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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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一週間の軟禁生活を終えて娑婆に帰ってきてみれば、いつの間にやら大晦日。

年越しそばだけかきこんで、なんとか紅白に間に合いました。

2018年が去っていきます。

いろんなことがありました。
世の中は多くの「災」に見舞われました。
明日のことなどなにもわからない時代なのだと思い知らされました。

そして自分のまわりには、多くの「病」が訪れました。
今日と同じ健やかな朝が来るとは限らないのだと思い知らされました。

昭和に生まれ、平成になり、やがて30年。
歳を重ねれば重ねるほど厚みが増すはずが、いろんなことが下り坂のように転げ落ちていく。
健康もそのひとつ。

2019年は、身も心も穏やかな日々を送れますように。


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平成最後の全日本。新星アリ、復帰アリ、今年も感動が盛りだくさんです。

《女子SP》
宮原選手が貫禄の首位。ジャンプはGPFからよく立て直したなと思います。国際大会で日本選手の後塵を拝することも増えたとはいえ、ジャンプも振り付けも年々精度を増しており、演技全体の雰囲気はやはり日本国内では圧倒的。ベテラン選手らしいパフォーマンスになってきました。
2位につけたのは技術点トップの坂本選手。いよいよシニアらしくなった演技に、追随を許さないジャンプの高さが加われば、昨年果たせなかった優勝も見えてきます。
3位は三原選手。やはりこういう柔らかな音楽が似合います。SP・FSそろえることができていればGPFにも出場できていただけに、全日本は雪辱の舞台となります。
怪我が心配されていた樋口選手ですが、ジャンプをすべて降りて僅差の4位。持ち味のスピードは欠いたものの、樋口選手にしか滑れない個性的なプログラムで観衆を惹きこみました。世界選手権を経て一皮むけたような印象があります。自分だけのスケートを手に入れたような、メンタルが強化されたとも言えるのかもしれませんが、日本では誰も見せたことのない世界を見せてくれる選手になりそうな予感がするのです。
靴のテーピングが合わなかったのか、紀平選手は5位スタートとなりました。がぜん注目を浴びてプレッシャーに潰されたとは思いたくないのですが…。GPFから日程も開かず、調整がうまくいかなかったのかもしれません。
3枠のゆくえはまだまったく読めません。

《男子SP》
羽生選手が欠場し、今年も孤独な戦いを強いられることになった宇野選手。衆目を一手に引き受けるかと思いきや、高橋大輔選手の電撃復帰によりプレッシャーは和らいだかもしれません。
6分間練習で足を痛めたという報道もありましたが、ジャンプは4T-3Tが4-2になった以外は完璧で、演技後はガッツポーズが飛び出しました。成功したらニコッ、失敗してもてへぺろで終わっていた宇野選手にしてはめずらしい感情の爆発でした。ライバルなしの環境とはいえ、今までとは違う心境で臨んでいたのだろうなあと感じます。
GPSに参戦していたシニア勢がのきなみ4回転に失敗し、2位には31歳の高橋選手がつけました。5年のブランクがあって試合に出ることだけでも驚きなのに、3Aをはじめジャンプを決め、さらに見る者を惹きつけるステップはなお健在。試合中継のゲストに出ていても、解説というよりは選手目線で感情移入して話している姿を見て、本田さんや織田さんのように解説に徹することは向いていないのかなと感じていましたが、まさか現役復帰するとは思ってもいませんでした。リンクに思い残すところがあったのか、このピリピリした雰囲気を味わいたかったのか、クルム伊達公子選手のように羽生・宇野をのぞく若手に活を入れたかったのか真意の程はわかりませんが、今はこの舞台で高橋選手が見られることに浸ります。
4位にかろうじて田中刑事選手がつけた以外は上位にジュニア選手が続きました。羽生選手は選出されるだろうし、宇野選手も間違いないとしても、世界選手権の残り1枠はいったいどうなるのか…。

