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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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5/31~6/1 vsD ○●●

交流戦2カード目は負け越しチーム同士の顔合わせ。先発カスティーヨは懸案の立ち上がり、自身のエラーも絡んでいきなりピンチを背負いますが、後続を断って無失点。しかし2回、エラー→盗塁→バント→ゴロの間に生還と、ノーヒットで先制されてしまいます。
一方相手先発は涌井。移籍前の対戦成績は悪くなかったと思います。…が、手も足も出ず。抜群のコントロールにしてやられました。そして4回、先頭太田がヒットで出ると続く森のあたりはサードゴロ。ゲッツー崩れかな…と思いきや、減速して一塁もアウトに。そして足をひきずる森。

(゚Д゚)

なんてこった…。
昨年も走塁で足を痛めて離脱した期間はありましたが、その間セデーニョが埋めてくれました。しかし今年はすでに不調で二軍落ち。しかも石川が降格したばかりです。え…若月ひとりでどうするの…?
白目をむきつつ6回表一死満塁のピンチ脱出を見届けたその裏。連打から太田の犠飛で同点に追いつきました。しかし4番若月のエンドラン失敗ゲッツーで勝ち越しはできず。
カスティーヨはなんだかんだ7回を投げ抜き、8回は本田が抑えます。ようやく涌井が降りたその裏のチャンスは活かせず、9回表をマチャドが三者凡退で終わらせると、その裏。先頭の宜保がヒットで出塁。打席の西川は連続してバントの構え。すると2球目、宜保が走って悪送球を誘いなんと無死三塁、絶好のサヨナラ機に! これはもう決めるしかないぞ西川!
…いいかげん決めてくれー…。
しかしチャンスは続きます。この日も2出塁の頓宮は敬遠。打席には宗。さすがサヨナラ男! 打球はレフトへ! やや浅い当たりでしたが、宜保が最高のスタートを切ってホームイン! ヒットに盗塁にタッチアップと、宜保が最高の仕事を果たしました。
ちなみに宜保の出場は、紅林の交代によるものでした。水曜日に体調不良で休養した翌日すぐスタメンに復帰していたので、「さすが頑丈な紅林」と感心していたのですが、本調子でなかったようです。この日は福田も体調不良でベンチ外。勝っても素直に喜べない理由はそこにありました。頼む…皆無事でいてくれ…。
という願いもむなしく、翌日の公示で森が抹消。紅林もベンチ外となりました。福田は1番に復帰していましたが、無理をしているのではないかと気がかりでなりません。
東は完璧な立ち上がり。杉本の好守備もありテンポ良く2回を終えると、その裏中川の二塁打から西川の犠飛で先制。3回も無死二塁とチャンスを作りますが、追加点はなりませんでした。しかし今日の東なら、長い回は投げられるはず、もしかしたら完投も…。
と、思うくらい、順調だったのです。4回表の途中までは。

(゚Д゚)

危険球て…。
しかも細川に…。
相手に大事なくて何よりでしたが、これで事態は一変。
…するかと思いましたが、この危機を救ったのはまたも鈴木でした!
中嶋監督のリクエストで時間稼ぎしたとはいえ、きちんと肩を作る余裕はなかったはず。それでも一死一・二塁のピンチはゲッツー!
その後も古巣相手に6回まで無失点投球を続けてくれました。頭が上がりません。
しかし打線は追加点を取れません。さすがに4・5番抜きでは火力不足にも程があります。
7回は井口、8回は古田島がピンチを切り抜け、まさかの1点差で9回に。
はたと気づきます。本田もマチャドも二連投。いったい誰が抑えを…? やはり阿部…?
まさかの才木でした!!
しかし阿部では心もとないですし、残りの前・山田よりは球の強い才木を選ぶのは妥当かもしれません。今までも漆原や張などを抜擢してきた中嶋監督ですから、納得の選択です。
そもそも東の退場で1点差のまま最後まで来るとは思ってもいませんでした。誰かは打たれるだろうと予想していましたから、それが才木であっただけのこと。逆転負けも落ち着いて受け止められました。四球で崩れなかったことは価値があると思います。今日の涙が才木を強くしてくれるはずと信じています。
そもそも1点しか取れない打線のせいなのですから。三度も無死二塁の場面を作りながら、得点できたのは一度だけ。もう少しなんとかならんかったんかいと采配に思うところはありますし、主力の離脱でこれが限界だったのかもしれないとあきらめの気持ちもあります。
東の危険球に始まり、微妙なリクエスト判定、試合後の中嶋監督によるマルティネスのボークを取らない審判への苦言など、なんだか落ち着かない試合でした。
ホームで負け越しは避けたい3戦目。先発曽谷は今日も安定感抜群。3回のピンチを相手の走塁ミスで逃れるとその裏、連続安打でさっそくチャンス到来。…が、悪い流れにある時はあと一本が出ないもの。ランナーを進めることすらできないとは…。
チャンスは作るのです。しかしゲッツーやら三振やら、とにかく得点が入らない。曽谷も粘ってゼロ行進が続いた7回裏。無死一・二塁からバント失敗して悪い空気になりかけたところで、ようやく出ました! 若月のタイムリー!
…が、そこからもったいない走塁ミスもあり、1点止まりの時点でイヤな予感はしていました。
8回表は曽谷に代わって本田が登板。課題の70球を超えて出力が落ちていましたし、あとは勝ちパターンの本田・マチャドですから想定どおりの継投ではありました。

