起きて時計を見たら、
(〇o〇;) で、出遅れた…。最近トシのせいか、目覚ましをかけなくても早起きできるようになっていたので、すっかり油断していた! 痛恨の極みっ! 《1区》 あわててテレビをつけると、もはや終盤…。 しかし注目していた選手のうち、学生連合・近藤選手がインフルエンザ、東海大・關選手が怪我でエントリー変更されたと知って少しがっかり。東大ランナーながら実力者で事前番組でも特集されていた近藤選手は、2年越しで悲願の箱根路だったはずなのですが、無念でしょうね。 で、見始めた時にはまさに東洋大・西山選手がスパートをかけた時でした。 青山学院・東海・神奈川の三強を軸に展開するだろうと予想されていた今年の箱根。しかし強豪校である東洋の名をそこからはずすわけにはいきません。スターぞろいの1区で、1年生が最高の走りをしてくれたのではないでしょうか。 ちょうど興味深い記事がヤフーニュースに上がっていました。ナイキの開発した厚底シューズを履いた東洋大の選手が、昨年の出雲や全日本で下馬評以上の結果を出していたと。この靴は大迫選手や設楽悠太選手が履いて話題になった靴だそうで、それをさっそく取り入れたのがナイキのサポートを受けていた東洋大だったのです。いっぽう青学大は、名シューフィッターのいるアディダスの提供を受けているそう。まさにリアル『陸王』! 水色の靴を履いている選手が多いけれど、これがナイキの「ヴェイパーフライ4%」かな? と興味深く見ています。 《2区》 青学大・森田、順天堂大・塩尻、神奈川大・鈴木健ら実力者がエントリーする花の2区。もちろん、山梨学院大・ニャイロ、拓殖大・デレセら留学生のごぼう抜きがあるかどうかも見逃せません。 トップで鶴見を通過した東洋大・相澤選手は軽快に足を飛ばします。その後ろでは、神大・駒大・青学大・東海大など、優勝候補校らが集団走。鶴見では10位だった順天堂大ですが、塩尻選手がじりじりと追い上げ。早稲田大も伝統校の意地、駒大・国学院大をかわして5位集団につけます。 2区の山場は権太坂。今年も青学大・森田選手と神大・鈴木健選手が熱いデッドヒートをくり広げましたが、残り3キロで森田選手がスパート。東洋大に続いて2位で戸塚につなぎます。 神大に続いて4位には13人抜きでニャイロ選手が入りました。森田選手と同タイムでの区間賞。ニャイロ選手と並走してきたデレセ選手も拓殖大の順位を8つ上げました。 注目の塩尻選手は終盤後退し、順大は10位。 21番目に戸塚へたどりついたのは学生連合の専修大・長谷川選手。観衆の声援に後押しされるように、繰り上げまで残り3秒で襷をつなぎました。 《3区》 3区にもエース格が集います。後続に22秒の差をつけてスタートした東洋大エース・山本選手ですが、後を追うのは青学大の、いや学生駅伝界のエース・田村選手。じりじり差を詰めてきます。 東海大エース・鬼塚選手も順位を上げてきました。 追われる立場の山本選手ですが、さすがの冷静さでペースを保ち、区間賞の走りでトップを守りました。田村選手は序盤のハイペースがたたったのか、途中から表情が苦しくなり、足が落ちてしまいました。1年生の時から見てきた田村選手ですが、ついに最後の箱根です。ラストスパートまで苦悶の表情だったものの、走り終えた後には笑顔をのぞかせたように見えました。 3位の神大に迫っていた早大ですが、最後の最後でスパートをかけて追い抜き順位を上げました。神大はここから優勝候補の意地を見せてほしいところ。 昨年本戦出場を逃した中央大が8位で襷リレー。シード圏内をこのまま守れるでしょうか。 駒大は10位。今年も厳しい箱根となりそうです。 《4区》 東洋大の平塚のトップ通過は大健闘なのか、それとも酒井監督の思惑どおりなのか。往路5区間中4人が1年生ですが、吉川選手は初の箱根でしかも単独走とは思えないほど落ちついて見えます。青学大・梶谷選手をぐんぐん突き放し、8キロ地点で平塚からさらに30秒以上差をつけました。 いっぽう4年生が全員メンバー入りした神大と早大。3位争いは神大・大塚選手が早々に早大・石田選手を突き放しました。その後ろにこちらも4年生の拓大キャプテン・西選手が迫り、いったんは抜きますが、石田選手も意地でついていきます。6位の東海大4年生・春日選手も後輩に負けない走りで差を縮めます。 駒大の4年生・高本選手も8位集団からひとり抜け出し、中盤には中央大に並びました。 それぞれが、それぞれの4年間の思いをピッチに刻む最後の箱根です。 いっぽうシード争いも熾烈に。小田原では10位から1分以内に5チームが次々飛びだしていきました。 そんな後続の激しさをよそに、涼しい顔で走り抜いた吉川選手。常勝の東洋大、復活でしょうか。 《5区》 数々のドラマを生みしてきた箱根の山。今年も波乱の展開となりました。 青学大・竹石選手は初の山上りですが、スタートから快調。前を行く東洋大をぐんぐん詰めていきます。 4位の早大・安井選手が3位・神大を射程圏内にとらえたその後ろで、10位で小田原を通過した城西大・服部選手が次々と上位を抜き、6位の東海大までをも追い越していきました。その服部選手を超えるペースで山を上ってきたのは法政大・青木選手。小田原では14位だった順位を一気にシード圏内へ押し上げています。11位に落ちた駒大、シードを守り切って復路を終えられるでしょうか。 優勝候補の一角だった神大ですが、萩野選手のペースが上がりません。みるみる順位を落としていき、状態が心配されます。 田中選手は苦しみながらもトップを守り、真っ先に芦ノ湖のゴールテープを切りました。ただその差を30秒台に詰めた竹石選手。残り5キロで給水を受けた直後に立ち止まって両足をつかみ、その後も何度か立ち止まりますが、なんとか最後まで走り抜くことができました。あとは復路に託します。 3位を守ったのは安井選手の区間2位の好走が光った早大。そして4位に拓大が続くかと思いきや、ゴール目前で猛然と青木選手と服部選手が追ってきました。わずかに拓大・戸部選手が先にゴールするも、直前で運営管理車が進路を塞いでいなければ青木選手が先に行けましたよね…? これで青木選手はなんと9人抜き、服部選手も5人抜きです。拓大・城西大は予選会組。大健闘ではないでしょうか。 7位は順位を5つ上げた日体大。順大・東海大・中央大が続き、ここまでシード圏内。 往路ぜんぜん目立たなかった駒大は13位。復路での巻き返しを期待します。 《結果》 終始東洋大の冷静さが光った往路となりました。3人の1年生が結果を残し、上級生もしっかりと期待に応える走りで4年ぶりの往路優勝を果たしました。下馬評を覆した酒井マジックですが、復路も番狂わせなるでしょうか。 いっぽう、ダブルエースの下田選手を残す青学大。原監督の「ハーモニー大作戦」、成功率のパーセンテージやいかに。36秒差の大逆転はあるでしょうか。まずは山下りがカギを握ります。 予選会組が10位以内に入り、優勝候補や実力校が10位以下となってしまった往路ですが、1分以内に6チームがひしめくシード争いからも目が離せません。 明日は早起きするぞー! PR |
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