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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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『ブギウギ』
個性派ご近所さんたちのコテコテ大阪弁が飛び交う「はな湯」の景色はいかにも大阪制作。人情とノスタルジーに溢れています。
笠置シヅ子のことはよく知りません。ただ波乱万丈でドラマチックだったその人生はネットで先に調べてしまいました。オープニングではさっそく服部良一や淡谷のり子(をモデルにした人たち)が登場。またヒロインのひとり娘の父親は、吉本興業創業者の長男。ということは、『わろてんか』では登場しなかったてんの第一子で、葵わかなが小雪なのかあ…と想像が膨らみます。
ドラマは子役からスタート。趣里とのそっくりぶりも驚きましたが、歌も演技も上手でビックリ。朝ドラヒロインのおせっかいはあるあるですが、それを自覚して反省するあたり目新しさを感じました。喧嘩を通じて仲良しになる仲間たちとのエピソードも押しつけがましくなく、『拾われた男』でも人と人との距離感を巧みに描いていた足立紳の脚本力が光っています。
念願かなってUSKに入ったスズ子。劇団の二大スターは大和礼子と橘アオイ。蒼井優のレトロかつ清楚で芯の強い昭和の女性を体現した演技は見事でした。現役OSKスターである翼和希はこのドラマではじめて観ましたが、舞台から練習時まで実に凛々しく美しいこと。USKのレビューシーンは充実していて、とくにラインダンスは圧巻でした。
と、今のところ見ごたえある朝ドラながら、残念なのはヒロイン趣里の演技。前々から一本調子のセリフ回しや感情表現の乏しさが気になっていましたが、サイケな脇役ならまだしも大阪色強い個性的なヒロインとなると、慣れない大阪弁でさらに力が入ってしまうのか、セリフの合間合間に入る呼吸が気になって話に集中できません。歌とダンスはさすがの実力なのに…。
話自体は興味深いので最後まで見届けたいと思うので、慣れてくるといいのですが(自分が)。


『コタツがない家』
『俺の話は長い』『コントが始まる』の金子茂樹脚本とあっては観ないわけにはいかない。
今回もちょっとダメな人間たちがくり広げる巧妙な会話劇。漫画調の背景と石川さゆりの歌がマッチしたオープニングも面白い趣向です。
吉岡秀隆のダメ夫ぶりが実に不快で逆に痛快。義父である小林薫との丁々発止もこれまた逆に相性ばっちりです。高校卒業を前に迷走している息子も加え、プライドの高さが災いして自分のダメさを受け入れられない絶妙に人間くさいキャラ設定は、「男ってこうだよなあ」と納得しながら観ています。
ダメ男たちにうんざりしながらも仕事に家族のフォローに奔走する万里江。しかし悲壮感はありませんし、それぞれを愛していることも伝わります。今度はどんな家族の姿を見せてくれるのか…深堀家の行く末に注目です。


『下剋上球児』
2018年夏の甲子園に初出場した白山高校の軌跡を追ったノンフィクションを基にしたオリジナルドラマ…ですが、そう聞くと「白山高校がモデル」と感じてしまいます。
実際の白山高校ももともと評判の良い高校ではなく、少人数からのスタートでした。当時の記事を憶えていたので、実績と熱意のある南雲先生がやる気のなかった部員をその気にさせ甲子園へと導く「リアルルーキーズ」のような成功譚だと思い込んでいたのですが。
「南雲先生が教員免許を持っていなかった」というエピソード、それ必要…?
まさか当時の白山高校の監督が本当に無免許だったなんて勘違いする視聴者はいないと思いますが、こんなご時世ですから風評被害が気になっちゃいます。
黒木華演じる山住先生の立ち振る舞いは運動部の顧問らしく爽やかですし、実際に野球経験者ばかりの部員たちの練習風景(へたくそだけれど情熱はあるキャプテンが野球経験のない菅生新樹というのも良い)はリアルです。孫かわいさに暴走するいわゆるモンスター保護者の小日向文世は、どこか愛嬌があるので憎めません。部活ものにつきものな暴力事件も自然な決着に落ち着きましたし、つまり野球部を取り巻く描写には何の不満もありません。
ですから、南雲先生の無免許問題に加え、うさんくさい妻の前夫が絡んできそうな南雲一家に焦点が当たりそうな展開はいらないなあと感じます。あと部員を紹介するテロップが「3年」だったり「2018年投手」だったりバラバラなのも観ていてわけがわからなくなります。これは記憶力の悪い自分の責任か?
演出自体は悪くないので、最後まで観るつもりではいますが…。


