5/2 vsE ○
金子はこれで開幕から5連勝。ようやく楽天にも土をつけ、1差に迫りました。最後は少し悔しい降板となりましたが、楽天キラーの名を取り戻す好投でした。 攻撃では2回にKoboスタを得意とするTのホームランから始まり、中島が連続弾、さらには武田のヒットからペゲーロの拙守に乗じて一気に3得点。金子にはじゅうぶんな援護でしたね。 9回にも武田が猛打賞となるタイムリーで貴重な追加点。相手が左腕の辛島ということでのスタメン起用が大当たり。大きなアピールになりました。 勝負のGWはエースの勝ち星からスタート。幸先良いです。 5/3 vsE ● ほぼ無抵抗に近い負け。 好投手の則本をオリックスはなぜか得意としていたのですが、どれも早い段階で得点し逃げ切っていたように記憶しています。つまり、2回のチャンスを潰したのが痛かった。 無死一・二塁で駿太がバント。次が鈴木昂&若月でのバントは果たして最善の策と言えるのか…。 前日は武田がチャンスをものにしましたが、鈴木昂はアピールできませんでした。それにしても攻守で酷かった。 宮崎はすっかり元気がありません。なぜか負けているのに守備から小田に代わる始末。安達も体調が良くないのか、守備まで精彩を欠いています。そもそも3番を打たせる成績ではありませんし、負担が大きすぎます。てっきり前日活躍した武田がスタメンゲットかと思いきや、まさかの鈴木昂…うーん。 松葉の調子は決して悪くなかったにもかかわらず、この日も負け投手に。ただ、茂木の2ランは完全に余計でした。てっきり敬遠と思って画面見ていませんでしたよ。 5/4 vsE ● この予告先発で負けるとは思いもしませんでした。 ディクソンは勝ちがついてもおかしくない投球内容でした。野手陣が満塁のチャンスを二度潰し、前回KOした古川を打ち崩せないどころか、守乱で相手に点を献上。完全にチームの調子が狂っています。 大城はみずからチャンスを手放すようなエラーでした。小谷野もあわてる必要のないところでの送球ミス。お疲れですかね? 安達を下位に回し、小谷野からの打順を上げたまでは良いけれど、宮崎は完全に電池切れ。安達は完全休養が必要ではないかと思われます。打つほうではまったくといっていいほど機能していない若月の前でなぜ伊藤がバントするのか意味不明。これではクリーンアップが勝負してもらえません。 楽天の得点はゴロの間の1点や犠飛、相手のミスにつけこむ攻撃。オリックスもこういう野球ができていた間は勝てていたのですがね…。ホームに戻って、今までを思い出してほしいです。 これで楽天に1勝5敗…苦手チームを作ってしまいました。 しかも3G差をつけられたどころか、ふと振り返れば3位のソフトバンクと0.5G差に…。 5/5 vsF ● 西はヨーイドンで3失点。監督の信頼のもとカードの頭に配置されて、悪い流れを止めてくれると信じていたのですが…。 不調の宮崎をはずし、吉田雄が初スタメン。それは良いとして、なぜはじめてスタメンに入るような若手を2番に置くのだろうか…? 2番はクリーンアップにつなげる大事な役目。案の定、初回から1番駿太が二塁打で出塁するも、吉田雄はアッサリ打ち上げてランナーを進めることができず、その後も出塁の気配すらありませんでした。さすがに荷が重かったのではないでしょうか。 その後も無死満塁で無得点だったり、打線は泥沼。終盤に押し出しとホームランで得点するも時すでにはるか遅し。 まずい、チームが連休状態になってきたぞ…。 