7/9・10 vsH ○○
絶賛首位独走中も、7月に入って不調に陥っているソフトバンク。左投手を苦手としている向きがあることもその理由のひとつです。L武内・E早川&古謝で3連敗、日曜は右の中継ぎ相手に逆転勝ちしたものの先発藤井には劣勢でした。この包囲網に参加しないわけにはいかない。オリックスも田嶋&宮城の左で勝負です。 初回、田嶋が三者凡退で終えたその裏、太田のヒット→盗塁から森のタイムリーと、先週の良い流れそのままに先制すると、3回には相手の悪送球の間にもう1点。6回にも追加点を入れて苦手の有原から3得点をもぎ取ります。 一方本日の田嶋は、なんとワインドアップ投法。ランナーを出しても慌てることなくソフトバンク打線に立ち向かい、「15個」という目標を飛び越えて失点することなく21個のアウトをもぎ取りました。8回もマウンドに上がったものの、右の正木が代打に出てきたことでペルドモに交代。先頭を出すものの失点は許さず、9回もマチャドが三人で終えてなんとなんと完封勝ち! 4連勝! 2戦目の相手は東浜。京セラの東浜に悪いイメージはありませんし、相手打線は眠ったまま、しかもこちらはエース宮城。初回に先制、2回にも追加点が入って2-0となった時点で、「勝った!」と思いましたね。また悪いクセが出ました。 ところが、今日の宮城の調子は今ひとつ。初回からやや球数を要し、毎回ランナーを背負いながらの投球でした。しかも今日のソフトバンクは昨日までと少し違っていました。宮城キラーの今宮を1番に据えただけでなく、3回で東浜をあきらめ大山にスパッと継投してきたのです。この回もすっかり東浜を打つ気でいたオリファン。チャンスを作るも得点できずに終わった時点で、なんだかイヤ~な予感が首をもたげました。 こういう時に限って当たるもの。次の回の先頭山川に、宮城が首を振って投げたストレートをスタンドに叩き込まれてしまいました。6月一度も出なかったどすこいに、活気が戻ったソフトバンクベンチ。その裏大山に三人で終えられると、イヤ~な予感はどんどん大きな不安に変わっていきます。そして4回、今宮がヒットで出ると、周東が二死にしてまでバントで送り、栗原の当たりはライト線。まさかの同点三塁打…。 しかもその裏、先頭の大里が四球で出塁するも福田がバントで送れず、太田はゲッツーと最悪の結果に。チーム全体で対策を徹底しているように見えたソフトバンク打線に対し、宮城はなんとか7回まで同点で踏ん張るも、流れはあきらかにソフトバンクにありました。8回、代わった古田島から栗原の勝ち越し弾が生まれたのも、必然のように感じました。 すっかりあきらめていた9回裏。しかし我が家の解説者は言いました。「オスナはおらん。ヘルナンデスは8回に投げたし、抑えは松本や。1点差の抑えは初めてや。抑えは難しいんや」 そうかなあ、と懐疑的に眺めていたものの、先頭の西川がセンター返しで出塁。「ほら!」 さらに森もヒットで続きます。「ほらほら!」とますます得意げな解説者。しかし代走小田が二塁手前でコケるという最悪のミスでランナーは一・二塁。これで同点打のみならず逆転打も期待できるはずの紅林がバントする羽目に。 が! なんとバットを引いてバスター! セカンドが捕球できず、なんとなんと満塁に!! ソフトバンクベンチは間を取るも、松本の動揺はあきらかでした。打席の宗に対し制球定まらず、押し出しデッドボールでまず同点! なおも無死満塁。押せ押せです。頓宮の打球はライトへ。やや浅めに見えましたが、三塁ランナー森は果敢に走ってヘッドスライディング。送球それてホームイン! まさかの逆転サヨナラ勝ちー!! 見どころたくさんの9回裏でした。小田のズッコケは怪我しなくてひと安心。紅林のバスターはオリファンなら2021年CS最終戦の小田を思い出さずにはいられなかったでしょう。頓宮がなんとか仕事できてほっとしましたし、森はナイス激走でした。しかし、優勝したのはなんといってもセルフ水かけしていた古田島。