4/25・26 vsF ○●
宮城vs伊藤の侍対決! 息詰まる投手戦が観られるだろうと期待の高まっていた初エスコン。 …が、蓋を開けてみれば。 思てたんとちがーーーう!! 初回から伊藤に襲いかかるオリックス打線。宮城なら3点あれば大丈夫! …のはずが2回裏、日ハム打線の凄まじい逆襲を浴びあっという間の5失点! たまらずベンチを出る中嶋監督! ベンチで茫然となる宮城、テレビ前で同じく茫然となるオリファン。前回日ハムを6回1安打で完璧に抑えた宮城が、2回持たずノックアウトとは…。なにか癖を盗まれていたのかもしれません。 そしてやたら迅速だった交代の判断は、結果的には吉と出ました。伊藤も逆転してもらった直後の先頭打者に四球を出すなど、立ち直ってはいませんでした。4回に1点を返すと、5回も先頭中川が四球を選び、打席には森。フルスイングの打球は右中間スタンドへ!! がっくり膝に手をつく伊藤、ベンチに帰っても立ち上がれずにうなだれる伊藤は、WBCのマウンドで吠えていた投手と同じ人間には見えませんでした。敵ながらこんな姿を見とうはなかった…宮城もだけど…。 代わった玉井からも杉本が一発を放ち、点差は2点に。一時は相手に持っていかれた流れを取り戻したのは、3回から登板したコットンでした。一軍初登板は4回1失点9奪三振、初勝利のおまけつき! 唯一の失点も打った松本を褒めるしかないものでしたし、パテレにまとめられた独特な変化球は大きな武器になりそうです。 1点差になった直後の7回には、森が今日2本目のホームラン! 初見の投手の初球をライトスタンドとは、さすが打撃の天才! 吉田正尚が神なら森友哉は天才!! …が、ただでは終わらない日ハム打線。8回裏には山﨑颯がアルカンタラに一発を浴び、再び1点差に。9回はなぜかベンチ外の平野に代わって阿部が登板。いきなりランナーを出し、暴投で二塁に進まれるという胃が痛くなる展開も、なんとか無失点で終え、ルーズベルトゲームを制しました! テンションが乱高下するしんどい試合だった…。 2戦だけのカードは初戦を取ると気は楽なもの。昨年までは日ハム戦を避けて登板していた田嶋ですが、二桁を目指すにはそうも言っていられません。 …が、やっぱり相性というのはあるもので…。 不運なヒットもありましたが5回投げ切れず6失点。相手の鈴木は先発になってからというもの絶好調。しかも右打者が得意な鈴木に右打者を並べて、何か秘策があるのかと思いきや、なんにもありませんでした。左が打っても右が抑えられてつながらず。6回から交代してくれたものの、6点のビハインドは大きすぎました。中川・森・杉本が三者連続ホームランを打ったとて追いつけるわけもなく(しかも別の試合を観ていて見逃した)。得点も結局それだけ。あとの見どころといえば、曽谷の初登板だけでした。150キロのストレートにキレキレのスライダー、表情からは緊張が見て取れましたが2三振で三者凡退、上々のデビューを飾りました! 左の中継ぎがいませんから、今後の活躍が楽しみです! あ、あと、田中正義の涙のお立ち台もありましたね。敵ながら胸を打つものがありました。オリ戦以外での活躍を期待しています。 4/28~30 vsM ●○○ 早打ち作戦が功を奏し、佐々木朗希から初回に先制! 4回も2点追加! …そんな奇跡が起きたのだから、勝ったと思うやん? ヤマサチもその間無失点、これは勝ったと思うやん…? 勝ちを意識したのか、5回表に突発性炎上病が再発。そりゃ77球被安打1でも代えられるわ…。 その後は吉田凌・山﨑颯・本田・阿部・平野が(なんとか)無失点で凌ぐも、5回以降打線が沈黙。佐々木朗希には結局7回まで投げられ、試合は延長へ。こうなると先発が早く降りてブルペンが手薄なこちらが不利。10回表、近藤が四球がらみでランナーを溜め、山口の犠飛で勝ち越しを許してしまいます。その裏は益田に抑えられ、カード初戦は黒星。 佐々木朗希から3点も取ったのに…悔しい…悔しすぎる…。 が、翌日は山本。まさかエースが3連敗なんてありえない! やり返してくれるはず! …のはずが、いきなり四球を出したうえ苦手な井上にセンターオーバーのタイムリーをくらっていきなり失点。よみがえる昨年のGWの記憶、悪夢の大連敗…。 打線はメルセデスに手も足も出ず。ひとまわり完璧に抑えられそうだった3回裏ツーアウト、9番茶野がヒットで出塁。そして太田が同点タイムリー! さらに宗がショートの頭上を越す勝ち越しタイムリー! 山本はなんやかんやランナーを出しながら、リードを守って6回を投げきりました。その間オリ打線もなんやかんやランナーを出しながら、追加点はシュウィンデルの犠牲フライのみ。