5/6 vsF ● 低調になってきた打線の中で唯一元気なのが小谷野・T・中島のクリーンアップなのですが、初回その三人でひさびさに先制。…が、先発コークが死球から乱れてアッサリ逆転。4割打者の近藤が欠場しているにもかかわらず、矢野に打たれすぎじゃないですかね…。 同点に追いついたあたり連敗中にはなかった粘りを見せてくれましたが、中田に勝ち越しタイムリーを打たれた場面は安達の状態の悪さが痛手となりました。普段ならアウトは無理でも止めるくらいは可能な打球に見えました。その後交代となりましたが…判断が遅い。 blackな休日の唯一の光明は武田が2安打と結果を残したこと。うーん、ずっとスタメンでよかったのでは。 5/6 vsF ○ ずっと好投なのに勝ちに見離されていた山岡ですが、この日は制球定まらず、連勝中で気炎を吐く日ハム打線に力負け。こういうこともあります。試合には勝ったのですから、肩を落とさず次回に向けて修正してほしいですね。 で、山岡が降板したら打ち出すのはどういうわけか。 ただ、押せ押せのチャンスで凡退してしまった宮崎は、完全にバランスを崩しているようです。オリックスの勝敗は宮崎の調子と連動しています。吉田正が戻るまでは持ちこたえてほしかったのてすが…そううまくはいきませんね。 駿太と打順が逆だったなら、と考えるのはタラレバにすぎませんが、このところ下降ぎみだった駿太がサヨナラ打を含む復活の4安打。頼もしいセンターが帰ってきました。 ブルペンは大山以外全員登板の執念の継投。山岡の後を継いだ山崎福は田中への一球だけが悔やまれますが、3イニングを投げきりました。海田には何しに来た、と言いたいけれど吉田一が踏ん張りました。中田から三振を奪ったストライクは興奮しました。黒木、平野×2とつないで最後は赤間。一軍に戻っていきなり緊張する場面でしたが、2イニングをしっかり抑えてプロ初の勝ち投手ゲット。被災地出身ということもあり翌朝には大きく取り上げられ、ご両親もさぞ喜んでいることでしょう。去年から良い働きをしてくれます。 うーん、でもねー。 どうしても言いたいのは、なぜこのタイミングで伏見を落とし、代わりの第三捕手を昇格させなかったのかということ。 つまり、若月に代打が出せません。 もちろん甘い球をしとめた同点タイムリーは素晴らしかったですが、フルで守らせ、チャンスでそのまま打席に立たせるのは、あまりにも荷が重いです。代打を出せる状況なら、延長になることもなかったかもしれませんしね。 (結果)17勝12敗 大型連休中(4/29~5/7)の勝敗→3勝5敗…やっぱり今年もGolden Weakだった…。 ホームの勝率もいっそう下がりましたし。 早々にローテを変更してカードの頭に持ってきた西が二週連続で撃沈。それでもまだ投手陣は粘り強さを失ってはいませんが、打撃陣に陰りが見えてきました。4月はつながっていた打線にあと一本が出なくなりました。チームに勢いをつける役目だった宮崎がいつ失速するかが不安でしたが、意外に早かったな…。 こういう時こそベンチワークの出番なのですが、今年もあまり(かなり?)期待できないコーチ陣。ここから昨年の二の舞は、もうごめんですよ…。 PR
4/25 vsL ○