『マイホームヒーロー』
原作はまだ未完。しかも22巻まで発刊されている長期連載のようですが、1クールでいったいどうまとめるつもりなのだろう…。
と、心配になるくらい、初回から衝撃的なサスペンスでした。
佐々木蔵之介・木村多江という実力派を揃えながら深夜枠なのは、おそらくその内容のせいでしょう。いきなり死体を煮込んで云々…という展開には驚かされました。
主人公はやたら知識豊富で冷静ですが、ミステリー作家志望という設定ですから不自然ではありません。夫が夫なら妻も妻で、一見平凡な主婦ながら死体処理を手伝ったり窮地でも機転を利かせたりする妻は、むしろ夫より肝が座っています。歌仙という名前からして浮世離れしていますが、木村多江のつかみどころのなさは原作から飛び出してきたようです。
どうやら主人公と共闘することになりそうな恭一にもう少しアウトロー感が欲しいところですが、音尾琢真・吉田栄作は迫力満点。
平和が一転、闇落ちしてしまった家族はいったいどこへ向かうのか…。原作も序盤しか読めていないので、今後の展開が楽しみです。






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11/2 ☆☆B-T☆☆☆

悔しくて寝不足…。

試合終了の瞬間テレビを消し、ビールを1缶飲み干し、M-1予選のYouTubeでゲラゲラ笑って気晴らしをして寝たつもりが、目が覚めてもやっぱりくやしいいいいいーーーーーー!!!!!

