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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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さあ始まりました、冬の祭典。
寒さは史上最強ですが、自分の中での盛り上がりも史上最強です!

ソチで「これ、いるん?」と思わずにはいられなかったフィギュア団体。
キス&クライに勢揃いした選手たちを見られるのは新鮮といえば新鮮なのですが、身体への負担が気になります。コストナー選手やコリヤダ選手はSPもFPも滑っていましたし、日本のペア&アイスダンスも両方の出場です。それでも日本が決勝進出できたのは須崎&木原選手と村元&リード選手の頑張りあっての賜物です。ペアのオリンピックでの自己ベストは大健闘。これからの強化に期待します。
羽生選手を欠いてエースに奉られながらも、しらっと100点超えした宇野選手はさすがのひとこと。いっぽう坂本選手は演技前から見たことのないがちがちの表情でした。田中選手も4回転が決まらず悔いを残す結果となり、ふたりともこれで緊張が解けてくれれば良いのですが。
安定した滑りを見せた宮原選手の点数は残念でした。「こりゃ70点超えたわ!」なんてツレに言い放った直後、凍りついた我が家。キス&クライはおろか実況席まで固まっていたような…。
復帰直後とあって目をつけられているのか、今季は回転不足を取られがちだったとはいえ、まさか大盤振舞いのオリンピックでここまで厳しい判定をされるとは思いもしませんでした。それにしても、ほとんどのジャッジが加点を付けた3Loに-3をつけたジャッジはなんなのかね? 別の選手の失敗ジャンプに+3をつけたジャッジもいるし、フィギュアのプロトコルはなかなか興味深いですねー。

そんなモヤモヤ~を吹き飛ばしてくれたのが、メダル第1号となった原大智選手のモーグル。上村選手の活躍で女子モーグルは視聴の機会が多かったですが、男子は初めてかも。さすがスピードもエアの迫力も違います。
堀島選手がメダル候補とあって競技自体は注目されていたとはいえ、まったくノーマークだった原選手の躍動するような滑りには驚かされました。決勝前の跳び跳ねるかのように楽しそうな笑顔にもびっくり。ノリのいい渋谷っ子かと思えばインタビューでは場馴れしておらず何とも素朴で、そのギャップもまたこれから応援したくなるような選手でした。

連休最後のこの日はメダルラッシュ。はじめて出場したバンクーバーではまだあどけない女の子だった高木美帆選手が、ソチ落選を経てすっかり精悍な顔つきのアスリートになっていました。オランダの独壇場を許したソチの後、日本はそのオランダからコーチを招き、スピードスケートチームの強化をはかりました。高木選手も過酷な練習を経て中長距離のエースとして花開いたひとり。メダル候補として臨んだ1500mは、3000mで表彰台独占したオランダの牙城をついに崩しました。先に走ったブスト選手が圧倒的なタイムを叩き出しての最終組、高木選手がフライングした時はヒヤッとしましたがスタートしてからは終始落ち着いていて、コーナリングもスムーズ、最後のペースアップには見ている方が加熱してしまいました。
8年越しの悔しさをはらす銀メダル。それでも表彰台の笑顔はバンクーバーの時と同じ可愛らしいものでした。

圧倒的金メダル候補として挑んだソチでメダルに届かず、涙をためて謝罪を口にする少女にこちらが謝りたくなったあの日から4年。当時は世の中に芽吹いたばかりだった競技は今や裾野を広げ、高梨選手は絶対女王ではなくなりました。一度も勝てずにオリンピックを迎えた今季。雪辱を誓っての金メダル宣言は、きっとソチとはまた異なったプレッシャーとなってのしかかっていたに違いありません。
それでも、たゆまず鍛練を積み続けたであろう4年の歳月は彼女を裏切りませんでした。
着地した後の笑顔とガッツポーズ。仲間の祝福を受けて涙。この時を待っていました。この瞬間を見るために起きて待っていました。
本人が切望した色ではなかっただろうけれど、悔いのない飛躍だったことが伝わる表彰台の満面の笑顔でした。
4年の月日は高梨選手をすっかり綺麗なお姉さんに変えたけれど、インタビューにひとことずつ丁寧に相手の目を見ながら答える姿は以前と同じものでした。幼さの残る頃から活躍していた選手はつい「浅田真央ちゃん」「福原愛ちゃん」のようにちゃん付けで呼んでしまいたくなりますが、やはり高梨選手もどれだけ成長しようと国民に愛される「沙羅ちゃん」です。
北京、そしてその次、世界のトップを走り続けることは容易ではないけれど、いつまでも沙羅ちゃんのはじける笑顔を見ていたいなと思います。

ずっとテレビで流しているので普段は目にしない競技にも興味津々です。やはり不思議なスノーボードスロープスタイル。今回も出た、編み物!? 「おしゃれですね」「スタイリッシュですね」「渋いですね」他競技では絶対聞くことない謎の解説!?
そしてメダルに届かず報道されないところでも選手たちのさまざまな表情があります。女子ジャンプの伊藤有希選手は高梨選手と切磋琢磨しながら競技の先頭をひっぱってきました。メダル候補にも挙げられていましたが、本番は風に恵まれず9位。それでも高梨選手の飛躍の後笑顔で駆け寄って抱き締め言葉をかける姿が印象に残りました。葛西監督の前では悔し涙が止まらなかったそうですが、気まぐれな平昌のジャンプ台には男子も苦戦しています。
外国の放送時間にあわせるためのアスリートファーストには程遠い競技開始時間。強烈な風と寒さで女子スノボSSではほぼ全員転倒する事態となり、やりきれなさを口にする選手も少なからずいました。たはだでさえ開催前から政治的な思惑が入り乱れていた平昌オリンピック。せめて競技の間だけはそういった生臭さを排除して、選手たちの大舞台にかける思いを感じられる、至高の時間にしてほしいと思います。



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