《女子FS》
見ごたえのある優勝争いでした。とにかくひとつのミスも許されないという緊迫した中の最終滑走で、見事に演技をまとめあげた坂本選手が歓喜の初優勝。昨年も堂々と滑りあげましたが、較べると演技全体の差は歴然。この結果が世界での得点にもつながればいいのですが。
優勝最右翼と目されていた紀平選手は、わずかに届きませんでした。それでもシニア一年目にして演技中にミスをリカバリーするクレバーさには舌を巻きます。演技全体から漂う雰囲気ももはや貫禄さえあり、まだまだ成長途上にあることを思うと、これからどのような演技を見せてくれるのかそらおそろしくさえあります。
全日本五連覇を狙った宮原選手でしたが、若手の勢いに阻まれるかたちとなりました。さすがの宮原選手も緊張していたでしょうか。めずらしく大きなミスが出てしまいました。キスアンドクライでは点数が出た瞬間唇を噛みしめ、表彰式前では談笑していたかと思うとふと目をそらして真顔に。過去四年にはなかった、いちばん最初に名前を呼ばれる表彰式に、悔しくてたまらないといった表情に見えました。ミス・パーフェクトが感情に彩られた瞬間を見て、なんだかわくわくしてしまったのです。これからもまだ宮原選手は高みをめざして、前を向くはず。そしてもっと豊かな演技を見せてくれるはず。
三原選手は惜しくも表彰台に届きませんでした。天使のように見るものを幸せにしてくれるスケートでしたが、得点に結びつけるにはあと一歩なのかもしれません。樋口選手はやはり怪我の状態が芳しくないようでした。SPはとても良かったのですが…無理せず来季に切り替えてほしいです。
ただ、上位争いに絡まなくても、この全日本でいちばん心に残ったのは細田采花選手の3本のトリプルアクセルでした。
一度は引退を決めながら、紀平選手に誘われて練習するうち跳べるようになった3A。昨年はフリーに進めず披露できなかったそのジャンプを、今年はショート・フリーとあわせて3本、完璧に回りきりました。演技後の涙。悔いなく滑りきった満足感がこちらにも伝わってきました。あきらめないこと、続けること。それがいちばん難しいからこそ生まれた美しい涙でした。現役を続けるかどうかはまだこれから決めるとのことですが、細田選手の未来に光あるよう祈ります。

《男子FS》
宇野選手は最初のジャンプから本調子でないことがあきらかでしたが、後半から盛り返し、魂を感じる熱演となりました。演技後のガッツポーズからも、「宇野昌磨という生き方」というコメントからも、宇野選手の変化を感じます。こんなところまで羽生選手を追わなくても…という気はしますが、来年こそはふたりの火花散らす戦いが見たいですね。
そこに割って入るべき選手が結果を残せなかったことは少し淋しい結果となりました。田中選手はオリンピックからこのかた、辛そうな表情しか見られていません。世界選手権では納得の笑顔が見られるよう願います。
友野選手もフリーでは真骨頂ともいえる観客を惹きこむ演技で沸かせましたがジャンプミスが響き、今年自力で勝ち取った残り一枠を手放すことになってしまいました。
四回転を決めかつ演技全体の完成度をまとめないと戦えない時代。島田選手や鍵山選手、佐藤選手といった今後が楽しみなジュニア選手の登場や、山本選手の復活の四回転もありましたが、この大会話題をさらったのはなんといっても高橋選手。果敢に挑戦した四回転は失敗に終わりましたが、世界一のステップは健在、スピンはむしろ現役時以上に洗練されていました。ラストも体力的にきつそうでしたが、やはりショーで見る高橋選手と競技会での高橋選手が見せる表情はまったく違う。そこには、疲労困憊でも満足感、そして思うような演技ができなかった悔しさがありました。世界選手権は辞退するも、競技続行を宣言しました。もう二度とリンクに思いを残したまま降りたくはないのでしょう。本人が満足するまで、挑戦の日々を見届けたいと思います。