田嶋は最高のピッチングでした。今季いちばんなのはもちろん、過去のポストシーズンでもいちばんの出来でした。
初回はバントの打球を捕れずいきなり一・二塁のピンチを招くも森下を抑え、大山は三振ゲッツーかと思いきやセーフ判定。リクエストの間はドキドキしましたが、見事に覆ってチェンジ! そこからノッていきました。クロスファイアーを取ってくれる時の田嶋はイキイキ。マウンドでも打席でも感情豊かに試合を楽しんでいるように見えました。
打線は杉本が5番レフトに復帰。山﨑颯一郎も、昨日めずらしく厚澤コーチが明言したようにベンチ入り。昨日負けたことで焦っているのではないか? という危惧はあれど、信じるしかありません。
しかし杉本はさすがに実戦不足に見えました。一打席目の空振り三振は完全によろしくない時の杉本…。好調な頓宮・ゴンザレス・紅林を分断してしまっていました。7番くらいで良かったのでは…? セ・リーグで復活したものの、移籍前の大竹は打ち崩していましたから、チャンスはあるだろうと期待していたのですが、なかなか好機を活かせません。
早いテンポで試合は進み、4回2アウト。ここで出た! 右ゴンザレスの一発! ひき肉ポーズも決まりました! さらに一打席目も良い打球を飛ばしていた紅林もフェン直二塁打。たたみかけるチャンスでしたが、若月斃れて追加点ならず。
先制点をもらっても田嶋は平常運転。5回には先頭打者で初ヒットを記録し、そのまま一塁に立ち続けたため不安だったその裏も無失点で抑えます。
試合は後半戦へ。6回、代わった西純から相手エラーでランナーを溜めるも得点できず。後ろが投手なのに勝負されていた今日の若月は、テレビで観ていてもあまり雰囲気がありませんでした。昨日ベンチだったのは、まさかどこか痛めているからではないよね…? (疑心暗鬼)
そして7回表。先頭田嶋がまたも四球で出塁するも、宗のセンター前ヒットで近本のフェイクに騙され二塁でアウトになるという珍プレーもあり、二死一塁に。打席はいまだ打点なし、なんだかスイングに迷いも出てきているような森。打球はまたも平凡な二ゴロ…かと思いきや、中野が逸らしてライト前に! 森下もボールが手につかず投げられないでいる間に、一塁ランナー宗は一気にホームへ生還、まさかのかたちで待望の追加点が入ります!
さらに四球で一・二塁となるも途中から出場した中川が凡退して1点どまり。うーん、中川もいまいち調子が上がりません。死球の影響が残っているのか…。
7回裏も田嶋は続投。確かに危ない当たりはありました。佐藤の打球は一塁線を抜けそうなところをゴンザレスの好捕で救われましたし、坂本もいい当たりのサードライナー。田嶋はいきなり崩れることがありますし、捉えらえ始めていると首脳陣が感じたのなら仕方ありません。
ただ。またも湯浅に三人で抑えられ大歓声が響きやまぬ中、そこで2戦ベンチ外だった山﨑颯一郎という選択肢は、本当に正しかったのかなあ…という疑問はあります。
確かに、他に8回を任せられる投手はいません。小木田はベンチ外でしたし宇田川は連投中。田嶋がランナーを溜めて中継ぎに負担をかけるより、回頭からの山﨑颯に賭けたのでしょう。
しかし山﨑颯の球は走っておらず、安達のエラーがなくても打たれていたのではないでしょうか。もちろん安達のプレーは論外です。これもまた、普段は2勤1休の安達をしかも怪我明けで3戦連続で起用したゆえではないでしょうか。しかし出場している以上はやってもらわないと困りますし、せめて内野安打でとどめてほしかったですね…。
こうなれば甲子園のムードは一気に変わります。怒濤の渦となって襲いかかる声援に、交流戦でも呑まれていた山﨑颯。糸原につながれ、近本にも打たれて3連打で1点差。中野がバントで1アウトくれたところで、降板となりました。
右がふたり続きますからここは比嘉かなと思ったら、登板したのは宇田川。3連投、日曜も入れれば4連投なのに? おとといは回またぎもしていたのに? 今日は出てこないものだと思っていました。そして宇田川を使うなら、最初から使えば良かったのでは…。これぞまさに泥縄継投。中嶋監督らしからぬ采配にイヤな予感がむくむく湧いてきました。
前日は完璧なリリーフを見せた宇田川でしたが、連投のうえに緊急登板。あきらかに本調子ではありませんでした。しかしここはボールゾーンのストレートをうまくすくいあげ、エラーを取り返した森下を褒めるしかありません。
マウンドでがっくりうなだれた宇田川。野手もベンチもあきらかに動揺していました。勢いに乗った阪神打線は止まることを知らず、大山にも打ち返されて宇田川は傷心の表情でベンチへ。涙を溜めながらグラウンドを見守る宇田川の姿に胸が痛みました。不調の前半からようやく復活したのに…こんな宇田川の姿を日本シリーズで見ることになるなんて…。こちらも涙が出てきました。
現実を受け止めきれないまま、代わった阿部も四球から2点タイムリーをくらってこの回一挙6点を入れた阪神。9回表も岩崎の前に無抵抗で終わり、阪神が日本一へ王手をかけました。

中嶋監督の采配は、浮足立って見えます。腰を据え腹をくくっていた昨年とはまるで違います。その原因はシリーズ前からシリーズ中まで続出する怪我人のせいで思うようにオーダーを組めないせいもあるでしょうが、2年前の日本シリーズを思い出して不安がぬぐえません。
今日は不可解にも山本がベンチ入りしていたため、京セラに帰っての6戦目先発は宮城という説も出てきましたが、おそらく山本そのままでしょう。
サヨナラ勝ちに逆転勝ち、流れはあきらかに阪神にあります。
それを止めるのがエースの仕事!
2戦連続で不本意な投球をした山本が、このまま終わるとは思えません。思いたくありません。一世一代のピッチングでチームを救い、7戦目は宮城はじめ総力をあげて日本一連覇を達成し、思い残すことなくアメリカへ旅立ってほしいです!

