忍者ブログ

いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
<<  < 324334322321312* 331* 330326325332323 >  >>
11/16 vsKOR ○

互いにどこまで手の内を見せるか、腹の探り合いともなった乱打戦。締まりのない試合になるであろうことは予想していましたが、互いに雑な部分が目立ちました。
先発は岸。「決勝を岸にすべきでは?」と言われるほど中継ぎで好投していたので、これほど打ちこまれるとは思ってもいませんでした。短期間での調整が難しかったのか、韓国打線が良かったのか…。6失点してもなお代えなかったのは、決勝に使う投手陣を登板させないためだったのでしょう。
この日は相手のミスにも助けられました。大野が3四球で満塁にしてからのタッチアップ失敗で無失点に終わった回は、三塁ランナーの帰塁が遅くスタートが遅れたおかげでしたし。もちろん判断ミスを誘った鈴木の優れた守備と、外崎との連携が完璧であったことも一因ですが。やはりミスは流れを相手に渡します。もしこの回逆転されていれば裏の得点もなかったかもしれません。だからこそ、吉田のレフト守備にずっとヒヤヒヤだったのだ…。
山岡は回またぎをすると打たれるなあ。チャレンジで判定が覆り集中力を欠いてしまったのもあるのでしょうが、最後の最後で打たれるのはダメです。嘉弥真にマウンドを譲りベンチに帰る時の表情が本当に悔しそうでしたが、これを経験値にして、来年は開幕から有無を言わせぬ活躍を見せて堂々とオリンピック代表に選ばれてほしいものです。しかしカン・ベクホはいいバッターですね。ファールで粘る姿がL森のようで、打ち取れる絵図が思い描けませんでした。
最後は2点差ですが大竹・田口と、勝ちパターンを温存しての継投で試合終了。決勝の後攻権を手にしました。
明日はこのような乱打戦にならないことを期待します。いや、僅差で山本が登板したらたぶん寿命が縮まるな…チャンスでの吉田も見たくないな…。平野みたいに心臓に毛が生えたようなメンタルの持ち主だったら安心できるのだけれど…。
しかし、解説がしきりに「決勝を控えてデータを取るためにわざと打たれている」ようなことを言っていましたが、ホンマかいな。(←追記:ホンマでした)
そしてついに、山口-曾澤バッテリーが解禁されるのかも興味深いです。


11/17 vsKOR ○

決勝前の3位決定戦、アメリカ-メキシコ戦では、9回裏1点差で登板したディクソンがクラークに同点ホームランを許してしまいました。oh…。しかも回またぎとなったタイブレークの10回、バントからの敬遠で満塁にしたところで交代した投手がサヨナラ打を浴び、アメリカは敗退、そしてオリンピック出場権も逃しました。hmm…。
しかし、メキシコ代表のいい大人が大喜びではしゃぎまわる姿には、観ているだけのこちらも幸せな気持ちになります。
さて、日本代表の大人たちのはしゃぐ姿は見られるのか。
バッテリーはやはり山口-曾澤でした。しかし、山口の制球は因縁やデータ以前の問題で、苦戦は予想されたもののいきなり3点ビハインドから始まることになるとは思いもしませんでした。
それでも日本には頼れる4番がいます。最初は控えだったのに、最後にはちゃんと調子を上げてスタメンに入り、しかも大事なところで打ってくれる山田もさすがです。初回以降無失点に抑えた投手陣はじめ、まるで逆算されたかのように決勝で最高の布陣が組めたのではないかと思います。
逆転した次の回、先頭打者が出塁しタッチアップを狙った場面での刺殺は、勝敗の行方を左右した大きな場面だったと思います。近藤の送球をワンバンキャッチした菊池の守備はさすがでした。来年のオリンピックで菊池の不在が大きく響かなければいいのですが。
ブルペンの電話番だった田口が4・5回、続く中川が6回をしのぎ、勝利の方程式につなぎました。緊急召集の選手たちも立派に役割を果たしたと思います。ちなみに決勝で電話番を担ったのは山岡だったとか…。
大事な後ろ三人の甲斐野・山本・山崎は確定したようなものですね。大事な追加点を取った直後の山本が登板した時にはドキドキしましたが、拍子抜けなくらいアッサリとアウトみっつを取りました(2点差になって韓国が覇気を失ったかのようにも見えましたが)。中継でも翌日のスポーツ紙でもスゴイスゴイの大絶賛。ルーキー時からずっとスゴかったのに…代表戦の威力はさすがです。オリックスの選手とは思えない注目ぶり。なんだか遠い人になってしまったかのよう…。ルーキーで無失点の甲斐野のほうがスゴイと思ったのだが…。
いっぽう、すっかり評価を落としてしまったのが吉田。初戦で左投手ばかり当てられ打撃を崩されてしまったのか、調子を取り戻せないまま大会を終えてしまいました。同じレフトの近藤が高出塁率を上げ、DHも浅村はじめ今回辞退した候補がいる状況とあって、オリンピックの選出は難しいかもしれません。さぞ悔しい思いもあったでしょうが、それを覆す活躍を来季は春から見せなければいけません。シャンパンファイトでのインタビューで、ニコッと笑いながら「オリックスでもやります」と答えたあの言葉を信じますぞ!
世界一奪還、という言葉にどこか空虚なものを感じるのは、やはりWBCと違ってメジャーリーガーが出場していないからでしょうか。それでも前回は3位だった大会で優勝という結果は誇れるものですし、シーズン後で疲労困憊の中出場し、ファンに夢を見せてくれた選手たちの姿には感動でいっぱいです。実際、秋山はメジャー挑戦の時期ながら怪我をしてしまいました。それでも後悔していないという彼の言葉には、まだまだ歴史の浅い侍ジャパンのこれからにおいて大きな意味を持つのではないかと思います。国際大会の価値を高めるのは侍ジャパンそのものであって、いつまでもシーズンかそれとも代表か、という二択でしか語られないものではあってはならないと思うのです。






PR
* SNOW FLAKES *
STOP  *  START
* カレンダー *
12 2025/01 02
S M T W T F S
5 6 7 8 9 10
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
* プロフィール *
HN:
さや
性別:
女性
自己紹介:
プロ野球&連ドラ視聴の日々さまざま。
* ブログ内検索 *
<<  <  *  NEW *  BLOG TOP *  OLD *    >  >>
Copyright©  さや
Designed & Material by ぱる
忍者ブログ ・ [PR]