今年の秋はどこに行こうかなあ…と考えていた矢先、
目に飛び込んできた近鉄電車の広告。
『赤目四十八滝 渓谷の自然探勝きっぷ』
電車・バスの往復券と入山チケット引換券と温泉と飲食店の割引券のお得なセット。
これだー!
と、いうわけでいざ赤目口駅へ。
さらにバスで赤目滝へ。
朝イチを狙っていったため、まだバス停周りのお店はほぼ閉まったまま。
戻る頃には開いているでしょう。
まずは、入山。
入口には日本サンショウウオセンターがあります。
これも戻ってきた時に鑑賞しようと、中はスルー。
入口から少し歩くと、最初の滝があります。
曇り空のせいもありますが、水の冷たさが伝わってくるようです。
それでも、見上げれば紅葉。
続くは、霊蛇滝。
最近運動不足のうえに輪をかけてどんくさくなったので、足を滑らさないように、慎重に滝へ近づきます。
うーん、やはりスマホではネットの宣材写真のようには撮れません。
ちゃんと三脚を立ててカメラを構えている人もいました。
続きまして、赤目五瀑のひとつ、不動滝。
橋の上からの鑑賞ですが、大きくて迫力がありました。
渓流沿いを静寂に包まれ歩きます。
犬を連れている人もいました。最高のお散歩かも。
休憩スポット? 八畳岩の上でひとやすみ。
緑と赤と黄色と、ひとつの木に三色。早かったのか遅かったのかよくわかりません。
しばらく歩いてたどりついたのは、千手滝。
前にお茶屋があって、おでんを食べながら鑑賞することもできます。夏ならかき氷かな。
お参りコースと書かれた看板があって、矢印どおりに階段を上ると、小さなお堂がありました。
「護摩の窟」とあります。
薄暗くてちょっと怖かった…。
階段を下りてコースに戻り、今回最後の滝へ。
布曳滝です。
その名のとおり、布を曳くような美しさです。
滝はこのあとも続きますが、今日は「ゆったり散策コース」プランだったので、ここまで。
行きとは違った景色を眺めながら。
すれ違う人が増えています。早めに来ておいてよかったかも。
夜にはライトアップも行われています。どんな景色になるのかな。
入口に戻り、サンショウウオを鑑賞。
どうも苦手であまりまじまじ見られませんでしたが、性格がいろいろあるようです。
彼も顔をちょっとだけ出して、たそがれている…のか?
他にも「超マイペース」とか「たくましく忍耐強い」とか「シャイ」とか。…わからねえ!
センターを出ると、「←延寿院」と看板があったので、なんとなくその方向へ。
ずいぶん急坂でした。すでに筋肉痛が始まっています。
役小角ゆかりのお寺だそうです。春にはしだれ桜が満開になるそう。
石灯籠は鎌倉時代のものだとか。
ここの紅葉も美しく色づいていました。日が高くなって青空にも映えます。
奥には忍者の練習場があり、お寺を出て坂を下りているとこれから修行に向かうのかカラフルな衣装を纏ったちびっこ忍者たちとすれ違いました。
小腹が空いたので坂の出口にある名物の「へこきまんじゅう」をひとつ。
名前はアレですが、生地がさつまいもでできているからだそう。
たくさん種類がありますが、抹茶をチョイス。写真撮り忘れましたが、おいしかったのでお土産に買って帰ろう。
その後は、まだ午前中ですが開いたばかりの温泉へ。
ひさびさにこき使った足の筋肉をもみほぐし、室内と露天のお風呂を堪能。は~、極楽。
でももっとゆっくり浸かりたい…。
お風呂のあとは、もちろんランチ。
牛汁御膳。1250円也。まあ、観光地だからね…。
くさもちでコーヒーブレイク。
そろそろ帰りのバスの時間です。
へこきまんじゅう買っていこう、とお店に向かったら…。
大行列!
並んでいたら間に合わない!
あきらめました。
次の機会に…。
今度来る時は、体力をつけて奥まで入って四十八滝を鑑賞し、温泉にもふやけるまで浸かり、へこきまんじゅうも全種類買おう。