今年のオリックスは、三連覇したけれど何かもの足りなさを感じていました。
そうだ! 首の皮だ!!
中嶋オリックスは、「ここで負けたら終わり」の場面をいくつも乗り越えてきました。、おととしはマリンでのロッテ3連戦、昨年はソフトバンク3連戦10.2。日本シリーズでは山本離脱で絶望的な2敗1分からのスタート。すべて乗り越えてきたのが今のメンバーです!!
思い出せ、あの時の底力を!!
オリたちはやってくれると信じています!!







11/1 ☆☆B-T☆☆

相手先発の才木は今年対戦経験はありませんが、オリックスの苦手とするタイプ。正直今日はさすがに得点は難しいだろうなあ…山﨑福がどこまで踏ん張れるかだなあ…と見ていました。
しかしそのヤマサチ。初回、近本ヒット→中野バント→森下タイムリーであっさりと先制点を献上。CSも投げていませんでしたしひさびさの実戦でしたが、良い時のヤマサチではないのかなという印象もありました。
しかしオリ打線も負けていませんでした。2回、先頭頓宮が外野フェンス直撃の当たりを放つとセンター近本がクッション処理にもたつく間に痛む足で一気に三塁へ! 無死三塁とすわ同点のチャンス! ゴンザレスは三振してしまうものの、紅林が右打ちのポテンタイムリーでなんとか同点に! 二死後廣岡がつないで一・二塁のチャンスを作って、さあ迎えるはかつてここ甲子園でヒットを量産したヤマサチ。わざわざマウンドに集まる内野手。期待ふくらむも、フォークを打ち上げて打点はなりませんでした。
そしてその直後、2三振で2アウトとなるも、木浪のボテボテの当たりが内野安打に。打席は才木、そこまで打撃成績は良くありませんからチェンジを確信していました。しかしなぜかストライクの入らないヤマサチ。(このシリーズ通じて全員の)審判のよくわからないゾーン判定もありましたが、なんと痛恨の四球を出してしまいます。こうなると平常心でいられなくなるのがヤマサチ。近本にあっさりタイムリーを献上し、勝ち越されてしまいます。さらには森がボールをこぼしている間に才木に三塁へ走られ大ピンチ。しかしここはゴンザレスのファインプレーに救われました。
3回表、中川ヒット・宗四球で絶好機を作るも森のゲッツーでチャンス消滅。このあたりから森の様子がおかしくなったようにも思います。取り返そうと打席で力みが目立ち始めました。
4回も2四球でランナーを溜めるも廣岡・ヤマサチが打てずに無得点。才木の調子は決して良くありませんでした。それなのに点が取れない。観ている側にもフラストレーションがたまり始めます。
そして5回でした。またも先頭近本にヒットを打たれ、中野のバントはヤマサチが捕球するもこれを一塁へ悪送球! ここでヤマサチは降板。代わった比嘉が森下にゴロを打たせるもアウトひとつしか取れず、大山もゲッツー取れないゴロで1点失ってしまいます。エラーが命取りになってしまいました。
6回は代わった桐敷から野口がまたもゲッツーで得点できず。シーズン中の悪い時みたいな攻撃になってしまっています…。
その裏は阿部が抑え、7回表。先頭廣岡のサードゴロを佐藤がはじいて出塁に成功。相手エラーから得点するのはオリックスの十八番です。祈る中、代打セデーニョもヒットで続き、中川がしっかりバントを決めて二・三塁。そして宗! 復調した宗はチャンスに強い! 見事なセンター返しでどうてーーーーーん!!!
