『みをつくし料理帖』
7話放送の時点で、「これ、絶対次で終わらんだろ…」と案じていたのですが、やはり小松原さまもあさひ太夫も横たわる問題はそのまま、おそらく第二部待ちのエンドでした。 一話完結型の起承転結は淡々と進行していて少しカタルシスに欠けましたが、NHKの時代劇らしいほのぼのした雰囲気は一貫していました。小説のイメージとは異なるキャストも、作品自体の質を損なうものではありませんでした。最初は少し線の細さを感じた森山未來の小松原さまも、回を追うごとに渋みを増して、ほれぼれしました。黒木華の下がり眉は澪にぴったりでしたし、あさひ太夫のきりりとした美しさも、又次の無頼漢ぶりもなかなかのものでした。スタッフロールにあわせて現代のキッチンで料理する澪の映像も面白い趣向。 第二部では小松原さまと澪の縁談あたりでしょうが、いつ頃の放送になるのでしょう。こうなると、いっそのこと朝ドラ枠でじっくり描いてほしかったですね。 『愛してたって、秘密はある』 秋元康原案というのはひっかかるものの、恋人に明かせない過去の秘密をモチーフにしたミステリーはいかにも夏向き。 福士蒼汰と川口春奈の爽やかな法律家カップルは結婚を前に幸せそのもの。しかし男には、昔父親を殺して庭に埋めたという恐ろしい過去があり…と、最初から情報が盛りだくさんで、どういうラストに持っていくのかが今から気になります。 なぜ罪に手を染めながら法律家を目指すのかとか、なぜ両家とも豪邸なのかとか、庭に死体があってよく平気でいられるなとか、ツッコミどころは多々あるものの、なんとなく昭和の匂いのするドラマなので、細かいことは気にしない方が良いのか…。 ひさびさに三枚目でない、強面エンケンを見ました。この検事にはどんな秘密があるのでしょう。 PR |
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