今日までの日本シリーズ

10/28　B-T☆

いよいよ始まった日本シリーズ。試合前から緊張感が高まる…はずでしたが、風邪でダウン。
元気が戻ってくるような試合にしてー！

初回、山本は怖い１番近本をアウトに取るも、怖い２番中野に初ヒットを許します。しかし３番森下は追い込まれての４球目、ストライクゾーンを見逃し三振！　スタートしていた中野も二塁で刺してスリーアウト！　これはいい出だし！　岡田監督はベンチでお怒り。サインミス？　カウント間違い？　いずれにしても、浮足立つ初戦の初回でこのミスはラッキーです。これはこちらに流れクル！
…と思いました、この時は。まさかこれがこの試合オリ側唯一のハイライトになろうとは…。
杉本・頓宮・紅林の出場が危ぶまれていましたが、蓋を開けてみれば紅林はスタメン復帰、頓宮はＤＨに。守備練習を再開していたらしい杉本は大事を取ってかベンチ外となりました。そして外野は森・野口・池田というファイヤーフォーメーション。しかも池田は１番！　誰が日本シリーズの初戦に池田が起用されると予想できただろうか！
その池田は初球から積極的にスイング。フルカンまで持ち込みますがライトフライに。宗・中川も打ち取られ、三者凡退。
２・３回は互いに三者凡退。解説者が予測したとおり、投手戦の様相となりました。
ところが４回。先頭近本に出塁されると、中野の当たりはファーストゴロ。これを中川がファンブルしてしまい、アウトをひとつも取れないうえに一・二塁の大ピンチでクリーンアップ。しかしそこはさすがの山本、森下を狙いどおりのゲッツーに打ち取ると、大山から三振を奪ってピンチ脱出。
ピンチのあとには…と言いたいところですが、村上も絶好調。二巡目に回ってもランナーひとりも出せない状況が続きます。おいおい…完全試合ペースだぞ…。
５回も先頭佐藤輝にヒットを打たれる山本。うーん、ピリッとしないな…と危惧していたら、ノイジーへの初球で佐藤がスタート！　虚をつかれたバッテリー、楽々盗塁を許してしまいます。そしてノイジーはライトフライで進塁打。
一死三塁となるも次の渡邉諒、相性を買われてＤＨに抜擢されるも第一打席は三振。以前ほど苦手意識はないはずでした。が、その初球、当たりは詰まって不運なポテンヒットに。センター野口はいったん後退したようですが、本職の上手なセンターならキャッチできていたような…誰がいるんだという話ですが…。
カーブの決まらない今日の山本。フォークを見逃されストレート頼みにならざるを得ない苦しい投球に、阪神打線がつけこんでこないわけがありません。木浪にもつながれ一・二塁。続く坂本のバントはフライになりましたが、ワンバンキャッチすればゲッツーでチェンジだったにもかかわらず、山本がそのままキャッチして取れたアウトはひとつだけ。若月はワンバンを狙っていたように見えましたし、普段の山本なら即座に判断できたようにも思うのですが…やはりこの大一番で冷静になりきれなかったのかもしれません。
それでも２アウト。近本さえ抑えれば…という場面でしたが、ここもストレートを痛打され外野を割ってタイムリー三塁打。中野にも打たれて、あれよあれよの４失点。

ｳｿﾔ━(ﾟДﾟ;)━ﾝ…

が、得点が入れば試合は動きがちなもの。その裏、森の当たりは大飛球となり、外野見上げてホームラ…ン？　あれ？
なんと天井のリングに入ってエンタイトルツーベース扱いに。ええー…。
しかしつなげばチャンスは見えてきます。頓宮はフルカンまで粘り、８球目の低めを見切って一塁へ歩きかけましたが、審判の判定はストライク。この試合、ゾーン判定は常にブレブレでしたが、続く紅林が四球を選んだだけにこれがボールだったならと思うと悔やまれます。
一・二塁となって打席はゴンザレス。惜しい当たりを幾度も飛ばし、内にも外にもくらいついて粘ります。祈りを捧げますが、１０球目を内野フライに打ち取られバッテリーの勝ち…。
４点差で相手につけ入る隙はなし。逆転勝ちを狙うには厳しい状況です。それでもあきらめない姿勢を見せてほしいと願うオリファン。しかし今後のことを考えれば初戦から投手を継ぎこむ展開は望ましくない。今日の山本の続投は、果たしてどちらを優先しての判断だったのか…。
変化球を見切られ先頭に四球を出す山本。ノイジーにつながれ、渡邉は抑えたものの木浪・坂本に連打を浴びてさらに２点を失ってしまいます。
まさか山本がこんなかたちで先に降板することになるとは…。

(;´༎ຶД༎ຶ`)

代わった山田は近本四球の後、中野に打たれて結局この回３失点。７点差となり、逆転は絶望的になりました。村上には７回２安打０封と完全に抑え込まれ、加治屋→岩貞の前にもランナーすら出せず試合終了。

完敗。

体調はさらに悪化しグッタリです。
打線は言うまでもなく、中継ぎのワゲス・山岡・阿部が全員四球を出したことも懸念材料（阿部は１失点）。
ＣＳでは不調だった近本・中野を出塁させるとこうなっちゃうようなあ、という内容でした。大山以外全員に安打を許し、その大山も３四球と４番の仕事をさせてしまいました。唯一抑えこんでいた森下にも最後打たれてしまいましたし…。明日からが怖い…。
とにかく先発が抑えているうちに先制点を取って、中継ぎ陣が守り切るというオリックスのペースに持ち込まないと勝機が見えません。全員万全ではなく厳しい状況だとは思いますが、今年最後のプロ野球、頂上決戦。見ごたえある日本シリーズにしてほしいと思います。