『エール』
冒頭の演出には驚かされましたが、ふたりのキャラクターと物語のテーマをはっきり示す斬新な初回でした。東京オリンピックの開会式のシーンでは、後ろでまーちゃんが走っていないか探してしまいましたが。 そして舞台は子ども時代へ。最近のドラマの子役の芸達者ぶり&成長してからの容姿にそっくりさんなのには毎回本当に驚かされます。今回もちび音ちゃんが二階堂ふみに激似と話題になっていましたが、福島三羽烏の子役も窪田正孝&中村蒼&山崎育三郎と雰囲気が似通っていました。とくにちび鉄は「乃木将軍」と呼ばれるだけの腕っぷしの強さと根性を持つガキ大将でありながら、その小さな背に負う陰をよく表現できていたと思います。将来有望ですね。 舞台が家の中から職場に変わって、個性的な脇役が登場するとともに雰囲気が盛り上がってきたように感じます。とくに川俣銀行の面々は舞台俳優がそろっているだけあって、群像劇の見せ方が達者です。銀行のシーンがもう終わりなんて淋しい限り。 音ちゃんパートはミュージックティーチャーがいい味を出しています。どうして朝ドラの音楽の先生は『てっぱん』の岩崎先生といい、おかしな人ばかりなのだろう(そういえば岩崎も話している途中で映像がぶった切られていた)。まあ、あのキャラでないと音ちゃんが裕一より先に恋してしまいそうだが…。 どの段階で脚本家が交代したのかわかりませんが、今のところ可もなく不可もなくといったところです。今は収録できない状況のため、いつ放送が中断するかわかりません。朝ドラを毎日楽しめる日常がいかに恵まれていたのかが身に沁みて感じます。 来週はいよいよ志村けんが登場です。予告だけで泣いちゃいそうでした。 『SUITS2』 あいかわらず日本とは思えないほどオシャレでクールですが、こんなご時世ですから非現実の世界に浸ってじっくり楽しみたいです。 1のストーリーをほとんど憶えていないのですが、甲斐・幸村と上杉の確執って説明あったっけ。吉田鋼太郎が実にうさんくさくて、織田裕二&鈴木保奈美の圧倒的なオーラにも負けていません。大輔と真琴の関係や、あいかわらずな蟹江も含め、今後の事務所内のゴタゴタがどう展開していくのか楽しみ…でしたが、こちらも3話以降は放送未定。 楽しみがどんどん奪われる日々。悲しい限りです。 『今日の猫村さん』 本編はたった2分半。毎回、「え、もう終わり!?」と淋しくなるほど、もっと観ていたくなるミニドラマです。 松重豊が「猫」の家政「婦」を演じると聞いて驚き、その攻めすぎたビジュアルに興味を惹かれたので、毎週動画で視聴しています。 今や演技派俳優として名高い松重豊ともあろう者がなぜ猫の着ぐるみを…と思わないでもありませんが、そこはさすが演技派。一歩間違えればシュールなコントにしかならない絵面が、ちゃんと「ぼっちゃんを探し続ける猫村ねこ」の物語になっていて、爪とぎしたり丸まったり、ちょっとした猫のしぐさも動に入っています。 果たして猫村ねこはぼっちゃんに逢えるのか…。 ミニドラマですから終わりまで放送を観られるよう願います。 PR |
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