さらに森も内野安打で続きます。ここで桐敷から石井にスイッチ。両者とも回またぎとは、阪神側も執念の継投です。さらにはエラーした佐藤に代えて糸原を三塁に。岡田監督も容赦ありません。その気迫に負けたのかもしれません。頓宮・ゴンザレスが続けず同点どまりに。
その裏は小木田が登板。先頭に内野安打を許すも、続く近本の当たりはセンターフライ…のはずが、中川が落球! 信じられない互いのミス祭り! しかし小木田は中野のバントを迷わず三塁へ送球、アウトにします。今日の小木田は気合いが入っていました。森下・大山も打ち取り渾身のガッツポーズ!
その頑張りに応えたい打線。8回のオリックスは先頭紅林がヒットで出塁。しかし次の野口がスリーバント失敗…。今日はライトに入っていましたが、いいとこなしでした。正直、ここはバント代打でも良かったような気がするのですが…。次の廣岡がヒットを打ったものだからよけいにもったいなかったです…。
一・三塁となってレフトに入っていた小田の打順で、中嶋監督は代打Tを告げます。すると相手ベンチも動き、石井から左の島本へスイッチ。ここでまた監督は代打の代打・安達を送るという采配合戦に。三塁ランナーは紅林、スクイズは難しいだろうと思いました。右打ちか、あるいは叩きつけてゴロの間に生還か…。安達はサインを再確認。良い流れで来ていたのに、その間のもたつきは気になりました。
不安は的中。安達のゴロはサード正面、紅林は封殺アウト。結果論ではありますが、小田・Tを両方不在にしてしまうもったいない攻撃になってしまいました。
しかしなおもランナーは一・三塁。打席は中川。失点にはつながらなかったとはいえ、先程のエラーを取り返すチャンス…のはずでしたが、岡田監督が告げた投手の名前はなんと湯浅! 甲子園が大きく沸きます。怪我明けの湯浅をここで投入するとは…大博打です。しかし球場の空気が一変したのは事実。それに呑まれたわけではないでしょうが…中川は初球を打ち上げてしまいました。
8回裏は連投の宇田川。いきなり宗のエラー(難しいバウンドだったのでやむなしか)で出塁を許すも、バントの後は坂本・木浪を連続三振! 最高の投球を見せてくれます。しかし9回表は森のヒットの後、バント代打石川がきっちり決めるもゴンザレスが打ち取られ得点できず。
あとから思えば、ここで石川を使ってしまったことも響いたのではないでしょうか。これで最後の捕手若月は試合に出せなくなりました。その裏、登板したのはワゲスパック。ワゲスに森…不安しかない。
もうこの時点で、試合はここで終わった方が良いとまで思っていました。
左、かつ俊足巧打者が続く打順でワゲスが出るのは不自然ですし(山田も怖いけれど)、なにかブルペンで想定外の事態が起きていたのかもしれません。ならばなまじっか延長になるよりも、ここで終わって明日へ切り替えよう…と。
というわけで、近本に四球を出した時点である程度悟っていました。
それでも残念でした。昨年の胴上げ投手のワゲスパックはどこへ行ってしまったのか…。
2個目の暴投の時の、ボールを追うのをやめてしまう森の姿勢も非常に残念でした。最後も大山の打球を廣岡が全力でバックホームしているのにベンチへ帰りかけていましたし。心ここにあらずなところもあったのでしょうが、あと少しなのですから…最後まで猫をかぶっていてよ…!

これで成績は2勝2敗のタイに。ま、まあ、これで京セラへ帰れるからね! 明日勝って、山本で決めるのが理想なんだからね!!











