ガッキーがかわいすぎる――このひとことにつきる!
と、ガッキー観るたび書いているような気がするのですが、ホントなんでこんなかわいいのかね。ガッキーを前にしてはさすがの広末涼子も霞んで見えます。しかもこの映画、OL・チア・ジャージ・ユニフォームと、あらゆるガッキーのコスプレ姿を堪能できます。
…って、どうしてガッキー相手だとこうオヤジ目線になってしまうのでしょうか。
かつて天才卓球少女と称された多満子。卓球から足を洗い普通のOLとして過ごしていましたが、自分を裏切った卓球界のエース相手に一泡吹かせてやるため、ふたたびラケットを手に、元プロボクサーの萩原ととともに全日本選手権の混合ダブルス戦に挑みます。
脚本が古沢良太だったので期待していましたが、らしさはごくごく少なく、スポ根+恋愛+予定調和のオーソドックスな展開でした。しかしその足りない部分を補ってあまりあるのが豪華すぎるキャスト陣。
対戦相手として登場する水谷隼や石川佳純をはじめとした現役卓球選手が贅沢感満載なのはもちろんですが、元ヤン広末だけでなく、回想シーンしか出てこないのに迫力満点の鬼母真木よう子や、ばっちりメイクアスリートの典型的魔性の女永野芽郁も、そのなりきりぶりには圧倒されました。しかしなんといっても蒼井優。行きつけの中華屋の女性店員で、実は卓球の強化選手だったほどの実力者で、主人公を鍛える鬼コーチ…という役割ですが、テンプレ的中国人のセリフ回しも熱血すぎる卓球シーンも、とにかく随所で主役を食ってしまうほどの迫力でした。
つまり、ガッキーと瑛太のインパクトはすこぶる弱い。最悪の出逢いから恋仲という王道展開、うまいこと右左の組み合わせと、相性バッチリのはずなのですが、どうもふたりの絵面がピンときませんでした。
寝っ転がっておやつ食べながら気楽に観る分には最適の作品です。
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