初回、西武キラー・西野の出塁から好調のクリーンアップで先制し、同じく西武キラー・モレルのタイムリーで追加点。4点リードで順調に中盤まで持っていったまでは良かったのですが、ディクソンが突発的炎上病を発症し、あっという間に同点に…さすが、強敵ライオンズ。とくに上位打線は気が抜けません。 が、そんな不穏な空気を一掃したのは我らが主砲、T-岡田の特大ホームラン。神戸の夜には、Tの描く放物線がよく似合う。 その後、海田・吉田一・黒木・平野が無失点でしのぎ、単独2位を手にしました。 4/26 vsL ○ 中5で回る金子ですが、ゴロと三振で球数を重ねず試合を進めていきます。昨年はコントロールに苦しみ、思いどおりにいかないとズルズル崩れていくもろさがありましたが、今年は理想よりも結果を追求しているように感じます。 相手先発・高橋光成からなかなかチャンスを作れなかった打線は5回裏、四球からランナーを溜めて宮崎がついに先制打を放ちます。そこからは一気呵成で4得点。金子の調子を考えればこのまま有利に進むか…と思われましたが、そううまくはいきません。西武の前評判を覆す好調ぶりは、2番ショートに定着した源田にあるというのが大方の見立てですが、守備固めがせいぜいと思われていたこのドラフト下位の守備職人が攻守ともにここまでの活躍を見せるとは、いったい誰が予想したでしょうか。いや、我が家の西武ファンだって想像だにしていなかったに違いない。 で、その源田に長打をくらって4点あったリードは今日もわずか1点に。 次も中5で回る金子ですから完投は考えにくいですし、連投となる中継ぎ陣に連日の僅差を守り抜けるか…との不安はすべて杞憂に終わりました。今年のひと味違う金子は最後までマウンドに立ち、119球で完投。最後のピンチも金子らしい併殺で切り抜けました。エクセレント! 4/27 vsL ○ 3連戦3連勝、単独2位をがっちり固めて試合のない首位楽天に肉薄、京セラドームの勝率もぐぐっとUP! と、いいことずくめながら喜べないのは、打線の調子が少し下降気味だからでしょうか…。 もともと苦手にしていた相手先発の十亀ですが、二軍でも不調だと聞いていたので期待していたら、やっぱり打てない。押し出しで先制するものの、モレルの三振でみすみすチャンスを手放してしまいました。 西武キラー・松葉は今日も好投するものの、相手にワンチャンスをものにされ同点に追いつかれてしまいます。結果論ですが、おかわりと無理に勝負しなくても良かったような…。しかもすでに守備固めで宮崎を降ろしていました。案の定、9回のチャンスの代打は小田。9球放らせた粘りは認めますが、左の代打の不在がオリの弱点でしょうかね…。 それはさておき、2アウトと追い込まれ、本日休養日だった小谷野がとっておきの代打で登場。ぼてぼてのサードゴロでしたが、おかわりのエラーでまさかのサヨナラ…。 今年のオリには、ツキもあります。 しかしこのサヨナラ勝ちを引き寄せたのは、駿太のツーベース。4の3で打率3割。駿太が打てばチームは強くなると言われてきました。もう守備専ではない、不動のセンターの座を駿太は自力でつかみつつあります。 4/28 vsH ● ホークスキラーの西でしたが、この日は撃沈。打線も荒れ荒れ中田を打ち崩せず。 前回当たった時はお休みモードだったデスパイネが完全に目を覚ましていました。しかも西は昨年ロッテが苦手でデスパイネにもそこそこ打たれていましたから、厄介な選手が移籍してしまいました。 コントロールピッチャーがコントロールに苦しむと、立ち直るきっかけを見いだせずどんどん悪循環に陥ってしまいます。西は終始マウンドで落ち着きがありませんでした。死球を与えた柳田に代わって出場した福田に、相手のミスで同点に追いついた直後勝ち越し弾を打たれる始末。しかもこの日一軍登録された川崎の初ヒットからのホームラン、相手はノリノリでした。 