今年のフィギュアシーズンもこれで半分。
これ以上怪我なく、選手たちがシーズンを終えられることを祈ります。

羽生選手がまたも右足首を負傷し、ファイナルを欠場。癖になってしまっているのでしょうか。心配です。

オリンピックが終わり、新たな4年の始まりである今年のフィギュア界は、新星からベテランまで粒ぞろい。グランプリシリーズのトップ6人による戦いは、やはり見ごたえがあります。

《男子SP》
羽生選手の欠場で繰り上がりが決まったキーガン・メッシング選手。ジャンプの不調を克服することはできませんでしたが、地元とあって大きな歓声に包まれるように自分の世界を演じ切りました。
大人の色気といえばセルゲイ・ボロノフ選手。NHK杯ではステップでピアノを弾くような振り付けが入っていて、大盛り上がりでした。迫力あるピアノ曲を見事に体現しましたが、4回転のコンビネーションが入らなかったことが点数に響きました。
チャ・ジュンファン選手はオーサー一門とあって、羽生選手のような滑らかなスケートが光ります。ジャンプもスケーティングも見るたびに成長していっているような気が。ただ、老婆心ながらもうちょっと爽やかな髪型のほうがいいのでは….。
一方、ベテランならではの存在感を放つミハル・ブレジナ選手。好きな選手なのでファイナルで見られるなんてそれだけでもうれしいのに、SP3位と表彰台を狙える位置につけました。フリーも楽しみです。
昨年のGPF・オリンピック・世界選手権と3戦連続銀メダルの宇野選手。狙うは金メダルただひとつですが、得意の4Fでめずらしいミスが出ました。少し調子が良くないのでしょうか。それにしても、かっこいいSPです。ギターの音が宇野選手のスケートとぴったり合っていて、時間を忘れて見惚れてしまいました。
音取りといえばネイサン・チェン選手も本当にかっこいい。昨年のSPもかっこよかったですが、選手の個性に合っていていつまでも見ていたいと思わされます。コンビネーションが抜けてしまいましたが、フリーでパーフェクトを決めれば二年連続の金メダルは間違いなし。

《女子SP》
紀平選手が圧倒的なパフォーマンスでトップに躍り出ました。最初の3Aを決めて、気持ちが楽になったのでしょうか。ジャンプもスピンもすべての要素がほぼ完璧で、シニア一年目とは思えない貫禄すら感じました。まだジュニアらしさのあった昨年と比較すると見違えて大人の演技になっており、審査員も加点をつけざるを得ないようなクオリティーです。演技前のVTRでムキムキ筋肉を披露していましたが、あの優雅な演技の裏にはここまで鍛え上げなければならないほどの練習の積み重ねが必要なのだと、改めて感服しました。
紀平選手に約4.5点差をつけられた昨年の金メダリスト・ザギトワ選手。体型変化してもなお昨年と同じ高難度ジャンプと密度の濃いつなぎを入れられるのはさすがです。ただどうしても昨年比で見てしまうので、軽快さを欠いていたように映りました。紀平選手の高得点もプレッシャーになったのかもしれません。そしてこれは個人的に感じたことですが、『オペラ座の怪人』の編曲がどうもせわしなかったなあ…。SPよりFSでじっくり聴きたかったです。
女王復活、と言いたくなるのはエリザベータ・トゥクタミシェワ選手。シニアに出てきた頃は軽やかで妖精のようでしたが、今はすっかり熟練したマダム風。しかし彼女ならではの見せ方をすっかりわきまえています。紀平選手とはまた違った軌道で跳ぶ、迫力のある3Aジャンパー。年齢を経てもなおさまざまな魅力を見せてくれる選手です。ただ、3Aに失敗すると点が伸びないのはつらいところです。
坂本選手が僅差の4位と表彰台を狙える位置につけました。ノーミスだとジャンプの力強さと高さがいっそう際立ちます。FSで全開のかおりんスマイルが見られるといいですね。
サモドゥロワ選手ははじめてじっくり見たのですが、なんとなくソトニコワ選手を思い出しました。エテリ組とはまた違った魅力を持つロシア選手で、演技からエネルギーを感じます。点数はまだまだ伸びしろがありそうです。
めずらしくジャンプミスから始まった宮原選手は、技術点の低さから最下位スタートとなってしまいました。今季めざましく質のよくなった3Lz-3Tでしたが、矯正中ですしこういうこともありますかね。それでも演技構成点は全体3位です。まだ20歳とはいえ立派なベテラン。紀平選手の直後で、ジャンプ自体は見劣りしても、全体的な雰囲気は若手の追随を許しません。巻き返しに期待です。

