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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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6/12~15 vsC ○○○

夢じゃなかろうか!
あの広島に! カープに! 神ってるに!
3連勝ー!
何と言っても先陣を切ったアルバースの好投が大きかったです。全オリファンがトラウマを抱える広島打線を難なくはねのけました。
大城の2ランから始まり、中押し・ダメ押しと効果的に点を重ねましたがこの日のアルバースには充分すぎる援護となりました。
最後は2アウトからあえて丸に四球を出し鈴木誠也を打席に迎えるというチャレンジャー増井のせいで、オリファンの胃は逆流しかけましたが、トラウマを知らない増井ですから神られることはありませんでした。なんと対広島、4年ぶりの白星!
このままカープアレルギーから脱却したいところですが、ローテを変えても不調から脱しきれない山岡。いきなり鈴木誠也に3ランをくらってしまいます。また神られた…。
が、2回に好投手岡田からTの3ラン(!)が飛び出し、すぐさま同点に。
ががが、希望の光を見出したオリファンをたやすく裏切り勝ち越し打をくらう山岡。吉田正のホームランで1点差に追い上げると次の回から近藤へスイッチ。無失点でしのぐとその次の回、オリックス打線が大爆発。怒濤の4連打で一挙大逆転。
その後も小田のホームランやら、Tのこの日2本目(!)の3ラン(!!)やら、終わってみればなんと12-5の圧勝劇。
カード勝ち越しを決め、「3タテ…なんてあるわけないか♪」と余裕をかます3戦目。序盤は金子が粘りを見せるも、フランスアを打てないという初物左腕相手に案の定な展開。それでも2巡目でとらえたのはやはり打線が好調な証でしょうか。なぜかここ最近連発中の大城の一発も飛び出し、前日昇格してから大活躍の中島や武田にもタイムリーが出てリードは5点に。
今日の金子には充分な援護…と言いたかったところですが、次の回、松山に粘られてからの一発が飛び出すと、なぜか次の新井にも初球をスタンドインされてしまいます。冷静さを欠いたと見るや、すぐさますっかり頼もしくなった吉田一に交代。勢いがつくと怖い広島打線をしっかり抑え、ダメ押し点もきっちりもぎとり、この日も快勝!!
3タテ…。
今季初の3タテ…。
しかもカープを…! あのトラウマを払拭! ポンタもやっと「鯉に鯉して」ののれんをくぐることができました!
そして、あまり気にしていなかった順位表ですが、
なんと3位浮上~~~!
交流戦は雨天中止があった阪神戦をのぞいてすべてカード勝ち越し、絶好調!


6/15~17 vsB ○●○
 
交流戦アレも見えてきた最終カード。初戦は三重県出身同士の東西対決。調子を上げてきている西ですが、新人王候補として名高い東が相手。投手戦を予想していましたが、初回にいきなり4得点。このところ好調な大城が攻撃の起点となっていることが多いですが、この日も大城の四球からでした。新たな3番ロメロがタイムリー、吉田正が犠飛を決めると、中島のホームランで追加点。それだけにとどまらず安達がヒットでつなぐと、Tのセンター前で安達がホームに生還するという、オリックスとは思えない機動力野球を見せてくれました。
こうなると西も楽に投げられます。主力を怪我人で欠くDeNA打線とはいえ、ランナーを出しても粘りの投球で得点を許しません。
中盤にはエラーも絡んでさらに3点を追加しましたが、西は終盤に球数を重ねられ9回は黒木にスイッチ。5点差あったことで見る側も余裕しゃくしゃくで試合終了を待っていたのですが…。
1アウトから中川にホームランをくらった黒木はめずらしく怒りをあらわにし、その後連打をくらいました。にわかに雲行きが怪しくなる京セラドーム。
4点差ですがセーブシチュエーションで、増井が登板。いきなり四球を出して打席には神里。
あのう、一発で同点なのですが…?
なんとかスイッチの入った増井が抑え、試合終了。しかしあまり後味のよろしくない勝利でした。
黒木もまだまだ経験が足りないのでしょうかね。ベンチでは西が隣に座って諭して(説教して?)いるような場面がありましたが、点差のある場面でいつもとモチベーションが違ったのでしょうか。
…というか、9回に勝ちパターンの黒木を出す必要があったのでしょうかね…? 岸田や比嘉でもよかったのでは…?
翌日の先発は先週大炎上したディクソン。しかしこの日は絶好調。なんと7回を2安打無失点に抑えます。いくら万全ではないDeNA打線とはいえ、相手を手玉にとる変化球が冴えていました。
が。勝つには、相手先発を打たなければ意味がない!
初回しかチャンスらしいチャンスはなく、出鼻をくじけなかったことで濱口を波に乗せてしまいました。今年は不調と聞いていたのに…。
中継ぎ勝負になっても前日の猛打が嘘のように得点できないオリックス。9回裏、サヨナラのチャンスで小田が三振しましたが、その前の守備で骨折していたことが翌日判明しました。万全の状態なら、と思わずにはいられません。あるいは、代打を出せていたら。ようやくめぐってきたチャンスをものにしたわけですから、まさか骨折とは思わずに多少の痛みは我慢して出場すべきと自己判断したのでしょうが…それにしてももったいない離脱です。
結局、11回に近藤が打たれて1失点負け。互いに3安打という投手(貧打?)戦でした。
それにしても、オリックスが誇る中継ぎ陣の中で、近藤は格段に見劣りする投手になってしまいました。昨年の今頃は、必勝パターン定着は固いと思っていたのだけれどな…。
左腕地獄のDeNA戦、三人目の敵は今永。左が相手だと先発をはずれるT-岡田の信頼度の低さよ。
しかし代役武田が1安打3打点といい仕事をしました。1イニング3三塁打というめずらしい攻撃もあり、終わってみれば10安打7得点。なんと効率的な攻撃。なぜこれをシーズン当初からできなかったのか。
田嶋がいきなり先頭四球を出した際は先週のヤクルト戦が頭をよぎりましたが、併殺で切り抜けてリズムを取り戻しました。そこからは援護をもらったこともあり、スイスイ快投。ジャイホー。
9回には岸田が登板。いきなりヒットを打たれるあたり、懐かしい光景。相手の盗塁失敗にも助けられ無失点で〆たものの…岸田だなあ…。
ヤクルトが勝利したことで交流戦アレはなくなりましたが、まだパ・リーグ勝率1位は残っています。賞金&MVPをものにして、全国的にオリックスに注目を集めるのだ。
しかしこの日の朝、「交流戦ではヤクルトとオリックスの最下位チームが頑張っているどうたらこうたら」とのたまったハリーは許さん。


