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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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9/6・7 vsF ●●

首位に3チームが並んだことで、ネットニュースには「混パを抜け出すのはどのチームか?」という記事がいくつも並びましたが、その中で多くの有識者が条件に挙げていたのは「日ハムに星を落とさないこと」でした。
わかります。わかりますよ。最下位だからね。オリックスだっていつもこの時期は上位争いの攪乱だけが見どころだったからね! あまり乱せていなかったけれども!!
しかし、日ハムに関してこの扱いはどうなのだろうと思いました。そこまで(最下位オリックスレベルの)弱さは感じません。骨っぽい打者が増えていますし、守備も良くなっていますし、そして何よりもそんな扱いをされてBIGBOSSはきっと内心燃えるものがあるのではないかなあと危惧していたのです。
実際日ハム側がどう感じたかはわかりませんが、この2試合で燃えたのは、こちらの際限ない怒りの炎でした…。
直接対決では勝ち越していますが、札幌ドームでは負け越しています。しかも先発は天敵・上沢。そろそろ克服してほしい…という淡い期待は実りませんでした。それ以前に、山岡が話になりませんでした。
序盤からランナーを出しまくりテンポも悪く、2回には2アウトから3連打で2失点。5回にも連続長打を浴び、続く宇佐見にも粘られたあげく四球を出してしまいます。前半戦、日ハムを手玉に取っていた山岡の姿ではありません。代わった山田も四球を出して満塁にしたあげく、清宮に走者一掃のタイムリーを浴びてしまいました。
ここまで点差が開いてしまうとどうしようもありませんが、最後まで上沢を攻略できませんでした。11連敗? 足かけ5年負け続けるなんて、そんなんある? 
西武・ソフトバンクがそろって勝利し、ひとり負けになったことも痛いですが、何よりも痛かったのは、絶好調だった頓宮がマークされていたことです。出る杭は即打たれるのがパ・リーグの掟とはいえ、「お願い、見逃して!」という願いは通じませんでした。得点圏で回ってきた第一打席、宇佐見のミットが頓宮の体に隠れるくらいインコースに構えられた時点で我が家の解説者が予言していたとおり、乱されて三振に終わってしまいました。続く打席も三振。点差の離れた三打席目にようやくタイムリーを打ちましたが、次の打席はまたイン攻めで三振。強打者の宿命とはいえ、杭を打つのが早すぎやしませんか…。
そしてこのカードから二軍ですらサッパリのT-岡田が昇格していたのですが、案の定サッパリでした。太田や来田など打っている人もいるのに…こういう時にチームを救ってくれる(昨年でいえばジョーンズのような)ベテランとは真逆の選手だと思うのですが。
という、実によろしくない敗戦の後の2戦目は札幌ドーム最終戦。帯広と同じ上原-竹安のマッチアップでしたが、途中までは同じような展開になってしまいました。つまり、打ったら打たれるという…。
のらりくらりは竹安の代名詞ですが、初回からヒットは打たれるわ四球は出すわ、のらくらというよりは相手のミスのおかげで無失点で済んだだけの危なっかしいピッチング。2点先制してもらったその裏もいきなりランナーを溜めてしまいます。もう負けられないオリックス、中嶋監督は早々に村西へスイッチ。なんとか2アウトまでこぎつけ、次の打者は木村。我が家の解説者兼西武ファンは「木村なんて年イチまぐれで打つだけや。今年は則本から満塁ホームラン打ったから、もう打たない」と断言していましたが…。
嘘つきー!
低めの難しい球に見えましたが、ライトへ同点タイムリーを打たれてしまいました。まぐれではなく木村がうまく対応したように見えましたが…。
それ以降、相手継投に阻まれ得点できず。4回からは山﨑颯が今日も3回無失点の安定したリリーフを見せてくれました。勝ちをつけたかったところですが、もったいない登板となってしまいました。
7回からはワゲス・阿部・平野で行くのかなと思いきや、マウンドに上がったのは吉田凌。これには首を傾げました。確かにワゲスは日ハムと相性が良くないですが、以前に颯→福リレーで失敗したように、颯の後に球速の遅い凌が投げればその二の舞になってしまうのではないかな…という予感がしたのです。そしてこういう時の予感に限って当たるのです…。
終盤に勝ち越しを許してしまい、1番から始まる8回表で得点できなければ実質試合終了というところで、先頭福田がデッドボールで出塁します。中川がうまいヒットでつなぎ、ノーアウト一・二塁と絶好のチャンス! 続くは最近あまり存在感のない吉田正、ここで打たなければ意味がない! と見守った画面の中、吉田正の初球はライトへー! 弾丸ライナーはフェンス直撃! 福田が還って同点! さらに無死二・三塁、逆転間違いなしキターーーー!!
と、そこまで想像は膨らんでいましたよ。
次の瞬間、三塁ストップする福田の姿を目にするまでは…。
ハァ?( ゚Д゚)
ハァァァ!?(# ゚Д゚)
なんでなんでなんで? なんでそーなるーん!!??
あとで動画で観たのですが、ベンチで突き上げた両手をそのまま手すりに叩きつけた伏見の怒りがファンの総意です。ありえん。あの判断はありえん!! 感情表現に乏しい吉田正が一塁で苦笑いしていたのは、別の感情の裏返しでしょう。で、三塁コーチは何しとったん? あの状況で三塁に来た福田を止めるだけがやることなん?
無死満塁といえば大ピンチのはずですが、投手にとっては相手の超凡ミスで失点が帳消しになったのですから、逆に勇気が湧いてきたでしょう。逆に追い込まれたのはこちらです。若手の頓宮・宗が動揺しないはずはありません。そういう時にカバーしてくれるベテランがいればいいのですが、安達ではさすがに無理でした。
「こういう時に長谷川勇也がおったらなー。やっぱり欲しかったなー」という我が家の解説者の言葉に賛同する元気もなく。そしてもうひとりのベテランは、最終回に代打で出てきて様式美の三振(打ちごろストライクを見逃し追い込まれてボール球を空振り)。何しに上がってきたのですかね、この人は。次の代打・若月はヒットを打ったのですが。こういうムードの悪いチームを救うのがTのやるべきことだったんじゃないのですかね。いや、無理なのは知っているけども。
そして若月が出塁したことで福田に打席が回ってきました。挽回を願うも浅いカウントで打ち上げ試合終了。

