7/3~5 vsM △○●
相手は石川ですからそうそう楽に勝てる試合ではないだろうなと思いつつ、初回の無死一・二塁で無得点だったことが分岐点であったような。6回にロメロが値千金の2ランを放っただけに、これが同点でなく勝ち越し点であったならと口惜しくなりますアルバースも6回2失点とあいかわらず安定した投球だったのですが。 延長に入り、オリックスご自慢の中継ぎ陣がしっかりゼロに抑え、12回。先頭が出塁し、若月にピンチバンター山崎勝という容赦ない采配が実り、2アウトから代打伏見がつないで吉田正。こりゃサヨナラと思いますよ。いつもマリンでこちらがやられていた、最後の最後で決められるやつ、ようやくやり返す機会がきたと思いましたよ。ファウルで粘って南もアップアップ。 8球目、投げた瞬間、高めのボール球キター! 押し出しサヨナラキターーー!! …と思いましたよ。 なぜ、振った…(゚д゚lll) この日ノーヒットだったことが、吉田正を打ち気にはやらせてしまったのか…。 これで引き分けは何試合目でしょう。かつては引き分け試合の差で泣いたこともありますが、今年はそれが報われるでしょうか…。 お疲れのオリックスナインですが、翌日もまた投手戦。先制を許す金子ですが、その後は粘りの投球で追加点を許しません。6回の一死満塁のピンチもしのいで降板かと思われましたが、7回も続投し最近の先発では最多かもしれない129球を投げ切りました。この奮起に野手陣がようやく応えたのは8回(すでに山本が投げたあと)。安達の叩きつけたゴロの間に西野が意地のヘッスラで生還しましたが、最近の西野は打撃だけでなく機動力の面でも存在感を放っています。 3位争いのためには勝ち越しておきたい3戦目ですが、序盤で期待させておいてやっぱり崩れる山岡。解説はまた若月のリードを槍玉に上げていましたが、打たれ出したら止まらないのはどの試合も同じで、リードの問題だけではないような気がするのですが。 しかし「井上は西武戦しか打たない」という我が家の解説者の談をすっかり信じていました。確かに打たれた記憶はあまりなかったような気がするものの、このカードで2ホーマー。「西武戦で覚醒した」の間違いでは…。 7/7・8 vsH 雨● 苦手のバンデンのうえ、序盤に3点差をつけられて苦しい展開。先制の犠飛はやむなしとしても、そのあとの柳田の2ランは防げた失点でしょう…。絶対に飛ばし屋相手には投げたらアカンところちゃうの…。 その後も良いところナシの西。中継ぎで登板したディクソンも3イニング目にはつかまり、なーんの見どころもない試合で完敗の連敗。なんだか流れが…。 7/10・11 vsE ●○ アルバースをもってしても悪い流れを止められず、ひさびさな感じがする3連敗。吉田一・山本の鉄壁中継ぎ陣が打たれました。もっともここまでの好調はこのふたりの奮闘あってこそですから、問題は打線。ずーっと問題ですが、いっこうに解決しない貧打線。とはいえ怪我人続出の状態で、これ以上の上がり目が果たして期待できるのか…。 ということで、昇格即スタメンの杉本をはじめ、左の被打率のほうが高い辛島相手に吉田正以外全員右打者という大胆なオーダーを組んできたオリックス。例によって3回まではほぼ無抵抗状態でしたが、4回ロメロの内野安打をきっかけに満塁にすると、武田がスタメン起用に応え先制タイムリー。そして、昨年も辛島からプロ初打席初ホームランを放った杉本が、今年の初打席もなんとなんと価千金の満塁ホームラン! なんと見事な辛島キラー! そして辛島が降りると即ベンチ! 5点のリードがあれば、金子も余裕で完投してくれるだろう…と思いきや、そううまくはいきません。なぜか先頭から連打を許してあげく田中に3ラン…5点差があっちゅうまに2点差に…どうしてこうなる…。 しかしこれ以上負けられない前半最終戦。後藤と伏見のタイムリーで再び5点差になり、これで7回は投げきってくれるだろうと思っていた金子でしたが、またもピンチを招いてしまいます。で、交代したのが吉田一。えー…無理させなくても…。 吉田一がなんとか無失点に抑え、これで楽に勝てると思いきや8回に出てきたのは山本。えー…無理させなくても…いくら昨日ホームランを打たれた今江からで、リベンジさせたかったのかもしれないとはいえ、ここは休ませた方がいいのでは…。 さすがに最終回は澤田でしたが、実況にちょくちょく「福良采配!」と評されていたのは、あれ半分皮肉なんでしょうかね。 (結果)39勝37敗4分 いちおう3位 交流戦の絶好調期を過ぎて下降線に差しかかったところでの、オールスター小休止。これが吉と出るか凶と出るか。 田嶋が肘の張りで抹消されたり、山岡&ディクソンが絶不調だったりしたせいか、シーズン当初は安泰と思われていた投手の補強に乗り出したオリックス。元阪神で独立リーグの岩本とメジャーからローチと、右投手ふたりの入団を発表しました。活躍してくれれば言うことはありませんが、問題は投手より打撃のほうな気が…しかしもう市場に打てる野手なんて残ってはいないのでしょうね。可能性としたらトレードくらいしか…。 トレード。 触れないわけにはいきません。 伊藤が捕手一本で勝負すると宣言し、臨んだ今シーズン。 頑張ってくれと、見返してくれと願っていました。 それでも、結果は残せなかった。 三塁や一塁でなく捕手で勝負したいと明言したのです。采配批判と取られてもおかしくありません。 たとえそれが客観的に見てありえない起用方法だったとしても、社会人の世界で上司命令に逆らうことは、否応なく自分の立場を危うくするもの。それをわかっていて勝負に出て、結果負けたのですから、二軍落ちも仕方ないとは、思っていました。 社会人である以上責任は取らなければいけないし、自分自身にプレッシャーをかけすぎていたところもあるかもしれませんから、二軍で頭を冷やしてほしいと書きました。 若月が怪我した時は、さすがにこれで伊藤は昇格するだろうと思っていました。 それがないと知った時、ああもうこれで今季伊藤が一軍に上がることは二度とないだろうと悟りました。 本来なら取得できるはずだったFA権を行使できないなら、伊藤はきっとトレードを志願するだろう、あるいは坂口のように制限を超える減俸を提示されて自主退団するかもしれない。 それは覚悟していました。 まさか、こんなかたちで伊藤が球団を去ることになるとは思いもしませんでした。 このトレードが、いちファンの感じるようにあまりにも理不尽な扱いのなれの果てなのか、それとも実際に選手として戦力にならないと判断されるほどのパフォーマンスしかできなかったのか、真実のほどはわかりません。出場機会を失っていた伊藤にとっては、ありがたい話なのかもしれない。 伊藤の野球人生に、ようやく光が差したのかもしれない。 それでもファンは、もう一度一軍でキャッチャーマスクをかぶる伊藤を見たかった。 オリックスのユニフォームを着ている伊藤を、もっと見たかった。 優勝を逃して涙した伊藤が、優勝して笑顔になるところを見たかった。 もうすべてが叶わない願いになりました。 今はただ、新天地で羽ばたいてくれるよう、祈るばかりです。 球団が「トレードしなければよかった」と後悔するような、大活躍を待っています。 DeNAで優勝して、笑顔になる伊藤を見られる日を待っています。 PR |
* カレンダー *
* 最新記事 *
* ブログ内検索 *
|