せっかくの近鉄vs南海の復刻試合でたが、いてまえ打線は復刻できず、無抵抗のまま終了。どうも中田に当たるとリズムが崩れてしまいます…。 4/29 vsH ○ 岸田-攝津という、まったくもって展開が読めない復刻2試合目。そして今日に限ってなぜかナイター。のっけからお互いランナーを溜めまくり、試合終了は深夜に及ぶのではないかと心配になる序盤でした。 どうぞどうぞと言わんばかりに与え合うチャンスを最初にものにしたのは近鉄。西野に代わって2番セカンドに入った大城が攻守で良い仕事をしました(川崎にコメントで褒められ、大城本人も喜んでいるのでは)。モレルも走者一掃の長打でお立ち台ゲット。小谷野→T→中島が次々本塁に駆け込んでくる様相はドスドス効果音まで聞こえてきそうでした。 5点リードをもらったところで、岸田はお役御免。なぜ1失点で済んだのか不思議なくらいの投球でした。攝津といい、ベテランの衰えた姿は悲しいなあ。 深夜ペースの試合のテンポを速めたのは二番手コーク。危ない場面もありましたがなんとか切り抜け、2勝目ゲット。吉田一はこの日で9イニングノーヒットと、地味に活躍! で、このままアッサリ勝利…かと思いきや、どうしてこうなるホークス戦。海田は僅差だと抑えるのに、点差があると乱れるのは何故なのか? この状況で2四球はありえません。 結局平野が登板することに。海田のランナーだけは全員返すという抑えの真骨頂ともいえる投球で、なんとか逃げ切り成功。最後は、記録こそ投ゴロでしたが、平野の優れたフィールディングあってこそのアウトでした。 前日は近鉄のユニフォームの上にBsの上着を羽織っていた福良監督。この日は敗戦を受けての厄落としなのか、きちんと脱いでいました。阪急OBとして複雑な気持ちもわからないでもありませんが。 4/30 vsH ● 早々に先制して「よし、今日こそ山岡が勝利をいただき!」と拳を握ったものの、行き場を失ってしまいました。 なぜ…なぜなんだ。 なぜ、山岡には援護がないんだー! 悪いなりに粘りました。内川の併殺時にはこちらも熱くなりました。 想像ですが、勝ちを意識するがあまり野手陣も固くなってしまっているのでしょうねえ…。 ゲスト解説の有田も絶賛していましたから、勝ち星はそのうちついてくるはずです。それまでしばしの我慢です…。 いっぽう、有田にけなされ続けたのが若月。里崎といい元捕手には厳しい評価を受けています。ウーン、素人から見てもまだまだ未熟な面が見られますから仕方ないですね。 しかし吉田一は褒めると打たれるな…もう褒めないでおこうかな。 平野もね…デスパイネに打たれすぎです。 結局復刻カードは1勝2敗。猛牛ユニが泣いているぞ。 それにしてもかっこいいデザインです。今風の選手(とくに山岡)には似合いませんでしたが。 当時、大阪の少年の頭は大半が阪神のタテジマ、次に巨人あるいはこの近鉄のキャップでした(そんな中ひとりだけ青いライオンズキャップをかぶっていたという我がツレ)。 (結果)15勝8敗 2位 借金3から始まり、終わってみれば貯金7。月間成績もマルばかり! うそん! ランキングもホームラン数1位のTに始まり、金子&ディクソンの勝利数1位、金子防御率2位とチームをひっぱるべき人が期待どおりの活躍を見せてくれています。 さあ、いよいよ鬼門のゴールデンウィーク。開幕で絶望させられた楽天戦から始まります。3つの負け越しを取り返し、首位も奪取するチャンスです。 今年こそ、Golden weakとは言わせない、Goldenなweekを過ごさせてください!
