8/8~10 vsM ○○●
真夏のロード9連戦、次なる相手は目下2位のロッテ。満を持して昇格してきた太田・森をスタメンに入れてきました(しかも森は外野)。その太田が初回、先頭でいきなりフェン直二塁打を放ちます(観ていなかったのですが実はホームランだったの…?)。好調期に入った中川がしっかり打ち返して幸先よく先制。こちらの先発は山本ですから勝ったも同然! …と言いたいところですが、そう簡単にはいきません。ロッテ打線には球数を稼いでくるいやらしさがあります。これは長い回を投げられないなとすでに不安になってきた3回、森のタイムリーで追加点。打撃はまだ本調子には見えませんが、森が打線にいるだけで威圧感が違います。ただファウルフライにスライディングするなど相変わらず張り切っているので怪我の再発が心配…。 山本はその後球数を節約し、あやういサードライナーなどで難を逃れつつ、7回無失点で降板。あとは山﨑颯→平野で凌ぐだけ。しかし得点は結局2点だけ。防御率4点台のカスティーヨですから、正直もう2、3点取れると予想していたのですが…。その2点も藤原のミスでもらったようなものだし…。ホント初物には弱いですね…。 颯一郎がランナーひとり出して山口まで消化し、ポランコから始まる最終回を平野がしっかり三凡(!)に抑え、カード先勝! 翌日はそろそろ勝ち星を増やしてほしい宮城。先頭を出すも併殺を取ったと思ったら、強まった雨にライト野口が打球を見失い二塁打にしてしまいます。そこで試合はいったん中断。こちらからすれば判断が遅すぎると不満だし、ロッテ側からすればチャンスに水を差されたといったところでしょう。結果、雨雲はすぐに去り試合再開。ポランコは邪飛に終わり、難を逃れました。 その後はやはり球数を稼がれるも粘り強く踏ん張る宮城。ひさびさの森とのバッテリーでしたが、スローカーブを有効に使っていて宮城らしさを感じました。援護したい打線は3回、またも中川のタイムリーで先制。5回も中川・森の連続タイムリーで2点追加。7回は太田の今度こその2ランと本日絶賛無敵中の中川の2ランで7点目。 これは「勝った」と思っちゃいますね…。 宮城は100球を超えていましたが、7回も続投。しかし二死から連打をくらい、1点を返されたところで降板。代わった比嘉もランナーふたりを還し、あっという間の4点差に…。 しかし後続は断ち、8回も阿部が三凡に抑えると、9回ダメ押しの8点目を得たオリックス。9回は山岡。またも連続ヒットでピンチを招くも失点は許さず、4連勝を決めました! 途中、ショート大城・セカンド宜保をバックに宮城が投げた場面はちょっと感動しました。しかも次の投手が比嘉でしたから、オリの沖縄リレー完成です。 そして、相手投手が澤田に交代した時、球場から大歓声が起きていましたが、レフトのオリファンも拍手せずにはいられなかったのではないでしょうか。BS松竹東急で実況していた大前さんも感慨深げでした。澤田らしい、いい球を投げていました。新天地で頑張ってほしいです(オリ戦以外で…)。 ノルマのカード勝ち越しを決めましたから、谷間先発ワゲスパックでも気楽に観られます。…が、負けるとやっぱり悔しい…。 相手先発は中5とはいえ種市ですから、攻略は難し。ワゲスが3回、ブロッソーに来日初アーチの2ランを許してしまった時点で勝負ありでした。…というか、ロッテの助っ人にも相変わらずよく打たれますね…。茶野の死球の影響も気がかりです。 しかし中嶋監督はワゲスを責めませんでした。確かに今までの先発登板より、まとまっていた印象です。そしてスタメンから森をはずしているあたり、今日は無理に勝ちを意識せず、終盤に向けオプションを準備する意味合いもあったのかなと想像します。「1カード2勝1敗」という当初からの目標はまだ続いているのでしょう。 さあ、長いロードもいよいよあと3試合。楽天戦も勝ち越してホームへ帰ってほしい! 8/11~13 vsE ●☂○ 初日はいきなり試合開始が遅れるという受難。よその家で待ちぼうけ、しかも1時間45分という類を見ない遅延でしたから集中力を欠いてしまったのも仕方ないとはいえ…あまりにも淡白で無気力にも映る残念な試合でした。通常なら中止という選択肢が妥当だと思うのですが…お盆でスタンドは超満員、今日しか観戦できない人もいたでしょうから(松岡修造も呼んでいたし)、実施されるのもやむなしでしたかね。山﨑福は中盤まで踏ん張っていましたが、6回は糸が切れた感じでした。一方岸はさすがベテラン、異例の事態にも最後まで通常運転でした。まさか完封されるとは思いもしませんでしたがね…。そろそろ克服したかと思ったのに、また苦手投手の仲間入りですかね…。あと、一試合で同じ打者にボコスカ打たれるのも何とかならないですかね…。 翌日は雨予報。