《男子FS》
ネイサン・チェン選手が2年連続の金メダル。宇野選手はまたも頂点に届きませんでした。
4回転は時間短縮も相まって4本に減ったとはいえ、基礎点は群を抜いています。残念ながら4Lzは転倒、最初の4Tも着地で失敗してしまいましたが、後半から盛り返しました。やはり羽生選手と肩を並べて戦えるのは、今はネイサン選手しかいないのかも、と思ってしまいます。
宇野選手は不調をひきずった大会となってしまいました。4S・4F・3連続ジャンプという大事な得点源が決まらなければ、点を稼ぐのは難しい。ただ演技構成点はトップでした。叙情的な序盤から情熱的な終盤と盛り上がっていくあたりは、ジャンプの失敗を忘れてしまうほどの圧倒的なパフォーマンスでした。全日本では開き直った演技を見てみたいです。
3位の座はチャ・ジュンファン選手がものにしました。最初の4Tこそ転倒したものの、あとはすべて加点のつくジャンプでした。安定したスピンも美しく、演技構成点はこれからどんどんついていきそうな伸びしろを感じます。楽しみな若手選手が出てきました。
ブレジナ選手は唯一の4回転を転倒して逆転を許してしまいましたが、ロック音楽にのせてSPとは違った姿を見せてくれました。ステップの振り付けもユニークで、いつも見ていて楽しくなる選手です。少しでも長い選手生活を送って、これからも心に残る演技を見せてほしいです。
キーガン・メッシング選手は4Lzを着氷した時これで乗っていけるかと思いましたが、ミスが目立ってしまいました。繰り上がり出場で調整も難しかったでしょうが、それでもSP・FS両方とも個性を活かしたプログラムで地元を沸かせる演技だったと思います。軸がまったくぶれない美しい姿勢のスピンは素晴らしかった。3Aの転倒のしかたが激しかったので、怪我をしていなければ良いのですが…。
ボロノフ選手のFSは悲痛な事故でこの世を去ったデニス・テン選手の振り付け。心のこもったスケートでした。旬の若手選手と比較すると成績はやはり苦しくなってしまいますが、30を超えてのファイナル進出は素晴らしいことです。体力的な面で密度の濃い4分を滑り切るのは大変でしょうが、これからも現役髄一のエモーショナルな演技を見せてほしいなと思います。