(゚Д゚)

同点ホームランて…。
この瞬間、6割くらい「終わった」と思いました。悪い流れにハマると何をやっても勝てなくなるこの感じ、まるでトランプの大富豪で大貧民になるとヘボいカードしか回ってこなくなる、あれと一緒だ…。
その裏、またも二死満塁のチャンスで若月2本目のタイムリーならず。9回も互いに三者凡退で、まさかの延長戦へ(泣)
10回表は古田島が登板、そして安定の先頭出塁。ゲッツーを取るも続くビシエドにヒットを打たれたところで山田に交代。ハハハ、またマシンガンが始まった。いくら次のディカーソンが左相手に.000だからって、今のブルペン事情で交代させる必要あります?
山田はもちろん回またぎで無失点。その間もちろんこちらも無得点。「1勝1敗1分なら御の字…」と自分を納得させる時間でもあったわけです。
しかし12回表。阿部が先頭にヒットを打たれた時点で、悟りました。「このカードも負け越し!」と。
福永はバントとして、続くは細川・中田・ビシエド。どうやって2アウトを取れと!?
「細川は敬遠しよう」というのが、我が家の解説者と共通した見立てでした。ところが、その気配はありません。えらい強気だな…。
奇跡的に細川はセンターフライ。福田がよく追いつきました。
そして平井コーチがマウンドへ。これは今度こそ中田敬遠ビシエド勝負だと思いました。京セラ+中田+終盤のチャンスの組み合わせは、オリックスにとって恐怖でしかありません。
…が。
勝負だと?

(゚Д゚)

平井コーチは何しにマウンドへ行ったのでしょうか。
細川に力を使い、中田にも真っ向勝負とは、いったいマウンドにいるのは誰だと思っているのでしょうか。3年前の阿部とでも錯覚しているのでしょうか。それなら昨日の9回に出しているはずですし。もうそこでテレビの前から離れたのですが、そのあと井口に代えているのも意味不明で、やることなすこと矛盾だらけなのです。

また負け越し…。

気づけばネットショップを検索し水回りを掃除している自分がいます。ここ3年、カード決済の金額が少なくなったなと感じてはいましたが、オリックスが強くて衝動買いに走らなかったからだと気づきました。お風呂場は汚くなりましたが。
せっかくの禁酒生活も終了です。また健康診断の数値が悪くなっちゃうわ…あーあ。


