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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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11/25 ☆☆B-S☆☆☆

テンションの乱高下が激しすぎて、寿命が10年くらい縮んだような気がします…。

予告先発は「ヤマ」にとどめた中嶋監督。「予定どおり山﨑福か」「ここはあえて山岡か」「もう負けられないから中4で山本!」と、例によって憶測が飛び交っていましたが、やはり山﨑福でした。このシリーズで先発が打ちこまれた試合はありません。ですからヤマサチも最低限の仕事は果たしてくれるだろうと、心配はしていませんでした。
スタメンは、精彩を欠いている安達をはずして太田を入れてきました。守備が心配でしたが、いきなり怪しげな送球が飛び出すも失点には結びつきませんでした。が、2回に四球からヒットでつながれ、併殺の間に1点を先制されます。
相手先発の原樹里はCSで指に打球を受けており登板は不透明でしたが、練習の様子から予想はされていました。石川などと較べると与しやすい方だとうは思うのですが、崖っぷちの焦りからか併殺やらエンドラン失敗やら、なかなか打線がつながりません。その停滞した雰囲気を破ったのは、やはり優勝の立役者。4回、2アウトランナーなしから吉田正の長打、杉本のタイムリーで同点に追いつきます。ところがその裏、ヤマサチの悪癖が出てあっさり村上に勝ち越し弾を打たれてしまいました。
それでも今日はこのまま終わらないような気はしていました。6回、エラーで吉田正が出塁すると杉本がこの日3安打目のヒットでつなぐと、ヤクルトベンチは原から田口にスイッチします。左の苦手なTでしたが、ここは意地を見せてくれました。ライトへ打ち返す同点打! しかしよくわからない走塁でこの回も同点どまりでした。このシリーズ中、チャンスで1点ずつしか取れないところが、負け越している要因のような気がします。
同点ならホーム側が有利です。その裏、2アウトから村上に三塁打を打たれサンタナも歩かせて山﨑福は交代。前々日は負け投手となった吉田凌ですが、このピンチはしっかりと抑えてくれました。
7回表、相手投手は石山。前日までは隙のない投球にやられていましたが、3連投の疲労があったのかやや気迫を欠いていたように見えました。先頭の紅林がヒットを放つと、伏見が送り、バッターは太田。一瞬代打がよぎりましたが、次が投手ですから代打はまだ使えません。しかしいい当たりはなくても解説に打撃を絶賛されていた太田が、ここでやってくれました! 太田らしい打球は右中間方向へ! 中嶋監督の言うとおり勇気を与えてくれた、紅林と太田の貴重な貴重な勝ち越し点! さらに代打モヤのフライをサンタナが取りきれず、欲しかった複数点が入りました!
その裏、富山がヒットを打たれるも代打内川を併殺に抑えたことで、流れは一気にオリックスへ傾きました。8回には伏見がシリーズ初ヒットのタイムリーを放ち、点差は3点に! 

もう勝ったと思うやん…?

8回裏、マウンドに上がったのはヒギンス。シーズンどおりですし、前日は良い投球をしていましたから妥当な選択だと思ったのですが、我が家の解説者が「ヒギンスはダメ」と予言していました。先頭塩見に四球で「おいおい…」とイヤな予感が首をもたげ、青木にも四球で「やめてー!」と頭を抱え、そして山田に――。
…ま、山田が打席に立った時点で想定していましたがね。
それ以降はテレビ前で_(:0」∠)_状態だったので、あまり記憶にないのですが、ブルペンの準備が間に合わなかったのかヒギンスのまま村上にあわやの大飛球を打たれ、ようやく出てきたのは山岡。まだ思考がついていかなかったので、淡々とアウトを取るのを眺めるだけでしたが、よくよく考えればすごい場面でのぶっつけ登板でしたね。チームを思う気持ちはおそらくいちばん強い投手ですから、絶対に日本シリーズで仕事を果たすという思いで間に合わせてきたのでしょう。もちろん球威も変化球も良い時には及びませんでしたが、ここまで来ればあとは気持ちです。横でずっと我が家の解説者が「ヒギンスは抑えができなかったことでわかるように、メンタルが弱いんや! こんな大一番で投げる投手ではないんや! いくら怪我明けでも山岡の方がメンタル強いんやから、ここは最初から山岡で良かったんや!」と声高に主張していたことは何となく記憶の片隅にあります。
ともかくも同点のまま、試合は9回へ。「これで裏は平野がシリーズ初登板か…平野が打たれて終わっても、それはそれで納得がいくよ…」となかばあきらめの境地で見守りました。
ただ、先頭が代打ジョーンズからだったので、出塁はしてくれるだろうと思ってはいました。
…が、まさかまさか、勝ち越しホームランとはぁぁぁ!!!
打った瞬間、打球はオリックスファンの待つレフトスタンドへ! 今年は見られなかった、軽く振ってのホームラン! 本人いわく感触の残らないくらいの完璧ホームラン!! 泣かせてくれます!!
そしてその裏は、いよいよ平野の登板です。しかもセーブ機会です。もう祈るしかありません。先頭四球でも、きっと平野なら大丈夫…のはず…と思いつつ…川端の打球には心臓が止まりかけましたが…塩見の見逃し三振にはいやこれまでこっちもきわどいとこ取られてたからねと手を合わせましたが…。

ともかくも、これでなんとか崖っぷちを踏みとどまりました!
たくさんのファンの#神戸に帰ろうの思いを、ジョーンズの一振りが救ってくれました!
いや、全員でつかみとった勝利です。山田の3ランは確かに痛かったですが、同点だったことが救いとなりました。それまでつかみ取った5点があったからです。上位でも下位でも得点できましたし、ダメ押し点も取れました。これまで弱かったチームをエースとしてずっと支えてきた山岡が窮地を救い、平野にセーブもつきました。
全員で勝つ――今年のオリックスを象徴するような試合だったと思います。観たかったのはこれです。こういう試合、こういう盛り上がるベンチの姿です。

残り2試合。
舞台は神戸に移ります。
先発は山本。オリンピック含めてフル回転だった2021年の集大成となる投球を期待します。
正直、コンディションは気がかりです。寒さも疲労も心配です。
それでも、両チームこんなに心を震わせる5試合を見せてくれたのです。きっと最後まで熱くさせてくれると思います。
どうか最後まで全力で、互いに悔いを残さないような素晴らしい日本シリーズになりますように。




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