6/25〜27 vsH ●●○
なんかもう、ソフトバンク戦は嵐が来たと思って過ぎ去るのを待つしかないのか…。 そんなふうに達観した久々のH3連戦でした。 まず初戦、曽谷は安定していますから、立ち上がりの有原を叩いて獲るしかない! と意気込んだものの、序盤はなすすべなし。すると3回、下位打線の廣瀬→佐藤の連打であっさり先制。「え? 1点ってこんなに簡単に入るものだっけ?」と混乱してしまうくらいのあっさりぶりでした。 6回には先頭の周東がヒットで出塁。続く今宮は送りバント。「アウトひとつくれるの? 助かるわー」と安堵したのも束の間。捕球した曽谷が1塁に投じたのは変化球!? カバーに入ったライト森も逆をつかれてボールは転々、フェンス際まで転がっていきました…。もちろん周東はゆうゆうホームイン、どころか今宮まで還ってくるというまさかのバントホームラン…。アハハ、こらあかんわー( ;∀;) とんでもないエラーをかましてしまった曽谷ですが、そこから崩れなかったのは成長なのかもしれません。 3点はもはや決定打。なにせ打線は有原に6回までノーヒットなのですから。こうなったらもうノーヒットノーラン阻止で今日は実質勝利。 と、祈るしかないラッキーセブンでついに! 出ました! チーム初ヒットは太田椋! どころか、そこから西川→紅林→森の4連打で2得点! しかし不調の宗・頓宮が打ち取られて同点ならず。 おまけにその次の回、本田がまさかの4失点で結局完敗。「松本は無理だろうけど、オスナを攻めればなんとか!」というかすかな希望は見事に霧散。オスナはおろか、松本も出てきませんでした。 相手の強さをひしひしと実感できたので、翌日東が初回に2ランをくらっても割と冷静に観ていられました。その裏、太田がホームランを打ち返したものの、反撃はそれだけ。6回には続投した東がランナーを溜めて正木に「あっさり」タイムリー。あのう…栗原近藤は仕方ないとして、柳町だの正木だの昨年まで燻っていた選手まで活躍しているのは何故なのですかね…。柳田が離脱し山川は不調、これでソフトバンクが沈んでくるとは何だったのか…。 続く廣瀬はバント失敗。普通のチームなら2点差でバントのサインは当たり前で、絶対に決めなくてはいけないところ。しかし試合後、小久保監督は「成功せんやろなと思いながらサインを出している」と、余裕のコメントでした。普通のチームならお怒りのはずなんですがね( ;∀;) 7回はなぜか高島が登板、さらに追い打ちをかけられる2点を追加され、今日も松本・オスナを引きずり出せず(といって他の中継ぎも打てるわけでもなく)カード負け越し決定…どころか、今季初のサンタテ濃厚な連敗…。 3戦目は宮城の復帰登板ですが、エースの帰還は心強いとはいえ球数制限もあるでしょう。ちなみに相手はオリックスが比較的得意としている東浜。ドカンと援護して宮城を楽にしてほしい…。 という切なる願いが聞き届けられたかどうかはわかりませんが、初回にこちらも復活の先頭福田がヘッスラ内野安打で出塁すると、2番森が完璧なホームラン! さらに太田・紅林のヒットに続いてセデーニョにもタイムリーが生まれ、いきなり3点という大量援護(当社比)が入りました! 初回を危なげなく抑えた宮城は2回、本日二塁に入っている安達のエラーでランナーを背負うも、後続を抑え無失点でしのぎます。その後、立ち直った東浜から追加点は取れずとも、頼もしい宮城は怖いソフトバンク打線に反撃を許しません。これぞ宮城! これぞエース! 予定を超えて5回85球を投げ抜きました! あとは4イニングをたえるだけ。6回は鈴木、7回はペルドモがいずれもランナーを許しながら無失点で切り抜けます。 そして8回、マウンドに上がったのは古田島。ここを無失点なら日本記録樹立です。しかしそううまくはいきませんでした。代打中村にうまくライト前へ運ばれると、続く代打柳町には右中間を大きく割られて中村がホームイン。記録はともかく、2点差に迫られなおも無死二塁の大ピンチに…。 3人目の代打周東を邪飛に抑えたものの、栗原には死球を与えてしまいます。不調の続く山川は三振でしたが、怖い近藤はさすがにストライクゾーンには投げ込めず満塁に…。そして正木への初球はやや甘く見えました。打球はレフトへ! 思わず「ギャー!」と叫んでしまいましたが、西川から代わっていた小田が走り込んでフェンス手前でキャッチ! 大歓声とは裏腹に、優勝せずベンチに戻った古田島でしたが、失点してから崩れずに抑え切ったのはさすがでした。これでひとつ見えないプレッシャーからは解放されるでしょうし、これからもっともっと古田島優勝が見られることでしょう。 そして9回はマチャドが無失点で抑え、サンタテ回避! 宮城復活3勝目! オリ姫デーはオリメン2位(+オリ髭4位)のお立ち台でなんとかオリ悲鳴デー回避! それにしてもソフトバンクはうんざりするほど強かった…。まだあと15戦もあるの!? 6/28〜30 vsM ●○● 金曜の千葉は朝から雨。こりゃ中止だろうなあ、と考えていました。 しかし、東海道新幹線が止まってオリックスの到着が1時間遅れたニュースは出たものの、いっこうに中止の報は届きません。おかしいなと思って天気予報を確かめると、雨が止んだどころか洪水警報が出ています。おいおい、まだ中止決まらないの? そうこうしているうちにスタメンが発表されました。え、やるの? グラウンドでは大雨の中、習志野高校の吹奏楽部が演奏しています。はあ? 警報出たら学校休みなんじゃないの? 