【ヤスオーの野球坊主】
 このカードの相手は中日である。まがりなりにも前のカードの最終戦で8点を取ったオリックスである。相手が涌井やメヒアなら打てると思っていた。しかし3戦とも貧打戦で、勝ち負けは別にして本当につまらない試合ばかりであった。
 1戦目。相手先発の涌井は、例えば右打者相手なら内角にシンカー、外角にスライダーを丁寧に投げ分けていた。フォークはあまり使わず、むしろシンカーの方が多かった。高低もうまく使っており、投球術を極めた投手になっている。さや氏の言うように、パリーグにいた頃の涌井のイメージとは違っていた。前のカードの最終戦で8点を取ったオリックスでも、しょせんはオリックスなので、広島の九里のような投球術タイプの投手からは点が取れないのである。7回86球で1得点。むしろよく1点取れたものである。ただ、相手も貧打の中日なので1対1のスコアのまま9回まで進んだ。9回裏、レジェンド捕手の伊東勤が12球団で一番キャッチングが上手いと言っていた木下(自分が正捕手に抜擢した)のミスにより、オリックスが無死3塁のチャンスとなった。打者は西川。ここは1点取られたら終わりであるし、相手は若い投手だったので、間違いなくおびえている。しかし西川は3塁にランナーが進んでから、空振り、ファール、力のない1ゴロだった。この3球はすべて際どいコースであったが、ランナーが3塁に進んでから、まったくボールカウントも取れず追い込まれて3塁ランナーの帰れない1ゴロである。次打者の頓宮がストライクが1球も入らず結果的に敬遠されたのとはえらい違いである。最終的には西川とは真逆に選球眼の良い宗の犠飛で勝ったものの、やはり西川だなあという試合であった。
 2戦目は、東の危険球退場により、ヒロシが4回途中から緊急登板した。6回まで投げて無失点。サイドからツーシームばかり投げていた中日晩年とは違い、オリックスに来てからは上からストレート主体で堂々とボールを投げおろしている。それなりには打たれるし、三振をバッタバッタと取ることもないのだが、緊張感も威圧感もなく、いつも清々しい顔をしている。何回も言うが、しょせん現役ドラフトで来た選手なので、それなりには打たれる。しかし中日時代のように四球で自滅はない(今シーズンは7イニングちょいを投げて四球は1)。何かを悟ったような仏のような顔をしているので32歳ぐらいに見えるのだが、まだ27歳のようである。若いころに人の何倍も苦労して、苦労の果てに開き直ったら、こういう顔になるのだろう。そういえば、しばらく前に、「しゅんぺいだい」とかいう名前の、オリックスファン全員が今年こそ大エースになると期待していたのにまったく期待に応えていない投手が、先発を緊急回避した試合があったが、その時もヒロシが緊急で先発(オープナー)をさせられていた。その時も3回無失点であった。しかし、中嶋監督(平井コーチ?)は、1対0で勝っていたこの試合の9回に育成出身の若手の才木を登板させた(抑えのマチャドが連投していたため登板回避)。もちろん、プロ1年目が野球人生のピークであったヒロシより、若い才木の方に成功体験による成長を期待するのはわかる。2点取られて負けたが、もちろん何の実績も経験もない才木を責める気持ちはない。ただ、僕なら9回はヒロシか井口を投げさせた。若い選手の成長もチームを強くさせるが、苦労人が復活した時もチームの選手達のモチベーションが上がり、結果的にチームは強くなるだろうと思うからである。ちなみに、ヒロシが緊急でオープナーをした試合も、オリックスは8回に継投ミスで逆転され負けた。
 3戦目もオリックスはいつものように1点だけ取り、中日のしょうもない外人にホームランを打たれたため延長戦へ。オリックスは延長に入ってランナーすら出ていなかったが、12回表に中日が1死2塁で4番細川5番中田翔6番ビシエドというチャンスとなった。投手は阿部である。この投手はピークを過ぎており強打者を威圧する力はもうないため、中日で最も強打者であろう細川を敬遠し、1死1塁2塁としてここまでノーヒットの翔さんでゲッツーを狙うのかな(前の打席もゲッツー)と思っていた。しかし細川と勝負し、センター前にポテンヒットかと思った打球を福田が捕り、いい意味で予想に反してアウトを取れた。2死2塁で中田翔である。中田翔はどこか痛めてそうでもあり、まあぬるっと普通に勝負して大丈夫かなと思っていた。ここで、なぜか平井投手コーチがマウンドに行った。これがまったく意味不明である。行く理由を色々考えたが、以下の4点しか考えられない。
 ①中田敬遠、ビシエド勝負を指示。
 ②中田とビシエドとどちらと勝負するか聞いてみた。
 ③細川を打ち取って阿部が気を抜いてそうなので喝を入れた。
 ④細川を打ち取って山場は超えたので阿部を安心させに行った。
①以外は行かなくてもよい。阿部は元々気合で勝負する投手なので、こんなことで集中力を削ぐのはむしろマイナスにしかならない。ただの自分が仕事しているアピールでしかなく、反吐が出る。①だとしたら、まったくもって名コーチであるが、実際は中田翔と勝負して打たれたのでそうではなかった。つまり、平井がマウンドに行ったのはマイナスでしかないということである。
こういう思慮の浅いコーチをマウンドにそのまま行かせた上司の中嶋や水本にも責任がある。最近オリックスが負けているので、平井の表情が明るい、というか調子に乗っている。去年オリックスがもっと強かった時は、平井はもっとベンチでオドオドしていた。まあ、今チームが弱いのは監督のせいだと短絡的に考え、中嶋を舐めて、自己主張し始めているのであろう。平井がマスコミ相手にペラペラとくだらない精神論を語っている複数の記事も先日見た。ちなみに阿部が中田翔に打たれた後、井口にスイッチしていたが、裏に出てくるライマルからオリックスが点を取れる可能性なんか0.001パーぐらいだろうから、別に阿部が何点取られても一緒なので、無駄な投手を使うのはやめた方がいい。そもそも2戦目で才木を抑えにしたのも、前カードの広島3戦目で6点差で勝っているのにマチャドを出したからである。本当に愚かな継投である。




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