レーダーを見ても雨雲は去りそうになく、中止だろうなあと思いながら速報を確認するも、開始予定のまま。しばらくして18時半に変更と発表されるも、ざざ降り状態。いや、これで強行は危険すぎるでしょ…とヒヤヒヤ(イライラ)していたら、やっぱり中止に。いや、判断が遅すぎるでしょ…。まあ、楽しいベンチ(宗と石川にいじられまくる茶野&得体のしれない仕草で微笑む野口)の様子が観られたから、良しとするか…。 翌日はようやく平常運転で試合開始。とはいえ、最近のお湿り打線&先発曽谷で則本相手はさすがに分が悪すぎます。1番太田のヒットから森の犠飛で先制しても、このまま逃げ切れるとはまったく思っていませんでした。案の定、その裏の先頭に四球を出す曽谷。盗塁失敗に助けられるも、次の回は連打を許す曽谷。ゲッツーで凌ぐも、その次は2四球を出す曽谷。なんとか無失点で3回を終え、次の回から宇田川に交代。味方の攻撃中にキャッチボールをしていた曽谷は、追加点が入れば続投だったそうですが、則本の前に凡打を重ねる打線が取ったのは結局初回の1点だけ。3回にして、中嶋監督は1―0で逃げ切るビジョンを描いたのでしょう。 回またぎした宇田川は5回にランナーを溜めるも、コーチの持ってきた水を飲んで力を得たのか連続三振で切り抜けます。6回からは山岡。痺れる場面のほうが実力発揮できるのか、楽しそうに投げているように見えました。2回1四球3三振で反撃の目を与えません。 8回表はようやく一死満塁のチャンスを迎えるも、代わった渡辺にセデーニョが一球でゲッツーに仕留められ終了。チャンスのあとは…と不安に震えるその裏は山﨑颯がランナーありで浅村を迎えますが、完璧なストレートで見逃し三振! そしていよいよ9回裏。いきなり阿部にヒットを打たれる平野…。バントで二塁に進められるもフランコを三振、辰己をフライに抑えてブルペンデーは見事なスミ1勝利! それにしてもこの試合、捨て試合かと思いきや、途中からナカジマジックが炸裂。曽谷を降ろした時点で勝ちへの道筋が監督の頭の中に描かれていたのではないかと思うほど、継投がズバズバ当たりました。最後の守備も、「阿部が出れば怖い岡島がバントをしてくれるから単打を打たせろ」と指令を出していたのでは!? なんてのはさすがに穿ち過ぎか…。しかし監督みずから指示していた小田の守備位置も(少し危うかったとはいえ)完璧でした。本気になったナカジマジック、おそるべし。 どうなることかと思ったビジター9連戦も、終わってみれば5勝3敗1雨と上々! とはいえビジターに強くホームに弱いオリックスですから、想定内といったところか…。 次はその苦手なホーム6連戦。太田の怪我と台風が心配ですが、勝ち越しを続けていけばアレへの足固めになるはずです! あ、言ってしまった! <ヤスオーの野球坊主> 【中嶋】 ・無失点の曽谷を3回で降ろす=左対策で5番6番にし、期待に応え曽谷からヒットを打った阿部や伊藤ゆは1打席しか対戦できず(ロングで右の宇田川・山岡が2イニングずつ合計4イニング。阿部は2凡退。伊藤ゆは1凡退後代打を出される)。 ・中継ぎで好投した山岡が明らかに勝ちのピースになっている=使える中継ぎが1枚増えている。(勝ちパの阿部山﨑颯一郎平野+同点ビハインドでも使う山岡比嘉宇田川。この6人は使い込んでいないので調子を崩していない)。 ・9回表1死2塁で中嶋監督自ら守備位置を指示(前進守備せず)=最後の打者辰己は定位置のレフトフライ(スミ1の勝利。外野手は全員守備固め。頓宮も下げていた。) 【石井】 ・不調の村林をいつまでも1番ショート(ノーヒット)。 ・9回対平野で去年平野からホームランを打った岡島にバント、フランコ勝負(フランコにはストレート1球もなし。すべてボール球のフォークで三振。抜けフォークが来ることを願うしかないフランコより代打鈴木大地の方がましだろう。さらに島内をここまで残しておけば…) ・回跨ぎさせられた(1 回2/3)渡辺翔太が無駄にいいピッチングであるが、負けたため意味がない。この投手は勝ちパではないのか。 スコアは1対0であったが、楽天が勝つ気がまったくしなかった。それがなぜなのかを列挙したら、監督の差である。 【おまけ:松井稼頭央】 ・昨日今日とロッテ先発のメルセデス小島という2人の冴えない左投手をまったく打てていないが、右のベッケンが昇格していなので火力不足だと、なぜいつもセラミックの歯をむき出しにして目を見開いて腕を組んで平石におべんちゃらを言われている松井はわからないのか。やはり何も考えていないのだろう(昨日今日スタメンでサードに入った佐藤と平沼はノーヒット。当然ベッケンがいればベッケン一塁マキノン三塁でこんな奴らはレギュラーではない。) PR |
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