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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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11/2 ☆☆B-T☆☆☆

悔しくて寝不足…。

試合終了の瞬間テレビを消し、ビールを1缶飲み干し、M-1予選のYouTubeでゲラゲラ笑って気晴らしをして寝たつもりが、目が覚めてもやっぱりくやしいいいいいーーーーーー!!!!!

田嶋は最高のピッチングでした。今季いちばんなのはもちろん、過去のポストシーズンでもいちばんの出来でした。
初回はバントの打球を捕れずいきなり一・二塁のピンチを招くも森下を抑え、大山は三振ゲッツーかと思いきやセーフ判定。リクエストの間はドキドキしましたが、見事に覆ってチェンジ! そこからノッていきました。クロスファイアーを取ってくれる時の田嶋はイキイキ。マウンドでも打席でも感情豊かに試合を楽しんでいるように見えました。
打線は杉本が5番レフトに復帰。山﨑颯一郎も、昨日めずらしく厚澤コーチが明言したようにベンチ入り。昨日負けたことで焦っているのではないか? という危惧はあれど、信じるしかありません。
しかし杉本はさすがに実戦不足に見えました。一打席目の空振り三振は完全によろしくない時の杉本…。好調な頓宮・ゴンザレス・紅林を分断してしまっていました。7番くらいで良かったのでは…? セ・リーグで復活したものの、移籍前の大竹は打ち崩していましたから、チャンスはあるだろうと期待していたのですが、なかなか好機を活かせません。
早いテンポで試合は進み、4回2アウト。ここで出た! 右ゴンザレスの一発! ひき肉ポーズも決まりました! さらに一打席目も良い打球を飛ばしていた紅林もフェン直二塁打。たたみかけるチャンスでしたが、若月斃れて追加点ならず。
先制点をもらっても田嶋は平常運転。5回には先頭打者で初ヒットを記録し、そのまま一塁に立ち続けたため不安だったその裏も無失点で抑えます。
試合は後半戦へ。6回、代わった西純から相手エラーでランナーを溜めるも得点できず。後ろが投手なのに勝負されていた今日の若月は、テレビで観ていてもあまり雰囲気がありませんでした。昨日ベンチだったのは、まさかどこか痛めているからではないよね…? (疑心暗鬼)
そして7回表。先頭田嶋がまたも四球で出塁するも、宗のセンター前ヒットで近本のフェイクに騙され二塁でアウトになるという珍プレーもあり、二死一塁に。打席はいまだ打点なし、なんだかスイングに迷いも出てきているような森。打球はまたも平凡な二ゴロ…かと思いきや、中野が逸らしてライト前に! 森下もボールが手につかず投げられないでいる間に、一塁ランナー宗は一気にホームへ生還、まさかのかたちで待望の追加点が入ります!
さらに四球で一・二塁となるも途中から出場した中川が凡退して1点どまり。うーん、中川もいまいち調子が上がりません。死球の影響が残っているのか…。
7回裏も田嶋は続投。確かに危ない当たりはありました。佐藤の打球は一塁線を抜けそうなところをゴンザレスの好捕で救われましたし、坂本もいい当たりのサードライナー。田嶋はいきなり崩れることがありますし、捉えらえ始めていると首脳陣が感じたのなら仕方ありません。
ただ。またも湯浅に三人で抑えられ大歓声が響きやまぬ中、そこで2戦ベンチ外だった山﨑颯一郎という選択肢は、本当に正しかったのかなあ…という疑問はあります。
確かに、他に8回を任せられる投手はいません。小木田はベンチ外でしたし宇田川は連投中。田嶋がランナーを溜めて中継ぎに負担をかけるより、回頭からの山﨑颯に賭けたのでしょう。
しかし山﨑颯の球は走っておらず、安達のエラーがなくても打たれていたのではないでしょうか。もちろん安達のプレーは論外です。これもまた、普段は2勤1休の安達をしかも怪我明けで3戦連続で起用したゆえではないでしょうか。しかし出場している以上はやってもらわないと困りますし、せめて内野安打でとどめてほしかったですね…。
こうなれば甲子園のムードは一気に変わります。怒濤の渦となって襲いかかる声援に、交流戦でも呑まれていた山﨑颯。糸原につながれ、近本にも打たれて3連打で1点差。中野がバントで1アウトくれたところで、降板となりました。
右がふたり続きますからここは比嘉かなと思ったら、登板したのは宇田川。3連投、日曜も入れれば4連投なのに? おとといは回またぎもしていたのに? 今日は出てこないものだと思っていました。そして宇田川を使うなら、最初から使えば良かったのでは…。これぞまさに泥縄継投。中嶋監督らしからぬ采配にイヤな予感がむくむく湧いてきました。
前日は完璧なリリーフを見せた宇田川でしたが、連投のうえに緊急登板。あきらかに本調子ではありませんでした。しかしここはボールゾーンのストレートをうまくすくいあげ、エラーを取り返した森下を褒めるしかありません。
マウンドでがっくりうなだれた宇田川。野手もベンチもあきらかに動揺していました。勢いに乗った阪神打線は止まることを知らず、大山にも打ち返されて宇田川は傷心の表情でベンチへ。涙を溜めながらグラウンドを見守る宇田川の姿に胸が痛みました。不調の前半からようやく復活したのに…こんな宇田川の姿を日本シリーズで見ることになるなんて…。こちらも涙が出てきました。
現実を受け止めきれないまま、代わった阿部も四球から2点タイムリーをくらってこの回一挙6点を入れた阪神。9回表も岩崎の前に無抵抗で終わり、阪神が日本一へ王手をかけました。

中嶋監督の采配は、浮足立って見えます。腰を据え腹をくくっていた昨年とはまるで違います。その原因はシリーズ前からシリーズ中まで続出する怪我人のせいで思うようにオーダーを組めないせいもあるでしょうが、2年前の日本シリーズを思い出して不安がぬぐえません。
今日は不可解にも山本がベンチ入りしていたため、京セラに帰っての6戦目先発は宮城という説も出てきましたが、おそらく山本そのままでしょう。
サヨナラ勝ちに逆転勝ち、流れはあきらかに阪神にあります。
それを止めるのがエースの仕事!
2戦連続で不本意な投球をした山本が、このまま終わるとは思えません。思いたくありません。一世一代のピッチングでチームを救い、7戦目は宮城はじめ総力をあげて日本一連覇を達成し、思い残すことなくアメリカへ旅立ってほしいです!

今年のオリックスは、三連覇したけれど何かもの足りなさを感じていました。
そうだ! 首の皮だ!!
中嶋オリックスは、「ここで負けたら終わり」の場面をいくつも乗り越えてきました。、おととしはマリンでのロッテ3連戦、昨年はソフトバンク3連戦10.2。日本シリーズでは山本離脱で絶望的な2敗1分からのスタート。すべて乗り越えてきたのが今のメンバーです!!
思い出せ、あの時の底力を!!
オリたちはやってくれると信じています!!







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