
やはり今日も、継投が問題と言わざるをえません。
なぜ、二番手が増井だったのか??
シーズン中に先発が早く降りることは少なくありませんでしたし、山田や富山など、こういう場面に慣れた投手を出すものだと思っていました(山田はなぜかベンチ外でしたが)。ラッキーなゲッツーでツーアウトになったにもかかわらず、そこからランナーを溜めて結局比嘉に回した時点で、結果は見えていました。
同点だったことで、またも延長を考慮したのではないですか。こういう時、先を考えたほうが負けがちですし、ペナントとの違いを意識しすぎているように感じます。器用なチームではないのだから、いつもどおりでいいように思うのですが。いつもと違うことをやろうとして、逆にいつものこともできなくなって、どんどん迷走に入っているような…。すべてがうまくハマっている高津監督とは対照的です。ペナントでは中嶋監督もそうだったのだが…。
攻撃は、石川を打てないことは予想の範囲内でした。相手のエラーで1点を取るのがやっと。ツーアウトランナーなしから福田・宗が出塁して追いついたのに、その後得点できないのはクリーンアップの責任です。
うすうす気づいてはいましたが、ヤクルトバッテリーがオリックスの主軸に対してそこまで警戒していないのです。CSまでは「吉田正はいるだけで違う」と言っていた我が家の解説者も、「今の吉田正はいらない」と評価を覆しています。本調子でないせいなのか、対策をされているのか…。杉本も力が入りすぎていますし。Tとモヤを両方使えないのも痛いですし。安達なんて攻守ともに存在感ゼロ。平常運転は紅林(守備)くらいですね…。
大舞台でも浮足立たないヤクルトに気圧されちゃったかな…。
それともCSで燃え尽きちゃったかな…。

力勝負で負けるならまだしも、こんな負け方はファンとしてちょっと悲しいです。
あとひとつ、負ければ終わり。それならそれで仕方ないです。でも、やり切ったと胸を張って終わってほしいのです。今年のオリックスは、こんなもんじゃないんです。全員で勝ってきた、143+3試合の集大成を見せてほしいです。
オリックスらしい試合を、最後に見せてほしいのです。






11/23 ☆B-S☆☆

先発は予想どおり田嶋と小川。交流戦の田嶋は打ち込まれ、打線は小川を攻略できず黒星を喫しています。
それでもあの頃の田嶋ではないし、きっとやり返してくれるはず(打線さえ働けば)!
試合が動いたのは2回裏。村上に死球を与え、続くサンタナはサードゴロ…のはずが、安達が捕球できず逆にランナーを溜めてしまいます。なんとかツーアウトまでこぎつけるも西浦に四球で満塁に。小川は投手とはいえ打撃に定評があります。ストレートを粘られますが、最後まで押し切って見逃し三振、ピンチを脱しました。
次の回、紅林が両軍初ヒットで出塁すると、伏見がバスターで相手のエラーを誘い、今度はこちらにチャンス到来! CSのサヨナラバスターは、「何をしてくるかわからないオリックス」と相手を惑わせる効果があったかもしれません。
その後は田嶋がしっかりバントを決め、福田が四球を選び、宗がタイムリーと全員が仕事を果たし先制点をもぎとりました。
ここまでは良かったのです。
問題①二塁ランナーの伏見は還れなかったのか?
先制直後、喜ぶどころか何やら怒っているような中嶋監督が映っていたのですが、あれは伏見か三塁コーチに憤っていたのでは? ライトはサンタナですから、こちらも打った瞬間2点入ったと思いました。
問題②なおも満塁で吉田正がまれに見る二打席連続三振。力んだ杉本も凡退で1点どまり。6回はこのふたりで2点取り返したものの、この時打っていれば展開は変わったはずです。
1点ではすぐに追いつかれるだろうと思っていました。田嶋は球数を投げさせられていましたし、継投に不安があったことは確かです。
5回裏、青木に92球目を打たれ、田嶋は交代。山田相手に合ってなさそうだった比嘉は正解だと思います。ゴロで二死二塁。村上を敬遠で、比嘉ならサンタナを抑えるだろうと油断しきっていました。
問題③なぜ、バルガス???
村上で勝負はこの際いいとしよう。しかし左の富山や山田でなく、二戦目で危険信号を煌々と照らしていたバルガスをここで選択した意図が自分にはわかりません。使うなら、せめてランナーなしからでしょう。連続四球もタイムリーも、まったくもって予想どおりでした。マシンガン継投するにしても、比嘉の使い方がもったいなさすぎです。そしてここでバルガスを起用するあたり、頼りない中継ぎ投手を何度も起用して逆転負けをくらっていたシーズン序盤の戦いぶりがよみがえりました。それをこの短期決戦で今さらリプレーしちゃうのか…。宗のエラーもたいがいですが。いい意味でも悪い意味でも目立っていますね。
7回には吉田正のタイムリーで勝ち越しました。当たりが悪かろうがヒットになったということで、気分も上がると思います。次からドカスカ打ちまくってほしいものです。
その後は杉本敬遠で、代打ジョーンズ。ここは石山の投球が完璧でした。これから終盤の山場で登板されそうです。
で、その裏に吉田凌がサンタナに逆転2ランを被弾。失投と言えばそれまでですが、これまで徹底して抑えてきた主砲にお目覚めの一発は痛いかな…。まあ、杉本にもホームランが出たので相手にも言えることかもしれませんが。
9回は先頭若月がマクガフから出塁。代打頓宮かなと思いきや、ここはそのまま打席に立たせる起用が当たりました。ただ、
問題④7回に伏見が出塁した後、代走を出さずバント代打若月。よって捕手は伏見のままかと思いましたが、若月に交代。伏見のままでも還ってこられる当たりでしたし、凌の被弾も結果論ですが、これは伏見に代走or捕手伏見のままにする流れでは? 
9回も若月に代走佐野を出し、福田が一球でバントを決めましたが、初戦のトラウマをよみがえらせるためにももう少しゆさぶっても良かったような。このアウトでマクガフはあきらかに落ち着きました。そして同点あるいは逆転したとしても、捕手頓宮では不安がありますからね。
うーん…。
なんだか采配が後手後手に回ってしまっているように感じます。
中嶋監督も、初の日本シリーズで選手と一緒に浮足立ってしまっているのかな。
まだ差はひとつですが、追い込まれたような気がするのは、ヤクルトとの点差以上の力差が明確だからでしょうか。
選手も感じるところあるのか、なんだかベンチも静かですし…。
まだまだこれから!
オリックスの最後の意地を見せてほしいです。





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