4/18 vsF ○
絶不調の日ハム打線の中で唯一の脅威が近藤。その近藤にいきなりタイムリーを打たれて、またも追う展開になった先発ディクソン。相次ぐピンチも近藤を回避したり相手の自滅だったりでまぬがれていくうちに、ひさびさのロメロの一発で同点に。中盤、相手のミスからランナーを三塁に進めると中島の犠牲フライで勝ち越し。昨年までは守る側でよく見た展開…「こういう攻撃のできるチームが強いんだよなー」とあこがれ半分で見た場面…夢のようです。 今年は投手の安定感が目立ちますが、その中で唯一の心配の種が8回の黒木。この日も危うい投球でしたが、最後、田中をストレートで押して三振に斬って取った場面は痺れました。しかし勝ちが増えると出番も増えますし、いつかは打たれる日も来るでしょう。毎日ヒヤヒヤしながら見守っています。 4/19 vsF ○ またもや初回から近藤に打たれて先制点を献上。この日は金子の調子がイマイチに映りました。それでもこの日誕生日でスタメンに抜擢された武田が先制ホームラン、宮崎も勝ち越しホームランと大活躍。左の被打率が高い左腕の加藤にあえて右打者を並べるオーダーが大当たり。結果的にロメロの併殺で潰したものの、逆転直後に鈴木の長打からチャンスを作ってたたみかけようとした攻撃には、昨年までとはまるで違う意識の強さを感じました。そしてリードをもらった金子は、四球でランナーを出しつつも近藤のタイムリー以降は無安打に抑えて得点を許しません。相手の不調に助けられたとはいえ、しっかり試合を作るあたりはさすがのエース。 金子の女房役の座を取り戻した伊藤も、鍵谷から13球粘って打ったヒットはお見事でした。その粘りが宮崎のダメ押し弾を呼んだのですから。しかし宮崎に何が起きたのだ? 昨年のオフは戦力外候補の予想を覆して残留、なぜかバトルスタジアムのメンバーに選ばれて話芸No1で優勝、そしてまさかの1番定着…このまま続くとは思えませんが、今のところ定番のサインミスも犯していませんし、吉田正が帰ってくるまではレギュラーの座をつかみ続けてほしいものです。 試合はこのままいくかと思われましたが、最後は海田がレアードを起こしてしまいました。2連戦でよかった…。 4/22 vsM ○ 前回、連勝を止められたあげく負け越したロッテ相手に序盤から無死満塁のチャンスを作るも無得点だった時点で嫌な予感はしていたのですが、直後に四球と連打で失点。まずい守備やらダフィーのストロングポイント(by解説の里崎)に投げてしまうやら、どうもロッテに当たると調子が狂います。苦手意識は持ってほしくないのだが…。 しかしそんな停滞した雰囲気を破る同点打を放ったのがまさかの若月。リード面では直後に再逆転を許すダフィーへの配球もあって里崎にボロカス批評されてしまいましたが、驚きの一打でした。 Tの同点弾もお見事な一発でした。マリンといえばTムラン。 逆転への道筋は10球粘ってヒットを放った宮崎から。西野の初球バントも流れを作り、小谷野のタイムリーへつながりました。西も再三のピンチをしのいで8回を投げ切り、仕事を果たしました。 投打一丸となってもぎとった逆転勝ち! 試合前、ポンタがハンバーガーを食べようとしていた際には「フラグ!?」と慄きましたが、無事に食べきることができました! 去年はいつもカモメにぶんどられていたような…。 4/23 vsM ● 今日こそ山岡に初勝利を! …との願いもむなしく、まさかの完封負け。しかも山岡の完投負け。援護が1→0とは、なんの冗談ですか。 打線は何の見どころもありませんでした。長打が9回の一本、しかも二死からではチャンスの作りようもなく。先発唐川と聞いて有利と見越していたのですが…捕手吉田に目先を変えられてしまったように思います。 山岡の二度の失点はゴロアウトとひきかえのもので、タイムリーではありませんでした。先頭に長打を許してしまったのは反省点ですが、じゅうぶんに持ち味を発揮しました。援護さえあれば勝ち星は(前回も今回も)間違いありませんでした。めぐりあわせとはいえ、次こそは必ず野手に奮起してほしいものです。 