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いかに寝て起くる朝に言ふことぞ昨日をこぞと今日をことしと(小大君)
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キターーーーーー!!!



何年ぶりかわからないスピッツライブツアー!
去年も行くつもり満々だったのに、仕事がらみであえなく断念…。
今年こそは、とこの日を待ち望んでいたのでした!

しかも、結成30周年の特別ライブ!
きっと、あの曲もあの曲もあの曲も…。

ああ、待ちきれない!

蒸し暑い夕方のこと、仕事場から大阪城ホールへたどりつく頃にはすでに汗だく。
あわてて名前をつけてやるタオルを買いました。


アルバムジャケット缶バッジのガチャガチャは売り切れでしたが…。



もちろん、本日発売のベスト盤も。



やがて『醒めない』のオープニングが鳴り響きました。

ステージは遠すぎて、4人のお顔は判然としませんが、
響いてくる音楽はまさしく今ここで奏でられているもの。一気に胸が高まります。

2曲目からいきなり『8823』! いっそう会場が盛り上がります。
いつも洗いものしながら口ずさんでいる『涙がキラリ☆』。
今のマサムネさんの歌声で聞く『ヒバリのこころ』はまた違った味わい。
予習済みの『ヘビーメロウ』はもちろん初めての生歌。
『冷たい頬』『君が思い出になる前に』『チェリー』と、青春時代ど真ん中が一瞬でよみがえる名曲が続いた後は、
『さらさら』、タイトルとは裏腹な痺れる情熱。
『惑星のかけら』の澄んだメロディーに陶酔し、『メモリーズ・カスタム』でノリノリ。
大好きな『エスカルゴ』、やっぱり定番『ロビンソン』。『猫になりたい』を歌えるアラフィフはスピッツだけ!
最近ヘビロテで聴いていて「ライブでやってほしいなあ」と思っていた『楓』では思わず涙が。
そして何度聞いても、最初の感動がよみがえる『夜を駆ける』。
スピッツらしさすべてがあふれているような『日なたの窓に憧れて』。
紙吹雪が舞う中での『正夢』。『運命の人』、『恋する凡人』は時代を超えてもずっと歌い続けられていくであろう名曲。
ライブの最高潮はやっぱり『けもの道』『俺のすべて』。
そして新曲『1987→』にはスピッツの30年間の思いが詰まっていました。
アンコールは『SJ』。まさかこの曲が来るなんて!
そして、『春の歌』。12年前、私がスピッツに転んだきっかけとなった曲でした。今年映画の主題歌となってカバーされ、また脚光を浴びましたが、やはりメロディーも歌詞も声も、すべてがひとつになって心が隅々まで現れ、澄んだ風が吹き抜けていくようです。

トークではあいかわらずのマサムネさん…。変わらないなあ。
民族学博物館が好きだったとは、意外なような、そうでないような。
ちなみに、7月4・5日という日程は、京セラでライブを行っていたミスチルともろかぶりでした。前日ミスチルを聞きに行った観客にテツヤさんが「どっちが好き?」なんて訊いていましたが、なんとこの日、京セラでは桜井さんが『ロビンソン』をちらっと歌ってくれたそうです。前日マサムネさんが『Tomorrow never knows』を口ずさんだのを受けてのことだったそうですが、ウワー! どっちも聞きたかったああー!
1曲目から舞台狭しとベースを持って走り回る田村さん。実は「崎山加入30周年」だった崎山さんのドラムはやっぱりほれぼれ。クジさん提案の顔出しはぜひ次の記念ライブで!



ああ、また行きたい。
今すぐにでも、また行きたい。

これがライブ会場に満ち満ちる麻薬。
一度足を踏み入れたら、その魅力に捕らわれて、永遠に醒めない夢の中に漂ってしまうのです。

しばらくは、スピッツ漬けの日々になりそう。



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