試合開始が40分遅れることが発表されましたが、40分経っても雨はまったく止みません。雨雲レーダーを見ても、弱まるどころか雨量は変わらず、むしろこの先強くなる時間帯もあります。 開始予定時刻前、なにやらセレモニーがはじまりました。昨年の仙台では楽天の荷物到着が遅れてさんざん待たされたあげく試合をさせられたことがありましたが、あれと同じニオイを感じます。つまり、「習志野高校や川淵チェアマンを呼んでいるから中止にできない」というオトナノジジョウを…。 その時点ですこぶる不快でした。 結局40分遅れで試合は開始。初回に森のタイムリーが出たものの、いずれノーゲームになるだろうからあまり意味ないなと感じました。そのくらい雨は強く、どちらにとっても酷すぎるコンディションでした。 先発はエスピノーザ。試合が始まってしまった以上、もうスライドすることはできません。2回、連打をくらってロッテが逆転。次の回にオリックスが1点差に迫るも勝ち越しはできず。これでノーゲームはなくなったかな、と冷めた思いが生まれました。実況解説も「なんとか5回まで小島が踏ん張れば…」という前提で話していましたし、つまり早い段階での降雨コールドは基本線だと思い込んでいたのです。 しかし。 まさかの、6回表スタート。はい? 7回にも当然のように流れるSKY。はいい? そしてその裏。習志野高校によるマリーンズチャンテが演奏されました。 ああ。このためでしたか。 小島同様、エスピノーザはずっと投げ続けていました。ランナーを出すも杉本のダイビングキャッチで2アウト。しかし制球定まらず四球を出したところで、ようやくストップがかかりました。 コールドゲームが宣告されたのは、27分後のこと。 直後、審判にくってかかる中嶋監督と水本ヘッドの姿が中継にちらりと映りました。直接的には規約の30分に満たない時間でコールドを判断したことへの抗議なわけですが、それに対しては「勝っていれば言わないくせに」だの「30分待っても同じだろう」だの、ネット上では好き勝手にあれこれ言われています。しかしオリックス側の憤懣はこの状況においては審判団にしか向けられないわけで。至極もっともな内容ですしむしろよく言ってくれたと思います。 そもそも、あの状態で試合が始まったことが常軌を逸しています。 抗議された審判の試合後の発言は、40分遅れの試合開始を決めたロッテにそもそも責任があるとでも言いたげなようにも感じました(そういう印象を与えるように記者が切り取ったのかもしれませんが)。イベントだか満席だかは、選手よりも大事なのでしょうか。7回表の藤原のライトフライキャッチは一見ファインプレーですが、怪我しそうでヒヤヒヤするプレーでした。それまでも雨による影響は随所に見られましたし、オリックスが1点差に迫った3回表の友杉の落球は視界不良によるものとしか映りません。7回までは試合を行うという含みが判団にあったのでは…と邪推したくなるくらい、試合を止めるタイミングは遅すぎました。 というわけで「悔しくて寝不足」のコピペを書きたくなるくらい不機嫌な土曜日。それなのに田嶋がいきなり藤岡に2ランをくらうものだから、「こういう時は試合を観ないに限る!」と、現実逃避して映画を観ていました。 観終わってスマホをのぞくと、3-2。あれ? 勝っている? なんと! 西川・紅林・頓宮のタイムリーで逆転している! 田嶋もあれから立ち直り、逆転したその裏も抑えて6回2失点! すっかりゴキゲンでテレビを野球に戻しました。 7回は本田がランナーを溜めるも古田島優勝で難を逃れます。そして8回。マリン凱旋のペルドモでしたが、ソトに同点ホームランをくらってしまいました…これがいわゆるふるさと納税…。 同点のまま9回裏。鈴木が先頭を出すと、1アウトから盗塁されて続く岡は申告敬遠、左の藤岡のところで山田にスイッチ。藤岡キラーの山田がしっかり抑えて2アウト。次は右の荻野ですが、ここでまたもやの吉田に交代! コーチ代えてもマシンガン! まだ同点ですぜ…もうマチャド・才木・村西しかいないんだぜ…12回までどうすんのよ…。 が! 中嶋監督がこういう後のない采配をする時に限ってオリックスは強い! 10回、ここまで防御率0.00の鈴木を相手に、先頭森がヒットを放つと太田は送りバント。そして4番西川のところに入っていた小田に代えて、打席には杉本! 采配的中、打球はレフトスタンドへー! 勝ち越し2ランホームラーーーーン! 昇天ポーズは西川と!! 昨日は今季最悪だと思っていましたが、今日は今季最高のゲームでした!! …と浮かれていたら、翌日はまたも今季最悪を上塗りするボロ負けの一戦に…。 途中で観るのをやめてしまったのですが、山下はまたも制球難に逆戻りでした。初のマリン、しかも強風に影響された面はあるのかもしれませんが、前回の京セラのように立ち直れませんでしたね。その後に出てきた投手も鈴木以外は全員失点、打線は石川に復活勝利をプレゼントする完封負けという、なんの見どころもない試合でした。それにしてもオリックスは、こういうメモリアルに貢献しないといけない掟でもあるのですかね。 4回途中には西野が足を痛めて交代という、追い打ちをかける出来事もありました。ただでさえ貧弱な打線に西野まで欠いてしまっては…軽傷であることを祈ります。 これでロッテには2勝7敗。完全にカモにされています。Aクラスを目指すにはお得意様にされてはいけない相手なのですがね…。 PR |
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