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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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さあ、いよいよオリンピックも大詰めです。

競技の終盤を飾るのは男女マラソン。個人的にも思い出深い札幌の地をランナーたちが駆け抜けます。
午前7時スタートと聞いていたのですが、6時に変更になっていたのですね。それも前夜に突然…。ということで、起きた時にはすでに中盤でした。
猛暑の中、一山選手が頑張りました! 入賞はアテネ以来ということは、野口みずきさんが金メダルを取って以降、女子はずっと結果を残せていなかったのですか。トップ2はケニア勢でしたが、3位はアメリカのセイデル選手でした。メダル候補と目されてはいなかったはずです。雄叫びを上げてのゴールにこちらも嬉しくなりました。
女子ゴルフでも稲見選手が銀メダル。男子の時にも思いましたが、朝から夕方までコースを回る選手の体力が心配になるほど強い日差しの下で、一打一打にかける集中力の高さには感服です。
もちろん男子も頑張っていて、飛び込みの玉井選手が寺内選手以来21年ぶりに決勝進出しました。12歳で日本一になってローカルの特集番組で目にした時はまだまだ幼い感じがしましたが(あたりまえか)、その時はパリを目標に…と口にしていましたが、東京代表に選出され、7位入賞は想像を超える飛躍でした。パリでもその力強い飛び込みに期待です。
アーティスティックスイミングと名前を変えたシンクロ競技。かつてはロシアと金を争った注目競技でしたが、いつしか世界の位置づけはロシア・中国・ウクライナに続く4番手になってしまいました。よほど大きなミスがない限り、もともとのランクがそのまま順位になる競技。そしてメダルの可能性が低いと報道も後回しにされがち…デュエットの中継も決勝以外なかったような?
チームの演技も日本らしい力強さがあって良かったように思うのですが、ロシアや中国のような均斉の取れた手足による優雅な演技に対抗するための「日本らしさ」は、もう世界においてはそれを超える評価の対象ではないのかもしれません。井村コーチもこれで勇退のようですが…これからの日本ASはどうなっていくのか。願わくば、井村コーチの作り上げた「日本らしさ」を継承しつつ、また世界をあっと驚かせる新しい日本チームになってほしいと思います。
そしてまたレスリングの乙黒選手と須崎選手の金メダルの瞬間を見逃した、それは野球の決勝から目が離せなかったため。
日本の先発は森下。対するアメリカは、今年絶好調のソフトバンク・マルティネス。初回、ランナーを置いて吉田が打席に立ちますが、ライナーゲッツー。やはりオリの天敵…。
森下も危なげなくアウトを重ねていき、試合は投手戦の様相を呈していきます。
均衡が破られたのは3回裏。村上が外角のチェンジアップをスタンドへ叩きこむ値千金のホームラン! しかし得点はその1点のみ。4回の満塁のチャンスもマルティネスの粘りに負け、6回を投げ切られてしまいます。しかしもちろん日本の投手陣も負けてはいない。千賀は四死球でピンチを招くも無失点でしのぎ、伊藤も今日も回またぎで1.1回を投げ切りました。そして無死一塁で左右左と続くところを抑えた岩崎の頑張りこそが、その裏のチャンスにつながったと思います。チームメートのマクガフから山田がヒットを放つと、坂本が初球でバントを決め、そして我らが吉田正尚。センター前の鋭い打球で三塁に止まった山田ですが、送球がそれると見るや本塁に滑り込み、タッチをかいくぐってベースに滑りこみました。この山田の走塁技術、普段はやらないはずのバントをいとも簡単に決めた坂本、そしてここぞでセンターに打ち返す吉田のバッティング。これぞ日本代表、これぞオリンピックにふさわしい最高の野球。最高の選手たちが最高の舞台で最上のテクニックを披露してくれました。
そして最後を締めくくったのは、このオリンピックで獅子奮迅の活躍をしてくれた栗林。あと一球の場面からアメリカが執念でヒットを打つものの、マウンドで気合を入れ直した侍ジャパン。そして次の一球。セカンドゴロを菊池が拾い坂本にトスしてベースを踏んだ瞬間、待ちに待った日本の金メダルが決定しました!
おめでとう、侍ジャパン!!
WBSCが発表したMVPは山田でした。これは文句なし。普段は対戦しないので単に「スゴイ選手」というイメージしかなかったのですが、こういう場面でじっくり見るとやっぱり「スゴイ選手」だと思いました(なんじゃそりゃ)。打撃や守備が上手いことは知っていましたが、盗塁含めた走塁の上手さにはビックリしました。まさに野球センスの塊。あれ? クジが当たっていたらオリックスに入っていたんだよね…?
ベストナインには坂本・甲斐・山本が選ばれました。山田-坂本の1・2番コンビが攻撃陣に勢いをつけましたし、山本も開幕投手として勝利に貢献し、海外にもインパクトを与えたと思います。そして、日本の陰のMVPはやっぱり甲斐だと思います。データの少ない他国の打者を相手に、他球団のさまざまな投手をリードする心労はいかほどだったでしょう。育成下位から正捕手となり、さらには日本代表の正捕手として世界一。漫画でも描けないであろう一大出世物語ですね。
表彰式には涙を禁じ得ませんでした。金メダルを誇らしげに掲げる山本・吉田にはもちろんなのですが、胸に提げてもらったメダルをすぐに空へと向けた大野を見たからです。木下投手の姿をそこに思い描いたからなのでしょう。降り始めた雨は、天国からの喜びのメッセージだったのかもしれません。
そして翌朝のネットニュースには、ディクソンを真ん中に山本・吉田との3ショットの写真が。また泣いちゃいました。ディクソンありがとう! 銀メダルおめでとう!!







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