《女子FS》
最初の3Aを失敗するも、すぐさまリカバリーしさらにクレバーな構成変更を決め、高い加点を得た紀平選手が初出場初優勝を決めました。本当にシニア参戦一年目とは思えないほど落ち着いています。あらゆる解説者が述べるようにスピン、ステップすべての質が高く、見ていて飽きない演技です。そしてすわアイドル誕生と騒ぎだすマスコミ。凝りませんねー。ホント、競技に集中できる環境にしてあげてほしいです。
大会後、怪我をしていたことを明かしたザギトワ選手ですが、むしろその状態であれだけの演技を見せたことに感服します。その後のテレビ番組で徹底して追い込む(というかエテリコーチに追い込まれる)練習風景を目にしましたが、もし別のスポーツをしていてもきっとナンバーワンになったのだろうなと思うほどの運動神経、バランス感覚、そして努力家。これで百パーセントでないのなら、次はどんな密度の高いパフォーマンスを氷上で見せてくれるのだろう、とワクワクします。
3位は復活のトゥクタミシェワ選手。やっぱり、ベテランが頑張っているとうれしいですね。すぱっと跳ぶ3Aだけでなく、しっかり3Lz+3Tも決めて、文句なしの台乗りです。しかし噂のエキシビションはまだ見られていないのです…。
転倒がもったいないかった坂本選手。決めていたらもしかしたら3位もありえたかもしれない、それ以外はレベルの取れたフリーでした。それでもまだまだ自分には足りないものがある、というコメントが、秘めた思いを感じます。全日本では昨年成しえなかった宮原選手の連覇を阻む一番手となることでしょう。
一番滑走ですばらしい演技をしたサモドゥロワ選手。バレエの国・ロシアっぽい手の表情が印象的でした。繊細というよりはパワフルな印象。ミーシン門下とあって、エテリ組とは違うロシアの魅力です。またひとり、ロシアから強敵が現れました。
回転不足とエッジエラーを取られた宮原選手は点数が伸びず、順位を上げることができませんでした。日本に帰って、落ち着いた環境で練習をすれば、きっと全日本ではアメリカ大会のような演技を取り戻してくれると信じています。演技構成点では3番目の成績ですから。
しかしまだまだ若手、と思っていたら、この大会トゥクタミシェワ選手の次にお姉さんでした。宮原選手ももうベテランなのか…。宮原選手が中学生で全日本のメダリストになり、浅田真央さんがベテランと呼ばれるようになった頃を思い出すなあ…こうして世代交代が始まり、自分も歳を取っていくのね…と関係ない感慨。
なぜか最近フィギュアに寛大になった(たぶん真央ちゃんの得点に不満で競技自体を嫌いになったから)ツレが横でながら見していたのですが、なんの思い入れもない人間の純粋な感想もなかなか興味深かったです。
「真央ちゃんみたいに悲愴感のある演技をする選手がおらんなあ」
確かに、真央ちゃんや羽生選手の人気はすさまじかったです。なぜこれほどまでに心を揺さぶるのか、確かにたとえるなら両選手の演技に漂うのは、度重なる試練と孤独の中で闘い続ける悲愴感でした。
そんな姿を見ていると、応援せずにはいられないけれど、辛くもありました。
真央ちゃんが引退してほっとしている部分もあるのです。これでフラットにフィギュアを競技として楽しめる、と。
だから羽生選手も全日本は欠場して、体調を万全に整えてほしいと思います。オリンピックやフィンランド大会のように強行出場して魂を削るかのように滑る羽生選手は、見ていて感動以上に心が痛みます。万が一世界選手権に選ばれずとも、来シーズンに元気な姿を見られたら、それで満足です。










今年も準々決勝から楽しみましたよ!
「えー、なぜこのコンビがここで敗退?」なんて感じながらも笑い倒した3日間でした。

放送当日、その日の午後配送予定だった電化製品の設置がいつ終わるかヒヤヒヤしながらも、敗者復活戦には間に合いました。

推しメンはさらば青春の光と金属バットとたくろう、進出最有力はミキ。
さらばは最初に森田が噛んでしまってから焦りっぷりがこちらにも伝わってきて、終了後の凹みっぷりも痛々しいほどでした。その点、ミキはアクシデントに見舞われましたがなんとかうまくかわしたあたり、生放送の経験値の差を感じました。たくろうは時間オーバーしてしまうも5位に食い込み、爪痕は残せたのではないでしょうか。
金属バットは全国ネットでどのネタをチョイスするのか期待と不安半々で見守っていたら、やはり無難なものにしてきました。ネタ自体のインパクトに欠けたせいか8位という微妙な結果に…むしろ終了後のやりとりのほうが破壊力がありました…。このあたりは来年に期待ですかね。
順位発表で、最後まで呼ばれなかったのがミキとプラスマイナス。ミキについては敗者復活にいることがおかしいし、どうせミキが選ばれるだろうと考えていたので不思議ではなかったのですが、プラスマイナスが残ったことには驚かされました。確かに最後から2番目で印象も強かったですし、漫才自体も非常に面白かったです。本人たちもまさかラス2になるとは思わなかったのでしょう、後ろの方で待機していたようでした。ようやく舞台の中心に出てきた頃には顔面蒼白、得意の巨人師匠のモノマネを振られていることにも気づかずに師匠自身からツッコまれる始末。地道に賑やかし枠として頑張っているふたりをずっとローカルで見てきましたから、ここまで来たらつい期待してしまいましたよ。惜しかったですね。ラストイヤーと知っていたら投票したのに…。
ちなみに私はミキ・たくろう・インディアンスに投票しました。インディアンスはプラスマイナスと迷ったのですが、以前と較べるとネタ運びを変えて見違えるように面白くなったので選んでみました。
ツレはたくろう・金属バット・マヂカルラブリー。「審査なんて好み」だそうです。