10/31 ☆☆B-T☆

試合終了後の状態 → (‘、3_ヽ)_
我慢できずにわめきすぎて喉をやられました…。

さて甲子園に舞台を移しての3戦目。もちろん客席のほとんどは阪神ファンですが、オリックスファンの声もちゃんと聞こえてきてひと安心。
先発は東。この異様な雰囲気の中、さすがの強心臓も緊張していたように見えました。2回、2本のヒットで一・三塁からゴロの間に先制されてしまいますが、タイムリーは許さなかったことで、そこからいつもの堂々とした東に戻れたように思います。3回も先頭近本に出塁されますが、若月が盗塁を刺し結果三者凡退。この補殺は後から思えば大きなプレーでした。
さて、相手先発は伊藤将。交流戦でも打てませんでしたし、正直、今日は勝てないだろうなあ…となかばあきらめながら観ていました。
案の定、森の1安打だけで試合は進んでいきましたが、4回表2アウト。今日一塁守備に戻ってきていた頓宮が、低めストレートを打ち返しました! 思わず「いけー!」と叫んで見守った打球はレフトスタンドギリギリ、先制ホームラーーン! なんと両軍合わせてシリーズ初ホームラーーーン!!
同点に追いついてもらったその裏の東は2三振を含む三者凡退。なんだか勇気が湧いてきました。
そして次の回、先頭紅林がヒットで出ると、若月も続いて無死一・三塁と大チャンスを迎えます。そしてレフトで好守備を見せていた廣岡のゴロで勝ち越し! 廣岡、シリーズで躍動しています!
続く東はもちろんバント。とはいえ練習不足ですから、うまくないのは仕方ありません。打球は伊藤の正面、ああこりゃゲッツーだな…と頭を抱えた次の瞬間、伊藤がまさかの悪送球! チェンジが一転、チャンス拡大!
中川は打ち取られるも、宗が粘って8球目、打球は東もゆうゆう還ってこられる大きな当たり! 宗が復調してくれれば打線が活気づきます!
3点勝ち越したその裏、一塁から全力疾走でホームインして大はしゃぎでハイタッチしていた東の状態が気になりましたが、ランナーふたり許すも中野を打ち取って得点は許しません。京セラでボコスカ打たれていた中野をここまで無安打に抑えているのは、何かしら対策を取ってきたのでしょうか。
6回は伊藤から代わったブルワーに対し、頓宮ヒット(代走安達)→マーゴ四球→紅林バント→若月犠飛という理想的な流れで追加点。
東もここでお役御免。初シリーズで圧倒的アウェーの中、よく投げました! 素晴らしかったです。
代わった小木田は先頭を出すも後続を切って無失点でイニングを終えます。
終盤を迎えて4点差。いつもどおりなら、宇田川・山﨑颯・平野の盤石リレーで試合を終えることができるはずでした。
しかし。試合前、ベンチ入りメンバーを見てガクゼン。山﨑颯が入っていなかったのです。試合前練習でアクシデントがあったという報道も。事実の程はわかりませんが、よって継投に一抹の不安があったことはぬぐえません。
山岡が阪神打線をすんなり抑えるイメージは、正直生まれてきませんでした。ただ、祈るしかありませんでした。
案の定、とは言いたくありませんが、先頭から連打を許し、四球で満塁にしてゴロの間にあっさりと1点を献上。それでも2アウト、なんとかあとひとり粘ってくれと必死で祈りましたが、森下にタイムリーをくらってあっという間の1点差…。
沸き上がる観客席、怒濤の雰囲気の中、宇田川回またぎのカードを切るしかありません。
大山の打球も紙一重でしたが、宗のファインプレーでなんとか難を逃れました。
8回表も得点できず。流れが阪神側へ傾いていくのを感じました。その裏、宇田川は1アウトからノイジーにヒットを打たれ代走島田。しかしここで、若月が近本を刺したプレーが効いていました。島田はアウトになるのを恐れてスタートを切れず、坂本は結局バント。二塁に行かれても二死となればこちらが有利。宇田川は木浪を打ち取り、リードを守ってマウンドを降ります。
結局1点差のまま、いよいよ9回裏を迎えました。
そうです、平野劇場甲子園公演の始まりです。
9番代打原口から近本に回る打順。「まあ、まずは原口を打ち取って、近本に二塁打を打たれてからが勝負だな…」と考えていた自分はまだまだ甘かった。
まさかのいきなり四球!(゚∀゚;)
近本はなんとか二ゴロに打ち取るもランナーは得点圏。次の中野はここまでノーヒット。逆に怖い…気がしましたが、内角ストレートを空振り三振! ヤッター!ヽ(゚`∀´゚)ノ
しかし次は先程のタイムリーで気を良くしている森下です。初球のフォークにフルスイング、空振りしたものの、なんだか嫌な予感がしました。結局4連続ボールでフォアボール。逆転サヨナラのランナーを許してしまいました。
しかしバッテリーが森下を警戒したのかもという気もしました。素人でも雰囲気を感じましたから。大山・佐藤でアウトを取る、そちらに賭けたのかなと。
そして大山。初球は大きく外れてボール。ストレートとフォークでファウルを取って追い込むも、そこからまた外角ストレートが外れてボール。フルカウントになりました。
「フォークを落とせー! いいところに落ちろー!」と必死で祈った6球目!!
平野の必殺フォークに空振り三振!!
やったあああーーー!!