6/21 vsT △

雨に泣かされ交流戦の最終ゲームはリーグ戦再開日の前日に。互いに移動なしで臨めるのが幸いですが…。
西になにやらアクシデント? のようで、めぐりめぐって先発はまさかの山崎福に。しかし相手も初先発のルーキー馬場。なんとか打ち勝って飾りたい、ほぼ確定した交流戦勝ち越しリーグの最高勝率。
…が、蓋を開けてみればまさかの投手戦。
相手は山崎福のカーブにきりきり舞い。ロメロムランの1点を守って中盤に入りますが、6回にピンチを招きます。土のグラウンドでそのうち何かやらかしそうだなと序盤から危なっかしかったTのエラーでランナーを増やすも、三振ゲッツーでチェンジ! …かと思いきや、リクエストで2アウト二・三塁に。
まあ、ここで投手交代するのはいいとして。
山崎福はチェンジと思って気持ちも切れたでしょうし、相手が糸井とはいえ、あと1アウトなら何とか…とは思いましたが。
なぜ、黒木?
なぜ、黒木??
こういう場面なら吉田一でしょう。ただでさえ、黒木は前回のDeNA戦でメンタルを乱しています。ひとつ考えられるのは、糸井が吉田一のフォークの失投を見逃す可能性よりも、黒木の速球に打ち負ける可能性の方が高い、ということでしょうか。
で、そのベンチの判断は当たっていたわけです。
大城がファールフライを取り逃していなければー!
そして最後の最後で変化球を選択しなければーー!
直球で粘られたからといって安易すぎやしないかい。実際、前に飛んでいなかったのですから。黒木の変化球は決して質の高いものではありませんし、見逃してくれる糸井ではありませんよ…。
その直後、Tに西村、若月に中島と代打を出して交代させるのもわかりやすい懲罰ですね。ベンチの采配もどうかと思いますが。
ところがこのまま終わるかと思われた8回、回またぎした能見からチャンスを作ります。代打小谷野が同点タイムリー、そして吉田正のライナーは打球判断を誤った糸井の頭上を越え、再逆転!
と、歓喜した直後、テレビ画面が切り替わると匍匐前進でベースに戻る吉田正の姿が…。

(゚Д゚|||)

え…。
嘘でしょ…嘘だと言って…。

吉田正が抱えられてベンチ裏に消えてからは、試合展開がまったく頭に入らない。山本がその裏をしっかり抑えたことも、9回表にもう野手がほとんどいない状態で山本がそのまま打席に入ったことも、実況がパニックになり「え、山本が9回も投げるの? あれ? 増井は? 怪我? え? え?」としどろもどろになったことも、我が家の解説者が「福良采配を知らんのやな。これやるの交流戦2回目やぞ」とツッコミを入れたことも、すべて意識の遥か彼方。
正気に戻ったのは、その裏、交流戦MVPを狙う増井の初球を糸井がスタンドにぶち込んだ瞬間でした。
「糸井ー! そもそも自分があんなポカするから、マサが怪我したんやろー! そのうえ同点ホームラン打つとは、鬼か! 自作自演か! コノヤロー!」
…試合が引き分けに終わっても、吉田正の状態が心配で気が気でない。吉田正はもはや打線の軸、欠けてしまえば昨年の5月(ロメロ離脱で急降下)のようにならないとも限らない。いや、なるに違いない。
ああ…交流戦で得た貯金&Aクラスの代償には、最悪の結末が待っていた…。


(結果)34勝30敗2分の3位キープ (交流戦11勝6敗1分の2位)
勝ち越しリーグ最高勝率で、1000万円&MVP獲ったどー!
と、喜べるのも、翌朝の報道で吉田正がグレード1の捻挫と判明したからでした。
あの瞬間は靭帯か、はたまたアキレス腱かと慄いたのに…ニコニコしながらMVP表彰の取材を受けていた写真を見た時には脱力しました。まあ、大事なくて何より…。
降格はさせないようですが、若月のように無理して起用して結果長引いて調子も落とす、なんてことがなければいいのですが。
ともかくも、シーズンのひとつのヤマ場である交流戦が終了しました。とにかく引き離されないことが最低条件だった交流戦、課題はクリアしたものの、上位陣とのゲーム差は変わらずすぐ下のロッテも5割。楽天以外の混戦状態は何も変わっていません。
リーグ戦に戻ってからは、ソフトバンク・西武・日ハムと、上位チームとの連戦になりますが、吉田正を欠く打線の奮起はさらに必要となってきます。交流戦の躍進を支えた中継ぎ陣の疲労を考慮して、もっと楽に勝てる試合を見たいです。




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