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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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今年も準々決勝から楽しみましたよ!
「えー、なぜこのコンビがここで敗退?」なんて感じながらも笑い倒した3日間でした。

放送当日、その日の午後配送予定だった電化製品の設置がいつ終わるかヒヤヒヤしながらも、敗者復活戦には間に合いました。

推しメンはさらば青春の光と金属バットとたくろう、進出最有力はミキ。
さらばは最初に森田が噛んでしまってから焦りっぷりがこちらにも伝わってきて、終了後の凹みっぷりも痛々しいほどでした。その点、ミキはアクシデントに見舞われましたがなんとかうまくかわしたあたり、生放送の経験値の差を感じました。たくろうは時間オーバーしてしまうも5位に食い込み、爪痕は残せたのではないでしょうか。
金属バットは全国ネットでどのネタをチョイスするのか期待と不安半々で見守っていたら、やはり無難なものにしてきました。ネタ自体のインパクトに欠けたせいか8位という微妙な結果に…むしろ終了後のやりとりのほうが破壊力がありました…。このあたりは来年に期待ですかね。
順位発表で、最後まで呼ばれなかったのがミキとプラスマイナス。ミキについては敗者復活にいることがおかしいし、どうせミキが選ばれるだろうと考えていたので不思議ではなかったのですが、プラスマイナスが残ったことには驚かされました。確かに最後から2番目で印象も強かったですし、漫才自体も非常に面白かったです。本人たちもまさかラス2になるとは思わなかったのでしょう、後ろの方で待機していたようでした。ようやく舞台の中心に出てきた頃には顔面蒼白、得意の巨人師匠のモノマネを振られていることにも気づかずに師匠自身からツッコまれる始末。地道に賑やかし枠として頑張っているふたりをずっとローカルで見てきましたから、ここまで来たらつい期待してしまいましたよ。惜しかったですね。ラストイヤーと知っていたら投票したのに…。
ちなみに私はミキ・たくろう・インディアンスに投票しました。インディアンスはプラスマイナスと迷ったのですが、以前と較べるとネタ運びを変えて見違えるように面白くなったので選んでみました。
ツレはたくろう・金属バット・マヂカルラブリー。「審査なんて好み」だそうです。

そりゃそうだ。
笑いのツボは千差万別。全員が納得する審査なんてないのです。スポーツですらそうなのですから。
リンゴ姐さんなんて、以前お笑いコンテストの決勝でコマンダンテに投票して「顔が好き」と言い放ちましたからね。まあこれは冗談の域でしょうが、迷った時の最後の決め手なんて案外そんなものかもしれません。
しかしM-1ではそれを言うと許されない雰囲気があります。
リンゴ姐さんの「コマンダンテが好き」は笑いが起きて、上沼恵美子の「ミキが好き」は批判されるのですから。それくらい、会場はピリピリした雰囲気なのでしょうけれど。
審査員は本当に大変です。

《見取り図》
決勝進出者のニュースを見て、「キターーーーーー!」と思わず叫んでしまいました。やっと見取り図が日の目を見る日が来た! さあ全国よ、見取り図の面白さを刮目して見よ!
…と、期待していたのに。
まさかの一番手。まさかのヒエッヒエ。なんでやー。くまだまさしはちゃんと会場をあっためたんかい!
いつもどおりのネタ運びだったんですけどね。ツカミでまったく受けませんでした。「豚まん」が全国では伝わりにくかったのだろうか。あのノリが見取り図なのに、あれで受けなかったらもう「スポブラ」だろうが「あたおか」だろうが受けません。悲しい…。

《スーパーマラドーナ》
見取り図が会場を冷やした次が、もっとも優勝の期待が高かったスーマラ。武智は本気でラストイヤーのM-1に賭けていて、毎日毎日ネタを練り続け、田中が楽屋に居場所を失うくらいに突きつめていたそうなのですが、「突きつめすぎたんじゃ?」と思うくらいに暗いネタでした。去年や一昨年はオトボケ田中が面白かったのに、不気味な田中ではどこで笑っていいのかわかりませんでした。武智、追い込みすぎて自分を見失っていたのでは…?
…で、あげくの果てに暴言騒動かい! 自分を見失いすぎやろ!
ずっとスーパーマラドーナを応援していたのに、もうガッカリです。ノンスタ井上の当て逃げ事件もあったのに、擁護しようがありません。一年間賭けてきた結果が出ずに、飲み会の席で愚痴りたくなるのはわかります。なぜそれをSNSで流す…? 一般人でもネットに書いていいことと悪いことくらいわかるぞ…?

