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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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4/11・12 vsE ○○

どよーんとした週末を耐え、舞台は仙台へ。同じように得点力が上がらない同士の対戦ですが、相手は天敵・則本。山下といえども1点くらい取られて、後ろがさらに打たれて負けるんじゃ…と戦々恐々でした。
しかしさすがは開幕投手に任命されても平然としていたシュンペーター。いきなりピンチを作るも後続を抑え、上々の立ち上がり。味方の無援護もなんのそのの泰然自若ぶりはまさに山本の系譜です。
すると3回表。若月ヒットからゴンザレスがライトスタンドへ弾丸のようなホームラン! ゴンザレスは6回にもソロホームラン! ついに則本キラー現る!! しかもパテレにまとめられるほど好守備も連発!! まさか正ショートが紅林でも野口でもなくゴンザレスになるとは…誰も予想できまい…。
でもせめてかめはめ波はカメラに向けてやってほしいなあ。
ほぼ毎回のようにランナーを出すもストレート・カーブ・フォークを操り毎回のように三振を奪ったシュンペーターは5回で降板。森が怪我でDHに回ったため、若月は練習も含めてはじめて相手役をつとめたそうですが、落ちる球もしっかり止めていましたし安心して観られました。まさに怪我の功名というやつですね…2安打していますし、森も打席に専念して3出塁ですし、もうこの布陣でいいんじゃ…なんて思ってしまう…。
しかし心配なのは山下のあと。いちばん不安だったのが山﨑颯ですが、現実になってしまいました。ヒットと四球で無死一・二塁。なんとかピンチ脱出したものの、相手の不調に助けられただけのような…。まだ時間がかかりそうです。
8回にはゴンザレスが猛打賞のヒットを打つと、森が連打(走塁死)で二死三塁。そしてようやく、中川がタイムリーを放つと、杉本の2ランでトドメ。あとは近藤・本田とつないで連敗ストップ&山下初勝利!
ヒーローインタビューでは年齢にそぐわぬ落ち着きぶりでした。宮城より大人びているような…。けれどまだまだ伸びしろを感じます! あとは怪我だけ気をつけて!
2連戦は初戦を勝てば気楽なもの。早川も好投手ですからなかなか打てないだろう…と想像していたら、初回に太田が先制2ラン! ご飯を作りながら遠目で観ていたのでてっきりセンターフライかと思いました。強風のおかげです! しかも杉本の一打も風に乗ってスタンドイン、なんとなんと田嶋に4点も援護が!
楽天キラー田嶋は本領発揮。ランナーを出しても動じることなく無失点を続けます。4回には相手のミスにつけこんで1点追加。が、早川以降の中継ぎに完全に抑え込まれて、すこーしイヤな予感はしたのです。
7回、おそらくこの回が最後であったろう田嶋ですが、キラー炭谷にヒットを打たれると辰巳にもつながれ、ちょうど100球に達したため宇田川に交代。ところが制球が定まらず、連続四球で押し出ししてしまいます。宇田川も今年はWBCから厳しい場面をまかされてばかりでしたから、こういうこともあるでしょう。だから点は取れる時に取っておかないと…。
小深田は打ち取るも、二死満塁で迎えるは島内。昨年までなら走者一掃のタイムリー間違いなしでしたが、今のとこ不調の続いている島内はここでも三振。難を逃れました。
すると次の回、一死二・三塁のチャンスで回ってきた頓宮。西垣の初球は側頭部を直撃。テレビ越しにも聞こえてきた鈍い音に血の気が引きました。そのままシートに隠されるように担架で運ばれ、不穏な空気が流れましたが、あとで届いた情報によると意識はあるそう。昨年の伏見も頭部死球を受けて数日後には試合復帰していましたから、大事ないと信じたい…。が、頭は怖いので無理はしないでほしい…。
心ここにあらずのまま気がついたら2点入っていました。代打大城や前日からノーヒットだった茶野にもタイムリーが出たのは良いこと。
野口は左投手だから交代というわけでもないでしょうね。この日はまるでいいところがありませんでした。打撃もそうですが、とくに守備は酷かったです。中嶋監督がめずらしく名指しでゴンザレスを褒めていたことで焦りがあったのかもしれませんし、センターを無難にこなしていたのにまたショートに戻されるという事情もあったとはいえ、本職ですからね…。
点差はつきましたが、調整もかねてかワゲスパック→平野のリレーで2連勝! 9回には大里が代打から守備につき、地元東北で一軍初出場を飾りました。
借金返済、貯金1。そしてなんと! 得点・打率・ホームラン数がパ・リーグトップ! これほんまにオリックス!? というか、そんなに打ててる気しないのやけど!?


