オリジナルの『ジュマンジ』は観たことありませんが、知らずとも楽しめる娯楽作品でした。 落ちこぼれ仲間が異世界にトリップして、力を合わせて試練を乗り越え、少し成長して元の世界に戻る…まるで『ドラえもん』映画版のような、小学生の頃こんな話をよく読んだような気がします。そしてそこにちょっと恋バナが絡めば、ますますあこがれて惹きこまれたものです。 トリップ先では自分が選んだゲームのキャラになってしまっているのも面白い趣向です。しかも、現実の自分とはまるで異なる姿。陰キャのゲームオタクは戦士のような冒険家に、アメフト部のジャイアンは小柄な動物学者に、スマホ依存のバッドガールはメガネデブの地図学者に、理屈屋の優等生は露出度の高い武闘家美女に。 別人ですからもちろん違う俳優が演じるわけですが、ちゃんと現実世界の性格を引き継いで演じているのがまた面白い。筋骨隆々なのにヘタレだったり、中年オヤジなのに女子高生だったり、別人のはずなのにきちんと元の人格が垣間見えるのです。中年オヤジ(バッドガール)がセクシー美女(優等生)に男を籠絡するテクニックを伝授する場面などは、笑いをこらえきれませんでした。 ゲームにつきものであるそれぞれの特技と限りあるライフを駆使しながら、ファンタジー映画ならではの壮大な世界の上で派手なアクションがくり広げられます。そして最後はしんみり、ほっこり。 子どもはもちろん、大人も子どもに戻った気で楽しめる、痛快な作品でした。 しかし、せっかく戻ってきたにもかかわらず、次回作ではまたトリップしてしまう模様。こんな怖い目に遭っても、こりないんですね…。 PR |
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