《かまいたち》
冷えた会場をようやくあっためてくれたのは実力派しゃべくり漫才。目のつけどころがかまいたちらしいネタで、高得点も納得です。惜しかったですね。ただかまいたちはどちらかというとコントのほうが面白いです。最初に見た時もコントでしたし。どちらも高いクオリティを保っているのはさすがですが。

《ジャルジャル》
一貫して我が道を進んできたジャルジャル。これこそ「好み」の分かれる漫才です。何百年も前の噺を続ける落語家である志らくが99点をつけたところに、お笑いの世界の無限の可能性を感じます。オーバーアクションや伏線の回収で笑いを取るのではなく、ただ国名分けっこをするだけで、何が面白いのかわからないのに面白い、そういう笑いの隙間を見つけたジャルジャルの着眼点に感心したのでしょうか。
ただ、漫才コンテストの優勝となるとジャルジャルを選択するには勇気がいる。毎年本当に悔しそうな姿が印象的だったジャルジャルですが、このまま我が道を突っ走っていってほしいですね。

《ギャロップ》
以前に見たネタでしたが、やっぱり面白かった。ベテラン感を醸し出す風貌ですがいちおうまだ若手の域だったのか…。
いつものツカミ(「みんな生えすぎちゃう?」)をせず正統派に徹したネタ運びが印象的でしたが、爆発力が評価されるM-1という舞台においては光らなかったようで。上沼恵美子には酷評される始末。もっともローカルで可愛がっているからこその愛のムチなのでしょうが。

《ゆにばーす》
川瀬名人がテンパってしまいました。噛んだということ以上に、決勝という場面ではやってはいけないミス。面白いコンビなのに、もったいなかったです。

《ミキ》
準決勝でいったい何をやらかしたんだ、と言いたくなるくらい落ちたことが不思議なクオリティの高さ。歳をとるにつれてお兄ちゃんの声とテンポがしんどくなってきましたが、それを差し引いてもやっぱり面白いです。いつかしんどくなりすぎて見られなくなるのが怖いくらい。

《トム・ブラウン》
「なんか、すごいらしい」と聞いてネタを見ずにいたのですが、案外面白かった。バカバカしすぎて。
残り3組となり最終決戦進出が決まるという緊張したタイミングにもかかわらず、我が道を貫き堂々と(賞を獲る気まるでなし)ネタを披露したそのメンタルに感服します。審査員もつい点を入れてしまった感のある会場の盛り上がりでした。でも松本や上沼恵美子が言うように、一回でいいかも…。

《霜降り明星》
え、決勝初進出だったの? 賞レース常連組だったので、てっきり出たことがあると思っていました。ローカルで活躍して、満を持してのM-1だったのですね。
ただテレビで見るネタが同じものばかりだったので、どうかなあと思っていたら、とっても面白い新ネタ。せいやの勢い全開でした。かなり息を切らしていたので最終決戦大丈夫かと心配になりましたが、鉄板ネタで挑んできました。「出し切った!」感が伝わるせいやの熱演と粗品の攻撃力高いツッコミ。初出場で最年少記録を塗り替える初優勝でした。

《和牛》
絶対的優勝候補がまさかの大トリ。毎年趣向を変えてきていて、純粋にチャレンジャーだなあと思います。マナミちゃんシリーズも相当面白かったのに。
水田のトボケた間と川西の先の丸いツッコミは、東西や老若男女関係なく惹かれると思います。まるで伝統芸能のような趣があるようにも感じます。そこまで大笑いしないのに高得点が出るのは、全体に流れる品の良さが要因でしょう。
優勝を分けたのはたった一票でした。巨人師匠・礼二・塙・志らくが霜降りに、富澤・松本・上沼恵美子が和牛に。今現在も舞台でネタを披露し続けている芸人か、テレビのバラエティーが中心の芸人かで、評価が分かれたようにも思います。現役はどれだけ舞台を沸かせたかに着目し、非現役はその芸人の持つセンスや輝きのようなものを評価したのかな、と。審査員が違っていたら、和牛が優勝だったかもしれません。
しかし和牛はこれで3年連続準優勝ですか。かつての笑い飯みたいです。来年こそは…。

…笑いは好み、なので言いますが。
錦鯉はいつになったら決勝出られるのーー!
あんなに面白いのに、芸人が選ぶ「売れてないけど本当の面白い芸人ランキング」(ENGEIグランドスラム)でも7位に選ばれたのに! あの見てくれでまだコンビ結成10年も経ってないんだよ! むしろ見てくれのせいか? 頭を叩くツッコミのせいなのか!?








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