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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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旅に出よう!
海へ行こう!

というわけで、今回の旅は瀬戸内海。

まずは新幹線で福山へ。
2日目の道程しか伝えていなかったツレは、駅に貼ってあるポスターを見て「尾道に行くの?」と訊かれましたが、行きません。
尾道観光も考えたけれど、高校生の頃行ったことがあるし、どうせならはじめての場所がいいからやめました。
そのままバスへ。

乗ること30分。
やがて海が見えてきます。

鞆の浦に到着です。
歴史と海と景観の街です。

まずは、お昼ごはん。

《御舟宿 いろは》


いろは丸事件の交渉が行われた宿を改築した建物! 幕末好きにはそれだけでもワクワクなのに、
デザインは宮崎駿!
店内には宮崎監督のデザインスケッチが飾られています。
思えば、鞆の浦は『崖の上のポニョ』の舞台ともなった街。

食事は鯛づくし御膳を注文。




鯛漬をごはんにのせて、だしをかけて鯛茶漬けにしていただきます。
新幹線の中でお腹がすいても我慢した甲斐がありました。

お腹いっぱいになったあとは、運動がてら街を散策。



風情ある路地の奥には、七卿落ちの際宿泊場所となった太田家住宅があります。
国の重要文化財にも指定されている近世商家建築で、入口の見た目より広くて大きなお屋敷。鞆の浦の名産品である保命酒の醸造蔵までじっくり見学できました。

そこから少し先にいろは丸展示館があります。いろは丸の沈没場所から引き揚げられた食器や備品、竜馬クイズ、沈没船のパノラマ等があります。
竜馬はいろは丸に高価な銃火器が積まれていたと交渉で主張し、紀州藩から多額の賠償金を勝ち取るも、調査ではいっさい見つからなかったとか…。
竜馬はまったくミステリーの多い人物です。
2階にはその竜馬が待ちかまえています。



階段を上がった薄暗い場所に突如出現するので、一瞬ビビります…。

展示館の前には有名な常夜燈。



ドラマに出てきそうな風景ですね。
夜の灯りがともった景色も見てみたいです。






続いては坂道を上り、《対潮楼》へ。





朝鮮通信使の迎賓館として使われていた福禅寺から見える瀬戸内海。
正使が「日東第一形勝」と賞讃した景色です。



緋毛氈に座して、300年前にタイムスリップ。



さらに高台へ登ると、歴史民俗資料館の前の展望台から街並みが一望できます。



この頃にはふたりとも運動不足の足が棒のようでグッタリ。資料館の中まで見学できませんでした。



宮城道雄像が。
鞆の浦は『春の海』の舞台となった場所。
この日はあいにくの天気でしたが、春の穏やかな陽気のもとで海を眺めていたら、きっとあのメロディーが聴こえてきたことでしょう。
そして福山は箏の生産日本一でもあるそうです。

しばらく休憩して、次は沼名前神社へ。



変わったかたちの鳥居です。
鳥衾型というのだそう。



また長い階段…。

2月と7月には神事が行われているようです。

そして豊臣秀吉ゆかりの能舞台も。



閉じられていて中は見られませんでしたが。

帰りに通った第一鳥居は、民家ギリギリ。



ギリギリちゅうか…めりこんでいる?

まだ日は高いですが、おみやげを見て、福山駅に戻ってホテルへ。
体力なくなったなあ…。

夜は福山駅近くの《魚鮮》へ。



海に来たからには、やっぱりお刺身!



なんとこれで一人前!



事前にリサーチしたねぶとから揚げ(左)は超美味でした!



かきも大きい!

あと、握りも注文しました。一品がボリュームあるのですぐお腹いっぱいになります。



お魚にはやっぱり日本酒!

安くてウマい。また行きたいお店です。







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