そりゃそうだ。
笑いのツボは千差万別。全員が納得する審査なんてないのです。スポーツですらそうなのですから。
リンゴ姐さんなんて、以前お笑いコンテストの決勝でコマンダンテに投票して「顔が好き」と言い放ちましたからね。まあこれは冗談の域でしょうが、迷った時の最後の決め手なんて案外そんなものかもしれません。
しかしM-1ではそれを言うと許されない雰囲気があります。
リンゴ姐さんの「コマンダンテが好き」は笑いが起きて、上沼恵美子の「ミキが好き」は批判されるのですから。それくらい、会場はピリピリした雰囲気なのでしょうけれど。
審査員は本当に大変です。

《見取り図》
決勝進出者のニュースを見て、「キターーーーーー!」と思わず叫んでしまいました。やっと見取り図が日の目を見る日が来た! さあ全国よ、見取り図の面白さを刮目して見よ!
…と、期待していたのに。
まさかの一番手。まさかのヒエッヒエ。なんでやー。くまだまさしはちゃんと会場をあっためたんかい!
いつもどおりのネタ運びだったんですけどね。ツカミでまったく受けませんでした。「豚まん」が全国では伝わりにくかったのだろうか。あのノリが見取り図なのに、あれで受けなかったらもう「スポブラ」だろうが「あたおか」だろうが受けません。悲しい…。

《スーパーマラドーナ》
見取り図が会場を冷やした次が、もっとも優勝の期待が高かったスーマラ。武智は本気でラストイヤーのM-1に賭けていて、毎日毎日ネタを練り続け、田中が楽屋に居場所を失うくらいに突きつめていたそうなのですが、「突きつめすぎたんじゃ?」と思うくらいに暗いネタでした。去年や一昨年はオトボケ田中が面白かったのに、不気味な田中ではどこで笑っていいのかわかりませんでした。武智、追い込みすぎて自分を見失っていたのでは…?
…で、あげくの果てに暴言騒動かい! 自分を見失いすぎやろ!
ずっとスーパーマラドーナを応援していたのに、もうガッカリです。ノンスタ井上の当て逃げ事件もあったのに、擁護しようがありません。一年間賭けてきた結果が出ずに、飲み会の席で愚痴りたくなるのはわかります。なぜそれをSNSで流す…? 一般人でもネットに書いていいことと悪いことくらいわかるぞ…?

《かまいたち》
冷えた会場をようやくあっためてくれたのは実力派しゃべくり漫才。目のつけどころがかまいたちらしいネタで、高得点も納得です。惜しかったですね。ただかまいたちはどちらかというとコントのほうが面白いです。最初に見た時もコントでしたし。どちらも高いクオリティを保っているのはさすがですが。

《ジャルジャル》
一貫して我が道を進んできたジャルジャル。これこそ「好み」の分かれる漫才です。何百年も前の噺を続ける落語家である志らくが99点をつけたところに、お笑いの世界の無限の可能性を感じます。オーバーアクションや伏線の回収で笑いを取るのではなく、ただ国名分けっこをするだけで、何が面白いのかわからないのに面白い、そういう笑いの隙間を見つけたジャルジャルの着眼点に感心したのでしょうか。
ただ、漫才コンテストの優勝となるとジャルジャルを選択するには勇気がいる。毎年本当に悔しそうな姿が印象的だったジャルジャルですが、このまま我が道を突っ走っていってほしいですね。