継投は山﨑颯・阿部・平野かなあ…と思いきや、7回のマウンドは本田。勝ちパターンにふさわしい内容だったかと思えば次の日制球が乱れる、本田の不安定さは今年も改善されていませんでした。 先頭の中村にいきなり二塁打を打たれると、続く茶谷は内野安打で無死一・三塁。同点を覚悟しました。 しかし次の佐藤は併殺打。頓宮がうまく牽制し、三塁ランナーは還れず二死三塁。「勝った」と期待しちゃいましたよ。 しかしここで踏ん張れない本田。藤原にタイムリー、平沢に四球で同点どころか逆転の大ピンチ! そして藤岡の大きな当たりはライトへ! 「終わった」と思いましたが、茶野がギリギリキャッチ! 打撃も守備も向上中! 8回は阿部が復調をアピールする四凡、9回は平野が三凡(!!)で〆! 山本が無事2勝目ゲット! しかし気になるのは途中交代したゴンザレスと太田の状態。翌日、ゴンザレスはベンチ入りしていたものの太田は抹消。せっかくタイムリーを打ったのに…野口も打撃の調子が上がらないだけに頭の痛い事態ですね…。 勝ち越しを決めたい3戦目は山岡と種市のマッチアップ。初回、中川のタイムリーで幸先よく先制するも、2回裏のチャンスを潰した直後、同点にされてしまいます。しかし6回、ふたたび中川・頓宮のタイムリーが出て2点追加! あとはブルペンにまかせるだけ! 7回マウンドに上がったのは日ハム戦で好投したコットン。…が、ヒットに死球にタイムリーと今日は乱調。平野が不在、阿部は2連投中というブルペンで、あわよくばコットンが回またぎして直接山﨑颯につなぐことを期待していたのですが、1回1失点で交代。で、8回はなんと曽谷! 前回は楽な場面でしたが、ルーキーにいきなり勝ちパターンを任せるとはなんとブラック企業なオリックス! いや、活躍すればすぐ出世できるあたりはホワイトなのか? それはさておき、やはりルーキーに1点リードの8回は荷が重かった。先頭にヒットを打たれると、バントを送球エラーし無死一・二塁! さらにバントで一死二・三塁になったところで顔面蒼白の曽谷は交代。これはもう仕方ないです。点差が詰まっていたこと、初戦からブルペンがフル稼働し、ここで曽谷が投げなければいけないほどの台所事情だったことが問題なのですから。落ち込むというよりは悔しそうな表情でしたから、次はやり返してくれるはずです。 代わってマウンドに上がったのは吉田凌。井上に犠飛を打たれて同点にされてしまいますが、勝ち越しは許さず最低限の仕事を果たしました。貴重な火消し役の復活はうれしいです。 8・9回はともに得点なく、またも試合は延長へ…。 9回を投げた山﨑颯は、10回も回またぎ。残り投手を考えると、確かにこの継投しかないのですが、これで勝てなかったら悲惨だぞ…。 しかし10回裏のサヨナラのチャンスも打ち取られ、11回、マウンドは前日に昇格していた小木田。ピンチを招くもなんとかしのぎ、その裏の相手は小野。先頭杉本の大きな打球はセンターへ! いったかー!? …と思いきやフェンスギリギリのフライアウト。続く頓宮は鋭い打球もサードライナー。あっさりツーアウト…。 ここで紅林。今日大チャンスでの凡退がありましたが、ようやくフェンス直撃の二塁打を放ちます! 続く宜保は、転がり込んできたスタメンのチャンスでヒットに好守備にとアピールしていましたが、ラッキーな死球で出塁! そして打席には若月! いきなり大きな空振りを見せるも、2球目の浮いたスライダーを見逃しませんでした! 昨年のサヨナラ打を思い起こすようなライトオーバーのサヨナラタイムリー! 良かったー! 初戦の延長負けをやり返したー! 山岡の消えた勝ち星や曽谷の失点はもったいなかったけれど、山﨑颯の回またぎが無駄にならなくて良かったー! そしてなんかよくわからないけれど同率首位になったー! …首位? ナンデ? こんな綱渡りばっかりなのに…? 4月のMVP:茶野 育成即支配下、正直なところ「大丈夫かな…」と疑っていたら、これがうれしい大誤算! 一時は疲労からか数字が下降線をたどりましたが、すぐに調子を取り戻し1番復帰。福田の穴を埋めて余りある活躍! 謙虚なコメントからも向上心の高さを感じます。長いシーズン、茶野が切り込み隊長になってくれれば心強い! ガンバレ! 陰のMVP:石川 出番がなくても盛り上げ役に徹している姿は印象に強く残ります。伏見がいなくなって淋しくなった心を癒やしてくれたのは石川でした。さすがの人選です。 いや、イケメンだからではなく。 移籍一年目にしてオリメンランキングトップ10入りも納得です…。 PR |
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