NHKサンデースポーツは冒頭から連勝中のオリックス特集を流してくれたというのに、こんな日に限って勝利をいただけないとは…。山岡の取材も本当は勝利投手インタビューになるはずだったのに…。なんてこったい…。 (結果)11勝6敗 勝っても勝っても遠い楽天の背中。 そのうちに西武が怒濤の勢いで追い上げてきて、まさかの並走。 しかも火曜日からはその西武戦。三週間前までは寝ていた打線が、むくりと起き上がったどころか目をギラギラさせて牙を剥いています。痛すぎるのはロメロの守備での負傷離脱。代役モレルは昨年の西武キラーぶりを発揮できるか。いずれにせよ、我が家にとっては勝っても負けても阿鼻叫喚の三日間となることでしょう。
4/11 vsM ○
相手先発が超苦手な石川とあって、戦況は不利との予測でしたが、組み替えてきた打順が大当たり。初回から2番・駿太の長打をきっかけに2得点、以後も中押しとダメ押しを積み重ね、終わってみれば11得点! 西野の代役・大城がマルチヒット、若月にも初ヒットが出てめでたい限り。少し攻略された感もあるロメロにも単打とはいえヒットが生まれたことで、良い方向へ向かえばいいなと思います。 ディクソンも前回から修正してきたのか、完封も狙えたほどのサクサクぶりでした。バッテリーでのお立ち台は若月も嬉しかったことでしょう。 なんと、2014年以来の6連勝! …って、なぜどこも「三年ぶり」を強調するんだ? 4/12 vsM ● 試合中継は終盤しか見られなかったのですが、途中から観戦していた我が家の解説者によると「なぜ負けているのかさっぱりわからん」かったそうで、「スタンがダメダメで松葉は好投なのに、なぜ松葉に負けがついたのさっぱりわからん」のだそうな。 確かにハイライトを見ていると、初回は一二塁からサードゴロでチェンジのはずなのに、中島がありえないエラーをしてそこから3失点。中島は中盤にも投げる前からわかりきっていたフィルダースチョイスで点を献上。西野は初回によくわからない盗塁死でチャンスを潰し、さらにエラーが失点につながるというさんざんな日。小谷野の拙い守備での失点もあり、記録には出ないミスの連続で、松葉の足をひっぱりまくったことがよくわかりました。 しかしこんな守備をされてしまうと、中島はもう守らせられないですね…。 4/13 vsM ● 待ちに待った山岡初登板でしたが、終始もったいない試合でした。 打線は西野のカーブに翻弄されました。前日から捕手が田村に代わっていたこともあり、ロメロは完全に手玉に取られていました。またチャンスをことごとくこちらの西野が潰してしまいました。早く調子を取り戻すきっかけが欲しいです。 Tのホームランはお見事でしたが、山岡が勝ちを意識して力んでしまったのは若さゆえか。前監督なら、きっと7回から継投に入っていたでしょう。それで勝ちがつけば良いけれど、万が一打たれてしまえば悔いが残る。どちらの選択肢が正しいのかは結果論に過ぎませんが、降板後すぐさま隣に座って話しかけていた福良監督には監督なりの強い意志があっての続投だったのだろうと思います。これも勉強。初回こそバタバタしましたが、その後はドラ1の面目躍如の快投でした。山岡の精神的な成長に期待します。 それはともかく、ドラフトの時からうすうす感じていたけれど、山岡…。 かわいーーーんだよーーーーーー! Tのホームランにはしゃぐ姿、打たれた後の「やっちまった」顔、若月との同学年バッテリー、どこを取っても絵になります。人気沸騰間違いなし! 4/14 vsH ○ 連敗で福岡へ。春の福岡といえば昨年の悪夢がうっすらと…。しかし圧倒的優勝候補である相手も、負け先行で怪しい雰囲気。なんとか勝ち越ししたいところですが…。 不安は金子が見事に一掃してくれました。 92球、2安打完投。まだまだ終わっていないことを証明してくれました。捕手論争は不毛な一面もありますが、やはり金子は伊藤の方が投げやすそうに見えますね。バッテリーの呼吸は餅つきの合いの手のようなもので、長年にわたり培ってきた「勘」と「間」が大切ですから、仕方ありません。 打線も初回から大量援護。ヤフオクドームが得意な中島が4の3と大活躍。小谷野も負けじと2HR。