《ギャロップ》
以前に見たネタでしたが、やっぱり面白かった。ベテラン感を醸し出す風貌ですがいちおうまだ若手の域だったのか…。
いつものツカミ(「みんな生えすぎちゃう?」)をせず正統派に徹したネタ運びが印象的でしたが、爆発力が評価されるM-1という舞台においては光らなかったようで。上沼恵美子には酷評される始末。もっともローカルで可愛がっているからこその愛のムチなのでしょうが。

《ゆにばーす》
川瀬名人がテンパってしまいました。噛んだということ以上に、決勝という場面ではやってはいけないミス。面白いコンビなのに、もったいなかったです。

《ミキ》
準決勝でいったい何をやらかしたんだ、と言いたくなるくらい落ちたことが不思議なクオリティの高さ。歳をとるにつれてお兄ちゃんの声とテンポがしんどくなってきましたが、それを差し引いてもやっぱり面白いです。いつかしんどくなりすぎて見られなくなるのが怖いくらい。

《トム・ブラウン》
「なんか、すごいらしい」と聞いてネタを見ずにいたのですが、案外面白かった。バカバカしすぎて。
残り3組となり最終決戦進出が決まるという緊張したタイミングにもかかわらず、我が道を貫き堂々と(賞を獲る気まるでなし)ネタを披露したそのメンタルに感服します。審査員もつい点を入れてしまった感のある会場の盛り上がりでした。でも松本や上沼恵美子が言うように、一回でいいかも…。

《霜降り明星》
え、決勝初進出だったの? 賞レース常連組だったので、てっきり出たことがあると思っていました。ローカルで活躍して、満を持してのM-1だったのですね。
ただテレビで見るネタが同じものばかりだったので、どうかなあと思っていたら、とっても面白い新ネタ。せいやの勢い全開でした。かなり息を切らしていたので最終決戦大丈夫かと心配になりましたが、鉄板ネタで挑んできました。「出し切った!」感が伝わるせいやの熱演と粗品の攻撃力高いツッコミ。初出場で最年少記録を塗り替える初優勝でした。

《和牛》
絶対的優勝候補がまさかの大トリ。毎年趣向を変えてきていて、純粋にチャレンジャーだなあと思います。マナミちゃんシリーズも相当面白かったのに。
水田のトボケた間と川西の先の丸いツッコミは、東西や老若男女関係なく惹かれると思います。まるで伝統芸能のような趣があるようにも感じます。そこまで大笑いしないのに高得点が出るのは、全体に流れる品の良さが要因でしょう。
優勝を分けたのはたった一票でした。巨人師匠・礼二・塙・志らくが霜降りに、富澤・松本・上沼恵美子が和牛に。今現在も舞台でネタを披露し続けている芸人か、テレビのバラエティーが中心の芸人かで、評価が分かれたようにも思います。現役はどれだけ舞台を沸かせたかに着目し、非現役はその芸人の持つセンスや輝きのようなものを評価したのかな、と。審査員が違っていたら、和牛が優勝だったかもしれません。
しかし和牛はこれで3年連続準優勝ですか。かつての笑い飯みたいです。来年こそは…。

…笑いは好み、なので言いますが。
錦鯉はいつになったら決勝出られるのーー!
あんなに面白いのに、芸人が選ぶ「売れてないけど本当の面白い芸人ランキング」(ENGEIグランドスラム)でも7位に選ばれたのに! あの見てくれでまだコンビ結成10年も経ってないんだよ! むしろ見てくれのせいか? 頭を叩くツッコミのせいなのか!?








