今年もやってきました、お笑いなのにヒリヒリする、年に一度の大イベント。
敗者復活戦は、期待していた霜降り明星やAマッソがイマイチで残念でした。結局、投票はこのように。 さや→スーパーマラドーナ・さらば青春の光・見取り図 ヤスオー→囲碁将棋・ニューヨーク・見取り図 前2組は完全にふたりの好みですが、3組目は共通してまさかの見取り図。ここのところめきめき実力を上げていたこのコンビですが、結果は14位でかすりもせず! やはり知名度か…。 で、スーマラってね。なぜ敗者復活にいるの? と言いたくなるような圧倒的得票数でした。 今回から都度都度抽選をしてネタ順を決めるという趣向に。公平といえば公平ですが、順番が運命を左右することをつくづく感じる大会となりました。 《ゆにばーす》 前にどこかで見た時は、はらのキャラだけが目立っていてさほど面白さを感じなかったのですが、今回の完成度は高かった! 番組中トレンディエンジェルのたかしも言及していましたが、ネタ順によっては結果が変わっていたかもしれません。もったいなかったですね。『翼の折れたエンジェル』の熱唱は、しばらく頭から離れませんでした…。 《カミナリ》 はじめて見た時の衝撃に較べれば、次に何が来るかわかっているだけに、ツッコミ待ちの間が少し冗長に感じてしまいました。この大会はポンポンしゃべりを繰り出して次々笑いを取るコンビが有利なだけに、点数が伸び悩むのはやむなしです。上沼恵美子の評も適確でした。 《とろサーモン》 昔から見ているコンビですが、正直、昔から面白さがわかりませんでした…。 小技を使わず伝統を踏襲した漫才で、仲間内からの評価は高いけれどなかなかブレイクできず苦労してきたことは知っていますから、ようやく日の目を見たことについては素直に良かったなと思いますが、うーん、やっぱりわかりませんでした。たぶん久保田のキャラが受け入れられないことや、「続行!」の面白さが個人的に理解できないことが原因なのだろうけれど。 《スーパーマラドーナ》 昨年と同じパターンの、田中がひとりで状況を進めて武智がツッコミを入れていく展開が大好きで、死ぬほど笑いました。なんで点数が伸び悩んだんだろう? やっぱり私が個人的に好きなだけなのか? 《かまいたち》 もともとコント師なのに、王道のしゃべくり漫才で突き進む姿勢は素晴らしいと思いますが、やっぱりキングオブコントに較べると見劣りしてしまい、期待外れ感がありました。それでも、今後もコントとしゃべくり漫才の二刀流を極めていってほしいです。(コントを漫才化しただけの漫才では真の二刀流ではないと思いますので) 《マヂカルラブリー》 こういう異色なコンビを1組入れないといけない縛りでもあるのでしょうかね。準決勝までは会場でウケたのかもしれないけれど、このスタイルで賞レースを戦うのが不可能なことは歴代大会の出演者を見ても明白です。ネタ中も結果が出たあとも引き潮で、見ていていたたまれないものがありました。上沼さんのコメントが物議を醸していますが、よく言ったと思います。「好みでない」というのは「実力がないということではない」とも取れる最大限の配慮だと思いますし。松ちゃんが締めてくれなかったらどうなっていたことやら。 《さや香》 たぶん初見。おそらくこのネタが十八番なのでしょうが、ごくごくスタンダードな展開で我が家のツボには入らず…。ゆにばーすやカミナリより点が伸びたのは順番のアヤかなあ。他のネタを見たら印象が変わるのかも。 《ミキ》 最初はお兄ちゃんの声が苦手で受け入れられなかったのですが、慣れてきたら業界の高評価もうなずける実力のほどが実感できました。とにかく聞き取るのが大変で、一本見たら疲れるのが難点ですが。上位3組には入るだろうと睨んでいましたが、優勝するにはまだ少し早いかなとは思っていたので、納得の結果です。 《和牛》 昨年とはパターンを変えてきて、この大会にかける熱量を感じましたが、個人的には昨年のネタの方が好きでした。これは漫才なんだろうか? と不思議に思うものの、地力が他を圧倒しているのは明白ですから、点数が伸びるのも当然なのかな。 《ジャルジャル》 抽選でいちばん割を食ったのはこのコンビなのではないかと思います。和牛がトップを取った時点で、もう「和牛・ミキ・とろサーモンで決まり」のような空気が出ていたように感じました。毎年毎年新しい型を生み出して、それがすべて高いクオリティを維持しているのに、なかなか結果を出せませんね…。100パーセントの出来だったと思うのですが得点につながらず、福徳の悔し涙が印象的でした。 ネタ直後の我が家の評価と採点結果の乖離が多く、個人的には消化不良感の残る今年のM-1でした。 準々決勝についてはまだ東京編を見るのがやっとですが、錦鯉がここで落ちていた理由がわからん…。会場は静まり返っていたなあ…自分は涙が出るほど笑ったのに。 ローカルで活躍後、東京進出してからめっきり見なくなった懐かしいコンビが、いくつもここで敗退していたことが発覚。GAGが! コマンダンテが! 何やってんだ!? 中でも、女房に逃げられた元芸人の父親と中学生の娘のコンビが印象的でした。むしろプロより面白かったです。来年敗者復活まで行ったなら話題になりそうです。娘がいつまで付き合ってくれるかが問題でしょうが…。 来年はどんな演者がネタをぶつけ合うのか、楽しみです。 PR |
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