・トイストーリー4:★☆☆☆☆
バズは無能だし、新キャラは魅力がないし、女に媚びるためか復活キャラのボーのみ不自然に有能だし、何よりもおもちゃ達の持ち主の役に立ちたいという信念を、惚れた女と一緒にいたい気持ちで曲げるウッディが最悪ですね。ウッディの自立っぽく描いてますが、女目当てに仲間や持ち主を裏切ったようにしか見えません。まあ、仲間達もドライに別れてましたけどね。
・パーフェクトトラップ:★★★★☆
「ワナオトコ」の続編で、前作より登場人物が多いので仕掛けも大きくなりアクション要素が強めですが、これはこれで面白かったです。前作でやられっぱなしの主人公が今回は復讐するという話の流れもいいですね。僕はこういう映画は腐るほど観ていますが、このシリーズは2作とも良かったです。しかししょせん2番煎じなので、「ソウ」の衝撃には勝てないのは残念ですね。
・時計じかけのオレンジ:★★★☆☆
名作と言われているだけあっていい映画なのは間違いないです。ただ、1971年なら前半のスタイリッシュな暴力描写はかなり衝撃的だったでしょうが、今ならそこまで珍しくありません。後半の全体主義国家、管理国家への批判も、社会の底辺の人たちと仕事でさんざん関わってきた僕には、人間の本質的は性と暴力であると理解しているので、イマイチ刺さりませんでしたね。
・リトルダンサー:★★★☆☆
噂に違わぬ完成度の高い映画です。とにかく演出がいいので、1つ1つのシーンが印象に残ります。映像も美しく、それぞれの登場人物も丁寧に描いています。こんな映画に5点満点で★3とか付けているのは僕ぐらいでしょう。これは好みの問題としか言いようがないです。ストーリーが予定調和で先が読めることと、音楽を使った演出が洋楽嫌いの僕にハマらなかったですね。
・バーバラと心の巨人:★☆☆☆☆
現実に起きた何らかのショックによって現実と妄想がごっちゃになったよくある設定の主人公ですが、いくら何でもこいつはやりすぎですね。これは統合失調症で入院が必要なレベルです。母の病気ごときであんなに頭がおかしくなったらダメしょう。あと母が死んでから急に主人公がいい子になる展開はほんまにげんなりしました。好き嫌いではなく、純粋にしょぼい映画です。
・パージ アナーキー:★★★★☆
2番煎じの設定とはいえ前作よりかなり面白くなっていますね。復讐するおっさんに自然に感情移入してしまう話の流れなので、こういう映画には珍しくラストは感動しました。黒人のおかんがこのおっさんに助けてもらったくせに、車を貸すと嘘ついたのでずっとムカついてましたが、ラストでそこもすっきりしました。白人のカップルは不要だったかなという気がしますが。
・トゥルーグリット:★★★☆☆
西部劇をまったく好きじゃない僕がコーエン兄弟の作品ということで観たのですが、やっぱりこの映画は西部劇が好きじゃないと面白くないと思いますね。王道の西部劇をコーエン兄弟らしく外しにいっているにも関わらず古典西部劇へのリスペクトもしっかり感じられ、作品としての出来は悪くないと思いますが、心が揺さぶられたりとかはなかったですね。
・ハッピーデスデイ:★★★★☆
ホラー+タイムループ+青春コメディに加え、一応犯人捜しの要素も入っているので、なかなか面白かったですね。どの要素も中途半端なんですが、あまり観たことのないタイプの映画なので新鮮さがありました。ただ、女主人公が誕生日にトラウマを抱えているのはわかるんですが、それとループするというのが結びつかなかったのと、犯人の正体はさすがに強引すぎですね。
・プリズナーズ:★★★★☆
重厚感と緊張感を兼ね備えたいい映画ですね。アレックス=バリーなどの伏線は僕はまったく気づきませんでしたし、これまたいいアイテムを使ったラストも鮮やかです。知的障害者のアレックスをボコボコにしている親父をバカにしていましたが、実はこの親父がいつも誰よりも早く真相に近いのも面白いですね。マイナス点は、アルカリ剤に何の意味もなかった事ぐらいです。
PR