今年の秋はどこに行こうかなあ…と考えていた矢先、
目に飛び込んできた近鉄電車の広告。

『赤目四十八滝 渓谷の自然探勝きっぷ』
電車・バスの往復券と入山チケット引換券と温泉と飲食店の割引券のお得なセット。

これだー!

と、いうわけでいざ赤目口駅へ。
さらにバスで赤目滝へ。

朝イチを狙っていったため、まだバス停周りのお店はほぼ閉まったまま。
戻る頃には開いているでしょう。

まずは、入山。
入口には日本サンショウウオセンターがあります。



これも戻ってきた時に鑑賞しようと、中はスルー。
入口から少し歩くと、最初の滝があります。



曇り空のせいもありますが、水の冷たさが伝わってくるようです。

それでも、見上げれば紅葉。



続くは、霊蛇滝。



最近運動不足のうえに輪をかけてどんくさくなったので、足を滑らさないように、慎重に滝へ近づきます。



うーん、やはりスマホではネットの宣材写真のようには撮れません。
ちゃんと三脚を立ててカメラを構えている人もいました。

続きまして、赤目五瀑のひとつ、不動滝。



橋の上からの鑑賞ですが、大きくて迫力がありました。



渓流沿いを静寂に包まれ歩きます。

 



犬を連れている人もいました。最高のお散歩かも。



休憩スポット? 八畳岩の上でひとやすみ。



緑と赤と黄色と、ひとつの木に三色。早かったのか遅かったのかよくわかりません。

しばらく歩いてたどりついたのは、千手滝。



前にお茶屋があって、おでんを食べながら鑑賞することもできます。夏ならかき氷かな。

お参りコースと書かれた看板があって、矢印どおりに階段を上ると、小さなお堂がありました。
「護摩の窟」とあります。



薄暗くてちょっと怖かった…。

階段を下りてコースに戻り、今回最後の滝へ。



布曳滝です。



その名のとおり、布を曳くような美しさです。

滝はこのあとも続きますが、今日は「ゆったり散策コース」プランだったので、ここまで。



行きとは違った景色を眺めながら。



すれ違う人が増えています。早めに来ておいてよかったかも。



夜にはライトアップも行われています。どんな景色になるのかな。

入口に戻り、サンショウウオを鑑賞。



どうも苦手であまりまじまじ見られませんでしたが、性格がいろいろあるようです。
彼も顔をちょっとだけ出して、たそがれている…のか?
他にも「超マイペース」とか「たくましく忍耐強い」とか「シャイ」とか。…わからねえ!

センターを出ると、「←延寿院」と看板があったので、なんとなくその方向へ。
ずいぶん急坂でした。すでに筋肉痛が始まっています。



役小角ゆかりのお寺だそうです。春にはしだれ桜が満開になるそう。



石灯籠は鎌倉時代のものだとか。



ここの紅葉も美しく色づいていました。日が高くなって青空にも映えます。

奥には忍者の練習場があり、お寺を出て坂を下りているとこれから修行に向かうのかカラフルな衣装を纏ったちびっこ忍者たちとすれ違いました。

小腹が空いたので坂の出口にある名物の「へこきまんじゅう」をひとつ。
名前はアレですが、生地がさつまいもでできているからだそう。
たくさん種類がありますが、抹茶をチョイス。写真撮り忘れましたが、おいしかったのでお土産に買って帰ろう。

その後は、まだ午前中ですが開いたばかりの温泉へ。
ひさびさにこき使った足の筋肉をもみほぐし、室内と露天のお風呂を堪能。は~、極楽。
でももっとゆっくり浸かりたい…。

お風呂のあとは、もちろんランチ。

 

牛汁御膳。1250円也。まあ、観光地だからね…。



くさもちでコーヒーブレイク。

そろそろ帰りのバスの時間です。
へこきまんじゅう買っていこう、とお店に向かったら…。

大行列!

並んでいたら間に合わない!

あきらめました。
次の機会に…。

今度来る時は、体力をつけて奥まで入って四十八滝を鑑賞し、温泉にもふやけるまで浸かり、へこきまんじゅうも全種類買おう。






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