言葉がない。

せっかくソフトバンク・西武ともに敗れたのに、こちらも負けては意味がない。しかもすこぶる後味の悪い負け方…。

いや、これは札幌ドームと相手のクラシックユニフォームのせいだ。負けてばかりだった札ドとさんざん痛い目に遭わされた時代のユニフォームのせいで、同じような負け方をしてしまったのだ、そうだ、そうに違いない。これで札ドともお別れだ。きっと次の球場では、いい思い出がいっぱいできるはずだ…!!

半分本気ですが、悪い思い出もあとになっては笑い話です(岡田監督審判室殴り込み事件なんてのもありました)。ありがとうさようなら札幌ドーム。


9/8 vsL ○

優勝争いの相手でもある西武との直接対決、そして最終戦になります。負けている場合ではないのですが、先発が椋木…そして分の悪い平井…。うーむ。
そして公示では福田が抹消。まさか懲罰かと思いきや、試合後の監督談話で互いの意思でしばらく期間を置くことになったとありました。福田は簡単に折れる男ではないですし、昨年の優勝の原動力でもありますから、帰ってきた時にはきっとチームを救うプレーをしてくれるはずです。信じて待っています。
一方、前回のリベンジを果たしてほしい椋木。いきなり源田に死球を与えるものの、初回は無失点に抑えます。しかし2回。1アウトから栗山に打ち返されたところで、にわかにマウンドに駆け寄る高山コーチ。まさか頭上に跳ねた打球に飛びつこうとジャンプした時にまた足を捻ったのか!? 状況がまったくわからないまま、椋木はマウンドを降りていきます。おいおいおい…前々回の西武戦は2回途中でKO、前回は当日に捻挫、3試合連続の背信はいかがなものか…。
先発がこんな早くに降板することはあたりまえですが想定していなかったはず。慌ただしく準備してブルペンから出てきたのは宇田川。
この時点では完全に負けを覚悟していました。
しかし我が家の西武ファンは断言しておりました。「西武はこの投手を打てない」と。西武打線は伝統的に荒れ球の速球派を苦手としているそうです。そのとおり、宇田川はランナーをひとりも出さない完全投球。中川のソロで先制した次の回はなんと三者連続三振。最初は疑心暗鬼でしたが、さすが40年西武を見てきた人間は違いました。
「このまま完投させればいい」という西武ファンの提案はさすがに無茶で、5回からK-鈴木に継投。しかし2アウトから四球を出すと、すわ吉田凌に交代。信用ならぬKですから交代は間違いではないのですが、1点差しかないブルペンデーでの細かい継投はのちのち命取りになりかねません。さすが中嶋監督、肝が座っているなと感嘆しました。
そして吉田凌のワンポイントをしっかり成功させると、6回裏に登板したのは小木田。1番からのきつい打順なのに…? 確かに逆算すると6回の投手が思い当たりませんが、僅差で投げたことのない小木田で大丈夫なのか…?
1アウトからランナーを出し、続くは森・山川。一発が出れば逆転の場面で生きた心地がしませんでしたが、無失点でしのぎました。しかし終盤にそれ以上の冷や汗をかくことになろうとは…。
7回には相手のミスも絡んで追加点に成功。さらに8回、増田から伏見・中川のホームランで差は4点に。これだけ点差があれば勝ちパターンで盤石リレー…と言いたいところでしたが、8回裏のワゲスは一死満塁の大ピンチ。山川が不調で助かりました。
そしてひさびさのお目見え、平野劇場。5点差の場面での登板は肩慣らしの意味合いもあったのでしょうが、四球からの連続ヒットでこれまた一死満塁。しかも打順は1番源田へ。この試合何度目かの冷や汗が身体中を伝いましたが、そこはいかなるピンチもどこ吹く風の平野。何事もなかったかのように無失点で調整登板を終えました。こちらは胃がいくつあっても足りないというに…。
勝ち投手はもちろん、チームの危機を救ってくれた宇田川! ここにきて文字どおりの救世主が現れてくれました(「西武は打てないと言うたが、他のチームも打てないとは言うてないで」という我が家の解説者の言葉は右から左)。
しかしこの試合の殊勲者は、恩師に捧げる2ホームランの中川と、完封リレーを成功させたブルペン陣全員でしょう。良くない連敗からアクシデントを乗り越えたこの勝利の意味は大きいです!

ソフトバンクも敗れ、椋木降板時には遥か遠ざかったアレが、またもや見えるところに近づいてきました。
次のカードはいよいよ直接対決、ソフトバンク2連戦。山本・宮城で2連勝は必須…なんて考えませんよ! いつも心は「勝つと思うな」!








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