吉田の弁舌さわやかなお立ち台も良かったです。9回の三者凡退から、この逆転劇は始まっていたのでしょう。 な、なんと、7月負けなし!! 3位死守!! 借金完済!!! 7/12~14 vsM ●●○ 苦手のロッテ、しかもマリンであろうとも、この流れでやすやすと負けるはずがない! と自信満々のオリファンでしたが、そううまくはいかないもので…。 どうしてロッテ戦だとつまらないミスが出るのですかね…。 なんでもないように見えた中村のフライを西川が落球。次の高部は一ゴロ…のはずが、曽谷と頓宮の連携が整わず内野安打に。その隙に中村がホームインするという、実にしょーもない失点が決勝点となった非常にストレスフルな試合でした。こちらはいくら先頭が出ようが、満塁になろうが、1点も入らなかったというのに…。9回も相手の暴投で一死三塁。そら「同点や!」と期待するやん…。なんで無得点で終わっちゃうのかね…。というか、ロッテ相手に1-0で負けるの、これ何回目? 翌日は、初回に先頭大里が二塁打で出塁。続く太田もヒットで「やったー!」と喜んだのも束の間。三塁手前で減速していた大里がなぜかホームへ向かっていて「そんな馬鹿な!」と目を疑いました。還れるはずがない浅い当たりでしたし、しかも初回です。あわてて戻るももちろんアウト。ここで一気に冷め、森のゲッツーでこの試合の結果を確信し観るのをやめました。案の定でしたね。四球から3ランをくらったカスティーヨの出来も今ひとつではあったのでしょうが、あんな攻撃をしていて勝てるわけがありません。 中嶋監督も試合後にコメントしていましたが、梵コーチの指示に問題があったようです。確かに今年の三塁コーチには首をかしげることが増えました。 それにしても、観なくて良かったと思うくらいヒドイ試合でした。今年の対ロッテの相性の悪さはいったいどうしたことでしょう…。 連敗阻止のかかった日曜の先発は齋藤。初回、いきなり無死満塁でソトに回った時には「ついにサンタテをくらってしまうのか」と覚悟しました。しかし失点は犠飛の1点のみ。2回も三者凡退で、ズルズル崩れなかったのはさすがだなと感じました。 ロッテ先発は齋藤と同世代の田中。初物相手に2回を完璧に抑えられ、こりゃスミイチ負けもあるぞ…とあきらめかけていましたが、3回表、二死一塁から1番に入った大里がタイムリー三塁打で同点に! それでもまだ懐疑的で中継を観られなかったオリファン。次にスコアを確認すると、4回表に2の数字。なんと! 西川の勝ち越し2ランホームラン! 用事を済ませてまたおそるおそるスマホをのぞくと、5回にも1点追加しています。今度は大里の二塁打から太田のタイムリー! この1・2番は大当たり! 3点差あれば落ち着いて観戦できます。齋藤は結局初回の乱調だけで、初のマリンを5回1失点で乗り切りました。6回からは継投に。まずは鈴木、ロッテの強力クリーンアップを2三振含む三凡で終えました。またも太田のタイムリーで1点追加した7回も鈴木は続投。二死一塁で左の藤原に回ったところで山田にスイッチしましたが、あらゆる場面で登板してくれるここ最近の鈴木の頼もしさといったら! 現役ドラフトであることを忘れてしまうくらいです。 山田も回をまたぎ、8回二死一塁で右のソトを迎えたところで今度は吉田に交代。しっかり打ち取り、9回はペルドモが〆て今回もサンタテ阻止! おとといのエラーをチャラにする西川のホームランもさりながら、猛打賞&盗塁まで決めた大里の活躍も見逃せません。内野のバックアップどころか、スタメンまであっさり奪っていくとは思ってもいませんでした。昨年の茶野のように、チーム上昇の起爆剤かもしれませんね! …と、連敗のあとの勝利は喜びの味もひとしおなのですが、順位は気づけば5位に逆戻り。今年のAクラス争いは熾烈なものになりそうです。 PR |
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