でも2キロくらい痩せた気がする…。
京セラの大味な試合とは一転、1点を争う緊迫したゲームとなりましたが、勝ち切れたのは大きい!
さあ、次は二刀流・山﨑福の出番です。昨年の日本シリーズのような投げて打って大活躍のヤマサチに期待します!!











10/29 ☆B-T☆

勝ったあーーー…(;´Д`A “`
なんとか1勝1敗で甲子園に向かうことができました!

日本のエースでまさかの大敗を喫した翌日の先発は左のエース・宮城。初回、中野がスローカーブをヒットにしたのには驚きました。宮城のスローカーブが打たれているところを見たのははじめてかもしれません。イヤな予感がしたものの、森下・大山を打ち取ります。
さてオリックス打線は今日も日替わり。1番中川は予想どおり、2番セカンド西野はまあ予想の範疇としても、9番レフト廣岡はさすがに想定外でした。西との相性を買ったのかもしれませんが、守備に不安が…。しかし蓋を開けてみれば、レフトには一回も飛んでいきませんでした。これも中嶋監督の想定どおりだったのか!?
さて初回の攻撃は、西野がいきなり四球を選び打席に森を迎えます。先制の期待が高まりましたが、2球目をファーストゴロ。二塁に送球後一塁へ転送されてゲッツー…かと思いきや、一塁塁審がファールのジェスチャーをしており森は走るのをやめていました。どうやら球審はフェア判定をしていた様子。審判が六人集まって協議したのち、結局判定はファールに。もちろん岡田監督はベンチを飛び出し猛抗議(そらそうや)。リプレイで見るとフェアっぽかったですしね…しかし森がちゃんと走っていたら一塁はセーフになったかもしれません。
もちろん判定は変わらず、ヤジも飛ぶ中試合再開。森はフルカンから5球目の外角のスライダーを見切って四球…かと思いきや、ストライクコールで見逃し三振。「ありえん」とでも言いたげに首を振ってベンチに帰る森。「えええー!」とテレビの前の自分と同じく、ベンチの中嶋監督も声を上げていたように見えました。
ちなみにストライクゾーンがおかしくなったのはこの一球からのように思います。
試合が動いたのは3回裏、廣岡のヒットからでした。「やっぱり相性なんだなあ」と感心するも、中川は邪飛で2アウト。オリ時代から牽制には定評のある西、ここも完全にアウトのタイミングで牽制球を投じましたが、これが悪送球となり廣岡は二塁へ進塁します。この動揺を見逃さなかったのは打席の西野。甘く入ったスライダーを完全に捉え、外野の間を割っていくタイムリー三塁打! 日シリ初スタメンのふたりで得た先制点は感動もひとしおです!
さらに追加点といきたいところでしたが、森は気合いが空回りしたのかフルスイングボテゴロでチェンジ。
援護をもらった宮城は4回表、先頭中野に出塁されるも森下を併殺に取り2アウト。しかし大山にまたもスローカーブを打ち返され、佐藤にも連打を浴びてしまいます。続くノイジー、ファウルで追い込んでの5球目でした。インコースへ完璧に投じたストレート、しかしこれがボール判定! 思わずしゃがみこむ宮城、キャッチした姿勢で硬直した森。
いやいやいや…。
この一球に限らず、今試合中、宮城と西の苦笑いや、判定後に首を傾げるバッターの姿を何度見たことか。さっきはストライクだったコースが今度はボールと、球審のゾーンは一貫して一貫しない(どんな日本語…)ものでした。どちらもゾーンで勝負するタイプの投手ですから、きわどいコースの判定が生命線なのです。攻守ともに観ていてストレスが溜まる判定ばかりでした。