開幕からロメロや駿太が注目される裏で、ベテランふたりがしっかりと軸を支えています。中田降板後も二番手の高橋純平からしっかりダメ押し(しかし得点こそしたものの、随所でズバリと良い球を投げていてさすが競合ドラ1だなと思わされました…)。 エースで快勝すると雰囲気ががらりと変わります。 4/15 vsH ○ この日も小谷野・中島のタイムリーで幸先よく先制。このままスイスイ…と行きたいところですが、前日金子に抑え込まれたソフトバンク打線が息を吹き返したかのようにヒットを重ねてきました。投げてみないと今日の調子がわからないコーク。ホームランまで指さすコーク…。 山崎福に代わってから同点に追いつき、3点差をつけたところで「もう大丈夫だろ」と余裕をかまして外出したのですが、用事を終え、とっくに終わっているだろうと速報を開くとまだ9回裏。しかも2点差で一死一二塁…。なんですとー? いくら「追いつかれなければそれで良し」が抑えとはいっても、4月からこれだとファンの胃には穴が開いてしまいます…。 若月も昨年ゼロだった捕逸をするなど相当テンパっていたようですが、外一辺倒なのはコーチの指示なのですかね? とにかく、こういう試合を落としていたのがここ二年とこの開幕カードまで。勝ちきれたチームはさらにワンランクアップするでしょう。この勢いで貯金を増やしていってほしいです。 4/16 vsH 雨 ソフトバンクに相性のいい西で3タテ…といきたいところでしたが、鹿児島開催は残念な雨天中止。 代わりに他球団の試合を見ていましたが、楽天は強いなあ~。広島カープに負けずとも劣らない強さで貯金8。岸の加入と強力助っ人陣の残留で、今年はAクラスかなと予想はしていましたが、まさか首位独走ペースとは…。負けていられません。 (結果)8勝5敗 2位 対戦相手がひとまわりし、この成績。予想外の健闘です(当社比)。 京セラで3勝5敗なのはいただけませんが。とはいえ、ビジターでは負けなしということなので、これはこれで好材料なのか。 開幕からロメロがホームランを量産し、「2014年ペーニャの再来か!」と歓喜したのもつかの間、直球が苦手なことを早々に見抜かれお休みモードに。そのうえ守備で打撲やら死球やらで災難続き。しかしそれを補ってあまりあるのが打線のつながり。1番に抜擢された宮崎の活躍、ついに覚醒したかもしれない駿太、中島&小谷野のベテラン勢の渋い打撃も光ります。序盤のチャンスに強いTにもホームランが出ています。吉田正の離脱で不安視されていた打撃陣ですが、つなぎの意識のおかげかチーム打率も好調を維持しています。 同じく好調なのが先発の面々。防御率トップ5になんとオリックスが三人も(西・金子・松葉)! 昨年は目を覆わんばかりの無残な結果を残していた投手陣が、今年は見違えたように良化しています。リリーフも、黒木の登板過多が気になる以外はおおむね順調。中でも吉田一の無双ぶりが光ります。平野は、まあ、あんなものだろう。 とはいえ、シーズンはまだ始まったばかりです。山あれば谷あり。谷に落ちた時、這い上がれるか否かにかかっています。もうポンタパパが酒びたりになるところは見たくないぞ!
4月2日の試合後には本気でファンを辞めようかと思いました。
言ってみれば、身も心もささげた相手(たとえば男とか宗教とか)に裏切られたような喪失感に陥っておりまして。 それでも、裏切られた相手は選手ではないわけですから、選手たちの頑張る姿には心動かされてしまうものですね。 4/4 vsL ○ 初回はディクソンのひとり相撲で2失点。もともとディクソンは西武に攻略されていましたし、まだ冷めた心境でしたから、時折速報を覗いては「フーン」くらいの感想だったのですが、駿太の長打をきっかけに追いつき、さらに相手先発の多和田を攻めてロメロのホームランが飛び出してからは、「楽天戦とは違うかも⁉」と経過を追っていました。 西武が苦手としている海田や吉田一は無問題としても、黒木は西武打線の好物である速球型なので心配でしたが、点差がさらに開いたこともあり三人で片づけられました。平野も三者三振で日曜の悪夢を払拭。 ようやく、2017年の初勝利。