4/14 vsM ●☂○

中嶋監督はエース対決を避けるフシがあるので、週明け早々から報道されていた「佐々木-山本の日本最強投手対決!」は実現するのかなと訝しんでいました。
ところが、蓋を開ければ本当でした!
4月の佐々木朗希@ZOZOマリンといえば、よみがえるあの悪夢…。
しかし今回は離脱者なし! しかも打線は絶好調! 頓宮はお休みですがきっとあんなことにはならないはず!!
…が、試合は三者三振からのスタート。見送ればストライク、振ったところで掠りもせぬ。悪夢の再現がよぎりだす…。
しかしこちらの先発も、日本のエース山本。佐々木に投げ負けるはずがない。中村に長打を浴びますが危なげなく後続を抑え、上々の立ち上がり。
2回には好相性(オリ比)の宗がゴロを放ち連続三振を止めるも、4回で10三振をくらうという、ますます二度目のアレが現実になりそうな状況にヒステリーを起こすオリックスファン。しかも4回裏、不運なヒットが続き山本が先に失点してしまいます。
一方、5回をパーフェクトで終えた佐々木ですが、球数は稼げてきた(オリ比)のでそろそろ疲れてくるはずだと見守った6回表。先頭西野が四球を選び、「完全試合阻止!」と歓喜するオリックスファン。若月はバントの構えから追い込まれますが、6球目をセンターへ弾き返し初ヒット。「ノーノーもなくなった!」と狂喜乱舞のオリックスファン。さらに太田がバントを決め、一打逆転の大チャンス。…が、茶野・ゴンザレスが続けず撃沈。茶野にスクイズサインは出せなかったでしょうし、致し方ありません。
山本は6回を101球9奪三振1失点で降板。一方、佐々木は7回を投げ切り105球11奪三振。これだけ見れば甲乙つけがたい、日本最強エース対決にふさわしい投手戦でした。しかし、負けは負け。オリックスファンとしては悔しさしかない!! 相手が誰であろうと山本なのですからマストウィンなのです!! (が、大前さんのYouTubeで意見の分かれていたどちらがマシか論争でいえば、昨年よりはマシ派)
山﨑颯の失点ももったいなかったですね…。結果論とはいえ、1点差なら益田や澤村からチャンスが生まれたかもしれないだけに。やはり調整が必要なのかもしれません。
翌日は雨で流れ、日曜スライド登板になった宮城。捕手に復帰した森を相手に今日も快投でした。3回、藤原に粘られ先制されるものの、続く友杉のセーフティスクイズは落ち着いて処理して追加点は許さず。するとその裏、頓宮が同点ホームラン。無事にスタメン復帰しただけでなく、なんとこの日は猛打賞。なぜか宮城の日には打つ頓宮。
さらに次の回、二死一・二塁で宗がベースに当たるラッキーヒットで追加点! 本調子には見えないながらなかなか攻略できなかった種市をようやく降板させます。が、そこからのブルペン陣もまったく打てないオリックス…5安打8四死球で2点て…(しかもうち1点はホームラン)。今日もストレスの溜まる試合でした。
しかしそんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのは宮城の緩急自在な投球。ハイライトは4回裏の対安田。95キロのカーブに空振りし追い込まれた安田は膝をつき苦笑い。そしてすぐさま150キロストレートをアウトコースにズバリ! 実況も球速差に言及せざるを得ない、宮城の持ち味を存分に発揮したシーンでした。
結局宮城は8回途中109球で降板。途中までは完投もうかがえるくらいの好投でした。もっと援護があればね…。
ランナーを背負った場面で交代したのは宇田川。今年の登板はこういう状況ばかりですが、ここでもいきなり四球を出してピンチを広げ、ファンの胃を壊しにかかる宇田川。しかも打席は山口。ストレートで押して追い込むと、最後はフォークで三振! 9回、代走小田がオーバーランでチャンスを壊し、1点差のまま最後を〆るのはもちろん平野。一発のある相手にためらいもなくストライクを投げそのたびにファンの息を止めかけるも、次々フライに打ち取り試合終了。ゼエゼエ…。
ともかく、エース相手に左右のエースを立ててのドローは充分な結果です!
ビジター週で貯金達成! まだまだ先は長し!








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