見逃し三振がなぜかフルカンとなるも、宮城は負けませんでした。6球目のフォークを振らせて今度こそ三振! その瞬間の宮城のガッツポーズは、今まででいちばん大きなものでした。
ピンチは脱したものの、この調子(球審の)ではいつ試合がひっくり返るかわかりません。待望の追加点はその直後でした。二死から宗が四球を選ぶと、紅林が逆方向へ打ち返し一・三塁。さらに野口がセンター返しでまず1点。そして廣岡が今日2本目のヒットでさらに1点、中川も続いて3点目! 西KOに成功します。
緩急がある分宮城は難ゾーンを乗り越えられましたが、西にとってはいろんな意味で悔いの残る内容だったと思います。オリをFAした後、まさか日本シリーズで相まみえることになるとは想像すらしていませんでした。年月を経て変わったもの、変わらないもの、さまざまな景色が見えた今シリーズです。
さて4点の援護をもらった宮城は苦しみながらも6回を投げ切りました。7回は宇田川が登場、2三振を含む三者凡退で片づけると、その裏、セデーニョのシリーズ初ヒットを皮切りに、頓宮にも初ヒットが生まれ、宗はフライになるものの紅林が四球を選び満塁に。野口を迎えるところで投手は岡留から左の島本へ交代。すると中嶋監督が代打ゴンザレスを告げます。さすがは左キラーゴンザレス! 振り抜いた一打は確信歩きのホームラン! …のはずがフェンス直撃。あわてて走った? マーゴ、二塁打上のひき肉ポーズもどこか控えめだったのは気のせいか…。
ともかくも走者一掃で3点追加!
8回は黄色い歓声に送られた山﨑颯がこちらも三者凡退で終えると、その裏、大城が相手エラーで出塁。そして天才森が二塁打でチャンスを作ると、セデーニョに代わって入っていた小田の打球を大山がエラーで1点追加。そして頓宮の打順で流れたのはカーニバル! 球場じゅうでタオルが振られます。誰だ、オリと阪神半分ずつって言ったのは! 三塁側にもオリファンがこんなに入っているじゃないか!
それにしてもT-岡田の応援にはテレビ越しながら圧倒されました。まさに球場がひとつになったような迫力でした。これなら甲子園に行っても負けないはず。
その圧が加治屋の手元を狂わせたのか死球となるも(いや、Tが避けていたら三塁ランナー還ってこられたのでは…)後続斃れ追加点は1点どまり。
最終回は世代代表の小木田が〆て、初戦の完敗を取り返しました! スコアも同じ8-0!
おかしいな…このシリーズはロースコアの投手戦になると、どの解説者も予想していたような…。

まさかの展開となりましたが、連敗で甲子園という最悪の展開だけは避けられて良かったです。
しかし楽観視はできません。相手は伊藤将・大竹・才木というローテ上位クラスを残しています。強打者を相手に東・山﨑福・田嶋でどこまで踏ん張ることができるか…。DHがありませんから頓宮・杉本が守備につけないと打線が弱くなってしまうのも不安です。
しかしなんとかひとつ勝って、京セラに帰ってきてほしいです。京セラで胴上げを見たいのはもちろん、山本にリベンジの機会を作って納得いくかたちで送り出してほしいのです。頼みます!!






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