今年も外弁慶になってしまうのか…。 4/5 vsL ○ 「西武は松葉が打てない」という我が家の西武ファンが断言したとおり、松葉はランナーを出しても低めに集めて併殺を打たせ、8回無失点に抑えました。前日、若月がメヒアと木村に計三回バットを頭に当てられてしまったようで、この日は伊藤がスタメンマスクを被りました。中継は見ていませんが、おそらく相当気合を入れて挑んだのではないでしょうか。開幕からキャッチャー伊藤の間は、無失点に抑えています。 願わくば、もう少し援護をしてほしかったですね。こちらも負けじと併殺祭りで、結局中盤の2点しか入らず、それでも粘り強く投げ続けた松葉を褒めるべきなのかもしれませんが。 4/7 vsF ○ 相手はかつての天敵・上沢でしたが、霧雨に濡れた神戸のグラウンドで相手のエラーを誘って先制。その後も鈴木の長打からのバント、タイムリーと、オリックス打線とは思えない鮮やかな攻撃で加点し、ロメロの二戦連発で粉砕。 開幕戦では不本意な投球となってしまった金子。この日も序盤から球数こそ嵩みましたが、丁寧に投げているように見えました。久々の伊藤とのバッテリーでしたが、互いに強い気持ちが見えました。中盤、Tのエラーで崩れかけるも、レアードが不調で助かりました。大谷を無安打に抑えたことも大きかったですね。吉田一が四球でランナーをためて中田に打たれた時は「終わったーーー!」と叫びましたが、これまた打者の不調に助けられました。 3連敗のち3連勝、なんと2014年の最終戦以来、913日ぶりの5割! そんな馬鹿な! …と思って調べたら、本当に二年間借金しかありませんでした。 4/8 vsF ○ ロメロが前日の守備で腰を痛めたためDHに入り、1番・センター宮崎、3番になぜか安達と、不安しか催さないラインナップで始まった試合ですが、その宮崎が起点となって、現在の天敵・有原を初回に攻略。その後も中押し・ダメ押しと非常に理想的な攻撃で終わってみれば8得点。アンビリーバボー! コークは前回味方のエラーから崩れてしまいましたが、この日はスイスイ、良いテンポで試合を有利に進めました。マウンドで張り切る姿はまるで野球少年のよう。お立ち台でも陽気な一面を見せてくれて、シャイなロメロとは対照的でした。 特筆すべきは駿太。まだ開幕一週間とはいえ、打率三割で打ち方も内容も悪くありません。無理してチケット取っていれば、タンスの中で眠ったままの駿太ユニも喜んだであろうに。 バントを決めて吼える若月の姿も微笑ましかったです。正捕手争いも熱くなっていきそうな予感。それが正常なチーム状態ですよね。 なんと2014年の最終戦以来、914日ぶりの貯金! なんてこったい! 4/9 vsF ○ 簡単には3タテなんてできないだろう、とは思っていましたが、西の気迫が勝りました。初回、いきなり西川にヒットを打たれるも暴走ぎみで二塁アウトに。相手も連敗中のうえに大谷抹消で迷走状態が垣間見えます。しかしこちらも初回のチャンスをロメロ併殺でつぶした後は、なかなかメンドーサを崩せません。 西はコントロールに苦しんでいるように見えましたが、慎重にひとりずつ打ち取っていきます。その粘りに応えるように、5回、二死から若月の四球、駿太・宮崎の連打で一点をもぎとります。今日もまさかの1番・宮崎が大活躍。駿太が敬遠されるというものめずらしい光景もありましたが、今までならそんなチャンスもすべてフイにしてきたオリックス打線。たとえロメロが無安打でも、下位から上位につなげて得点する、これぞ「打線」の力です。 西は7回にピンチを抑え、球数も多かったのでもう交代かなと思ったのですが、なんと志願して9回まで投げ切り、球数は驚きの154。先週不本意な降板をしただけに、今日こそはの思いが相当強かったのでしょう。今の先発陣で完投が期待できるのは西(と、絶好調時の松葉)くらいなので、これも西がチームを背負う覚悟を持っていることの現れだと思います。 なんと2014年の最終戦以来、915日ぶりの2位浮上! オーマイガッッ! |
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